ヌゥーピ
PASTつなとらすき〜〜ッ♡♡支部げつなとら♀️です。
つなし(→→→→→→→→→→)→←←←みどう
の両片想い。
虎於ちゃんちょっと弱々しい女の子です。
女の子になっても性格はそのままだろうな〜と思ってます。
【私】って書いてますけど虎於ちゃんは【あたし】って言いそうですよね。
守らせて、守って。龍之介のことが好きだ。
そう気づいたのはレッフェスの後、龍之介に電話をした時だった。
私は自分の行いを龍之介へ謝罪した。
けして許されることのない、消えない罪。
龍之介はその罪とは別に私の事を尊敬し、認めてくれた。
初めてだった、ŹOOĻのアイツら以外で【御堂】のついていない、ありのままの私を認めてくれたのは。
寄ってくる男、女はみんな【御堂】の私が好きだった。
きっと【御堂】じゃない私はみんなの嫌われ者だろう。
けど、龍之介は違った。
私が私でいられるようにすることを認め、私を見てくれた。
嬉しかった、それと同時に龍之介に芽生えた恋心に蓋をした。
ゆるされるわけが無い、龍之介の大切なモノを壊し、奪おうとしたのだ。
そんな私が龍之介に恋なんて、許されない。
5120そう気づいたのはレッフェスの後、龍之介に電話をした時だった。
私は自分の行いを龍之介へ謝罪した。
けして許されることのない、消えない罪。
龍之介はその罪とは別に私の事を尊敬し、認めてくれた。
初めてだった、ŹOOĻのアイツら以外で【御堂】のついていない、ありのままの私を認めてくれたのは。
寄ってくる男、女はみんな【御堂】の私が好きだった。
きっと【御堂】じゃない私はみんなの嫌われ者だろう。
けど、龍之介は違った。
私が私でいられるようにすることを認め、私を見てくれた。
嬉しかった、それと同時に龍之介に芽生えた恋心に蓋をした。
ゆるされるわけが無い、龍之介の大切なモノを壊し、奪おうとしたのだ。
そんな私が龍之介に恋なんて、許されない。
音祢💀右
PASTモブと🐙・🐍・🔥のやり取りです。ギャグです。※特定の癖を貶す意図はありませんが、不快になられたら申し訳ありません。
彼には強火三銃士がいるイグニハイド寮生3年にモブ男という人物がいた。
かの寮に選ばれているので言わずもがなオタクである。
ここ賢者の島では夏と冬にイベントが開催されている。その名もツイコミ。なかなかに盛況で島内外から大勢の参加者がいる。
モブ男は勿論売る側なので今も漫画を描いている最中だった。そこそこ色んな人に認知されてきたし本の売れ行きも割と良い。
因みに彼が描くのはある人物を軸にしたストーリー。冒険や異世界転生、学園物の時もあるし珠にちょっとエッチな展開も入ったりする。
そして出来上がった本は実はモデルである本人にも見られている。
読んだ本人は「属性盛りすぎて草、ラノベ主人公か?それにしても女体化拙者に癖詰め込みすぎて複雑な気持ちもある」との感想をくれるが反対されたことはない。
5623かの寮に選ばれているので言わずもがなオタクである。
ここ賢者の島では夏と冬にイベントが開催されている。その名もツイコミ。なかなかに盛況で島内外から大勢の参加者がいる。
モブ男は勿論売る側なので今も漫画を描いている最中だった。そこそこ色んな人に認知されてきたし本の売れ行きも割と良い。
因みに彼が描くのはある人物を軸にしたストーリー。冒険や異世界転生、学園物の時もあるし珠にちょっとエッチな展開も入ったりする。
そして出来上がった本は実はモデルである本人にも見られている。
読んだ本人は「属性盛りすぎて草、ラノベ主人公か?それにしても女体化拙者に癖詰め込みすぎて複雑な気持ちもある」との感想をくれるが反対されたことはない。
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PASTstmy 初出2023.2.#stmy元カノアンソロ 「甘い葡萄」にて寄稿させていただきました早乙女さん+名前有モブ♀の作品です。
早乙女さんと中学の同級生だったモブ♀から見た過去と現在。
郁玲前提・捏造多数
アンソロ詳細はこちらからどうぞ
