えっちなやつのせる用
DONE吸血鬼×半猫(ハロウィンパロ)・ペットを飼う感じで一緒に住んでいる
・not恋人関係
・コマ描いてないので見にくいです
(中々作業が進まない中スタンプを押して応援して下さってとっても嬉しかったです💖本当に本当にありがとうございました😭🙏💕) 10
u__u88
DONEセルフ伏せで呟いてたあむせら。喧嘩、ハニトラ、薬。
R18展開はまだです(まだ)。
後編も上げました。後編と合わせたものをpixivに上げています。
Drop it 前編「もうホームズ気取りの探偵ごっこは辞めろ」
きっかけは降谷のその一言だった。
その時の言い草ときたら読み飽きた三日前の新聞を放り投げるようにぞんざいで、その声ときたら投げやりな上に取りつく島もなく乾いていて、挙句の果てには視線すらこちらに向けず無表情で言い放たれたものだから、流石の真純も即座に反応することが出来なかった。
「……なんで」
たった数秒。しかし沈黙としてはそれなりに長い時間が流れてようやく絞り出した台詞がそれかと、脳味噌の回転不足を真純は呪った。何故今、どういった理由で、アンタは何を思ってその言葉を口にした?
「なんで? 明らかだろ」
この男は言語野がそこらの人間よりよっぽど発達していて、本人すら気づいていない本音を言葉の裏から読み取っては薄い唇から甘い言葉を紡いで意のままに相手を操ることにすら長けているくせ、そのスキルを真純に対して発揮しようとしたことは一度もなかった。今だって真純の拙い疑問文に納得するのに充分な装飾を付けた解答を用意するなんてこの男にとっては造作も無いことのはずなのに、放たれたのは匙を一つも二つも投げた成れの果ての言葉だけだった。
6157きっかけは降谷のその一言だった。
その時の言い草ときたら読み飽きた三日前の新聞を放り投げるようにぞんざいで、その声ときたら投げやりな上に取りつく島もなく乾いていて、挙句の果てには視線すらこちらに向けず無表情で言い放たれたものだから、流石の真純も即座に反応することが出来なかった。
「……なんで」
たった数秒。しかし沈黙としてはそれなりに長い時間が流れてようやく絞り出した台詞がそれかと、脳味噌の回転不足を真純は呪った。何故今、どういった理由で、アンタは何を思ってその言葉を口にした?
「なんで? 明らかだろ」
この男は言語野がそこらの人間よりよっぽど発達していて、本人すら気づいていない本音を言葉の裏から読み取っては薄い唇から甘い言葉を紡いで意のままに相手を操ることにすら長けているくせ、そのスキルを真純に対して発揮しようとしたことは一度もなかった。今だって真純の拙い疑問文に納得するのに充分な装飾を付けた解答を用意するなんてこの男にとっては造作も無いことのはずなのに、放たれたのは匙を一つも二つも投げた成れの果ての言葉だけだった。
u__u88
DONE九尾×人のあむせら話。参チビ真純の過去編。
狐と◯のお巡りさん爆誕。
思った以上に長くなりました……が、書いててとても楽しかったです。
参どこかで猫が鳴いていた。
++++++
お山のお稲荷さまに童だけで行ってはならんよ。
童はまだけがれがないから、お狐さまに好かれてしまう。
お狐さまに連れて行かれたらもうこちらへは戻ってこれん。
もしお狐さまに手をひかれたら
──を探しなさい。
そうすれば戻ってこれるじゃろうて。
真純は先日死んだ老婆の言葉を思い出していた。庭に一本の柿の木がぽつんと立っているだけのもの寂しい家に、老婆も独りでぽつんと住んでいた。屋敷から寺子屋までの道すがらにその家はあり、真純は時折干菓子などを貰いながら老婆の独り言のような話を聞くのが好きだった。
ある日、老婆はお稲荷さまの話をした。川向こうのお山の麓にある小さな稲荷社のことで、その社には真純も兄と訪れたことがあった。細い参道を兄に手を引かれ覚束無い足で歩いたことを覚えていた。連なる真っ赤な鳥居と白い石畳。厳かな気に包まれた真純が足元の影の正体を見上げたとき、眼に映ったのはぎょろりと睨むお狐さま──
7399++++++
お山のお稲荷さまに童だけで行ってはならんよ。
童はまだけがれがないから、お狐さまに好かれてしまう。
お狐さまに連れて行かれたらもうこちらへは戻ってこれん。
もしお狐さまに手をひかれたら
──を探しなさい。
そうすれば戻ってこれるじゃろうて。
真純は先日死んだ老婆の言葉を思い出していた。庭に一本の柿の木がぽつんと立っているだけのもの寂しい家に、老婆も独りでぽつんと住んでいた。屋敷から寺子屋までの道すがらにその家はあり、真純は時折干菓子などを貰いながら老婆の独り言のような話を聞くのが好きだった。
