almga_apple00
DOODLEマシュフィン原作で多用されている🐬のフリ「そんな…こんなのいくら🍄くんでも」を使いたかった。
『こんなのいくら🍄くんでも』構文です。みなさんも使ってみてください。
ナチュラルに媚薬は全て🍄くんが飲むことになってるタイプのマシュフィン。 5
じろ~
DONEケーキ屋でバイトするモブ視点のマシュフィンです!フィンくんはほぼ出てきませんが、マシュフィンです。店員Aから贈る言葉 私はいつものように店の看板を引っ張り出して、開店の準備に勤しんでいた。
可愛く書いたメニューがよく見えるように、いろいろ角度を調整する。よし、これなら通りがかりでもきっと目に留まるはず。そう思って満足気に眺めると、店から店長が声をかけてきた。
「おーい、そっち終わったかい?」
「あ、はい! すぐ戻ります!」
いけない、休んでいる暇はないのだ。私は慌てて店内に戻って、カウンターを綺麗に磨く。後ろではパティシエである店長が、さまざまなお菓子を焼き上げている。いつ見ても惚れ惚れする出来栄えで、私は思わずゴクリと喉を鳴らす。
私がアルバイトしているこの店は、色とりどりのケーキを扱っている。中でも苺のショートケーキは絶品で、すぐに売り切れてしまうほどだ。他にも見た目が楽しいフルーツタルトや格別に甘いチョコレートケーキ、甘酸っぱさが最高なレアチーズケーキなどさまざまなスイーツが並ぶ。
3492可愛く書いたメニューがよく見えるように、いろいろ角度を調整する。よし、これなら通りがかりでもきっと目に留まるはず。そう思って満足気に眺めると、店から店長が声をかけてきた。
「おーい、そっち終わったかい?」
「あ、はい! すぐ戻ります!」
いけない、休んでいる暇はないのだ。私は慌てて店内に戻って、カウンターを綺麗に磨く。後ろではパティシエである店長が、さまざまなお菓子を焼き上げている。いつ見ても惚れ惚れする出来栄えで、私は思わずゴクリと喉を鳴らす。
私がアルバイトしているこの店は、色とりどりのケーキを扱っている。中でも苺のショートケーキは絶品で、すぐに売り切れてしまうほどだ。他にも見た目が楽しいフルーツタルトや格別に甘いチョコレートケーキ、甘酸っぱさが最高なレアチーズケーキなどさまざまなスイーツが並ぶ。
じろ~
DONEマシュフィンSSです!フィンくんがマッシュくんにお手紙を書く話です!ラブレターをありがとう拝啓
マッシュくん、お元気ですか。僕は元気にしています。
突然手紙なんて、と思ったかな。前にマッシュくんがおじいさんに手紙を書いているのを見て、僕も書いてみようかなと思ったんだ。
長期休みに入ってから暫くぶりだね。普段いつも一緒にいるから、部屋にマッシュくんがいないのが何となく違和感があります。マッシュくんはおじいさんとどんな風に過ごしていますか?
僕は休みを利用して、兄さまと街に遊びに行って来ました。こんなふうに兄弟で街を歩くのは、実は初めてかもしれない。昔はカフェとかに入る余裕、無かったんだ。
そこのカフェにはね、凄く可愛いうさぎさんのパフェがあって。兄さま、それに釘付けになってたから僕が代わりに頼んだよ。いざパフェが来たら、兄さまったらアイスなのに眺め過ぎてうさぎさんが溶けちゃって、少し落ち込んだ顔をしていました。
1617マッシュくん、お元気ですか。僕は元気にしています。
突然手紙なんて、と思ったかな。前にマッシュくんがおじいさんに手紙を書いているのを見て、僕も書いてみようかなと思ったんだ。
長期休みに入ってから暫くぶりだね。普段いつも一緒にいるから、部屋にマッシュくんがいないのが何となく違和感があります。マッシュくんはおじいさんとどんな風に過ごしていますか?
僕は休みを利用して、兄さまと街に遊びに行って来ました。こんなふうに兄弟で街を歩くのは、実は初めてかもしれない。昔はカフェとかに入る余裕、無かったんだ。
そこのカフェにはね、凄く可愛いうさぎさんのパフェがあって。兄さま、それに釘付けになってたから僕が代わりに頼んだよ。いざパフェが来たら、兄さまったらアイスなのに眺め過ぎてうさぎさんが溶けちゃって、少し落ち込んだ顔をしていました。
じろ~
DONEマシュフィン小話。何番煎じかわからない、キャベルくんあたりの時間の話です。フィンくんが考えているだけ傷つけてはいけない人 もう傷つけたくないと思った。
恐怖と保身のために裏切った自分に、彼——マッシュ・バーンデッドは「いい人」だと言った。
いい人とはなんだ?
