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    リ+ぐ♂のせーはいせんそーパロ

    #リチャぐだ♂

    メモメモ置き場に近い

    ーーー
    現在決めている部分
    ・セイバー
    リチャード1世
    ・アーチャー
    ロビンフッド
    義賊の総称である伝説的なヒーロー。庶民感のあるマスターに好印象。毒を扱う面から概念的存在の権化、そして英国と時期と人物の縁由来でおそらく召喚。
    ・ランサー(未定・不在)
    既に不在。槍使いで忠義心強い戦士イメージ。みつかりそうなら14世紀の戦士、13世紀の戦士であるとよい。
    ・ライダー
    ハーメルンの笛吹き男
    さらうのではなく子供たちを誘導し守る存在に解釈変更。幼い双子のマスターと共に隠れる。
    ・キャスター
    ガイド・ショーヤック(従来)
    黒死病に感染、肉体を使われキャスターのままアサシン化している状態。
    ・アサシン
    死の舞踏(ショーヤックの変異形態or表現された身近な死と悲劇の概念)
    キャスターの肉体にアサシンのクラス特性を帯び、黒死病の可視化的存在。ガイドは黒死病から生還した面から死にきれず存在することに。
    ・バーサーカー (未定・不在)
    黒死病の犠牲で戦闘できず蝕まれたまま。狂化して終盤に爆発予定。

