yooko0022
PROGRESSシン♀レナ水着ネタ③/おまけの人狼スターターピストルはまだ鳴らない③* * *
準備運動こそが肝心だ。
まずは足首の腱、膝。次いで腕と肩周り。関節を中心に。目覚めてから間もない凝り固まった筋肉を伸ばしてほぐしていく。
血が巡る。酸素が回る。連邦軍内で推奨される八時間睡眠を摂った脳は絶好調。くっきりとした早朝の空気を肺に取り込み、ライデンは日課のロードワークを開始する。
とてもさわやかな朝だった。
ここまでは。
「――――」
ばびゅん、と。
そんな擬音すら伴いそうな様子でライデンの脇を駆け抜けていった影。たなびく尻尾じみた黒い髪。
低い位置で括っている髪が地面と平行になるってロードワークの速度と姿勢じゃねぇぞあの馬鹿、と。内心で爽やかな朝に別れを告げつつ、ライデンもまた速度を上げた。
2178準備運動こそが肝心だ。
まずは足首の腱、膝。次いで腕と肩周り。関節を中心に。目覚めてから間もない凝り固まった筋肉を伸ばしてほぐしていく。
血が巡る。酸素が回る。連邦軍内で推奨される八時間睡眠を摂った脳は絶好調。くっきりとした早朝の空気を肺に取り込み、ライデンは日課のロードワークを開始する。
とてもさわやかな朝だった。
ここまでは。
「――――」
ばびゅん、と。
そんな擬音すら伴いそうな様子でライデンの脇を駆け抜けていった影。たなびく尻尾じみた黒い髪。
低い位置で括っている髪が地面と平行になるってロードワークの速度と姿勢じゃねぇぞあの馬鹿、と。内心で爽やかな朝に別れを告げつつ、ライデンもまた速度を上げた。
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DOODLEシン♀レナ水着ネタ②/技術とか設備とか諸々捏造スターターピストルはまだ鳴らない②* * *
まず。シンが下着姿であった理由だが。
「画像データを用いた擬似的な試着……折角ですから試してみようかと思いまして」
シンが自身の携帯端末を操作すると脱衣所の化粧台に備え付けられた鏡――としても使える液晶画面が起動。どこかの通販サイトとおぼしき画像が表示される。更に鑑の中に映り込むシンが衣服を纏った。
着替えのシミュレーション。この鏡型のデバイスの機能としては一端で、健康管理なども行えるという説明はレーナも受けているが。
シンの隣で鑑を覗き込んだレーナの唇が感嘆を漏らす。
「……客員士官に与える設備にしても些かオーバースペックですよね……」
「元々が軍内にありながらヴェンツェル重工の意向を強く反映させた試験部隊ですからね」
3257まず。シンが下着姿であった理由だが。
「画像データを用いた擬似的な試着……折角ですから試してみようかと思いまして」
シンが自身の携帯端末を操作すると脱衣所の化粧台に備え付けられた鏡――としても使える液晶画面が起動。どこかの通販サイトとおぼしき画像が表示される。更に鑑の中に映り込むシンが衣服を纏った。
着替えのシミュレーション。この鏡型のデバイスの機能としては一端で、健康管理なども行えるという説明はレーナも受けているが。
シンの隣で鑑を覗き込んだレーナの唇が感嘆を漏らす。
「……客員士官に与える設備にしても些かオーバースペックですよね……」
「元々が軍内にありながらヴェンツェル重工の意向を強く反映させた試験部隊ですからね」
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PROGRESSシン♀レナ水着ネタ&ラキスケ①/6巻直後から7巻前/わりと肉食系だし見境なく嫉妬をするシン♀VS無自覚にぐいぐいいくレーナさん/捏造と妄想/水着ネタのくせに水着は着ていないスターターピストルはまだ鳴らない① 本当に綺麗なひとだ。
自身の唇から零れた吐息が感嘆を宿したことに、レーナは遅れて気がついた。
降り落ちる月光。散り舞う細氷。朝になれば霞んで見えなくなる冬の夜のさびしさをヒトの形に織り直したら、きっと、このひとの姿をとるのだろう。