思い返してみても、フィンは出会った時から当たり障りの無い受け答えしかしていなかった。箒の件は、貸して欲しいと言われたから貸しただけだ。特別なことなんて一つもしていない。
自分の方だ。マッシュに「いい人」だと、「誰より純粋な人」だと言いたいのは。
何もしていない自分に、彼は好物だというシュークリームを二度も分けてくれた。分ける度に彼は自分を「いい人」だと言って、心を救ってくれた。
フィンの何気ない行動を、マッシュは心から善意として受け取ってくれる。自分を「いい人」でいさせてくれる。
474恐怖と保身のために裏切った自分に、彼——マッシュ・バーンデッドは「いい人」だと言った。
いい人とはなんだ?
思い返してみても、フィンは出会った時から当たり障りの無い受け答えしかしていなかった。箒の件は、貸して欲しいと言われたから貸しただけだ。特別なことなんて一つもしていない。
自分の方だ。マッシュに「いい人」だと、「誰より純粋な人」だと言いたいのは。
何もしていない自分に、彼は好物だというシュークリームを二度も分けてくれた。分ける度に彼は自分を「いい人」だと言って、心を救ってくれた。
フィンの何気ない行動を、マッシュは心から善意として受け取ってくれる。自分を「いい人」でいさせてくれる。
じろ~
DONE試験後くらいのマシュフィン小話です!マッシュくんが色々考えてるだけの短い話です。星に触れる マッシュは友人の寝顔を見つめていた。いつもどおり早く眠りについたはずが、珍しく途中で目が覚めてしまったのだ。
夜中に起きていることなど数えるほどしか無かったマッシュは、落ち着かずベッドから身を起こした。部屋を見回すと、少し離れたベッドにフィンが横たわっている。
足音を殺してそっと顔を覗き込むと、彼は深く眠っているようだった。微かに上下する胸を確認し、マッシュは息をつく。
先日、フィンは神覚者候補選抜試験にて大怪我をしたばかりだった。オルカ寮のカルパッチョ・ローヤンに首を掻き切られそうになっている彼を見つけた時、目の前が怒りで真っ白になったことを覚えている。
普段は自分から前に出ようとはしないフィンを、マッシュが連れ出した。友達と一緒に試験を受けたかったから。そしてこの先も家族やみんなと平和に暮らすには、仲間がたくさん必要だと分かっていたからそうした。
742夜中に起きていることなど数えるほどしか無かったマッシュは、落ち着かずベッドから身を起こした。部屋を見回すと、少し離れたベッドにフィンが横たわっている。
足音を殺してそっと顔を覗き込むと、彼は深く眠っているようだった。微かに上下する胸を確認し、マッシュは息をつく。
先日、フィンは神覚者候補選抜試験にて大怪我をしたばかりだった。オルカ寮のカルパッチョ・ローヤンに首を掻き切られそうになっている彼を見つけた時、目の前が怒りで真っ白になったことを覚えている。
普段は自分から前に出ようとはしないフィンを、マッシュが連れ出した。友達と一緒に試験を受けたかったから。そしてこの先も家族やみんなと平和に暮らすには、仲間がたくさん必要だと分かっていたからそうした。
じろ~
DONEもだもだするマシュフィンの第三弾です!今回はドットくんだけでなくランスくんも巻き込まれています!「それは甘く柔らかく」と「まだ未知のそれ」の続きのお話です。
彼との距離は、一歩ずつ いつものお茶会でのことだ。
以前のようにランス、フィン、レモンが所用で遅れるというので、ドットは一足先に三〇二号室を訪れていた。
扉を開けると、そこにいたのはいつもどおり筋トレに勤しむマッシュ——ではなく。
「……はぁー……」
部屋中の空気が重たく感じるほど凹んだ様子のマッシュだった。
どこからどう見ても落ち込んでいます。元気がないです。
そういったジメジメしたオーラを放つマッシュに、ドットは思わず引いた顔をした。
「うわっ、めんどくせー感じになってっけど大丈夫か? お前」
「大丈夫じゃない……」
ズーンと沈んだ顔でうつむく彼は、頭からキノコでも生えてきそうな落ち込みようだ。それにドットはため息を吐くと、「ちょっと待ってろ」と言って席を立つ。