https://twitter.com/hero_inhermind/status/1633456544955392000
写真を巡る想い出(郁玲+モブ♀)「……ポン」
今でもふざけた名前が口をついて出ることに自分でも驚きを隠せない。中学時代の女友達二人と飲んだ帰り道、喧騒の止まないスクランブル交差点を渡り終えてすぐのことだった。急ぎ足の誰かが追い越しざまにぶつかってきて、よろめいたところを反対側にいた男性が受け止めてくれたのだ。訪れた再会は客観的に見ても唐突かつ運命的なシチュエーションだったと思う。
謝罪とお礼を伝えようと咄嗟に顔を上げて、ぶつかる視線。さらさらな黒髪の隙間から見え隠れする切れ長の目には見覚えしかなく、開口一番に馴染みのある呼び名を叫んだ。
「……」
僅かに眉根を寄せた後に、彼は貼り付けたような愛想笑いを浮かべる。
「大変ご無沙汰しております」
8591今でもふざけた名前が口をついて出ることに自分でも驚きを隠せない。中学時代の女友達二人と飲んだ帰り道、喧騒の止まないスクランブル交差点を渡り終えてすぐのことだった。急ぎ足の誰かが追い越しざまにぶつかってきて、よろめいたところを反対側にいた男性が受け止めてくれたのだ。訪れた再会は客観的に見ても唐突かつ運命的なシチュエーションだったと思う。
謝罪とお礼を伝えようと咄嗟に顔を上げて、ぶつかる視線。さらさらな黒髪の隙間から見え隠れする切れ長の目には見覚えしかなく、開口一番に馴染みのある呼び名を叫んだ。
「……」
僅かに眉根を寄せた後に、彼は貼り付けたような愛想笑いを浮かべる。
「大変ご無沙汰しております」
エンコ
MEMO1人で長いことシコシコ描いてたモブ水です。盛り上がりすぎて設定までつくりました(キモ)
特殊性癖モブおじさんに古傷をガリガリされる話です
ひたすら可哀想、リョナ気味
何でも許せる方のみ閲覧してください。
チソも出るので
パスワード 20↑?(yes/no) 5
紫(ゆかり)
MEMOそれぞれの歯医者事情山田家シリーズ*山田一郎⇒年に一度くらいは検診をするが歯に違和感を覚えたら即予約
*山田三郎⇒幼少期にうっかり痛い思いをしたので3ヶ月に一度の定期検診欠かさない
*山田二郎&芹⇒定期検診なにそれ?痛みを感じても治るはずだと根拠のない『だろう』根性を持っているので、限界が訪れるまで見てみぬふりを決め込む
楽観的に見える2人だが、根っこには歯医者が怖い!があるので、限界を迎えそうな予感がしても諦め悪く粘るが、本当の限界を超えるとサブちゃんに一人で行くのが恐いので一緒に付き添って欲しいと泣きつく。
歯医者の予約から検査、診断結果を聞く、治療開始から完了まで傍らには常にサブちゃんの姿がある。なんならサブちゃんが見かねてお膳立てしてくれる。
422*山田三郎⇒幼少期にうっかり痛い思いをしたので3ヶ月に一度の定期検診欠かさない
*山田二郎&芹⇒定期検診なにそれ?痛みを感じても治るはずだと根拠のない『だろう』根性を持っているので、限界が訪れるまで見てみぬふりを決め込む
楽観的に見える2人だが、根っこには歯医者が怖い!があるので、限界を迎えそうな予感がしても諦め悪く粘るが、本当の限界を超えるとサブちゃんに一人で行くのが恐いので一緒に付き添って欲しいと泣きつく。
歯医者の予約から検査、診断結果を聞く、治療開始から完了まで傍らには常にサブちゃんの姿がある。なんならサブちゃんが見かねてお膳立てしてくれる。
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MOURNING物騒なサンポが書きたかったのになぜかモブ目線で始まってしまったから供養サンポ出てこないよ暴力と血と酒みたいなやつ
濁った汚泥を足の裏で踏み潰して、洞窟のような路地を歩く。カツカツ。靴音が鉱区と同じ要領で切り出された壁に反響する。重ねるようにして、びちゃびちゃと水をこぼす音がする。
ベロブルグの下層部では雪は降らない。