    ーーー
    聖杯戦争ネタメモ①
    リチャードと立香(リツカ)君は初対面。サーヴァントのリチャードと、聖杯戦争に巻き込まれた立香くん。
    その学校は英国で、日本の一般学生の立香くんは修学旅行のホームステイなどで英国に訪れていた状態。しかしその学校のある生徒が参加しようとした聖杯戦争で、妨害が入り生徒が即死、その参加権を奪おうとした輩が召喚途中だったリチャードを引き継ごうとしたが、召喚が完全に完了する直前段階で、リチャードの気質にある”気に食わない奴はマスターだろうとしょっぱなで殺してしまう”というのがその性根腐った輩に対して発動したことで、ちょうど付近にいた立香くんへ令呪の権限が移動してしまった。本来ならマスター権はマスターが消えた瞬間になくなりサーヴァントもろもろいなくなるはずだが全てが中途半端だったこともあり、確定前に予備のような場所に移ったような感じ。その結果、立香くんは目の前で突如知らない人が見えない何かに惨殺されたのを見た直後、青白い光と共に召喚サークルから顕現した金髪の青年、リチャードを目にして爽やかに彼が「君が俺のマスターか?」と問われる。
    多分剣霊基だしすぐに気に入ったんだと思う。優しくて真っすぐで、自分の気を害すことのない良き友人のような感覚。直感に近そう。 ここで立香くんは大混乱の末に何から話したらいいかもわからず、自分の手に出た痣(令呪)のことも何もわからない状態。そもそも自分は今日もう直に帰宅する日本出発が迫ったから学校に本を返しに来たところだった。そしたら目の前で二人倒れててもうなにがなんだか… しかも目の前にはこの時代に合わない騎士の風貌の変わったひとで。今一度へたり込んで頭がパンクしそうだから、「…ちょっと…待ってほしい」てなってそう。リチャードはたぶん分かった。ここで待ってる、って素直に目の前で待ってるんだ。飽きたらどっか行きそうだけども。けどもしかしたら騒ぎを聞きつけたどこかの陣営が、近づいてくるのを察知して「離れた方がよさそうだぞマスター。今の君は無防備すぎる、他からしたら命を差し出しているようなものだ」とリチャードが声をかける。けど混乱状態の立香くんはどういうこと?!となりつつ、「うーーん…あーー!正直何も考えてもわからなかったし、時間だけもらっても解決しなさそうだから...似たような人を探したい」とリチャードに提案。リチャードはそんな潔い新たな”友人”に「あぁ!とりあえずそれでいい。長旅には慣れているからな」と立香くんを抱えて離脱。これが第一話になるかな。
    このあとまだ重大さをよくわかってない立香くんが、サーヴァントってことすらわからない故にとんでもない速度で走ったりするリチャードに「君重いの着てるのに足速いね…というか絶対どこかで優勝できそう」とか言って「確かに色々あった気もするが…まぁ確かにそういう名声も悪いものじゃないな」とちょっと変わった回答をするかも。それはそれとして多分内心いつ彼に自分もさっきの人と同じ目に遭うのか不安なはず、今はただ様子見しつつという状態。そうしてある程度逃げた先で、立香くんは学校にホストファミリーを待たせてることを思い出す。しかしファミリーに連絡を入れようにも離れすぎて学校のWifiは届かない、何よりもあんなことがあった現場で騒ぎが起きるのはうっすら予想がつき始めていた。立香くんは急いで学校に戻りたいとリチャードに告げるが、「今話しただろう、今頃あのあたりには他の陣営が召喚直後の様子を見に偵察に来てるはずだと。君が無防備なことが分かった瞬間きっと彼らは君の腕と首を切り落としにかかるかもしれないぞ」と返されぞっとする。
    けど、同時に同じような目に遭うかもという恐れからホストファミリーの人をそのままにしておくなんてできないから、最初に君ついていくって言っちゃったけど、ファミリーさんの無事と出来たら今すぐあの場所を離れるように伝えたい。お願い、もう一回戻ってくれ!と頼むんだ。リチャードは今一度学校の方を見つめてから「…既にサーヴァントの気配がある。手遅れかもしれないがそれでも行くのか?」と。立香くんは手遅れという言葉に酷く青ざめて、自分があの時もっと早く気が回ってればと悔い。リチャードとしては、そこまで気負うことじゃないだろうという感覚だったが、そんな様子を見て頷くことにした。 「戻りはするが、ついた途端に君は命の危険にさらされることになる。相手によっては出会った瞬間に俺ですら対処できない可能性もある、それでも行くか?」と一応説明。そしたら立香くんは顔色を悪くしながらも頷いた。そして「もし危なくなったら君も逃げてね、完全に俺のわがままに連れまわしちゃってるだけだし…危ないのは、何となくわかったけどお世話になった人を助けられる手段が少しでもあるなら、その機会を逃したくないんだ」と。
    このあと駆け付けてファミリーの車を発見、すぐに駆け寄ると無事な様子。立香くんは安堵してすぐにここを離れるようなんとか「危険な人がいるかも、離れてほしい。」と伝えるが、ファミリーのおじちゃんは車に乗らない様子の立香くんを呼び止めて君はどうするつもりだと。危ないならすぐにここを離れようって言うんだけど、「俺は大丈夫です、とにかく離れてください!」とけどそんな危険なことできないと、離れたがらないおじちゃんに立香くんが説明の難しさに悩んでいた矢先、霊体化していたリチャードが安心させようと姿を見せて、「彼については心配しなくていい、俺が無事に守るつもりだ」と。けどおじちゃん的には急に知らない甲冑の人が現れて立香くんの友人?ぽいけどただよくわからないまま守るとか言っててどういうこと!?と逆に混乱が増えたらしい。悪化した。
    どうしたものかとフリーズするおじちゃんを何とか車に詰め込んで、立香くんは速く!と耳元で告げた。咄嗟に発進するファミリーを見て安堵した瞬間だった。立香くんのすぐ真横で大きな金属音がして振り返る間もなく風圧が襲った。リチャードが剣で遠隔武器を弾いたのだ。身に迫った危機に一瞬で全身を冷や汗で満ちるがそれだけでは終わらない、四方八方からくる見えない何かから、リチャードが助けてくれていることしかわからなくて呆然とする。ただこのままだとじり貧なのはわかっていたし、立香くんはリチャードに自分は良いから逃げるように言うんだ。けどサーヴァントそのものを分かってない立香くんへ、リチャードが「まだ何も知らないだろうが君が死ぬと俺も消えるんだ実は。別にそれが理由で戦っているわけじゃないが、君を死なせるのは俺としても気分が悪いからな」と。立香くんはそれを聞いて余計に後がなくなった、じゃあどうしたらいいんだろうかと悩んでいた時。
    リチャードが立香くんへ尋ねるんだよね。マスター、君はどうしたい?って
    立香くんは頭がぐるっとしながらもリチャードに浮かんだことを告げた、
    「話し合いがしたい…」
    「それはまた相当難しい要望だな」、とリチャードは少し笑うと。今一度ならもう少しだけこの状況を耐えてくれと一言。でも君が疲れてしまうだけなんじゃと心配そうな立香くんへ、リチャードは笑うとまぁみてろってと告げる。立香くんは首をかしげるが、リチャードは次第にむしろ余裕が出てきたらしい。どういうことだろうという疑問はさておき、そうして速度が上がったかのようなリチャードはは舌を噛まないように立香くんへ口を閉じるよう告げた直後に、抱えると圧倒的な速度をもって立香くんを少し安全な場へ移す。そしてから大きな声で告げた。「互いに殺す意思は薄いと見た!此度は様子見のつもりだろうが、こちらに戦闘の意志はない。今一度話し合いの場が欲しいが可能だろうか!」一度武器の手が止まる、そうして数秒後に広くスピーカーのように周囲に声が響いた。「話し合いか、こちらに理はあるのか?」。立香くんは悩んだ、自分は何も知らないどころかきっと何もない。そうとわかったら恐らく応じてはくれないだろうと、リチャードは俺をじっと見ていた。そして一つ尋ねた、「リチャード、その…相手のお願い1つ聞くのとかって…大丈夫なのかな…」と。リチャードは少し眉をひそめたが、それならば確かに通りはする。しかしあまりにもリスクが大きいうえに、相手に選択権を委ねすぎており反故についても相手が許さないだろう危ういもの過ぎた。リチャードは肯定しかねた。「通りはするだろうが、あまりにもこちらの条件が下手に出すぎている。」立香くんは悩んだ結果、付け加えた。「君が嫌だと思わない範囲で、ならどうかな?」と。リチャードはそれでも少し怪訝だったが、確かに多少は融通が利くかもしれないと頷く。何より自分達には解り切っていたが立場が悪すぎるのだ。立香くんはこの件を提示した。
