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    #グレビリ

    greebilli

    ゆりな

    PROGRESS予定が合わないグレビリ ビリーくんが好き。
     こんな僕を、友達だって言ってくれて、大好きだって言ってくれる。
     こんな僕を、特別だって言って、恋人だって言ってくれる。
     こんな僕を抱きしめて、キスだって、その先だってしてくれる。
     ビリーくん、ビリーくん大好き。
     
     
     今日の任務が終わった。明日はビリーくんとデート。
     今日はまだ情報屋の仕事があるみたいで、パソコンと睨めっこしてる。ムムムム…って時々唸ったり首を捻る姿が可愛くて、そんな後ろ姿が愛おしい。
     ゲームにもあまり集中できなくなってきた。テレビゲームはもう辞めて、今日はスマホのゲームにしようかな…。
     
     ソファに移動して、スマホをいじる。育成ゲーだとか癒やしゲーだとか言われる類で、画面から目を離しても大丈夫。明日のことを考えたり、横目にビリーくんを見てはニヤニヤしてしまう。
     
     いつ見てもビリーくんはパソコンと睨めっこしていて、ちょっと心配になってきた。目とか疲れてないかな…。
     蒸しタオルを作ってあげようかな、と思ったところで、急にビリーくんが立ち上がった。
     
    「うわーん!ごめんねグレイ!明日のデート行けなくなっちゃった…また次のオフで 5303

    れんこん

    DONE8章を経てのラブラブグレビリです……最近、グレイからの視線を特に感じる。
    ちらり、ちらりと伺うような目線。
    そして、その目線に気付いている自分も明確に彼の事を意識している。
    どき、どき、とほんの少しだけ高鳴るのは、その視線が明らかに熱を帯びているから。

     ほんの少し前、なんでもない晴天の日。ただキミと馴染みのイーストセクターの海辺を散歩して、彼の相棒とも散々戯れて。沢山笑って、お喋りをして。少しだけはしゃぎ疲れて、少しだけ背の高い「ともだち」の肩に頭を乗せる。長めの襟足が頬に触れて、ほんの少しくすぐったい。
     空の色がきれいなオレンジと、紺を孕む時間になった頃、ぽつりと隣から漏れ出た音に、しんぞうがきゅ、と鳴った。

    「……すき、だなぁ…。」

     たった一言のその言葉。それも伝えるのを意図としないような溢れ出た言葉。
    元々真実しか語れないその小さめの口は、今はその発してしまった言葉を体内に戻しでもするかのように、大きめの手で塞がれていた。
     顔は、真っ赤。
    はわ、はわ、と空気が抜けるみたいな音が漏れ出て、グレイは突然ごめん!なんて言って、オイラがもたれかかっているのに離れようとする。
     ……そんなの、逃すはずないで 5634