そんなことは誰だって知っている。特にここ、スヴェートタウンで上から降ってくるものといえば、よくて血か酒。もしくは胃液と言ったところだ。運が悪いと肉片が降ってくることもままある。おまけで飛び交う唾と汗もつけておこう。そんな場所にろくな人間はいないし、まともな生活だって望めない。鉱夫くずれのクズと、酒浸りのクズ。クスリ漬けのジャンキーに、娼婦……。量産され、無駄に多様化されたクズが地炎のナワバリでは息ができずにこうした掃き溜めへとやってくる。掃き溜めは肥溜めとなり、肥溜めが組織を形作り、やがて金を産むようになった。それが今のスヴェートタウンの姿だ。
622濁った汚泥を足の裏で踏み潰して、洞窟のような路地を歩く。カツカツ。靴音が鉱区と同じ要領で切り出された壁に反響する。重ねるようにして、びちゃびちゃと水をこぼす音がする。
ベロブルグの下層部では雪は降らない。
そんなことは誰だって知っている。特にここ、スヴェートタウンで上から降ってくるものといえば、よくて血か酒。もしくは胃液と言ったところだ。運が悪いと肉片が降ってくることもままある。おまけで飛び交う唾と汗もつけておこう。そんな場所にろくな人間はいないし、まともな生活だって望めない。鉱夫くずれのクズと、酒浸りのクズ。クスリ漬けのジャンキーに、娼婦……。量産され、無駄に多様化されたクズが地炎のナワバリでは息ができずにこうした掃き溜めへとやってくる。掃き溜めは肥溜めとなり、肥溜めが組織を形作り、やがて金を産むようになった。それが今のスヴェートタウンの姿だ。
庭師🍃
DOODLEかわいそうじゃなくなったhttps://odaibako.net/gacha/6117?id=91d5f339efad4638ab1bbb83007871c3
外食中、隣の座席のカップルが結構激しめの喧嘩を初めてご飯どころではなくなってきた悲鳴嶼
お題ガチャ 3ミリくらいかわいそう よりうるさい。
さっさと食べて店を出ようかと思うが、口に運んだものが、もう食べ物の味がしないような気がする。
もう諦めて、後はコンビニで何か買って家で食べようか、と箸を置きかけた。
「……あ。行……悲鳴嶼さん!」
今日は残業していくということで約束はしていなかった。
先に帰り、たまたま書店に長居してしまい、遅くなった夕食をとっている。
店に入ってきて顔の横で手を振る実弥に、私は騒音を忘れ、視界が明るくなった。
実弥。
あそこで相席で、と店員に伝えた実弥がつかつかと歩いてきて、向かいの席に座る。
「こんな時間だけど、もしかしたらいるんじゃねぇか、と思ったらほんとにいたァ」
嬉しそうな顔で話す実弥の声しかもう聞こえない。
店員が水とおしぼりを置いていく中、「あ、おかめうどんと抹茶パフェお願いします」と実弥が言う。
1642さっさと食べて店を出ようかと思うが、口に運んだものが、もう食べ物の味がしないような気がする。
もう諦めて、後はコンビニで何か買って家で食べようか、と箸を置きかけた。
「……あ。行……悲鳴嶼さん!」
今日は残業していくということで約束はしていなかった。
先に帰り、たまたま書店に長居してしまい、遅くなった夕食をとっている。
店に入ってきて顔の横で手を振る実弥に、私は騒音を忘れ、視界が明るくなった。
実弥。
あそこで相席で、と店員に伝えた実弥がつかつかと歩いてきて、向かいの席に座る。
「こんな時間だけど、もしかしたらいるんじゃねぇか、と思ったらほんとにいたァ」
嬉しそうな顔で話す実弥の声しかもう聞こえない。
店員が水とおしぼりを置いていく中、「あ、おかめうどんと抹茶パフェお願いします」と実弥が言う。
chidentsurusai
DOODLEモブにセクハラされる🌸大学に入ったら🏀以外の付き合いも色々あって飲み会もその一つで、
🌸は未成年だし🏀マンだからお酒飲まないんだけど浴びるように酒飲んでる先輩たちに体育会系のノリでセクハラされまくってそれが嫌で嫌で仕方がない🌸っていう最低の落書き
渡米中のみゃに「大学どうよ」って聴かれて心配させたくないから「🏀は楽しい」って言うんだけどみゃにはその微妙なニュアンスが伝わってたらいい
Lumen
SPUR ME《浆果派对》【2】Sonny mob向,轻微G向警告,吸毒警告,np警告,洁癖勿入
加拿大背景,警长被后辈和路人吃干抹净,但事实真的如此吗?(
最后:欢迎sonny加入nijisanji大淫趴!