    この時敵のマスターがアーチャーのサーヴァントから所感を聞く。そしてマスターは学生で粗方付近の召喚サークルを見たところの見解を述べる。そして本来の術者であろう魔獣回路のある人間2人の遺体とみて、これらをあの青年がやったのかと最初は思っていた。しかし提示した条件風貌、そして本当に無知な様子から演技ではないかとさえ思えてくるらしい。だが相手方のアーチャーはセイバーである存在が、何かこの英国の地において意味のありそうな様子があったのを感じ敵に回すべきじゃないと提案。この相手のマスターは一旦、手を止めさせて話し合いの場に合意した。同時に他の奴も来ている、君のそれらが演技ではないというのならば今すぐにでもここを離れた方が互いの為だと言って別日を設けようとした。が、それに対して立香くんが
    「あ!ちょ、ちょっと待ってください…!あの、実は俺…明日には飛行機乗らなきゃいけなくて…」敵マスター困惑。「どういうことだ?」「俺実は修学旅行でここに来ただけで…だからもうすぐこの場所を離れちゃうというか…その…」と。敵マスターは驚愕した、何をもってそんな悠長に飛行機などという逃げ場のない交通ルートをと思ったが、本当にただの学生が巻き込まれたときた。相手方は頭を抱えてしびれを切らすと、告げた。「…本当に、聖杯戦争について何も知らないと…はぁ、このあと少し時間を取る。一般人となればこちらもむやみに干渉するつもりはなかったのだが、ことが異常だ。○○街の喫茶店まで来てくれ。そこで話そう、ただ今日一日は潰れるぞ。まともな学生旅行の思い出は半減したと覚悟しておけ」
    聖杯戦争ネタメモ②
    この後すぐに喫茶店に向かうんだけど、その前にリチャードの服が気になった立香くん。先にこの場所を離れながらWifiのつながる場所でホストファミリーに連絡をした。さっきの”友人”が夜までに送ってくれるはずだからと。ファミリーは無事を聞いて安堵したのちに、何があったか気になるが時間がなさすぎるなと諦めたらしい、いったん時間をくれたことにほっとしつつ猶予を得られた。そしてリチャードの甲冑を一旦脱ぐように言うとリチャードは動揺、立香くんが服買ってくるから!といってお店に入っていった後、すぐに出てきて「君のサイズがわからないからやっぱり一緒に来て…」と手を引いて一緒に店に入ったのだった。リチャードは鎧を脱ぐと持ち合わせの現代私服に切り替えたのをみて、立香くんがあんぐり。しかし今は冬、ジャケットにかっこいいスタイルでなっているとはいえ寒さが心もとないと感じたのか、マフラーを買ってリチャードにかけたのだった。「マスター、その、サーヴァントは風邪をひかないからな。あまり気にしなくていい。だが俺の為に君がくれたものだ。感謝する」と声をかけると、立香くんは驚き「す、すごいんだねサーヴァントって…いいなー」と。ただこうして親身に自分を思ってのアイテムにリチャードは心の奥が温まったのだった。生前ですらこういったことは少なかったせいだろうか、ただ君の純粋な優しさに心惹かれていた。
    そうして喫茶店にたどり着く二人。
    その子は少女のように見えた。優雅にそこに佇む姿はお人形のようでもあり、どこか一瞬絵本の登場人物にも思える。立香くんは別人かもとおもい、一旦違う席へ座ろうとしたが、「あってるからここにちゃんと座って」と言ってきて例のマスターなのだと理解した。そして、立香くんは同じテーブルで席につき、貸し切りの喫茶店で会話を始める。相手方が自己紹介をしてアーチャーの陣営だと告げた。立香くんも挨拶をして「えっと、そして隣のが…」とリチャードの紹介もしようとした矢先だった。「マスター」そういってリチャードの指先が立香くんの口元に置かれる。突然のことで口を閉ざした立香くんはリチャードの方を見てきょとんとした。何かあるのかと口を閉ざしてみると、相手マスターの方が再び怪訝に問いかけをした。「まさかと思うけど、今サーヴァントの紹介しようとしたの?」「えっ、そ、そう…です。」リチャードがちょっと笑ってマスターは素直だからなと。敵のアーチャーすら驚きでむせているような気配があった。相手のマスターが眉間を抑えている間に、リチャードが今更ながら「自分のサーヴァントのことはなるべく相手に知られちゃいけないってのが聖杯戦争のお約束みたいなやつらしいからな。それで君が紹介しようとしたのにおどろいてるんだなろう」と。立香くんがなにそれ!?と慌ててリチャード!と呼びかけて慌てて口を閉じる。リ…だけ出かけたがまあギリギリセーフだ。
    そして立香くんから今日何があったのか聞いてから少女は真っ先に結論を述べた。
    ”君は今すぐこの聖杯戦争を下りた方がいい”
    これは紛れもない事実で、リチャード自身も察してはいたのか、あまり驚いていなかった。
    聖杯戦争とは何か、簡潔に分かりやすく説明を聞いた後に立香くんはこのことを聞いて真っ先にリチャードの方を見た。リチャードは視線を合わせると何を言うでもなく、本来なら最初から俺はいないはずだった。あの瞬間マスターに呼ばれてそのマスターが召喚中に消えたことで引き継いだ奴に関しては俺が殺した。その後行き場のない権利が通りすがりの君にわたってしまったに過ぎない。だから、そもそも俺はあの時点でいなくなっていた、のが正しいのだろう。それを君と会って少し共に過ごしたが…余興にしては悪くなかったと笑っていた。聖杯への願いはあるにはあるが気にしなくていいと言われてしまう。俺は学校のこともあるしと、その少女の言った通りマスター権と令呪の返還をしに行き降りようと考えた。そして場所を聞いて何したらいいかとかをアイリスに尋ねる。リチャードには何か食べたいのとかあるかと聞くと、肉と返されたがアイリスが何でもいいわ私が払ってあげる。正直参加しなくて助かったのはこっちの方だしと小声で付け加えた。その後二組はレストランを経てから、例の返還の場所へと向かったわけだが…
    その代行者の元へ向かったリチャードと立香くん。ただその教会には何か不思議な気配があることに気づいて、リチャードが立香くんの前に出た。そして立香くんへさっきのアイリスに連絡を取るようつげる。そして教会へ警戒しながら入るんだけど、神父がいるだけ。そうして事情を話して令呪を渡そうとした瞬間だった。
    「…セイバー?」
    「マスター、ゆっくりこっちに歩いてきてくれ。」
    リチャードは睨みつけるようにして、剣を携える。俺と神父の間がそうして開いて数秒後、天井から得体のしれない生物が落ちてきた。床を這うような何か、それはホラーゲームに出てきそうな不気味で名状しがたいまさにクリーチャーのようで。
    立香くんは驚きで咄嗟にリチャードへと駆け寄りかけた、リチャードは咄嗟に近くに落ちていた小石を拾い、教会の幕へとぶつける。クリーチャーは動きに反応したのかすると向かい先を咄嗟に立香くんから幕へと変えた。間一髪と言っていいそれに、立香くんは呼吸を荒げていた。そして目の前の神父のような輩は微動だにしない。リチャードはおかしいと察してか直ぐに教会を出ようとしたが、立香くんが繋いだ電話でアイリスが何があったのかと尋ねている。立香くんはただ簡素に、返しに来たら変なのが降ってきて…!と告げて、リチャードは立香くんを抱えて教会を飛び出した。そして目にしたのは… 
    教会の周囲には先ほどのクリーチャーのようなのがはびこっている。それを見てリチャードが咄嗟に立香くんの口を塞ぐとものすごい速度で駆けだす。そうして異様な一帯を抜けるまでの数十秒を経て、抑えていた手を離すとぜーぜ―とする立香くん。そしてしきりにリチャードが吸ってないか!?と聞き「た、多分」と曖昧に応えると安堵の表情を見せて頷いていた。そうしてアイリスと急いで再会する。返せなかったと結論を告げてから、教会がおかしいことを話すとアイリスはそんな…と驚く。すぐにアイリスの家から教会へ連絡を取り付けはしたものの調査に時間はかかりそうだ。それはそれとして、権利を帰すことのできなかった立香くんはどうしたらいいものかと顔話合わせるのだった。…さっきのクリーチャーについては立香くんの若干トラウマになりかけている。

