aiz0813
DONE【ワカ真】🐆不在/最終話軸/🐶P友情出演
※🐆の匂いイメージはバカラルージュ540ですが、白豹🐆は香りは酷似しているがオリジナルよりもスッキリした爽やかな甘さの【FOR HIM RED EDITION】でオリジナルは🍠🐆というより反社軸のあのいろっぺぇ🐆くんなイメージの甘ったる〜いえっちな匂い。
どっちも嗅いだ瞬間に🐆だ…ってなる。私はフォーヒム派。
fukuske5050
MOURNING極道ワカ×介護士真 バイク屋になるんだと思ってた。見習いから始めるのだと、照れ臭そうに笑った油まみれの洗いざらしのツナギ姿が似合ってた。
バイクが好きで、乗り回すのが好きで、いじるのが好きで。始めたばかりの見習いのくせに、いつか自分の店を開くんだって、遊びに来いよって言ったのに。
真ちゃんのツナギ姿を最後に見たのはいつだっただろう。
病院の通用口から現れた真ちゃんは酷く疲れた顔をしていた。伸ばしっぱなしの前髪が伏せた目元を覆う。オレンジ色に照らす日差しから目を背けるようにうつむいた横顔が、少し痩せたように見えた。
歩く前を遮るように車を乗り付け、立止まった真ちゃんに向かって窓を開ける。
「乗んない?メシ、食いに行こーよ」
1637バイクが好きで、乗り回すのが好きで、いじるのが好きで。始めたばかりの見習いのくせに、いつか自分の店を開くんだって、遊びに来いよって言ったのに。
真ちゃんのツナギ姿を最後に見たのはいつだっただろう。
病院の通用口から現れた真ちゃんは酷く疲れた顔をしていた。伸ばしっぱなしの前髪が伏せた目元を覆う。オレンジ色に照らす日差しから目を背けるようにうつむいた横顔が、少し痩せたように見えた。
歩く前を遮るように車を乗り付け、立止まった真ちゃんに向かって窓を開ける。
「乗んない?メシ、食いに行こーよ」
nanase_n2
DOODLE原稿の息抜きのワカ真です。両片思い?みたいな感じで恋愛未満です。※キスあります『たった一つのキス』(ワカ真)黒龍を結成してもうすぐ半年になる。
総長佐野真一郎のもと、若狭は特攻隊長をつとめていた。若狭の煌道連合と慶三の螺愚那六の元メンバーを吸収した黒龍は人数でも他の暴走族チームを圧倒している。
彼らの視線を一身に受ける真一郎は、若狭の目にも誰よりも輝いていた。
真一郎は涙もろくて女に振られてばかりいたけれど、若狭をはじめ皆の信頼を絶対に裏切らない男だ。自分がどれほど傷つくこともいとわない。若狭には細いその背中が誰よりも大きく見えた。
だから若狭は真一郎と友達にもなった。
集会に限らず、週末になれば二人きりで海沿いを走った。
秋の空気は澄んでいて、さえぎるもののない海の上には丸い月が浮かんでいた。
ザリを走らせる若狭の先に、真一郎の姿がある。
2655総長佐野真一郎のもと、若狭は特攻隊長をつとめていた。若狭の煌道連合と慶三の螺愚那六の元メンバーを吸収した黒龍は人数でも他の暴走族チームを圧倒している。
彼らの視線を一身に受ける真一郎は、若狭の目にも誰よりも輝いていた。
真一郎は涙もろくて女に振られてばかりいたけれど、若狭をはじめ皆の信頼を絶対に裏切らない男だ。自分がどれほど傷つくこともいとわない。若狭には細いその背中が誰よりも大きく見えた。
だから若狭は真一郎と友達にもなった。
集会に限らず、週末になれば二人きりで海沿いを走った。
秋の空気は澄んでいて、さえぎるもののない海の上には丸い月が浮かんでいた。
ザリを走らせる若狭の先に、真一郎の姿がある。
fukuske5050
MOURNING本誌済み真とワカとマ
※マは本誌の病状です さすったりしてます こういうことをしてよいのか悪いのか、調べていません
顔色が悪いのは真一郎の方だ。僅かに自由になる時間さえも、病室でひとり横たわり、管に繋がれたまま意識のない弟の傍らから離れない。ただ生き永らえているだけのそれから離れない。医療も奇跡もまやかしも、真の最愛にできることはそれだけしかないからだ。
万次郎のため。そのために真一郎の生活は費やされ自分のための時間は皆無に等しい。食べることも、眠ることも惜しいのだ。怖いのだ。少しでも目を離した隙に呼吸を漏らした隙に、必死に抱えた腕の中からサラサラと流れ落ち、万次郎が失われていく。
蝕まれているのは真一郎の方だ。若狭にはそう思えてならなかった。
職務の休憩時間に万次郎を見舞う真一郎に合わせて万次郎の病室を訪れる。それは万次郎のためではない。真一郎のためだ。若狭にできるのはその程度でしかない。訪れた若狭の呼び掛けに答えた真の声は枯れて夜明けのカラスのようだった。ギャアと鳴いてみせるのは威嚇なのか懇願なのかはわからない。せめて水を、そう思って席を外し、帰ってきた病室で見たものは。