すらりと伸びた脚は白く、細い。――よくよく見ればふくらはぎや太腿の締まり方が『戦う』人間特有のものであると伝えてくれるけど、第一印象としてはひどく繊細な造りとして映る。生育環境で形作られてきたものではなく、生まれついての骨格がそう印象付けるのか。
貴族の血統。彼女――シン自身にとっては最近になってようやく認識するようになった程度ものでしかないのだろう。けれど。当人の心情を置き去りに、ときとして残酷なほどに色や形は血統を指し示す。
5188自身の唇から零れた吐息が感嘆を宿したことに、レーナは遅れて気がついた。
降り落ちる月光。散り舞う細氷。朝になれば霞んで見えなくなる冬の夜のさびしさをヒトの形に織り直したら、きっと、このひとの姿をとるのだろう。
すらりと伸びた脚は白く、細い。――よくよく見ればふくらはぎや太腿の締まり方が『戦う』人間特有のものであると伝えてくれるけど、第一印象としてはひどく繊細な造りとして映る。生育環境で形作られてきたものではなく、生まれついての骨格がそう印象付けるのか。
貴族の血統。彼女――シン自身にとっては最近になってようやく認識するようになった程度ものでしかないのだろう。けれど。当人の心情を置き去りに、ときとして残酷なほどに色や形は血統を指し示す。
iori_ashihara7
MOURNINGシンレナ。死ネタ。お題箱より https://odaibako.net/odais/5da7756e-4835-472e-8e3e-6e4454a2b850 2172
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PROGRESSかつてライシン♀があった世界線でシン♀レナ+オールキャラ/Ep.7周辺の時間軸/信仰と呪いと祈りと解呪の話/一応ラストあまやかし⑧* * *
アクセサリーケースから取り出された、ごくごく小さなライフル弾。
「……」
クレナの細い指先が摘まみ上げたそれへと、向ける言葉に窮したシンは口籠る。
対してクレナはシンのそんな反応すら予想通りであるのか。金晶種の瞳がじっとシンを見つめてくる。
「アクセサリー、好きなのを選んで良いって言われたから」
クレナ自身の小指の爪ほどのサイズの、ライフル弾を模した耳飾り。
薄紙の一枚も撃ち抜けやしない紛い物の弾丸が、照明を弾いてゆらゆらと揺れる。
「直接尋ねてあげないと、シン君はクレナちゃんが身に着けているものに何か言うなんてしてあげないものねぇ」
いつの間にかシンの背後に立っていたアンジュが言う。
9815アクセサリーケースから取り出された、ごくごく小さなライフル弾。
「……」
クレナの細い指先が摘まみ上げたそれへと、向ける言葉に窮したシンは口籠る。
対してクレナはシンのそんな反応すら予想通りであるのか。金晶種の瞳がじっとシンを見つめてくる。
「アクセサリー、好きなのを選んで良いって言われたから」
クレナ自身の小指の爪ほどのサイズの、ライフル弾を模した耳飾り。
薄紙の一枚も撃ち抜けやしない紛い物の弾丸が、照明を弾いてゆらゆらと揺れる。
「直接尋ねてあげないと、シン君はクレナちゃんが身に着けているものに何か言うなんてしてあげないものねぇ」
いつの間にかシンの背後に立っていたアンジュが言う。
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PROGRESS学習しないシン♀と86区時代にライシン♀があったことを知っているセオ/出逢ったばかりの頃及びスピアヘッド隊に配属当初/出逢ってすぐはシン♀に対して警戒心強めに役職呼びしていたらいいなという願望/明確なものは何もなかったハルセオを含みます/幣解釈のシン♀は基本的にはド攻め/捏造と妄想あまやかし⑦【幕間三】
今だから言えるけれど。
ライデンだって別に、第一印象は良くなかった。
東部戦線の“死神”に従う人狼。配属された戦隊に死を振り撒いて渡り歩く疫病神の傍らで唯一生き残り続けている“号持ち”。