    クリーチャーの正体は結論を言うと黒死病により多くに具現化して残った概念の死の舞踏なんだけど、当時の脅威としてのイメージが何かと融合してああいったものになってしまっているという状態。教会の人が取り込まれたのも、当時の惨状は神父であろうとどうにも出来なかった事実から。これらはまだ先に明かされる情報としたいという願望。

    立香くんは一旦その日は結局ホームステイ先に戻ることになる。そして同時にそれは本来回避できるはずだったものができなくなって万策尽きたも同然だった。返せなかった以上立場は参加者のまま、この状態で帰ろうと飛行機に乗ったとして、アイリスが言うにはそんな逃げ場のない場所行ったら飛行機が消し飛んであなたも学校のお友達も仲良く粉微塵とのこと。となると立香くんは帰りの飛行機に乗ることはできそうにない、彼の性格からしてもそうだろう。幸いそのあたりは一旦アイリスがダミーの立香くんを置いて帰国したことにしてくれるらしい。飛行機が丸一日移動するルートだから動きが少なくて不幸中の幸いなのだと。それは同時に、立香くんはこの英国の地に残らなくてはならなくなったという決定事項でもあった。
    そうだね、明確な共同戦線をまず敷くことにして、そしてアイリスに言われた通りアイリスの手持ちのラインから魔術教会へと連絡を取ることにした立香くん。そこで自分の身に起きたことを相談すると、以後の不在についての対処をしてくれるとのこと。それにほっとしながらも、リチャードは立香くんをみて明確に逃れられなくなった事実に悲しげな表情をした。巻き込まれただけの善良な君、優しさでなにもないままこんなことになってもなお彼は健気にしていたのだから。そうして暫くアイリスと共に活動する以上、アーチャーとも顔を合わせることになる。そこに居たのは緑のフードで顔を隠した人。ただ、リチャードが了承し真名を紹介するとならそのうち気付かれるだろうしなと、アーチャーも名を明かした。ロビンフット、かのあらゆるヒーローでとして受け継がれる義賊の総称だった。
    多分この後、ロビンフッドがそう告げた理由をこっそり立香くんの方へ告げるんだよね。
    なんで立香くんに話したのかは分からないけど、彼が言うには「俺のマスターとあんたのサーヴァントはどうにも”貴族感”ってのが強すぎてな…それに比べたらあんたのほうが庶民らしくて気が静まる。変な話だけどな」とのこと、よくわからないけど聞いたことあるようなないような彼の名。「ロビンさんはなんでさっき…」と話を続けると、彼は気になったか?と笑って告げる。なんでも、”リチャード一世のご兄弟”と俺が関係あるせいでな、と。ちょっと意地悪そうに笑ったのだった。
    この異常な状態で聖杯戦争が続くのか、告知役がいない以上手詰まりなことと、だからといって自分たちが堂々と表で此度の聖杯戦争は変なので一回みなで情報を知りたい、なんて言えるわけもなくて。立香くんは英国を少し観光しつつ、アイリスの判断を待った。アイリスは最初こそ相談のつもりだったけど、ブリティッシュジョークがごとく冗談でも彼の優しい側面に付け込んであんたが表で大手振って他陣営に呼びかけたら応じてくれるかもと告げると、やってみます!と出ていこうしたものだから、この純粋無垢さとどこから来たのかやけなのかわからない勢いに、野放しにしたらすぐに食べられちゃうウサギみたいと脳に浮かべながら冗談だからと止めて、一人熟考することにしたらしい。
    するべきはこんどはライダーとの協力だわ…
    キャスターアサシンに枠が敵みたいな感じになっちゃってるからな、、 ただこうなると本当に壊滅的な聖杯戦争… ペストの影響が現代には対策済みで薄くなったとはいえ、サーヴァントという当時の存在には耐性がないという、時代錯誤ゆえのデバフが起きてる感じ。ただクリーチャーに関しての実害と、普通に毒のようなものなので影響が広がるとヤバいはずなのをどうして抑え込めているのか。アイリスがペストに着目した時に考えていた矢先、立香くんが通りすがりで買ったお菓子のお店のハーメルンというところを通り過ぎるんだ。そこでの通り道、ある双子の子供を見かけて、じっと見つめていたので買った分あげちゃうんだよね。リチャードがお菓子買ってきたんじゃないのか?というと、通りすがりにあげちゃったと。リチャードがまぁそういう日もあるか―と暢気にしていた頃。真相には気づけない。しかし、その双子こそがそのライダーのマスターで。ライダーは通りすがった学生という優しい子供の枠の立香くんを同じように、”保護”しようと考えたのだった。
    クリーチャーについては無辜の怪物のような側面が具現化したというのにしたいんだけど、その黒死病という毒が抑え込めている事実の結論は、その例のハーメルンの鼠を扱った誘導によるものだった。彼は現代の子供たちの豊かさに安堵しつつ、双子のような酷い状態だった子供を助けた側面を持っていた。だから双子にとってライダーは優しいお兄さんのような感じ。ここでのハーメルンはMVPのような立ち回りと言っても過言じゃない。
    流れとしては立香くんが夜に笛の音がして目を覚まし、ドアに向かっていく。アイリスは目覚めず、ただリチャードは不意にぼんやりと歩き出した立香くんのあとを歩く。声をかけても止まらず、手を伸ばすとすり抜けていく。明らかにおかしいと気づき、玄関から出たらそこに立香くんはいなくなっていた。即座にロビンとアイリスを起こすがロビンもつけたはずの薬草の香りがてんで消えているとお手上げ。リチャードは心配を募らせながら立香くんの捜索を始めることになる。

