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    もちこの本棚📖

    @zunnda_motico

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    現在GW:T(K暁とCPなしメイン、たまに暁K、)作品になります
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    140字のお題『風邪を理由』でSS練習(ง °Θ°)ว
    140字に収まってないけど許してください( ˇωˇ )

    #K暁

    風邪を理由に暁人が風邪をひいた。日頃から身体には気をつけている方だが、連日の疲労と昨晩の夕立ちでびしょ濡れになって帰ってきた結果、見事な風邪っぴきとなってしまった。
    「風邪なんて、久しぶりになったよ……」
    体温計で熱を測りながら暁人が困った顔で笑う。
    ピピッと計測音が鳴って確認すると、微熱だった。
    「ま、このぐらいなら寝てりゃ治るよ」
    「うん………あのさ、KK」
    「ん?」
    「………お粥、作ってくれない?」
    確かレトルトのお粥があったはずだな、とKKが立ち上がり台所に向かおうとすると暁人が呼び止めた。
    「それと、ちょっと高いアイスと暖かいミルクも飲みたい」
    「…あとは?」
    「…今日はずっとそばにいて欲しい」
    「いつもそばにいるだろ」
    「うん、いつも以上にそばにいて欲しいんだよね」
    ちょっと心細くなっちゃって、と暁人が呟く。
    「…あ、でも、そしたらKKに風邪移しちゃうかな」
    「…オマエからもらった風邪なら喜んでかかるっていったらどうする?」
    「それはちょっと怖いかな」
    真顔で答えられ、本心なのか冗談なのかはわからない。暁人は再度「それでも、KKがいいならずっとそばにいて欲しい」とお願いをする。今日の暁人はかなりの甘えたである。
    「…仕方ねぇなぁ、風邪が治るまではオマエの我儘を聞いてやるよ」
    KKがそっと抱きしめて額にキスを落とすと、くすくすと満足気に暁人が笑う。風邪でなくても日頃から我儘は聞いてくれるのにね?と優越感さえ覚えて。

    KK、風邪を理由にいつも以上に甘えさせてくれる?
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    💖💖💕💖☺🍨☺💖👏👏🙏💘💖🍚🍚🍚🍚🍨🍨🍨🍨
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    りんご

    DONEK暁デー 『いたずら』 そして表題に戻る系。
    そんなつもりなかった二人がその気になる話です。
    せめて飴くらいは手元に置いとけばよかった!「ご飯? お風呂? それとも僕?」
    「オマエ」

    というわけでこの話は終わった。
    「そんな訳ないでしょ! 何考えてんだよKK!!」
    「いや何なんだよオマエ」
    「こっちが何なんだよ だよ!」
    「なんなんなんだよだよだよ」
    「あああ呪文にするなよ…」
    状況を整理するにしても、普通の生活を詳細に描写する程度のことしかできない。今回の依頼はKK単独の小さなものだったので、資料をまとめることで一日を過ごした暁人は、せめて疲れて帰ってくる相棒のためにと彼の自宅にてご飯や風呂の準備をしていた。合鍵を使って堂々と入り、勝手知ったる様子で冷蔵庫を確認し、風呂の栓を抜いておく。暁人があれこれ始めたことで多少は解消されたが、KKのズボラさは相変わらずだ。買うものの算段を付けて、流しに残っていた食器を洗い、一度外へ出る。必要なものを買い足して再び家へ戻り、手早く下ごしらえを始める。疲れている時はとにかく手軽さ手早さを重視したほうがいいだろう。あの面倒くさがりは手の込んだものを食べるくらいなら、そのまま寝かねない。炊飯器のスイッチを押して、玉ねぎと牛肉を切って皿に移しておく。冷蔵庫へいったん入れて、掃除するべく浴室へ向かった。そこからは家主の帰宅まで散らかったものを拾っておく作業だった。
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