4046以前のようにランス、フィン、レモンが所用で遅れるというので、ドットは一足先に三〇二号室を訪れていた。
扉を開けると、そこにいたのはいつもどおり筋トレに勤しむマッシュ——ではなく。
「……はぁー……」
部屋中の空気が重たく感じるほど凹んだ様子のマッシュだった。
どこからどう見ても落ち込んでいます。元気がないです。
そういったジメジメしたオーラを放つマッシュに、ドットは思わず引いた顔をした。
「うわっ、めんどくせー感じになってっけど大丈夫か? お前」
「大丈夫じゃない……」
ズーンと沈んだ顔でうつむく彼は、頭からキノコでも生えてきそうな落ち込みようだ。それにドットはため息を吐くと、「ちょっと待ってろ」と言って席を立つ。
じろ~
DOODLE「きらきらひかる」の後の話です。フィン君に惹かれたモブが圧倒的マシュフィン(まだ付き合ってない)に敗北するSS第二弾です。いろいろと捏造しているので、ご注意ください。
王子様には彼がいたその笑顔を見た時、運命だと思いました。
学校のロビーの端っこで、私は手持無沙汰に掲示板やら装飾やらを眺めていました。お友達が教室に忘れ物をしたと言うので、一人で待っていたのです。
眺めるのにも飽きて足をぶらぶら、何とはなしに靴先を見ていたら、足元にハラリと何かが落ちました。それは近くのテーブルに置かれていたこの学校のパンフレットのようでした。
学外に配っているこの広告を、そういえばちゃんと見たことがありませんでした。そう思い何気なく中を開いてみると、一番に「彼」が目に飛び込んできたのです。
彼は大きなまろい瞳にきらきらと光を湛えて、手前に見切れている黒髪の人物に笑いかけていました。黒に金が混じった特徴的な髪が風に靡き、その柔らかくも相手を虜にするような魅力を持つ笑みをさらに色鮮やかに彩っています。散らばるそばかすが幼さを加え、少年と青年の間にいる彼の線の細さを強調しておりました。
3736学校のロビーの端っこで、私は手持無沙汰に掲示板やら装飾やらを眺めていました。お友達が教室に忘れ物をしたと言うので、一人で待っていたのです。
眺めるのにも飽きて足をぶらぶら、何とはなしに靴先を見ていたら、足元にハラリと何かが落ちました。それは近くのテーブルに置かれていたこの学校のパンフレットのようでした。
学外に配っているこの広告を、そういえばちゃんと見たことがありませんでした。そう思い何気なく中を開いてみると、一番に「彼」が目に飛び込んできたのです。
彼は大きなまろい瞳にきらきらと光を湛えて、手前に見切れている黒髪の人物に笑いかけていました。黒に金が混じった特徴的な髪が風に靡き、その柔らかくも相手を虜にするような魅力を持つ笑みをさらに色鮮やかに彩っています。散らばるそばかすが幼さを加え、少年と青年の間にいる彼の線の細さを強調しておりました。
ひよ(ひよりみ)
DOODLEマシュフィン◆パラレル設定のお話のマシュフィンの服装イメージはこんな感じでした。1960年代くらいのかわいい学生のイメージです。おやつあげたい。シュークリームいっぱいあげたい。おまわりさんここです◆数年後、正式に構成員として認められたらマッシュくんはスーツを着ます(かっこいい)(すごくかっこいい)(はちゃめちゃにかっこいい)ひよ(ひよりみ)
DONEマシュフィン◆パラレルです◆1950~60年代のアメリカ東部(ニューヨーク市)をイメージしています◆作中で直接的に言及はしていませんが、マフィアとかギャングとかそういう系の人が出てくる話です◆俺設定しかありません◆フィンくんがモブにナイフで刺されます◆複数のモブが首を折られて死にます◆マッシュくんが殺人を犯す描写があるので苦手な人は読まないでください◆私は受けのために道を踏み外す攻めが大好物です 10915じろ~
DONEフィン君が恋について考えたりマッシュくんともだもだするだけのマシュフィンSSです!「それは甘く柔らかく」の続きのようなお話です(読んでなくても大丈夫なはずです!)