    じつはアイリスは子供でもなければ少女でもなかったりする。人形のような見た目にさせられた大人の男であり、この呪いを溶かすべく参加していた。してきたヤツの話はしたがらなかった。だからあのハーメルンの子供を呼ぶ笛に反応を示さなかった。立香くんは今ハーメルンの元に居ます。そこで寝ている感じ、昼の優しいお兄さんだと喜ぶ双子へ彼も守ってあげようとするハーメルン。その子の手を見るまでは。マスターだと気づかなかったらしい。お揃いだと喜ぶ双子と、敵と認識しすぐにでもこの場で双子を守るために倒すべきか揺らぐハーメルン。笛を解けばよいのだが、それをすると死の舞踏のペスト側面の誘導も解かれてしまいかねない為、ハーメルンは手詰まりになっていた。
    学生としての立香くんの側面を何か、今の穏やかさとかを見つめてリチャードがかつてと比較しててもいいかもそうして、現代のミーハー的な面とかを立香くんから聞いたりして、あとは何より世界一平和とか言われてる日本なんだよって話したら、リチャードがそれは…本当にすごいことだ。いつか君の故郷にも足を踏み入れたい。ってちょっと憧れと戦にしか生きられなかった英霊として、平和の象徴のような彼を見つめててほしい。その上で、生前なれなかった誰かの騎士という面にあたり、未来の可能性である立香くんへ、騎士らしく今一度膝をついて君の平和の在り方に尊敬と憧れ、そして今ある世界の平和に敬意をと、手を取ってキスするシーンとか。リチャードは王だったから誰かの騎士であったことはあったが父へは不服気味だったりしたし、フィリップも後々嫌になってたし。君で良かったと笑いかける様は、800年の時を超えたただの友人のような2人だった。