1853万次郎のため。そのために真一郎の生活は費やされ自分のための時間は皆無に等しい。食べることも、眠ることも惜しいのだ。怖いのだ。少しでも目を離した隙に呼吸を漏らした隙に、必死に抱えた腕の中からサラサラと流れ落ち、万次郎が失われていく。
蝕まれているのは真一郎の方だ。若狭にはそう思えてならなかった。
職務の休憩時間に万次郎を見舞う真一郎に合わせて万次郎の病室を訪れる。それは万次郎のためではない。真一郎のためだ。若狭にできるのはその程度でしかない。訪れた若狭の呼び掛けに答えた真の声は枯れて夜明けのカラスのようだった。ギャアと鳴いてみせるのは威嚇なのか懇願なのかはわからない。せめて水を、そう思って席を外し、帰ってきた病室で見たものは。
a_y100i7
MAIKING本誌ネタ。10/16にうっかり出たら笑って欲しい反社のワカと真一郎。真ちゃん→真呼びになったのは真一郎のこと抱いたからだと思ってるんですけどどう?????本誌のワカ真『黒龍(ブラックドラゴン)は解散する!』
日本一の暴走族、初代黒龍はその日終りを迎え伝説となった。総長の男はかねてより本人の夢であったバイク屋を営むためにカタギとなって店を構えるために日々別の場所で仕事をしながら学んでいる。十代の頃の青春の1ページ、きれいな思い出にしたかったと、あの頃の若狭はそう思っていたはずだったのだ。
真一郎の弟、万次郎が階段から落ちて植物状態になってしまった。兄の真一郎は仕事をやめ、万次郎の為に介護の資格を取る為勉強をしながら病院で働いている。寝る間も惜しんで、ただ弟のために。そんな中で、保護者だった祖父が他界。若くして大黒柱となってしまった真一郎の元にやってくるのは救いでもなんでもなかった。
1527日本一の暴走族、初代黒龍はその日終りを迎え伝説となった。総長の男はかねてより本人の夢であったバイク屋を営むためにカタギとなって店を構えるために日々別の場所で仕事をしながら学んでいる。十代の頃の青春の1ページ、きれいな思い出にしたかったと、あの頃の若狭はそう思っていたはずだったのだ。
真一郎の弟、万次郎が階段から落ちて植物状態になってしまった。兄の真一郎は仕事をやめ、万次郎の為に介護の資格を取る為勉強をしながら病院で働いている。寝る間も惜しんで、ただ弟のために。そんな中で、保護者だった祖父が他界。若くして大黒柱となってしまった真一郎の元にやってくるのは救いでもなんでもなかった。
fukuske5050
MOURNING真一郎を忘れない若狭とわかってる慶三いいわけ 冗談みたいな話なんだけど。夜の渋谷で人通りから外れたところ、酔っぱらいに絡まれてたオンナノコを助けたら、どうしてだかそのコに見初められた。
ふわふわの髪に控えめなメイクに華奢なライン、どこにでもいる普通のお嬢さんてヤツ。それが意外にも強く出られて礼だなんだと押しきられて連絡先も居場所さえ突き止められた。イヤ、それ見栄えが良いだけの新手のストーカーだろうが。
野郎相手は手加減無しベンケイも、オンナノコ相手じゃカラキシだ。
メールは無視されるのがわかってて、ジムの終わりに合わせて電話してくるような手合いなんて相手にしなきゃいい。律儀に出たりするから取っ捕まっちまう。
今日はいつもの居酒屋の月イチの飲み放題。終わらねぇ電話にイライラしながら時計を睨む。
1777ふわふわの髪に控えめなメイクに華奢なライン、どこにでもいる普通のお嬢さんてヤツ。それが意外にも強く出られて礼だなんだと押しきられて連絡先も居場所さえ突き止められた。イヤ、それ見栄えが良いだけの新手のストーカーだろうが。
野郎相手は手加減無しベンケイも、オンナノコ相手じゃカラキシだ。
メールは無視されるのがわかってて、ジムの終わりに合わせて電話してくるような手合いなんて相手にしなきゃいい。律儀に出たりするから取っ捕まっちまう。
今日はいつもの居酒屋の月イチの飲み放題。終わらねぇ電話にイライラしながら時計を睨む。
nanase_n2
DOODLEしんちゃん16歳くらいで、ワカと付き合ってすぐのワカ真。ベタなさくらんぼネタです(キスあり)
甘くてピンクのかわいいやつある日曜のこと、若狭が佐野の家にへ行くと、珍しく祖父や弟妹は出払っていた。
万作は親戚の家、万次郎とエマは友達の家族とプールへ遊びに行ったという。そういえばもう七月に入っていた。
そんなわけで広い家に真一郎は暇を持て余し、若狭を呼んだらしい。
