ことざき
DONE診断メーカー【CP創作お題をアンケで決める(ID:590587)】から『無駄な抵抗』です。お題『無駄な抵抗』「ああいうの、KKもやったことあるの?」
明かりを最小限に絞ったリビングで、暁人がぽつりと呟いた。
彼の視線の先には24型液晶テレビ。映っているのは、大量のパトカーと重装備の機動隊に包囲された古いビルディングだ。
カメラはそこからビルの上階へとズームされ、ブラインドの隙間から外の様子をうかがう、猟銃を携えた男の目元にフォーカスされる。すぐに場面は転換し、今度は、拡声器を持った一人の私服警官が大写しになった。くたびれた瑠璃色のロングコートに、ルーズに結ばれた藍色のネクタイ。驚くほど無防備なその私服警官は、防護盾に身を隠す機動隊を尻目にビルの真ん前で仁王立ちすると、覚悟を決めた男の顔つきで、拡声器を口元に添えた。
1300明かりを最小限に絞ったリビングで、暁人がぽつりと呟いた。
彼の視線の先には24型液晶テレビ。映っているのは、大量のパトカーと重装備の機動隊に包囲された古いビルディングだ。
カメラはそこからビルの上階へとズームされ、ブラインドの隙間から外の様子をうかがう、猟銃を携えた男の目元にフォーカスされる。すぐに場面は転換し、今度は、拡声器を持った一人の私服警官が大写しになった。くたびれた瑠璃色のロングコートに、ルーズに結ばれた藍色のネクタイ。驚くほど無防備なその私服警官は、防護盾に身を隠す機動隊を尻目にビルの真ん前で仁王立ちすると、覚悟を決めた男の顔つきで、拡声器を口元に添えた。
ことざき
DONEとんちきな日常の話。K暁。チアーズ・トゥ・ザ・フィブズ!「今日はワインとウィスキーと生ビールの日らしいぜ。エドが言っていた」
暁人の顔を見るなりKKが言い放った。
すっかり日も長くなった春の夕暮れ。依頼先からマンションに直帰した暁人は、部屋の玄関先でKKとばったり出くわした。そこで言われたのが先程の言葉だ。
玄関の鍵をボディバッグから取りだそうと四苦八苦していたらしい彼の両手には、白いビニール袋がそれぞれふたつずつ。かなりの重量があるらしく、すっかり伸びきった持ち手が、彼の手の平へギチギチに食い込んでいる。
今にも破れそうな半透明のビニールから透けて見えているのは、日の丸を思わせる赤い円が描かれた長方形の紙パックに、透きとおるような琥珀色の液体がたっぷり入ったお洒落なガラス瓶。そして、黒い背景と黄色い星マークが鮮やかな白い缶の群れ。
2733暁人の顔を見るなりKKが言い放った。
すっかり日も長くなった春の夕暮れ。依頼先からマンションに直帰した暁人は、部屋の玄関先でKKとばったり出くわした。そこで言われたのが先程の言葉だ。
玄関の鍵をボディバッグから取りだそうと四苦八苦していたらしい彼の両手には、白いビニール袋がそれぞれふたつずつ。かなりの重量があるらしく、すっかり伸びきった持ち手が、彼の手の平へギチギチに食い込んでいる。
今にも破れそうな半透明のビニールから透けて見えているのは、日の丸を思わせる赤い円が描かれた長方形の紙パックに、透きとおるような琥珀色の液体がたっぷり入ったお洒落なガラス瓶。そして、黒い背景と黄色い星マークが鮮やかな白い缶の群れ。
ことざき
DONE暁人に加え、KKの視点も書きました。(25/3/31)K暁。薄暗い。
診断メーカー【あなたに書いて欲しい物語(ID:801664)】の【「二人きりの夜には」で始まり、「君がいないと息もできない」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば3ツイート(420字程度)でお願いします。】から。
薄明の独り言 二人きりの夜には、肩を寄せあってお喋りしていた。
今日あったこと、明日あってほしいこと、やりたいこと。
春嵐がガタガタとマンションの壁を軋ませ遊びまわり、ゲリラ豪雨がばたばたとベランダで飛び跳ね踊りくるう。彼がちらりとだけ外を見て、すげえなと感嘆の声をもらすたび、僕の肩に熱い吐息がふりかかる。
