とある早朝夢だコレは夢だ
アイツが俺に言い放つ言葉、言われた事がある物から無い物まで。
言いたい事を言って満足したのか去って行く後ろ姿を動けずに見守る、夢なのに融通は効かない…いや、夢だからこそ融通が効かないのだろう。
夢らしく急に場面が変わり、気付くと自分の胸を般若の腕が貫いている…痛みは無い。
般若は何か言っているようだが聞き取れず意識が遠のく…誰かが俺を呼んでいる……
「…ぇ……けぇ…………KK…!!!!」
「っかは…っ!」
「起きた!良かったぁ…」
「はっ…は…あき、と?」
まるで溺れていたかの様な息苦しさに襲われながら、俺を夢から掬い上げた張本人を見る。
「おはよう、KK」
「あぁ…おはよう…って今何時だ?」
少し不機嫌そうな暁人に何かしたか?と思いつつ枕元の携帯を探す。
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