女審神者
micm1ckey
MOURNING恋がわからなかったのでとりあえず付き合ってみた五月雨江と審神者の話。pixivに掲載していた雨さにです。
はつこい 本当に予想外の出来事だったので、少々どころかかなり動揺した。
「……本当に?」
「はい、本当です」
どうしよう。サッと顔から血の気が引いたのがわかる。思わず持っていた薄い紫色をした紙を握りつぶしそうになってしまったが、それは何とか踏みとどまった。美しいそれは、一度くしゃりとしてしまったら、二度と元に戻すことは叶わなさそうだったからだ。
私の正面に立っている五月雨江は、普段通りの涼やかな目でこちらを見つめている。特に緊張をしている風でも、それ以外の感情も読み取れない。五月雨は基本的に、無表情であることが多いのだ。
「あの、返事待ってもらってもいいかな」
苦し紛れにそう言えば、五月雨はこくりと一度頷く。
28167「……本当に?」
「はい、本当です」
どうしよう。サッと顔から血の気が引いたのがわかる。思わず持っていた薄い紫色をした紙を握りつぶしそうになってしまったが、それは何とか踏みとどまった。美しいそれは、一度くしゃりとしてしまったら、二度と元に戻すことは叶わなさそうだったからだ。
私の正面に立っている五月雨江は、普段通りの涼やかな目でこちらを見つめている。特に緊張をしている風でも、それ以外の感情も読み取れない。五月雨は基本的に、無表情であることが多いのだ。
「あの、返事待ってもらってもいいかな」
苦し紛れにそう言えば、五月雨はこくりと一度頷く。
albatrosstale11
DOODLE獅子王×女審神者が耳すまの真似をする話目が眩むほどの「主! 行こうぜ!」
朝陽かと思ったら、獅子王の髪だった。空はまだ暗く、本丸はまだ寝静まっている。寝間着に上着を引っかけて出かける、なんて本当に映画のワンシーンだ。
「獅子王、よく起きたね……」
「へっへっへー」
がちゃがちゃと音を立てながら、獅子王は乗れるようになったばかりの自転車を引っ張り出す。
「さ、後ろ乗ってくれ!」
──先日、獅子王と一緒に映画を観た。青春映画だ。進路に悩む女の子が主人公。出会ったときは憎らしかったはずの男の子と、猫や音楽や趣味を通して心を通わせる。男の子は夢がすでに決まっていて、女の子は焦りながらも自分のやりたいことを探すために前に進む、そんな話。
好きな映画だから、獅子王も気に入るといいな、とは、確かに思った。でも、獅子王は私が思ったよりもはまってしまい、その映画のラストシーンを私と真似したい、と言い出すまでになるとは思わなかった。
1955朝陽かと思ったら、獅子王の髪だった。空はまだ暗く、本丸はまだ寝静まっている。寝間着に上着を引っかけて出かける、なんて本当に映画のワンシーンだ。
「獅子王、よく起きたね……」
「へっへっへー」
がちゃがちゃと音を立てながら、獅子王は乗れるようになったばかりの自転車を引っ張り出す。
「さ、後ろ乗ってくれ!」
──先日、獅子王と一緒に映画を観た。青春映画だ。進路に悩む女の子が主人公。出会ったときは憎らしかったはずの男の子と、猫や音楽や趣味を通して心を通わせる。男の子は夢がすでに決まっていて、女の子は焦りながらも自分のやりたいことを探すために前に進む、そんな話。
好きな映画だから、獅子王も気に入るといいな、とは、確かに思った。でも、獅子王は私が思ったよりもはまってしまい、その映画のラストシーンを私と真似したい、と言い出すまでになるとは思わなかった。
秋月蓮華
TRAINING久しぶりにエロっぽいのを書いてみた女審神者の笑った顔が好きだったはずなのに、自分の下で顔を真っ赤にして快楽に怯えながら泣く女審神者に興奮してしまっている自分に呆れる宗三。
で、かけてるかはなぞ
お題練習「そうざ、宗三……怖い、です」
宗三左文字は自身の妻である彼女のことを産まれた時から知っている。宗三左文字の元主に仕えていた歌仙兼定とその本丸の補佐として
やってきた女審神者の長女、それが彼女であり、今の主だ。現在は外見は二十代、刀剣男士と人間との子である半神であり、
女系一族で曾祖母の代から、刀剣男士と番ってきた一族の娘である妻は人間の血の方が薄い。
寝室で宗三は自身の男根を彼女の蜜壺に埋めている。繋がった状態でゆるゆると腰を動かしていた。
「何が怖いのですか。――」
彼女の名を呼ぶ。
幼いころから見てきた。彼女の母親が、自身の双子の妹が彼女を庇い瀕死になった際、半身がどうしようもなくなってしまったせいで
心を壊した母親によって彼女も心に傷を負った。泣きじゃくる彼女を見て、宗三は彼女を主として密かに気に掛けていた。
638宗三左文字は自身の妻である彼女のことを産まれた時から知っている。宗三左文字の元主に仕えていた歌仙兼定とその本丸の補佐として
やってきた女審神者の長女、それが彼女であり、今の主だ。現在は外見は二十代、刀剣男士と人間との子である半神であり、
女系一族で曾祖母の代から、刀剣男士と番ってきた一族の娘である妻は人間の血の方が薄い。
寝室で宗三は自身の男根を彼女の蜜壺に埋めている。繋がった状態でゆるゆると腰を動かしていた。
「何が怖いのですか。――」
彼女の名を呼ぶ。
幼いころから見てきた。彼女の母親が、自身の双子の妹が彼女を庇い瀕死になった際、半身がどうしようもなくなってしまったせいで
心を壊した母親によって彼女も心に傷を負った。泣きじゃくる彼女を見て、宗三は彼女を主として密かに気に掛けていた。
mct_ichi
DONE彰さんの企画に参加させていただきました。長いので画像だと読みにくいという方向けにこちらにも投げます。
刀さに要素を含みます。
へし切長谷部×女審神者
企画タグ→ #真昼の夢 5408
merino/motis.