耳だけではない、身体にこそ響くその密やかな笑い声が、僕は大好きだった。
やがて季節はいくつも巡って、二人きりで過ごす夜は終わりを告げた。
今日あったこと、明日あってほしいこと、やりたいこと。
止まない秋雨がコツコツと窓ガラスをノックしては去ってゆき、チラチラと降る雪が音とともに交通機関をも止めてしまう。だけど、ベッドに日がな一日寝転んで、ぼろぼろになったパスケースに嗄れ声で語りかける僕には、あまり関係のないことだった。
1260今日あったこと、明日あってほしいこと、やりたいこと。
春嵐がガタガタとマンションの壁を軋ませ遊びまわり、ゲリラ豪雨がばたばたとベランダで飛び跳ね踊りくるう。彼がちらりとだけ外を見て、すげえなと感嘆の声をもらすたび、僕の肩に熱い吐息がふりかかる。
耳だけではない、身体にこそ響くその密やかな笑い声が、僕は大好きだった。
やがて季節はいくつも巡って、二人きりで過ごす夜は終わりを告げた。
今日あったこと、明日あってほしいこと、やりたいこと。
止まない秋雨がコツコツと窓ガラスをノックしては去ってゆき、チラチラと降る雪が音とともに交通機関をも止めてしまう。だけど、ベッドに日がな一日寝転んで、ぼろぼろになったパスケースに嗄れ声で語りかける僕には、あまり関係のないことだった。
ことざき
DONE25年3月の、# 毎月25日はK暁デー に参加させていただきました。お題は『三度目』『嘘』『開花』です。
発売から3周年おめでとうございます!
春さやか、世はこともなし「ここじゃないどこかに行きたい」
唐突に、暁人がぽつりと呟いた。
そのときのKKは、ちょうど味噌汁を喉に流し込んでいる真っ最中だった。持ちあげた汁椀に唇をつけたまま、両眼だけを正面の暁人へと向ける。
一月が行ってしまい、二月が逃げてゆき、とうとう三月も去ろうかという春分の候。カーテンを開け放った窓からリビングへと射しこんでくる陽光は、春の盛りを告げるかのように柔らかく暖かい。
そんなうららかな朝の陽気を全身に浴びておきながら、手元のトーストに次々と苺ジャムを落としてゆく暁人の表情は、どうにも冴えなかった。まるで小さな子どものように、それはもう見事なふくれっ面を披露しているのだ。
口をへの字に曲げ、眉間に深い溝を刻み。分かりやすく顔に『不機嫌です』と書いてある年下の恋人へ、KKは無言のままざっと視線を走らせた。
5135唐突に、暁人がぽつりと呟いた。
そのときのKKは、ちょうど味噌汁を喉に流し込んでいる真っ最中だった。持ちあげた汁椀に唇をつけたまま、両眼だけを正面の暁人へと向ける。
一月が行ってしまい、二月が逃げてゆき、とうとう三月も去ろうかという春分の候。カーテンを開け放った窓からリビングへと射しこんでくる陽光は、春の盛りを告げるかのように柔らかく暖かい。
そんなうららかな朝の陽気を全身に浴びておきながら、手元のトーストに次々と苺ジャムを落としてゆく暁人の表情は、どうにも冴えなかった。まるで小さな子どものように、それはもう見事なふくれっ面を披露しているのだ。
口をへの字に曲げ、眉間に深い溝を刻み。分かりやすく顔に『不機嫌です』と書いてある年下の恋人へ、KKは無言のままざっと視線を走らせた。
ことざき
DONEこぼれ落ちてゆくもの。K暁。薄暗い。診断メーカー【あなたに書いて欲しい物語(ID:801664)】さんの【「ぱちりと目が合った」で始まり、「君は否定も肯定もしなかった」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば3ツイート(420字程度)でお願いします。】から。
忘れじの行く末に ぱちりと目が合った。それで分かった。これは夢なのだと。
僕が右手を伸ばすと、彼もまた右手を差しだしてきた。重ねた指先は突きぬけなかった。筋張ってゴツゴツとした手の甲、かさついた皮膚の感触。やや低い、じんわりとした体温。握りこめば、同じだけの力で握りかえされた。
彼がいる。今ここに、僕の目の前に。確かな身体を持って。夢でもかまわない。だって、彼がここにいるのだ。
