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    把握

    ななみ

    DONE・ゼロくんの日常
    ・pixivにあげていたものを再喝、エリオス初作品でした。
    ・4/1よりゲームを始めましたので、それ以前のイベストは把握できていません。そことの齟齬がある可能性がございます。
    ・ディノ・アルバーニの話ではありますが、洗脳状態の彼を中心に書いておりますので彼らしさはほぼありません。
    ・栄養バーやゼリーを無表情でもくもくと食べルバーニ見たい人生でした。
    夜明けは遠い ――とにかく、頭が痛い。今のディノの思考は3割がそれで埋まっている。1割でそれ以外の雑然としたものを処理して、残りは機能せずただ空白としてそこにあるだけだった。


     綺麗に揃えられた近未来的な白いコートと黒いヘルメット。それらを身に纏う人間が何人もいる光景は、他人から見ればどこか機械じみて不気味に見えているだろう。実際このうちのどれだけが人間なのか文字通り機械なのか、はたまた機械のような人間かなんて地上の人間には全く関係がないのだから、どう思われたところでどうってことない。身内や親友がいるわけでもあるまいし。そもそもディノ自身この組織がどういう者たちによって構成されているのか知らないし、この不気味な集団の中で自分がどれにあたるのか考えたこともなかった。これから考える予定もない。
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    あーや

    DOODLEスケジュール管理とか苦手そうな豊前の代わりに、松井が豊前の予定を完全に把握していたらいいなあという話。江のみんなとぶぜまつの、セリフだけのちょこっとしたやつです。さみちゃんだけ出せなかったごめん。「そうそう、明日急に遠征部隊に組み込まれちゃってさぁ、代わりに畑見ておいてくれないかな」
    「なぁ松井、俺、明日予定あったよな!?」
    「うん。馬当番」
    「松井は?」
    「僕は経費の締めがあるから……」
    「そっかぁ」

    「りいだあ、次のれっすんの日取りの相談をしてもよろしいでしょうか?」
    「ああ、いいぜ」
    「明日は桑名さんがいらっしゃらないので、明後日はいかがでしょう?」
    「明後日……なんか予定あったか?」
    「明後日は万屋に買い出し」
    「買い出しっていつまで?」
    「夕方には戻るんじゃないかな」
    「だってさ。夕方以降ならいいぜ」
    「松井さんのご予定は?」
    「僕も豊前と一緒に買い出しだよ」
    「そうでしたか!では明後日の夕方でお願いします」

    「豊前、今度の金曜日、馬当番代わってくれないかな。お腹が痛くなる予定なんだよね」
    「馬当番ならいいぜ」
    「だめだよ。金曜日は遠征」
    「あ、そうだっけ?」
    「一応当番表確認してみるね……うん。やっぱり遠征だ」
    「そんな先の豊前の予定までよく覚えてるね」
    「実務が得意な松井は今週の予定を把握しておくくらい朝飯前なんだよ」
    「いや、自分の予定ならわかるけど……って 543