DOODLE松井(黒猫)と豊前と女審神者(三毛猫)/本丸の楽しい日常ある日、謎のバグで猫になってしまった審神者が、バグを意図的に利用して豊前の部屋に住んでいた黒猫の松井に遭遇し、マウントを取られまくる話。
審神者視点、ほのぼのシュールギャグです。ゲストに村雲。
CP左右設定なし/豊前強火担かつ同担拒否のつよつよ松井がいます。
リクエスト作品です。
■pixivの完全版に差し替え済(8/5)
キャットファイト・サタデーナイト 強火担、という言葉がある。
推しと呼ばれる崇拝対象、例えばアイドルなどに対して、熱狂的とも言える愛情を持って応援している者のことを言うらしい。
(強火担だな……)
いま目の前にいる碧い眼の黒猫に、『豊前の腕枕は絶対に渡さない』圧を掛けられながら、審神者はまさにその言葉を思い出していた。
◇
種族、猫。
毛色、三毛。
猫の外見年齢はおそらく三~五歳ほど。
職業――審神者。
何がどうなったのかはわからないが、昔流行ったライトノベルにありがちな、『目が覚めたら猫になっていた!』というタイトルの本が一冊出せそうな状況に置かれていることを理解してから、すでに一時間ほどが経過していた。
曜日は確か土曜日だ。頭上には夏色の空が広がっている。周囲はどうやら向日葵の景趣で、しかし今朝までの記憶とはいささか異なる見慣れない景色がそこにあった。
6605推しと呼ばれる崇拝対象、例えばアイドルなどに対して、熱狂的とも言える愛情を持って応援している者のことを言うらしい。
(強火担だな……)
いま目の前にいる碧い眼の黒猫に、『豊前の腕枕は絶対に渡さない』圧を掛けられながら、審神者はまさにその言葉を思い出していた。
◇
種族、猫。
毛色、三毛。
猫の外見年齢はおそらく三~五歳ほど。
職業――審神者。
何がどうなったのかはわからないが、昔流行ったライトノベルにありがちな、『目が覚めたら猫になっていた!』というタイトルの本が一冊出せそうな状況に置かれていることを理解してから、すでに一時間ほどが経過していた。
曜日は確か土曜日だ。頭上には夏色の空が広がっている。周囲はどうやら向日葵の景趣で、しかし今朝までの記憶とはいささか異なる見慣れない景色がそこにあった。
so_cool_hey
DOODLEらくがき【犬憑き】さみさに 雨さに(女審神者)※きたないラフ/既出/未完かつ歯抜け/R18になる予定だったけどR18シーンはないです
許せる人だけ見てね
主のお世話してくれる男士はかわいい 8
かなた
DONEぶぜさにのお話ももちもち考えていたりします~。くりさにの女審神者とは別の子。創作女審神者います。トレス素材をお借りしました!(https://www.pixiv.net/artworks/42985816) 2ShinoShinoi
PROGRESS加州への恋心の供養夢小説。清さに。女審神者。鶴丸視点。篝火は散る(改訂版未完)なぜ唐の王朝は三代で簒奪されたのか?
なぜ、太宗と高宗という賢君に恵まれた二代を経てなお、唐王朝は則天武后に簒奪されたのか。
それは恐らく、君主が愛に溺れてしまったからだと思う。
「唐三代にして、女王昌」「李に代わり武が栄える」という予言・流言が起こってもなお、賢君と名高い太宗は寵姫であった彼女を遠ざけるのみで、宮廷から追い出すことはしなかった。その予言を馬鹿らしいと断じていたかと言うとそうでもなく、「武力が栄えるということではないか」という疑惑が持ち上がると、武将・李君羨を処刑している。それでもなお、最も疑わしい、美しく聡明な寵姫は宮廷から追われるでもなく、ただ太宗の死後尼僧として寺に送られるのみであった。
28927なぜ、太宗と高宗という賢君に恵まれた二代を経てなお、唐王朝は則天武后に簒奪されたのか。
それは恐らく、君主が愛に溺れてしまったからだと思う。
「唐三代にして、女王昌」「李に代わり武が栄える」という予言・流言が起こってもなお、賢君と名高い太宗は寵姫であった彼女を遠ざけるのみで、宮廷から追い出すことはしなかった。その予言を馬鹿らしいと断じていたかと言うとそうでもなく、「武力が栄えるということではないか」という疑惑が持ち上がると、武将・李君羨を処刑している。それでもなお、最も疑わしい、美しく聡明な寵姫は宮廷から追われるでもなく、ただ太宗の死後尼僧として寺に送られるのみであった。