心臓を鋭い痛みが貫いた。喉が締めつけられ、押し戻された空気で顔中が熱くなった。気づいた時には、目の前のすべてが歪んでいた。
波立つ水面のように揺らめく視界では、彼の姿を脳裏に焼きつけられない。しゃくりあげながら顔を拭おうとした僕より早く、彼の手の平が頬をおおった。そのまま親指の腹で目元をこすられる。とても優しい仕草なのに、硬いささくれが皮膚に刺さって痛い。思わず息を呑むと、覚えのある苦い香りが鼻先を掠めた。
759僕が右手を伸ばすと、彼もまた右手を差しだしてきた。重ねた指先は突きぬけなかった。筋張ってゴツゴツとした手の甲、かさついた皮膚の感触。やや低い、じんわりとした体温。握りこめば、同じだけの力で握りかえされた。
彼がいる。今ここに、僕の目の前に。確かな身体を持って。夢でもかまわない。だって、彼がここにいるのだ。
心臓を鋭い痛みが貫いた。喉が締めつけられ、押し戻された空気で顔中が熱くなった。気づいた時には、目の前のすべてが歪んでいた。
波立つ水面のように揺らめく視界では、彼の姿を脳裏に焼きつけられない。しゃくりあげながら顔を拭おうとした僕より早く、彼の手の平が頬をおおった。そのまま親指の腹で目元をこすられる。とても優しい仕草なのに、硬いささくれが皮膚に刺さって痛い。思わず息を呑むと、覚えのある苦い香りが鼻先を掠めた。
ことざき
DOODLE強い受けガチャ『料理中のあきとにちょっかいをかけたらガチギレされてしょんぼりするけけ』を見て、勢いで書いた話。キッチン狂詩曲「あのさぁ」
ひどく大きなため息を吐いた暁人が、音を立てて包丁をまな板の上に置いた。左手を伸ばしてコンロの火を消すと、ゆっくりと身体ごとこちらに向きなおる。
その白く冷たい眼差しを目にした瞬間、オレは己の非を悟っていた。彼の腰にまわしていた左手をそろそろと引き戻し、そのまま両手でホールドアップの体勢をとる。
つとめて殊勝な態度を心がけたつもりだったが、オレを見る暁人の両目はますます鋭く尖ってしまった。
目は口ほどに物を言う。言葉にするなら「僕が怒っている理由が分かるなら、何故やらかした? ああん?」といったところだろう。
が、しかし。オレが考えるより、暁人は何倍も品が良く、また嫌味たらしかった。
1147ひどく大きなため息を吐いた暁人が、音を立てて包丁をまな板の上に置いた。左手を伸ばしてコンロの火を消すと、ゆっくりと身体ごとこちらに向きなおる。
その白く冷たい眼差しを目にした瞬間、オレは己の非を悟っていた。彼の腰にまわしていた左手をそろそろと引き戻し、そのまま両手でホールドアップの体勢をとる。
つとめて殊勝な態度を心がけたつもりだったが、オレを見る暁人の両目はますます鋭く尖ってしまった。
目は口ほどに物を言う。言葉にするなら「僕が怒っている理由が分かるなら、何故やらかした? ああん?」といったところだろう。
が、しかし。オレが考えるより、暁人は何倍も品が良く、また嫌味たらしかった。
ことざき
DOODLE性癖をさらすタグを見てぱっと思いついた、こういう二人も好きだと言う話。K暁。診断メーカー『140文字SSのお題(ID:587150)』【貴方は名無しの男で、『真実って必要ですか』をお題にして140文字SSを書いてください。】から
真実って必要ですか いいか、暁人。
オレはもうアラフィフだ。つまり、オマエの倍は生きている。だが、家事の腕は、オマエどころか今時の小学生男児にも劣る自信がある。こんだけ物価が上がってるってのに、外食と惣菜とカップ麺頼りの生活がやめられねえし、ゴミ出しはすぐにサボっちまう。掃除にしても、乳幼児がいるわけでもなし、死にゃあしねえだろと後回しにしたあげく、結局やらずじまい。貴重な休日は、ひたすら寝溜めするだけにあるようなもんだ。
こんな自堕落な生活だからな。今はなんとか持ちこたえちゃいるが、でっぷり腹が出てくるのも時間の問題だろう。それに、この部屋の壁の黄ばみを見りゃ、オレの肺がニコチンでどうなってるか、簡単に想像がつくだろ?
