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    もちこの本棚📖

    @zunnda_motico

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    現在GW:T(K暁とCPなしメイン、たまに暁K、)作品になります
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    同居師弟の今日のご飯🍚🍆
    CP要素なし、また続きを書きたいところ…
    一応、第1弾になります
    今後も一話完結の予定です

    #GhostwireTokyo

    ナスの煮びたしとオクラのおひたし「涼しいなぁ……ずっとここに居たい……」
     休日の昼下がり、暁人は行きつけのスーパーで買い物をしていた。今日は有難いことに、野菜が少しだけ安かった。これにしよう、と決めた料理のレシピ通りに材料を買い揃えていく。買い物カゴの中には、色鮮やかなナスとオクラが入っていた。会計前に〈今日の特売品〉とポップが掲げられている高級アイスクリームをカゴに入れて、レジへ向かう。さて、今日の夕飯は――

    「さて、と……そろそろ帰ってくる頃かな」
     スマートフォンで調べたレシピをもう一度確認しながら、暁人は夕飯の支度を始める。食べたことはあっても、作るのは初めての料理だ。
    「まずは……ナスの下ごしらえだね」
     まな板の上にナスを置き、はじめにヘタを切り落として縦半分に切り、皮に浅く切込みを入れていく。そのあと、更に縦半分に切り水にさらす。
    「生姜を包丁で軽く潰して……っと」
    生姜の量は気持ち多めに、包丁の腹の部分で軽く潰したものを用意する。油大さじ2をフライパンに入れ、先程の生姜も入れて中火にかける。このくらい油が多い方が、色味も綺麗に出て油のコクも出るそうだ。
     生姜がふつふつとなってきたら一度火を止めて、水気をふき取ったナスを皮を下にして綺麗に並べていく。並べ終わったら再び中火程度にかけ、ナスを焼いていく。
    「えっと……ナスの皮側に火が通って、綺麗な紫色になるまで焼けばいいんだね」
     レシピの通りに、皮が綺麗な紫色になったらナスを返して他の面も焼いていく。全体に軽く焼き目がついたところで、ここで麺つゆを加える。ちょうどみりんを切らせてしまったので、煮汁の工程は麺つゆで代用した。煮汁が沸いたら4分ほど煮てしっかり火を通し、完成。
     ナスに味を染み込ませている間に、オクラのおひたしも作っていく。オクラはさっと水で洗ってまな板の上に置き、塩を振って板ずりし表面のうぶ毛を取っていく。溜めた水の中にオクラを入れて塩を落とし、水気をきる。ヘタの先端部分を薄く切り、その周りのかたい部分を包丁で剥いていく。あとは耐熱皿にオクラを並べ、ふんわりとラップをかけてレンジで加熱する。
     鍋で茹でなくてもレンジで茹でることができるので、夏の定番おかずとして暁人はよく作っていた。加熱したオクラはすぐに冷水にとり、冷めて水気をきったものを3等分に切って生姜を加えた麺つゆ液に漬けておく。あとは、KKが帰宅するのを待つばかりだ。

    「あ、おかえりKK」
    「おう、ただいま。いい匂いだな」
     KKが帰ってきた。暁人はむふふと笑みを浮かべ、今日の夕飯楽しみにしていてよ、と言わんばかりの表情を向ける。さすがにKKも腹が減ったのであろう、早々に手洗いと着替えを済ませて食卓に着いた。
    「おっ、ナスの煮びたしか」
    「うん、レシピサイトを見ながら作ってみたんだ」
    「いただきます」
     箸でナスを取り、口に運ぶ。じゅわっとした旨みが口の中いっぱいに溢れていく。どんどんと箸が進んでいった。 
    「美味い」
    「ほんと?よかったぁ、また作ってみようかなぁ」
     暁人もナスをひと口頬張ると、美味しさを噛み締めるようにうんうんと頷く。我ながら上出来だった。
    「オクラも美味いよ、すっかり得意料理のひとつだな」
    「これ、KKが好きだと思って。レシピ覚えちゃった」
     黙々と食べ進めていくと、ふとKKが思っていたことを口にしてきた。
    「……休みの日なんだから、手抜きしても良かったんだぞ」
    「え?休みの日だからこそ、だよ。KK、今朝はコーヒーだけだったし、昼もどうせ適当に食べたんだろ?だったら、夕食はちゃんと栄養のあるものにしたかったんだよ」
     ぱくぱくと食べ進めていく暁人をじっと眺めていると、それを見てクスクスと笑い出した。
    「足りなかった?もっと食べる?」
    「こら、ガキ扱いすんなよ」
    「これね、結構日持ちするんだよ。明日はもっと味が染みてるから、朝は食欲無いだろうけど……ちょっとだけでいいからさ、食べてよ」
    「……ん、わかった」
    「よし」
     しっかりと食べたあとは食後のデザート、特売品の高級アイスクリームを半分にして二人和やかに会話を交わす。次は何を作ろうかと、師匠の健康のために料理を作るのが暁人は楽しみで仕方なかった。

    ナスの煮びたしと、オクラのおひたし
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    (・・・・あんなの反則だろ・・・!)

    昨晩ーいや正確にはつい先刻まで。散々啼かされて喘がされて、身体の奥の奥まで何度も穿たれて。
    思い出せばそれだけで、また身体が反応してしまう。待って待って待ち焦がれて、やっと得たものは、愛されているという実感そのもので、そして何よりも。

    (・・・こんなに、気持ちいいなんて)

    ほう、と思わず吐息が漏れる。本当なら昨日はまずは「お試し」であって、またこれから少しづつ何度も身体を重ねて気持ち良くなって行ければいい、なんて思っていたし、そうKKにも言われていたから安心していたのに。
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