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    izayoi601

    @izayoi601

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    izayoi601

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    公式さんの年賀状の若を見て思いつき書いてみた、新年を迎える超法の小話
    周りが楽しそうだと逆に冷静に眺めている若はぐっとくる…と妄想
    ちょっとだけ庶岱。

    #超法
    superLaw
    #庶岱
    shuDai

    日の出前「はい、徐庶殿の負けだから脱いで」
    「ええっ、もう上は脱ぐものが……」
     あいつらはずっと、何をやっているんだ。
    画面からの除夜の鐘を聞きながら皆で呑み明かし、突発で始まる野球拳の結果徐庶の服を剥き続ける馬岱殿を壁に凭れ眺め夜は更け行く。思い付く言葉とは裏腹に口元が緩むのに呆れ、ふと隣に視線を移せばそのまま身動きを忘れてしまう。
    先程まで聞こえた大音量の会話は影を潜め、二人の方向へと柔らかく煌めいた黄金の瞳。
    思い起こせば出逢った頃から、馬超殿には普段の行動からは想像出来ない一面があった。学生時代は文化祭、皆で行った成人式も。周りが騒ぎ始めると輪の中を抜け、最初から隅に居る俺の横へ来て静かに様子を眺めていた。俺もまた、常に疑問を抱きながらも。
    「どうした、法正殿」
    気になり視線を向け、優しく揺れた瞳が合わさった瞬間に見蕩れてしまう。仲間だ正義だと力説する癖に、猪突猛進に駆け続ける筈なのに。
    「……いえ、貴方は……良いんですか」
    頬が染まるのを誤魔化す様に、再び服を掴み合う二人に視線を移しながら答えた。
    「ああ……馬岱も、徐庶殿も楽しそうだ」
    何の躊躇いも無く、真っ直ぐ口にする。
    「あいつがあれ程嬉しそうなのは、初めて見る」
    従兄弟への眼差しは、温かな慈愛に満ちていた。自らの意志に正直で、否応に貫こうとするのも。ただ家族や周りの人間が、幸福な姿を眺めたいからとは。
    「ふ……つくづく、馬超殿ですね」
    此方も、笑うしかない。本気で綺麗事に生きている、お人好しめ。
    「……それに、これ以上の幸福も無い」
    「何がです」
    多少馬鹿にして呟いた筈だが、返って来たのは眩む程の笑みで。
    「今もまた、法正殿と共に眺めていることだ」
    幾ら隅に逃げても、隣に来るのはそういうことですか。他の人間で飽き足らず、俺みたいな者を選ぶ愚かさには呆れるしかないのに。心音が、強く跳ねる。隣に居てくれるなら、それだけで。
    全身を煮え滾らせる様な歓喜が、沸々と込み上げてくるのを堪え。
    「……今年も宜しくお願いします、馬超殿」
    素直に告げるのは流石に憚られ、先程迎えた新年の挨拶に変える。
    「……うむ、宜しく頼む」
    笑みを浮かべながら応えるのを横目に、互いに残ったコップの酒を減らしていく。同じ目線にくだらない酔っ払いが居る景色は何故か一層輝き始め、触れ合う肩からの体温に瞼も重くなる。
    談笑の場からは離れ、片隅に居たかったのは。悪党に相応しく無い、綺麗事と捨ててしまいたかった感情が蘇ってしまう。
    俺も、貴方と同じですよ。飲み込んだ言葉ごと多幸感に包まれ、心地好い感覚を胸に眼を閉じた。


    「若が寝るなんて、珍しい」
    「俺も……法正殿のこんな姿は初めて見たよ」
     部屋の隅で肩を寄せ合い、静かな寝息を立てる二人を発見し此方も笑みが溢れてしまう。
    「日が昇るまで、このままにしておこうか」
    「……うん」
    窓辺を覗けば、暁が滲み始める。また新たな夜明けを迎えようとしても、胸には不安を通り越して希望が灯っていく。若もきっと、そうなんだろう。
    何だかとても嬉しくて、このまま寝顔をずっと眺めていたかった。
    「……ええと、馬岱殿……俺はもう、服着て良いかい……?」
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    izayoi601