戦友の血を啜って生きるのは号持ちの宿命だけれど、“ヴェアヴォルフ”なんて極めつけだ。いっそ露骨。
生きのびるために自分以外の全てを喰らう餓狼――なんて。噂の真偽はともかく。狼を想起させるような、野性味の強い容貌をした少年であることは確かだった。
あとすごく戦隊長に甘い。
単身で突っ込んで敵陣を掻き回すとかいう自殺志願で度々指揮を放棄する戦隊長から当前のように指揮系統を引き継ぐし。
鉄面皮で感情の起伏が薄い戦隊長に代わるかのように戦隊員に目を向けて戦隊内の雰囲気を調節しているし。
16619今だから言えるけれど。
ライデンだって別に、第一印象は良くなかった。
東部戦線の“死神”に従う人狼。配属された戦隊に死を振り撒いて渡り歩く疫病神の傍らで唯一生き残り続けている“号持ち”。
戦友の血を啜って生きるのは号持ちの宿命だけれど、“ヴェアヴォルフ”なんて極めつけだ。いっそ露骨。
生きのびるために自分以外の全てを喰らう餓狼――なんて。噂の真偽はともかく。狼を想起させるような、野性味の強い容貌をした少年であることは確かだった。
あとすごく戦隊長に甘い。
単身で突っ込んで敵陣を掻き回すとかいう自殺志願で度々指揮を放棄する戦隊長から当前のように指揮系統を引き継ぐし。
鉄面皮で感情の起伏が薄い戦隊長に代わるかのように戦隊員に目を向けて戦隊内の雰囲気を調節しているし。
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PROGRESSかつてライシン♀があった世界線でシン♀レナ+オールキャラ/Ep.7周辺の時間軸/ようやく青春できるようになった人狼の迷走編/死神が主役ではない話なので彼も出せるかなと思った/捏造と妄想と高濃度幻覚/前に書いたマルセル視点の話と若干リンクしている/あと少し続くあまやかし⑥* * *
ライデン・シュガ。
ギアーデ連邦軍第八六独立機動打撃群、本部付戦隊“スピアヘッド”戦隊副長。
パーソナルネーム“ヴェアヴォルフ”。八六区においては“死神”に従う人狼――激戦区を生き抜いた“号持ち”。連邦が最初に保護した五人のエイティシックスの一人。
火力支援を得意とし、視野の広さに由来するサポート能力に定評がある。そして単騎で突っ込んでどうにかしてきがちな総隊長の補佐に付ける数少ない人物。
総隊長の腹心もとい『女房役』――誰が呼んだか。“お母さん”。
そんな人物が広間の外へと出ていった。
出入り口を見つめたまま固まっている小柄な少年。呆然としている彼の肩を嫋やかな掌が、がっしりと掴む。
12214ライデン・シュガ。
ギアーデ連邦軍第八六独立機動打撃群、本部付戦隊“スピアヘッド”戦隊副長。
パーソナルネーム“ヴェアヴォルフ”。八六区においては“死神”に従う人狼――激戦区を生き抜いた“号持ち”。連邦が最初に保護した五人のエイティシックスの一人。
火力支援を得意とし、視野の広さに由来するサポート能力に定評がある。そして単騎で突っ込んでどうにかしてきがちな総隊長の補佐に付ける数少ない人物。
総隊長の腹心もとい『女房役』――誰が呼んだか。“お母さん”。
そんな人物が広間の外へと出ていった。
出入り口を見つめたまま固まっている小柄な少年。呆然としている彼の肩を嫋やかな掌が、がっしりと掴む。
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PROGRESSかつてライシン♀があった世界線のシン♀レナで、シデンとシン♀の話/ロマンシス/シン♀の外見はシデンと真逆だったら嬉しいなという願望が前提あまやかし⑤【幕間二】
「あたしは死神ちゃんのことが嫌いだよ」
知っている。
そもそもが顔を合わせて数分足らずで殴り合いの蹴り合いになった相手だ。不倶戴天。本能的にそりが合わない。
お互いよく、知っている。
シデンの客室のシャワールームで汗を流して。しかし館内着ではない普通の服は手荷物鞄の中に入れたままであることには脱衣所で気がついた。