若狭が中庭へ回ると、真一郎は縁側からひらひらと団扇で呼ぶ。
今日はリーゼントにしていないせいか、まるで中学生みたいに見える。
「よぉ、ワカ。麦茶でも飲む?」
「うん」
若狭はサンダルを脱いで縁側から家の中へ上がる。
床板がひんやりしていて心地いい。
真一郎は戸棚からグラスと、冷蔵庫から麦茶の入ったボトルをテーブルに乗せた。
若狭が所在なく側で立っていたが、テーブルにある木箱が目に入った。
2014万作は親戚の家、万次郎とエマは友達の家族とプールへ遊びに行ったという。そういえばもう七月に入っていた。
そんなわけで広い家に真一郎は暇を持て余し、若狭を呼んだらしい。
若狭が中庭へ回ると、真一郎は縁側からひらひらと団扇で呼ぶ。
今日はリーゼントにしていないせいか、まるで中学生みたいに見える。
「よぉ、ワカ。麦茶でも飲む?」
「うん」
若狭はサンダルを脱いで縁側から家の中へ上がる。
床板がひんやりしていて心地いい。
真一郎は戸棚からグラスと、冷蔵庫から麦茶の入ったボトルをテーブルに乗せた。
若狭が所在なく側で立っていたが、テーブルにある木箱が目に入った。
nanase_n2
PROGRESS先週、諸事情により完成できなかった真ちゃんの嫉妬の話(ワカ真です)元ネタはツイートです。今週末完成させる予定です(支部にUPします)※ワカの元カノが出てくるので注意
真ちゃんの嫉妬の話(ワカ真)※途中若狭は渋谷駅近くのコンビニで缶コーヒーを買った。コンビニの外へ出ると、灰皿の側に立ってプルタブを開ける。店の庇の下は丁度日陰になっていて涼しい。
すぐ側に停めてある若狭の愛機が、朝日を浴びてキラキラと輝く。今は真一郎がメンテンナンスをしてくれているおかげで以前より調子がいい。ザリのつるりとしたシルバーの車体を若狭は撫でた。
ついでに空を見上げると、初夏の風が若狭の銀髪を揺らす。太陽の眩しさに若狭は目を細める。
土曜日の午前中にこうして起きていることが奇跡だ。元々夜型だから、授業の一、二限は未だに間に合ったことはないし、休みの日は起きだすのは大抵夕方だった。
それでも若狭がこのコンビニにいるのも真一郎から誘われたからだ。ここで待ち合わせる約束だった。
2648すぐ側に停めてある若狭の愛機が、朝日を浴びてキラキラと輝く。今は真一郎がメンテンナンスをしてくれているおかげで以前より調子がいい。ザリのつるりとしたシルバーの車体を若狭は撫でた。
ついでに空を見上げると、初夏の風が若狭の銀髪を揺らす。太陽の眩しさに若狭は目を細める。
土曜日の午前中にこうして起きていることが奇跡だ。元々夜型だから、授業の一、二限は未だに間に合ったことはないし、休みの日は起きだすのは大抵夕方だった。
それでも若狭がこのコンビニにいるのも真一郎から誘われたからだ。ここで待ち合わせる約束だった。
a_y100i7
PROGRESS2月の新刊予定のDom/Subユニバースのワカ真タイトルなんにしよかな『もしかして、Subに切り替えたことがないのか?』
『……っあ? なんだって?』
とりあえず落ち着け、とトンと肩に手をおかれる。いつもならば不快感で振り払えうのになぜか目の前の男から視線をそらしてはいけないような気がしてならない。男は微笑んで、Kneelと告げるとガクン、と若狭はその場で膝を折った。
関東の不良は二分されていた。片方は赤壁、荒師慶三率いる螺愚那六。その螺愚那六に対抗すべくいくつかのチームが合わさってできた煌道連合。そして今牛若狭は煌道連合の総大将であった。そして誰もがそれぞれの総長、総大将はDomなのだと思っていた。当時無名であった佐野真一郎によって関東は一つにまとまることになって、一番驚いたほは二人ではなく周りだった。三人の間に何があったのか知るものは当人たちと、真一郎の腹心である明司武臣しか知らず。
3447『……っあ? なんだって?』
とりあえず落ち着け、とトンと肩に手をおかれる。いつもならば不快感で振り払えうのになぜか目の前の男から視線をそらしてはいけないような気がしてならない。男は微笑んで、Kneelと告げるとガクン、と若狭はその場で膝を折った。
関東の不良は二分されていた。片方は赤壁、荒師慶三率いる螺愚那六。その螺愚那六に対抗すべくいくつかのチームが合わさってできた煌道連合。そして今牛若狭は煌道連合の総大将であった。そして誰もがそれぞれの総長、総大将はDomなのだと思っていた。当時無名であった佐野真一郎によって関東は一つにまとまることになって、一番驚いたほは二人ではなく周りだった。三人の間に何があったのか知るものは当人たちと、真一郎の腹心である明司武臣しか知らず。