    DONE桜の季節の話が久々に書きたくて、かくわい先生としょうかいくんがただ話してる学パロになりました
    この二人の親子みたいな関係性が好きで…ずっと温かい関係で居て欲しい
    青春しているしょうかいくんが先生には素直に本音を話せるところを書きたかっただけですがもし宜しければ
    ぶんおうくんは出てきませんがほんのり鴦鍾です
    私の先生「何なんだ、あの女……」
     今日は進路相談の筈だろう。天命館学園では二年生の春に行われる、担任からの個別面談。一年から引き続いての辛憲英先生と向かい合い、肝心の進路の話はほんの数分。まぁ私程優秀ならば口を挟まれる様なことも無いのだが、切り替わった話題が実に下らない。
    『文鴦君とは、その後如何ですか?』
    やれ『仲良くなられたのでしょう?』だの『ご友人との旨は胸を張って話すべきですわ』だの、駄洒落混じりに満面の笑みを浮かべながら根掘り葉掘り。ここ最近では最も疲弊した、もう何も話したく無い。
    「……それで、此方に居らしたのですね」
    気が付くと化学準備室の方向へ足を進め、まだ旧式とあいつが揃っていないことを見計らい扉を開ける。ローテーブルに緑茶を置かれ、少しずつ啜れば動かしたくなかった口でも言葉が奥底から湧き出て来た。
    2115

    izayoi601

    DONE公式さんのエイプリルフールから妄想して勢いで書いた、まんちょうどのが開発したARデバイスを付けるほせどのの現パロ超法小話
    二直とまんちょうどのは同じ工科大に通っている設定です…試作品で色々振り回されてほしい
    まんちょうどの久々に書いたので温かい目で見てやってください
    ちなみにじょしょどのはばたいどのの姿が見えた途端名前を呼びながら抱き締めました
    映るのは「……と言う訳で、早速着けてみてくれるかな」
     その訳を説明されても、俺に着ける義理は無いのだが。高校を卒業して工科大生活が始まってからというもの、徐庶と学部が同じことで出会った一癖ある彼の行動には呆れさせられた。流石教授から、創学以来の変わり者と言われるだけはある。大学部まである筈の名門鳳凰学院から、自由に発明へ没頭したいだけで此方を選んだという経緯だけでも納得したが。
    ゼミ棟の一室に篭っていたかと思えば、今も翡翠に光るサングラスの様な電子機器を否応無しに持たされてしまった。
    「ですから、何で俺まで」
    「ははっ、何事もデータは多いに越したことないじゃないか」
    要は趣味で作った発明品の実験台だろ。無邪気に至極当然という表情で答えられ、溜息を吐く。
    1814

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    izayoi601

    MOURNING二年前に書いた艾淮本の番外編。
    現パロで定軍山の関係性を書いてみたくて、棋士淮殿の好敵手ならほせかなと試し書きしたものです。いざ書いたら艾淮が少なく、はまったばかりの超法を入れ込み過ぎ誰得なのか解らない話になってしまった…と仕舞っていましたが折角書いていたので此処にあげておきます。書いた私だけが楽しかった話(大体そう)ですがもしご興味ありましたらお暇な時にでも。
    忘れ難い好敵手「…おや、大分上手になりましたね…鄧艾殿」
    「いえ、当然ですが…やはり、郭淮殿はお強い」
    共に過ごせる時、リビングに将棋盤を置いて愉しむのも一興。貴方と向き合うのは、人生を将棋に捧げてきた私にとり大切なものだった。勝敗はどうより、貴方のことが手に取る様に解るから。
    「ふふ、けっほ…貴方の盤石に固めた差し方をするところ…とても、好きですよ」
    「はは…どうも、無作為に飛び出す勇気は無く…見事に隙を突かれてしまいます」
    「将棋は、性格が現れますからね」
    盤の上を眺め、相手がどの様な考えかを読み解き降すのが棋士。重厚な守備と揺るぎない実直さを感じ、何時までも差して居たかった。
    「今更ですが、郭淮殿は棋士として様々な方と差しておられますよね…何方か、印象深い方はいらっしゃいますか?」
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