だから下着姿でバスルームを出たシンに対してもシデンは平然としていた。同性であるし。そもそもシデンとて着替えている途中であったし。
シンは己の手荷物鞄を探して、少し、瞼を細めた。ベッドの上に置いた覚えは無い。
シンの手荷物鞄を傍らに置いて。シデンはベッドの端に腰掛けている。――鍛え抜かれた鋼の硬質と肉食の獣のしなやかさを連想させる脚が黒いストッキングに包み込まれていく。
4847「あたしは死神ちゃんのことが嫌いだよ」
知っている。
そもそもが顔を合わせて数分足らずで殴り合いの蹴り合いになった相手だ。不倶戴天。本能的にそりが合わない。
お互いよく、知っている。
シデンの客室のシャワールームで汗を流して。しかし館内着ではない普通の服は手荷物鞄の中に入れたままであることには脱衣所で気がついた。
だから下着姿でバスルームを出たシンに対してもシデンは平然としていた。同性であるし。そもそもシデンとて着替えている途中であったし。
シンは己の手荷物鞄を探して、少し、瞼を細めた。ベッドの上に置いた覚えは無い。
シンの手荷物鞄を傍らに置いて。シデンはベッドの端に腰掛けている。――鍛え抜かれた鋼の硬質と肉食の獣のしなやかさを連想させる脚が黒いストッキングに包み込まれていく。
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PROGRESSかつてライシン♀があった世界線でシン♀レナ+オールキャラ/Ep.7周辺の時間軸/ようやく青春できるようになった話/微量のシデシャナ/捏造と妄想あまやかし④ 世の中、絶対なんてないわけだけれど。
昔々の皇帝サマの別荘が元になったとかいうホテルで、給仕から渡された冷たい飲み物なんて代物を手にしていると。人生の展望だとか、未来の見通しだとか。見当をつけるのは中々に難しいことなのではないかと。思わなくもない。
とはいえ。
とりあえず。
「……んー……!」
ぐい、と。
呷る快感を俺は堪能する。
温泉上がりの火照った身体に流し込む、冷たい感触が心地良い。乾いた喉を潤す仄かな甘みと炭酸の刺激。慣れない味だが悪くない。喉の渇きも相まって一気に飲み干した俺に向けられる給仕の女性の微笑。「乳清を原料にした、盟約同盟では広く親しまれている飲み物なんですよ」という説明にへぇと頷く俺の手から、ごく自然に回収されていくグラス。プロの仕事だ。
15936昔々の皇帝サマの別荘が元になったとかいうホテルで、給仕から渡された冷たい飲み物なんて代物を手にしていると。人生の展望だとか、未来の見通しだとか。見当をつけるのは中々に難しいことなのではないかと。思わなくもない。
とはいえ。
とりあえず。
「……んー……!」
ぐい、と。
呷る快感を俺は堪能する。
温泉上がりの火照った身体に流し込む、冷たい感触が心地良い。乾いた喉を潤す仄かな甘みと炭酸の刺激。慣れない味だが悪くない。喉の渇きも相まって一気に飲み干した俺に向けられる給仕の女性の微笑。「乳清を原料にした、盟約同盟では広く親しまれている飲み物なんですよ」という説明にへぇと頷く俺の手から、ごく自然に回収されていくグラス。プロの仕事だ。
るゑ🐈
SPOILER86 -エイティシックス- Alter.1 -死神ときどき青春-感想らくがきなのでネタバレをしています。ほぼシンレナ。描いたら増やしていきます
(2023/4/15 8枚目追加) 8
るゑ🐈
SPOILERアニメDVD BOX特典「魔法少女レジーナ☆レーナ」ネタバレになりそうなもののらくがき置き場。発売から大分経ってるしな~と思ったんですが、コミカライズもあるし単価高いので一応ワンクッション
(2023/3/10 1枚追加) 2
るゑ🐈
SPOILERep12ブックレットからネタバレらくがき!セリフおもいっきり書いてあります追加シンレナレールガンでるゑさん基地はめちゃくちゃです。
また思いついたら追加します!