    聖杯戦争ネタメモ③
    【ハーメルンの独白 3場面】
    僕の笛の音は、生命を導いた。それが自分の力なのかこの笛によるものだったのかはわからない、ただこの力を僕は少なくとも悪用することはしないと決めていた。きっとこれは誰かを助けられるものになると、そう信じて笛を吹いて町を渡り歩いていた。ある時、隣の町が鼠の被害に遭っていると聞いた時、僕は試しに笛を一つ思いのままに吹いて見せた。
    近くの鼠は間を向けると僕の後をついてくる。小さいがこれも生命である、しぶとい生きざまには僕自身もなんども面食らうことがあったし食事が消えた夜も少なくはなかったが、それでも生きる力強さと図太さには頭が上がらなかった。だから、彼らの為にも僕はその町に立ち寄ることを決めた。
    踏み入れた町はほの暗く、外に活気ある声は少ない。ただの目の前の俯いている子供に笛を吹いて見せると珍しいものを見たと、暗かった表情を明るくして笑ったのだ。これでいい、そして暗かった表情の理由を尋ねた時、帰ってきたのはやはり鼠の件だった。作物が少ない時期、ましてやこのところ何処を立ち寄っても高いのだ。ただでさえ少ない食料が鼠に奪われて自分達は食べるものもないのだと聞き、ぼくは笛吹き男らしく告げた。僕が何とかして見せよう!
    それから村の依頼として、僕は笛を吹いた。鼠は導かれるように移動し、彼らの居場所を変えたのである。これでいい、きっと君達の憂いはなくなる。僕は生きるべき命を救ったつもりだった。
    だがこの時期の限度を迎えた人間は一度の奇跡を見ると、どうしようもなく欲張りになるのだと僕は知らなかった。彼らは食事を相変わらず与えることをしなかった、むしろ得た分今までを取り換えさんとばかりに平らげ、その実態は何も変わらなかったのである。
    僕の報酬や約束の件は反故にしたって構わなかった。けど、生きるべき命(子供達)をないがしろにしたこの町を僕は悪だと見限ったのである。それならば、彼らはここに居るべきではない。このような悪に触れず、正しく生きる命を目にして力強く生きてほしいと願ってしまった。その夜、僕は笛を吹いた。この町の子供たちは導かれるようにして僕の後ろをついてくる。最初の少女は笑って告げた。
    「笛のお兄さん、どこに行くの?」
    風が強く吹いて、帽子が飛びかける。僕はとがった耳を隠すように慌てて帽子を掴むと、笑って答えた。
    「…君たちが、苦も無く生きたいように生きられる場所、かな」
    ...
    このあと目を覚ました立香くん、やはりハーメルンは追い出すことも守るために奪うこともできなかった。
    ただ目を覚ました彼に、そういう策だったのかと尋ねる。立香くんは首をかしげたが、顔を覗かせた双子にあの時の!と納得した。「マスターだったんだね」
    少し複雑そうにしながらも、表情は柔らかい。双子は美味しかったよと笑って気にせず近寄った。