まだ未知のそれ フィンにとって、恋とは「ピンとこない」ものだった。
友達のレモンがよくマッシュへの愛と恋を謳うことから、彼女にとってそれが何より貴いものであることは知っていた。彼女はフィンに「恋とは言い表しきれない荒ぶる想い」であることを説いてくれたが、それでもよく理解できなかった、というのが正しい。
そもそも恋の話に無縁の人生だったな、とフィンは思う。早いうちに両親を亡くし、兄と二人きりで街をさまよい歩いて生きていた。兄は泣いてばかりのフィンに何も言わず寄り添ってくれたが、寝物語に甘い話をするような余裕はどこにも無かった。イーストンに入学してからも授業についていくことに必死で、図書室で流行りの本を楽しむこともあまり無い。
4537友達のレモンがよくマッシュへの愛と恋を謳うことから、彼女にとってそれが何より貴いものであることは知っていた。彼女はフィンに「恋とは言い表しきれない荒ぶる想い」であることを説いてくれたが、それでもよく理解できなかった、というのが正しい。
そもそも恋の話に無縁の人生だったな、とフィンは思う。早いうちに両親を亡くし、兄と二人きりで街をさまよい歩いて生きていた。兄は泣いてばかりのフィンに何も言わず寄り添ってくれたが、寝物語に甘い話をするような余裕はどこにも無かった。イーストンに入学してからも授業についていくことに必死で、図書室で流行りの本を楽しむこともあまり無い。
じろ~
DONE徹夜の勢いに任せて弟を広告塔にしてしまうブラコン気味な兄さまとマシュフィンの話です。兄さまはあくまで兄弟愛で、カプはマシュフィンのみです。
きらきらひかる 青く澄んだ空が広がる、気持ちのいい昼下がり。イーストンのとある一室で一人の少年が、顔を空と同じくらい真っ青にして叫んでいた。
「僕が広告に出るって……どういうこと⁉︎」
少年——フィン・エイムズは、目の前にいる兄のレインに詰め寄る。
フィンは今、アドラ寮の兄の部屋を訪れていた。レインから手紙を受け取り、急いで部屋に来るようにと書かれたそれに従って走ってきたのだ。
レインは眉ひとつ動かさず、持ち帰ってきたらしい書類を眺めながら答える。
「さっき言ったとおりだ。オレの代わりにお前をイーストンの広告塔にすると決定した」
「だからなんで⁉︎」
フィンは頭を抱える。聞けば元々は校長直々の指名で、レインが広告塔に選ばれていたのだと言う。
3010「僕が広告に出るって……どういうこと⁉︎」
少年——フィン・エイムズは、目の前にいる兄のレインに詰め寄る。
フィンは今、アドラ寮の兄の部屋を訪れていた。レインから手紙を受け取り、急いで部屋に来るようにと書かれたそれに従って走ってきたのだ。
レインは眉ひとつ動かさず、持ち帰ってきたらしい書類を眺めながら答える。
「さっき言ったとおりだ。オレの代わりにお前をイーストンの広告塔にすると決定した」
「だからなんで⁉︎」
フィンは頭を抱える。聞けば元々は校長直々の指名で、レインが広告塔に選ばれていたのだと言う。
じろ~
DOODLE圧倒的マシュフィンに勝手に敗北するモブくんのSSです。モブ→フィンで、少し性格悪め&思い込みが激しいモブが独白するだけのお話なので苦手な方はご注意ください。
カプはマシュフィンのみでモブくんは単なる片思い(?)です。
彼についての述懐 俺にとってフィン・エイムズという男は、端的に言えば「どうしようもない奴」だった。
課題も試験も評価はドベの方で、箒の扱いも人並み程度。固有魔法も戦闘に向いたものではないのか、使っている場面を見たことが無い。
友達もいないらしく、アイツの周りはいつもぽっかりと穴が開いているみたいだった。教室の端でうつむきがちにペンを走らせているその姿に、俺は絶対ああはなりたくないと思っていたものだ。
転機を迎えたのは、俺たちがまだ中等部だった頃。入学してもう一年にもなっていただろうか。
座学が終わり、友人と教室を出ていこうとした時、俺は一人の生徒とぶつかって抱えていた教科書を全て落としてしまった。
「ちゃんと前見とけよ、愚図!」
2257課題も試験も評価はドベの方で、箒の扱いも人並み程度。固有魔法も戦闘に向いたものではないのか、使っている場面を見たことが無い。