2195オレはもうアラフィフだ。つまり、オマエの倍は生きている。だが、家事の腕は、オマエどころか今時の小学生男児にも劣る自信がある。こんだけ物価が上がってるってのに、外食と惣菜とカップ麺頼りの生活がやめられねえし、ゴミ出しはすぐにサボっちまう。掃除にしても、乳幼児がいるわけでもなし、死にゃあしねえだろと後回しにしたあげく、結局やらずじまい。貴重な休日は、ひたすら寝溜めするだけにあるようなもんだ。
こんな自堕落な生活だからな。今はなんとか持ちこたえちゃいるが、でっぷり腹が出てくるのも時間の問題だろう。それに、この部屋の壁の黄ばみを見りゃ、オレの肺がニコチンでどうなってるか、簡単に想像がつくだろ?
32honeymoon
SPUR ME◇アンケート同率1位だったネタ、その2の続き。今回は逃げる暁人と追いかけるKK。それぞれの理由と、それぞれの想いが交錯して、やっと通じ合った二人が向かった場所は・・・
※元ネタは@krsmbk 様の漫画「転生小学生Kと人生に疲れたリーマン暁」より。前作「君と世界を、もう一度この手に」をお読みいただければ繋がりが分かります。
高校生になったKKと、40を超えた暁人の不可思議な恋模様のお話。 7021
32honeymoon
MOURNING◇皆様からの熱いリクエスト(?)にお応えして、社会人KK(課長)×暁人(新入社員)話のえろぱーと追加です。相変わらずKK課長がケダモノですし犯罪者です。内容としては後編でぶったぎったベッドでのあれこれシーンの部分です。◇リスト限定。リスイン方法はTwitter固定ツイをご覧ください。 6129
32honeymoon
DONE◇フォロワー様に捧ぐK暁◇随分と遅くなってしまいましたが、あみゅ様の
素敵イラストに捧げる小説です!
実はあの例の公式の七夕イラストで描かれた内容も盛り込んでみました。
KK肉体アリ生存ifのお話。珍しく健全です。
あまいちゃな二人を楽しんでくださると幸いです。
君と共に最後まで。ーーー何気なくただ、そばにいて。
「ーねえ、KK。今日って早く帰ってこれる?」
朝、出かける前の事。
暁人からそう唐突に切り出されたKKの口から、んあ、と間抜けな声が漏れる。
「別に予定はねえが・・・どうした?」
そう返せば、暁人がぷう、と頬を膨らませた。
「今日、七夕でしょ」
「ああ」
なるほど今日は7月7日か。
「夜、パトロール行かない?ほら、こういう日っていろんな人の思惑が渦巻いたりするだろ」
「ああ、確かにな」
暁人の言うとおりで、多くの人の心を動かすイベント事がある日ってのは、マレビトも生まれやすい。しかしそもそも七夕とは「祖先の霊を祀るための神事」が元であって、人々の願い事を叶えてもらう行事ではないのだが・・・
6127「ーねえ、KK。今日って早く帰ってこれる?」
朝、出かける前の事。
暁人からそう唐突に切り出されたKKの口から、んあ、と間抜けな声が漏れる。
「別に予定はねえが・・・どうした?」
そう返せば、暁人がぷう、と頬を膨らませた。
「今日、七夕でしょ」
「ああ」
なるほど今日は7月7日か。
「夜、パトロール行かない?ほら、こういう日っていろんな人の思惑が渦巻いたりするだろ」
「ああ、確かにな」
暁人の言うとおりで、多くの人の心を動かすイベント事がある日ってのは、マレビトも生まれやすい。しかしそもそも七夕とは「祖先の霊を祀るための神事」が元であって、人々の願い事を叶えてもらう行事ではないのだが・・・
32honeymoon
MENUジューンブライド小説の中編となります。今回は新婚生活のあれこれから初夜までの記録。
軽いですがおせっせパートを含みますのでこちらのみパスワード制とさせていただきます→PASSは20歳以上かどうかy/nでよろしくお願いしますm(__)m
普段の拙宅のK暁エロが好きな方にはちょっと物足りないかもしれません・・・
初々しい暁人くんとあまいちゃが好きな方向け。 15329
32honeymoon
MENU◇フォロワーさんのイラストに文章つけてみったー◆大変遅くなりました&あまりにも長くなってしまったので3編に分けてお出しします。
ぽすわい様のジューンブライドイラストにどうしても物語をつけたくて書かせていただきました!