(最終更新:2/12 一枚追加)
※パッションで描いたのでいろいろミスあるぞ! 4
るゑ🐈
SPOILERep12ネタバレらくがき!セリフとかネタバレしてる!誇張じゃないという公式レールガンを浴びましたありがとう。もう何枚か描きたいのでそのうち増えてるかも
(最終更新日:2/12 1枚追加)
※パッションで描いちゃったので服とかもろもろ盛大にミスってるよ 5
Lemonn
MEMOシンの布団のなかに潜りこむレーナさんが欲しい。知ってるくせに。ガチャ。
部屋の扉をそっと開いてそして静かに閉じた。
ゆっくり音がでないようにそっとベッドまで近づく。
こんな夜中に男の部屋に踏み入れるのははしたないのは知ってる。けどどうしても彼の驚く顔が見たいから。
すうすうと寝息を立ててる彼は布団の中に埋もれて顔は見えないけど、それが自分の恋人であることは見えなくともわかった。
うふふと、レーナは小さく笑った。
彼が寝ているベッドの下際で掛けていた布団を持ち上げ、ベッドと布団の間に潜り込んだ。横向けで寝ている彼の隣にひょいと頭を出すレーナは空いていたシンの右腕を自ら自分の腰辺りに置いた。
なんか抱きしめられた気がして、嬉しい。
と素直に思ったレーナは少し嬉しくなって笑った。
1290部屋の扉をそっと開いてそして静かに閉じた。
ゆっくり音がでないようにそっとベッドまで近づく。
こんな夜中に男の部屋に踏み入れるのははしたないのは知ってる。けどどうしても彼の驚く顔が見たいから。
すうすうと寝息を立ててる彼は布団の中に埋もれて顔は見えないけど、それが自分の恋人であることは見えなくともわかった。
うふふと、レーナは小さく笑った。
彼が寝ているベッドの下際で掛けていた布団を持ち上げ、ベッドと布団の間に潜り込んだ。横向けで寝ている彼の隣にひょいと頭を出すレーナは空いていたシンの右腕を自ら自分の腰辺りに置いた。
なんか抱きしめられた気がして、嬉しい。
と素直に思ったレーナは少し嬉しくなって笑った。
Lemonn
MEMOたぶんバレンタイン。セリフのみです。
食べませんか?「…もう…」
「悪い…」
「口の中、まだチョコが残ってるのに…!」
「だってレーナの口が美味しそうだったから。」
「またそういう…!いったいどこでそんな…!」
「チョコレートよりずっと甘かった。レーナは。」
「なっ!そんな感想は聞いてません!!!」
「ふふっ。」
「…」
「?」
「そういえば、今日って。バレン…タイン…ですよね…」
「ああ。そういえばそうだったか。」
「白々しいですよシン!」
「それで?バレンタインがどうかした?」
「いえ、その…こういう日ですし…シンは甘いものとか食べたくありませんか…?」
「?いや甘いものはちょっと…」
「そう!じゃ、…なくて…その…」
「?」
「さっき、チョコより…あ、あ、あまいって、そ、その」
981「悪い…」
「口の中、まだチョコが残ってるのに…!」
「だってレーナの口が美味しそうだったから。」
「またそういう…!いったいどこでそんな…!」
「チョコレートよりずっと甘かった。レーナは。」
「なっ!そんな感想は聞いてません!!!」
「ふふっ。」
「…」
「?」
「そういえば、今日って。バレン…タイン…ですよね…」
「ああ。そういえばそうだったか。」
「白々しいですよシン!」
「それで?バレンタインがどうかした?」
「いえ、その…こういう日ですし…シンは甘いものとか食べたくありませんか…?」
「?いや甘いものはちょっと…」
「そう!じゃ、…なくて…その…」
「?」
「さっき、チョコより…あ、あ、あまいって、そ、その」
Lemonn
MEMO21話観た後妄想が爆発したのでちょっとお話を…捏造ありかもしれない。
ありがとう。すうすうー…、
穏やかな息する音が耳にしながら目覚めた。
腕の中で彼女の体温が伝わって来て、安心感で胸を満たす。
さっき見た悪い夢のせいか今目の前あるこの光景が少し、現実じゃないような気がした。
それでも彼女の息をする音も伝わってくる彼女の体温も、全てがとても愛おしく感じる。この気持ちが何よりも現実だった。
「ん…」
「悪い。起こしました…」
「いいえ…」
「レーナ。」
「どうしました…」
「好きだ。」
さっきまでは完全に目を開ききってない彼女は今度は目を大きくしてこちらを見た。その後は少し目を逸して少し照れくさそうに微笑んで私も好きですと応えた。
とても愛らしい。
「いきなりどうしたんですか…」
「いや。少し、昔の夢見てました。」
1206穏やかな息する音が耳にしながら目覚めた。
腕の中で彼女の体温が伝わって来て、安心感で胸を満たす。
さっき見た悪い夢のせいか今目の前あるこの光景が少し、現実じゃないような気がした。
それでも彼女の息をする音も伝わってくる彼女の体温も、全てがとても愛おしく感じる。この気持ちが何よりも現実だった。
「ん…」
「悪い。起こしました…」
「いいえ…」
「レーナ。」
「どうしました…」
「好きだ。」
さっきまでは完全に目を開ききってない彼女は今度は目を大きくしてこちらを見た。その後は少し目を逸して少し照れくさそうに微笑んで私も好きですと応えた。
とても愛らしい。
「いきなりどうしたんですか…」
「いや。少し、昔の夢見てました。」