友達もいないらしく、アイツの周りはいつもぽっかりと穴が開いているみたいだった。教室の端でうつむきがちにペンを走らせているその姿に、俺は絶対ああはなりたくないと思っていたものだ。
転機を迎えたのは、俺たちがまだ中等部だった頃。入学してもう一年にもなっていただろうか。
座学が終わり、友人と教室を出ていこうとした時、俺は一人の生徒とぶつかって抱えていた教科書を全て落としてしまった。
「ちゃんと前見とけよ、愚図!」
じろ~
DONEマッシュくんによる片思いマシュフィン小説。といいながらフィンくんは最後しか出てきません。巻き込まれドットくんがマッシュくんの恋の話を聞くだけの短編です。
それは甘く柔らかく 恋とはどんなものかしら。
この問いに、有史以来人は様々な結論を出してきた。
曰く、「相手をもっと知りたいと強く惹かれること」。
曰く、「苦しくなるほど思いを寄せること」。
曰く——「それは私のマッシュくんに対する想いです」。
最後の一つについては、揺れる金髪とリボンが眩しい女の子の談である。あまりに個人に寄せられたそれは、いったん置いておくとして。
マッシュ・バーンデッドにとって恐らく恋に一番近しいものは、シュークリームに向ける愛と執着であった。
〇 〇 〇
「それを聞いてどうしろっていうんだ、オレに」
朴訥と語ったマッシュに、そう切り返したのはドットだった。彼は荒っぽい口調とは裏腹に丁寧なしぐさでハーブティーを注ぐと、マッシュの前に静かに置いてくれる。
4402この問いに、有史以来人は様々な結論を出してきた。
曰く、「相手をもっと知りたいと強く惹かれること」。
曰く、「苦しくなるほど思いを寄せること」。
曰く——「それは私のマッシュくんに対する想いです」。
最後の一つについては、揺れる金髪とリボンが眩しい女の子の談である。あまりに個人に寄せられたそれは、いったん置いておくとして。
マッシュ・バーンデッドにとって恐らく恋に一番近しいものは、シュークリームに向ける愛と執着であった。
〇 〇 〇
「それを聞いてどうしろっていうんだ、オレに」
朴訥と語ったマッシュに、そう切り返したのはドットだった。彼は荒っぽい口調とは裏腹に丁寧なしぐさでハーブティーを注ぐと、マッシュの前に静かに置いてくれる。
hanano_seasons
PROGRESS興奮すると力加減ができなくなるましゅ×そんなましゅと同棲してるフィのマシュフィン。の、進捗。特殊設定な上に現パロという私の性癖にしか配慮してないやつです
「だから言ったでしょ、マッシュくんは壁ドンなんてしちゃダメだって」
そう言いながら砕け散ったドアの破片を集めていると、マッシュくんが申し訳なさそうに眉根を下げた。
「フィンくんを逃したくないって気持ちが抑えきれなくて……」
「そんなことしなくても逃げないってば。……っていうか、キスしたいなら言ってくれれば僕からするし」
口づけひとつのために部屋を破壊されたらたまったものじゃない。そんな思いからそう告げると、マッシュくんは露骨にしゅんとする。
「僕だって自分からフィンくんにキスしたい……」
「そう言われてもなぁ……」
興奮すると力加減ができなくなる、という特異体質の持ち主であるマッシュくんは、今までに様々なものを壊してきた。シャープペンやリモコンといった小さなものから、壁やドア、床といった壊したらシャレにならないものまで。
440そう言いながら砕け散ったドアの破片を集めていると、マッシュくんが申し訳なさそうに眉根を下げた。
「フィンくんを逃したくないって気持ちが抑えきれなくて……」
「そんなことしなくても逃げないってば。……っていうか、キスしたいなら言ってくれれば僕からするし」
口づけひとつのために部屋を破壊されたらたまったものじゃない。そんな思いからそう告げると、マッシュくんは露骨にしゅんとする。
「僕だって自分からフィンくんにキスしたい……」
「そう言われてもなぁ……」
興奮すると力加減ができなくなる、という特異体質の持ち主であるマッシュくんは、今までに様々なものを壊してきた。シャープペンやリモコンといった小さなものから、壁やドア、床といった壊したらシャレにならないものまで。