・便宜上全7パートに分かれています。今回は前章~プロポーズまで。
・プロポーズ~初夜まではR18となりますので別途パス付で上げます。
皆様のお気に召しますと幸いですm(__)m
雨が連れてきたはじまり<前編>別れと復活、そして再開「・・・ありがとうーおやすみ、KK」
そう言って別れを告げたあの日。
そういえばあの日も、あれから雨が降り始めて。まるで別れの涙のようだなんて思ったことを、覚えている。
【覚醒前夜ー夜明けの手紙】
これは、僕の罪の記憶。
もう二度と同じことを繰り返さないために、ここに書き残しておくことにする。
ーあの夜、KKはたしかに僕のなかから姿を消した。黒い靄が霧散するように消えて、僕の右の手のひらについた傷は何事もなく消えてなくなって。
それくらい遺してくれたってかまわないと思っていた。だって、KKを思い出せる何もかもが消えてなくなってしまったような気がしたから。
それでももう、きっと二度と逢えないのだと。そう覚悟は決めていたし、
6347そう言って別れを告げたあの日。
そういえばあの日も、あれから雨が降り始めて。まるで別れの涙のようだなんて思ったことを、覚えている。
【覚醒前夜ー夜明けの手紙】
これは、僕の罪の記憶。
もう二度と同じことを繰り返さないために、ここに書き残しておくことにする。
ーあの夜、KKはたしかに僕のなかから姿を消した。黒い靄が霧散するように消えて、僕の右の手のひらについた傷は何事もなく消えてなくなって。
それくらい遺してくれたってかまわないと思っていた。だって、KKを思い出せる何もかもが消えてなくなってしまったような気がしたから。
それでももう、きっと二度と逢えないのだと。そう覚悟は決めていたし、
32honeymoon
DONE #毎月25日はK暁デー1回目なんとか間に合いましたー!
大好きな曲を聴きながら書いたらどちゃあまになりましたがまあこれはこれで。
ギリギリまで二心同体軸なふたりと迷いましたが今回は普通におけけ肉体アリ設定です。
色々二番煎じかもしれませんがそれもご愛敬ということでご容赦を・・・!
タグを作ってくださった主催者さま、ありがとうございました!
皆様も引き続き良きK暁ライフを!
welcomeing morning☀"We lost all and create the beginning with one love me pray"
ゆらゆらと心がほどけてゆく朝の柔らかなひかりに照らされて、
僕らはまた始めるんだ。
ーーー
「ーおい、起きろ暁人。そろそろ起きねえと遅刻だぞ」
ゆらゆらとカーテンの隙間から照らされる朝の光と、
優しい低い声にゆっくりと覚醒する意識。
「・・・ん、もうそんな時間?」
ふああ、と大きく欠伸をしてのそりと起き上がれば、
今日はずいぶんとお寝坊さんだったな、と笑って髪をくしゃりと撫でられる。
誰の所為だよ、と頬を膨らませば、そりゃオレのせいだなぁ、とふざけた調子で笑うから、文句のひとつも言ってやりたいのに。
3616ゆらゆらと心がほどけてゆく朝の柔らかなひかりに照らされて、
僕らはまた始めるんだ。
ーーー
「ーおい、起きろ暁人。そろそろ起きねえと遅刻だぞ」
ゆらゆらとカーテンの隙間から照らされる朝の光と、
優しい低い声にゆっくりと覚醒する意識。
「・・・ん、もうそんな時間?」
ふああ、と大きく欠伸をしてのそりと起き上がれば、
今日はずいぶんとお寝坊さんだったな、と笑って髪をくしゃりと撫でられる。
誰の所為だよ、と頬を膨らませば、そりゃオレのせいだなぁ、とふざけた調子で笑うから、文句のひとつも言ってやりたいのに。