《浆果派对》【2】
那封视频邮件被发送到警局之前,sonny还是同事眼里的好警察。
是啊,我有时候会这样想。
这样阳光的队长,也许被拖到地狱里,是注定的事呢。
作为扶持我的警长,我一直希望他如传闻中一样完美。
只不过,偶尔,sonny会露出一点端倪。
那是个难得的晴天,几个后辈在茶水间里抱怨这次罪犯太难缠。
而我,正望着sonny转身后被枪套挡住的半个腰线出神。
他扫过我一眼,我惊惶着收回视线,还在思索他到底有没有发觉我时,就听到头顶传来一声轻笑:
“有罪犯才有警察呀。”
“没有罪犯,警察能做什么呢,拿着纳税人钱的废物吧,哈哈。”
直到另一个人推开茶水间的门,打破沉默,他又突然看着我们笑着说:
2908那封视频邮件被发送到警局之前,sonny还是同事眼里的好警察。
是啊,我有时候会这样想。
这样阳光的队长,也许被拖到地狱里,是注定的事呢。
作为扶持我的警长,我一直希望他如传闻中一样完美。
只不过,偶尔,sonny会露出一点端倪。
那是个难得的晴天,几个后辈在茶水间里抱怨这次罪犯太难缠。
而我,正望着sonny转身后被枪套挡住的半个腰线出神。
他扫过我一眼,我惊惶着收回视线,还在思索他到底有没有发觉我时,就听到头顶传来一声轻笑:
“有罪犯才有警察呀。”
“没有罪犯,警察能做什么呢,拿着纳税人钱的废物吧,哈哈。”
直到另一个人推开茶水间的门,打破沉默,他又突然看着我们笑着说:
thor_mp100
DOODLE小学生モブ、体力がなくて良く相談所で寝ちゃってて、霊幻の上着被せられてたところ無限に見たい。数年後に「学ランは防御力が高いって言ってましたけど、スーツもそうなんですか?」ってモブが聞いたら、霊幻「そうだぞ」って得意げに言ってほしいし「ずっと僕を守っててくれたんですね」って文字数
thor_mp100
MOURNINGシテイシティ2022.11.12芯が捨てられない師匠の話 ※↓本編はまともです
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18711617
※ボツオマケ(ギャグです)
モブ+エク+律 6
thor_mp100
CAN’T MAKE元ツイhttps://twitter.com/thor_mp100/status/1591731408200151042?t=2taWrHqinnucOvoSyW4qbw&s=19
ラフもどき
(人生で2コマ漫画しか書いたことが無い初2ページ) 2
tama
DONEセ●ハラ被害に逢うΓ1※モブ(手だけ)×1️⃣?スパヒ前に描いてた絵です(⚠️キャラ不明瞭だった頃なので性格セリフ口調全て妄想注意だけど大して違わない…?)ちょっとカラダムチムチしちゃった😝
もろきゅう
DONE注意散漫なサモナーと補う忍者の話いまそかり 忍者は種をかじる。
サモナーが手渡してきたATKの小種を、ためらいがちに奥歯で噛んでいた。
我らが主は、戦闘慣れしていないらしい。
忍者がそう結論付けたのは、今までのアプリバトルを控えメンバーとして散々観察してのことだ。
何度も敵を打ち漏らしては、参謀であるシロウの範囲攻撃で沈めてもらい、何度も不意打ちされては、振り返る余裕もないのか硬直し、アカオニのチャージスラストに助けられている。
リーダーとして、いささか頼りないと言わざるを得ない。
高校生なのだから仕方ないとはいえ、場数に比べて成長の度合が遅い。
今だって、我らがリーダーは直進するばかりで、脇に意識を向けていないのだ。
ああ、ほら、死角から敵が飛び出してきて……
1559サモナーが手渡してきたATKの小種を、ためらいがちに奥歯で噛んでいた。
我らが主は、戦闘慣れしていないらしい。
忍者がそう結論付けたのは、今までのアプリバトルを控えメンバーとして散々観察してのことだ。
何度も敵を打ち漏らしては、参謀であるシロウの範囲攻撃で沈めてもらい、何度も不意打ちされては、振り返る余裕もないのか硬直し、アカオニのチャージスラストに助けられている。
リーダーとして、いささか頼りないと言わざるを得ない。
高校生なのだから仕方ないとはいえ、場数に比べて成長の度合が遅い。
今だって、我らがリーダーは直進するばかりで、脇に意識を向けていないのだ。
ああ、ほら、死角から敵が飛び出してきて……
FP2ndhayusyo
MOURNING今朝、卵を落として割ってしまった時に頭に流れた妄想。クローン研究員モブが実験中の胚を落としてしまう。
※捏造
※クローンの作り方も捏造
※生命倫理がない
※細胞がぐちゃっとなってる微グロ?