    ハーメルンはその光景に、かつて見守った眩しくも生きるべきだった生命を思い出す。無垢で純なる色の持ち主、妖精である自分の目に映った彼ら。きっとそれは今でも続いている。ハーメルンはあの後に訪れたペストに無力だった。凶暴に凶悪に渦巻くそれらに、僕のちっぽけな神秘すら役には立たなかったのだ。僕は何もできなかった、悪意を見るよりもおぞましかった。無差別に飲みこむそれらを恐れ身を隠すので精一杯。妖精は毒が嫌いなんだって、知る奴すらいなくなってしまった。
    死の気配が薄まってようやく、僕が足を付けた時。そこには何の生命もなかった。笛を鳴らす、音だけが響きついてくる足音はない。弱い妖精の一生なんて誰の興味も引かないだろうけど、笛が意味を成さないと自分で気づいた瞬間に僕は形を保てずその場で消えたんだ。あの時期にいる意味がないと知って消えたやつは僕以外にもいっぱいいただろう。誰の記憶にも残らず、名も呼ばれることもなく消えていく。けど、僕がここに今日再び存在したのは、あの日あの時助けた子供たちの願い”祈り”だった。
    救われるべき無垢な命、生きるべき命を守る使命を受けたに過ぎない。双子のマスターに出会い救うことができた。
    具現とした『死の舞踏』を目にした時だって、かつてを思い出したけど、今回はあの時のように恐れるつもりは毛頭なかった。できることなんて、やはり鼠を動かして子供たちを守る程度だったけど、思っていたよりこの力はすごかったらしい。僕は自分の身が蝕まれていくのを知りながらも、あの悍ましいものを抑え込めていた。
    (毒は、...苦手なんだけどなぁ…) 