ある日、老婆はお稲荷さまの話をした。川向こうのお山の麓にある小さな稲荷社のことで、その社には真純も兄と訪れたことがあった。細い参道を兄に手を引かれ覚束無い足で歩いたことを覚えていた。連なる真っ赤な鳥居と白い石畳。厳かな気に包まれた真純が足元の影の正体を見上げたとき、眼に映ったのはぎょろりと睨むお狐さま──
u__u88
DONE九尾×人のあむせら話vs メアママ (1回戦)
昔話への導入部分みたいな感じなので、長くはない。この後チビ真純予定。
弍──狐の嫁入り。
暗闇の向こうに怪火が連なり揺れる様をいつしか人はそう呼ぶようになった。
「嫁って、マ……あ、いや、母さまを!?」
「違う。面白い方向に勘違うな、君は」
狐は大きな耳をぴくぴくと動かして、そんな訳無いだろうと丁寧に否定する。
「違うの?」
「違うに決まってるだろう。というか、僕が娶りにきたのは君だよ」
気づいてなかったのかと狐は初めて呆れ顔を見せた。
「え、やだ」
「やだじゃない。……忘れているようだから後で話すけど、これは神約に近いものだから、やだでは済まないよ」
「しんやくって何だよ?」
「神との約束事」
「アンタは狐だろ?」
「だから近いものだと言っただろ。つべこべと言うならこのまま拐うぞ小娘」
1753暗闇の向こうに怪火が連なり揺れる様をいつしか人はそう呼ぶようになった。
「嫁って、マ……あ、いや、母さまを!?」
「違う。面白い方向に勘違うな、君は」
狐は大きな耳をぴくぴくと動かして、そんな訳無いだろうと丁寧に否定する。
「違うの?」
「違うに決まってるだろう。というか、僕が娶りにきたのは君だよ」
気づいてなかったのかと狐は初めて呆れ顔を見せた。
「え、やだ」
「やだじゃない。……忘れているようだから後で話すけど、これは神約に近いものだから、やだでは済まないよ」
「しんやくって何だよ?」
「神との約束事」
「アンタは狐だろ?」
「だから近いものだと言っただろ。つべこべと言うならこのまま拐うぞ小娘」
u__u88
DONE九尾×人のあむせら話。全部書くには時間がかかりそうなので、連載形式でちょこちょこアップしようと思います。
祝言までは書き切りたい。(どこまで続くかは未定)
キリの良いところまでテキスト追加(6/23)
壱 幽幽たる夜である。
藍を幾重にも染め抜いたような空に、[[rb:月白 > げっぱく]]を刷毛でひと塗りしたような淡い月が浮かんでいる。じめりとした生温かい風が[[rb:木斛 > もっこく]]の枝葉を撫でればザァザァと雨音めいた音を立てて騒めき、呼応するように遠くで犬が鳴いた。
夜が更けても閉じぬ[[rb: 木槿 > むくげ]]の白い花弁が微かな月明かりを受けて濡れているように光るのを真純はぼんやりと眺めていた。物思いに耽るには良い夜である。
今宵、嫁ぐはずだった先の家のことを思った。年の暮れより縁があり、家と家とで話が纏まっていた。無論、真純も相手の男も互いの顔は知らぬ。武家の一人娘であれば、この世ではそれが当然の道理であった。
3807藍を幾重にも染め抜いたような空に、[[rb:月白 > げっぱく]]を刷毛でひと塗りしたような淡い月が浮かんでいる。じめりとした生温かい風が[[rb:木斛 > もっこく]]の枝葉を撫でればザァザァと雨音めいた音を立てて騒めき、呼応するように遠くで犬が鳴いた。
夜が更けても閉じぬ[[rb: 木槿 > むくげ]]の白い花弁が微かな月明かりを受けて濡れているように光るのを真純はぼんやりと眺めていた。物思いに耽るには良い夜である。
今宵、嫁ぐはずだった先の家のことを思った。年の暮れより縁があり、家と家とで話が纏まっていた。無論、真純も相手の男も互いの顔は知らぬ。武家の一人娘であれば、この世ではそれが当然の道理であった。
u__u88
DONE降谷がだーれだ、をしてきたのでからかおうと思って違う人の名前を呼んでみた真純 一瞬の沈黙の後に不正解だから罰ゲームと低く言われ、振り向くに振り向けない#お題ガチャ #攻強ガチャ
耳を責められる真純 1179
ako_clock
DONE付き合ってる零世良。世良ちゃんは成人してる。お絵かきで遊んでるときに「お題くれ!!」ってねだって、無理やり引き出した「花火大会」というお題で書きました。が、花火大会要素は薄い。
人目を忍ぶ恋をしてる零世良が見たくて書きました。 1257
fanfan
MAIKINGフォーマルな場所でドレスアップした真純が優雅に立ち居振る舞うのを目にして認識を改める安室さん、ってあむせら話を構想して何シーズン経ったことか…放置するのも忍びないので、お気に入りの冒頭部分を一部公開します。escort(1)