あ「あ」
手から滑り落ちたそれは、床にぶつかって、あっけなく崩れてしまった。
私の手には、一瞬前までシャーレが乗っていた。その中には、体細胞核を移植した卵子から発生した小さな小さな胚。ある程度育ったそれを、培養液に移すところだった。足を滑らせた訳でも、何かに驚いた訳でもない。するり、と手からいなくなっていたそれは、床で悲惨にも飛び散っていた。
「あーあ、命、一個壊しちゃった…」
「早く拭きなよ。その汚れ、乾くと落とすの大変だからさ」
「分かってるよぉ」
私はkimタオルを何枚か取って、飛び散った細胞を搔き集める。胚を浸していた羊水か、細胞から出た液か、どちらか分からない液体が白い生地に染みる。ペーパータオル越しに触れる細胞は柔らかく、粘液が伸びてベトベトしている。私が不注意で落とさなければ、こんな姿にならずに、立派な生命でいられたのに。せっかく形になっていたそれは、半分つぶれて、べたついた塊になってしまった。細かく飛び散ってしまった細胞を、一つも漏らさないように、丁寧に丁寧に床から救い出す。
1045手から滑り落ちたそれは、床にぶつかって、あっけなく崩れてしまった。
私の手には、一瞬前までシャーレが乗っていた。その中には、体細胞核を移植した卵子から発生した小さな小さな胚。ある程度育ったそれを、培養液に移すところだった。足を滑らせた訳でも、何かに驚いた訳でもない。するり、と手からいなくなっていたそれは、床で悲惨にも飛び散っていた。
「あーあ、命、一個壊しちゃった…」
「早く拭きなよ。その汚れ、乾くと落とすの大変だからさ」
「分かってるよぉ」
私はkimタオルを何枚か取って、飛び散った細胞を搔き集める。胚を浸していた羊水か、細胞から出た液か、どちらか分からない液体が白い生地に染みる。ペーパータオル越しに触れる細胞は柔らかく、粘液が伸びてベトベトしている。私が不注意で落とさなければ、こんな姿にならずに、立派な生命でいられたのに。せっかく形になっていたそれは、半分つぶれて、べたついた塊になってしまった。細かく飛び散ってしまった細胞を、一つも漏らさないように、丁寧に丁寧に床から救い出す。
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MAIKING超有名私立大学附属中等部(男子校)時代の同級生のモブ男くんから見た中学時代の薫くんと現在の薫くんの印象の話(例によって全てにおいて捏造)
無題「羽風薫、ってどんなやつだったっけ?」
飯、食いに行こうぜと誘われ、中学からの付き合いである友人二人と一緒に焼肉を食べている時のことだった。羽風薫、名前を口の中で転がしてみる。羽風薫という同級生は確かいた、ような気がする。気がする、というのはその羽風が印象に残りにくいタイプだったからだろう。“羽風”と言えば夢ノ咲の地域では名士の家系で、家が大層裕福であることは同学年の人間であれば誰もが知っていた。だが、羽風薫本人と言えば特段目立つこともなく、かと言って所謂根暗で隠キャというような存在でもなかった。進学校の男子校であったからかヤンチャな人間はそこまでおらず、勉強熱心で物静かなやつも多くいた。羽風はそういう部類にいたような“気がする”のだ。
1483飯、食いに行こうぜと誘われ、中学からの付き合いである友人二人と一緒に焼肉を食べている時のことだった。羽風薫、名前を口の中で転がしてみる。羽風薫という同級生は確かいた、ような気がする。気がする、というのはその羽風が印象に残りにくいタイプだったからだろう。“羽風”と言えば夢ノ咲の地域では名士の家系で、家が大層裕福であることは同学年の人間であれば誰もが知っていた。だが、羽風薫本人と言えば特段目立つこともなく、かと言って所謂根暗で隠キャというような存在でもなかった。進学校の男子校であったからかヤンチャな人間はそこまでおらず、勉強熱心で物静かなやつも多くいた。羽風はそういう部類にいたような“気がする”のだ。