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    七井の倉庫

    七井が書いたやつとか、下書きを入れておくところ

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    MAIKING【天淵に響け、黎明の祝歌】第二話冒頭を公開しておきます。こんな感じで始まる予定です。
    天淵第二話冒頭(仮) サトミは昔から、かくれんぼが苦手だった。
     少年の周囲には、常に誰かが契約した精霊が控えていて、きらきらと、優しい光を放っていたからである。燃える鷹、白い虎、奇怪な土の猫に始まり、氷の蛇、岩の熊——そして、白く輝く鶴。様々な精霊が、契約者でもない小さな少年に付き従う様は、実に神秘的な光景であった。
     時には、精霊だけでなく、契約者本人が控えていることもあった。炎を操る魔術師、風より早く射抜く狙撃手、様々な薬草に精通する薬草師、常に冷え冷えとした冷気をまとう魔術師、岩のような剣闘士——そして、何よりも少年を大事にする、あらゆる武器を使いこなす剣士。
     彼らは、あの大嘯穢にも動じず楯ノ森を守り抜いた、誇り高き傭兵団・祭林組の組員たちであった。彼らは大嘯穢から町を守った後も、残った魔獣退治や魔獣の屍の処理、西の森で発生した瘴気の封印などの危険な仕事から、次の大嘯穢に備えての兵の訓練、防壁の強化、隣町までの護衛など、楯ノ森の町のために多岐にわたる仕事を引き受け、一つ一つ解決していった。やがてサトミが五つになる頃には、彼らは町の一角に拠点となる”祭林組本部”を構え、すっかり楯ノ森の一員として認められるまでになっていた。組員の中には、町のものと結婚し、子をもうける者までいた。彼らはいまだに傭兵団を名乗っていたが、今となっては傭兵団というより”町の便利屋集団”と言った方が相応しくなっていた。
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    TRAINING情報部の八幡くん(ジャージくん)の一日について。
    情報部八幡の一日八幡はジャージくんのつもり。情報部所属。学生時代にインターネットで”イタズラ”をしており、それがキッカケで若頭に目をつけられ、スカウト(ほぼ誘拐)されてきた。頭のネジが緩んでいたところに、このことで何本か抜けてしまい、すっかり組に馴染んでしまった。もともと倫理観がゆるかったこともあり、犯罪行為に躊躇いがない。体力があり、躊躇いがないので、以外に腕っぷしが強い。


    【朝】 

    八幡の朝は早い。情報部というのは、読んで字の通り”情報”を扱う。情報を得るためには、インターネットはもちろん、足で歩いて調べ回ることも重要になってくる。体力が必要なのだ。よって八幡は、朝に向かって眠りにつく”夜の街”を一人でランニングするのが日課であった。今朝もいつものジャージを着込み、先日四宮から手渡された”臨時収入”で購入したばかりのランニングシューズの紐をしっかりと締め、アパートの鍵もついでにしっかりと締めると、階段を降りて駐輪場へ向かう。そこで準備体操をしながら、今日はどちらの方向へ向かうか決めるのだった。白い息が、規則正しく現れては消える。明けの明星が、東の空に輝いていた。
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