いつもはおよそ女性らしい格好などしていない女子高生が、ドレス姿でエレガントに振る舞い、流暢に英語を操り、会場のゲストたちと談笑している。
立食パーティー会場の人混みの中を優雅にすり抜け、誰かに話しかけてはまた別のゲストへと、まるで蝶のように会場を飛び回っていた彼女が、アップルタイザーの入ったグラスを手に隣に舞い戻ってきた。
淡いコーラルに彩られた唇がグラスにつけられる様子を凝視していたら、彼女の眉が少しはね上がった。
「…なんだよ」
お嬢様然とした雰囲気はそのままに、ただ口調と視線だけいつもの調子で、不満気な呟きが投げつけられる。
「単純に…驚いてるだけですよ。」
人間、珍しいものを見ると無意識に目が離せなくなるものらしい。不本意ながら、さっきからこの小娘に目が釘づけだ。
1994いつもはおよそ女性らしい格好などしていない女子高生が、ドレス姿でエレガントに振る舞い、流暢に英語を操り、会場のゲストたちと談笑している。
立食パーティー会場の人混みの中を優雅にすり抜け、誰かに話しかけてはまた別のゲストへと、まるで蝶のように会場を飛び回っていた彼女が、アップルタイザーの入ったグラスを手に隣に舞い戻ってきた。
淡いコーラルに彩られた唇がグラスにつけられる様子を凝視していたら、彼女の眉が少しはね上がった。
「…なんだよ」
お嬢様然とした雰囲気はそのままに、ただ口調と視線だけいつもの調子で、不満気な呟きが投げつけられる。
「単純に…驚いてるだけですよ。」
人間、珍しいものを見ると無意識に目が離せなくなるものらしい。不本意ながら、さっきからこの小娘に目が釘づけだ。
ako_clock
MAIKING書きたいとこだけ零世良が再会したあとの話
降谷さん目線
世良ちゃんにとっては安室さん
無防備な彼女 休日出かけた先で事件に遭遇するなんてのはよくあることだけれど、そこに宿敵の妹がいるのもよくあることにはなって欲しくない。
偶然同じトラブルに巻き込まれ、警察を呼ぶほどの大事にはならずに収束した。そこまでは良かった。
それではまた会うことがあればなんて言って解散し、いつもの日常に戻れば、日々の記憶に紛れて今日のできごとも薄れていくだろう。
しかし、外はとっくに日が暮れている時間。そのことに建物を出てから気付き、まだ近くに彼女がいればなにも言わないわけにもいかない。
「もう遅いですし、送っていきましょうか」
社交辞令。または、純粋な厚意。どちらにしても、下心はなかった。
今年だか来年だかに成人を迎えるらしい彼女に対して邪な感情を向けるなんて、あってはならないのだから。
2898偶然同じトラブルに巻き込まれ、警察を呼ぶほどの大事にはならずに収束した。そこまでは良かった。
それではまた会うことがあればなんて言って解散し、いつもの日常に戻れば、日々の記憶に紛れて今日のできごとも薄れていくだろう。
しかし、外はとっくに日が暮れている時間。そのことに建物を出てから気付き、まだ近くに彼女がいればなにも言わないわけにもいかない。
「もう遅いですし、送っていきましょうか」
社交辞令。または、純粋な厚意。どちらにしても、下心はなかった。
今年だか来年だかに成人を迎えるらしい彼女に対して邪な感情を向けるなんて、あってはならないのだから。
ako_clock
DONEお題:「煽ったのは君だよ」付き合って同棲もしてる零世良の下世話な話。
キャラ崩壊してる気がするのでご注意ください。
羽由美、赤井さん、メアリーママがちょっと出てくるけど、ほとんど零世良ばっかり。 ベッドの軋む音がやけに大きく聞こえた。
「……怒ってる?」
目の前には零。背中にはベッド。ボクを見下ろした零の瞳は笑っていない。
ここはボクの部屋で、零の部屋でもある。こうでもしないと一緒にいられないからって、大学卒業と同時にボクが零の家に住み着いたのが同棲のきっかけだった。
零の家に押しかけたときは叱られて追い出されることも覚悟していたけれど、拍子抜けするほどあっさりとボクの希望は受け入れられた。
ただし、真面目な零がボクのママの許可が必要だとか言いだしたせいで、ボクが強引に押し切ったことがママにバレてしまって。軽いお説教を食らうことになった。
零とボクが真剣な交際をしていることを知ったのもそのとき。零がママにそんな話をしているときに首を傾げたのは、照れ隠しも入っていた。少しだけ。
それで、ママの許可をもらえたから、二人の兄たちに同棲するって報告したんだっけ。
電話での報告だったので表情は分からないけど、秀兄は一言「真純も大人になったんだな」と言ってくれた。反対にキチ兄は騒がしかった。電話越しに質問が矢継ぎ早に浴びせられたので、「キチ兄だって同棲してたじゃないか 3583