    このあとロビンが助太刀に来て、人の勝手しかわからないが多少マシになればいいと毒の手当て。毒の知識を扱ったもの。なんだまだ何かさせるのか!?と軽口の元気。弱き者の味方である異なる彼らの肩ならべ。
    ーーー
    倒し方考えちゅ
    ーー
    【終盤】
    リチャードは死は見せたがらなさそう。立香くんへ別れを告げて、「最後は一人で歩きたい。この世界を少し見て回りたいと思っていた」って言って背を向けて遠ざかっていきそう。そして見えなくなった頃に、ロビンが現れて最期肩を撃つんだ。 リチャードはキザだったかなーとか思うんだけど、最期の最期まで生前は見守る人がいたのに今回は一人かともたれ掛かりながら消えていく。しかし物音がして、ほんの少しだけ笑ってしまった。「…なんだ、来たのか。立香」別に死は恐れていない、寧ろすべてをやり遂げて晴れ晴れしていた。しかしあれほど騒がしかった死の間際を思い返すくらいには、思っていたよりも自分は寂しがりだったらしい。こんなにも今、となりにある希望がまぶしい。俺は自分の生に見合わないほどにいつだっていいこと尽くしだったような気がする。贅沢な奴だと、そろそろ兄の声が聞こえてきそうだ。立香は涙を流さないよう堪えていた、(それでいい。あぁ、君の生がどこまでも、何物にも邪魔されることなく望んだとおり歩めるよう、俺は最期に祈るとしよう。)

    ・ロビン
    正体の定かでない“民の象徴”たるロビンは、「毒をもって暴政を撃つ義賊」という物語的イメージを受けて召喚された。時期や土地、縁や毒の側面で此度呼ばれたと思っていたが、本当の役割はリチャードの死をもって完遂させるあるスキルの為。

    ・立香くん
    日本という国の平和の象徴的存在として、戦や病、毒を知らずに生きてきた存在。

    ーー
    ・死の舞踏
    死の共有、死としての脅威を人に意識させる存在、可視化等。死という人間にとっての脅威の象徴。

    ・リチャード
    ペストが起こる少し前、12世紀を欧州に希望としていた存在。数多の戦や道中を経たうえで、落馬した時すら生き延び戦場で死ななかった存在。故のこの度は、生の象徴、抑止の枠、生存の意志としてここに。
    だからその一瞬に授けられたスキルがあり、それは死の脅威を跳ねのけ、生を続行させるもの。
    しかしそれは実態として”生の放出”ともいえるものなために、発動した瞬間にリチャードの死は確定する。彼は獅子心で死も業火をも恐れなかった、故に彼に為せたことである。
    確定する死、それは理にかない、彼の納得する死であることと、あの日かつて森で射抜かれた民によるものである。故に、今回ロビンがその見届け役として呼ばれた。

    ・立香くん
    まだ見ぬ生の象徴であり、主張を行う今を生きる存在。平和と優しさと生命の在り方がマッチし、そして生きる希望や人類の希望と、生命としてそこに在ることになる。此度のまきこまれであったはずだが、彼自身の性格や在り方も起因していた。此度のリチャードにとって、その姿は大層眩しく映り理想や自分とは違う穏やかな理想に心からの敬意をうけた。
    生きたリチャードからの願いとして、”君が俺と同じように多くの死を回避できるように”。それは戦という苛烈を生きたリチャード一世としてだけではなく、此度呼ばれた希望と生存の意志としての言葉でもあった。
    立香くんは、まだ人理修復や異聞帯切除、白紙化回避などを経ておりませんがそれら全ては人類という生命の権利としてある、生のために歩んでいる。”生を保ち続けようとする意志”

    ・ハーメルン
    ここでの彼はさらったのではなく子供を保護した存在として解釈してたりする。そのため、ハーメルンは立香くんという学生である子供の括りでこの危険なペストの地から覆い隠すように夜に笛の音で呼び隠してしまった。しかしマスターだとは想定しておらず、自分のテリトリーに入れてしまい自分のマスターである双子の為にどうすべきか悩んでる。
    報酬を払わないヤバい大人のはびこる中で子供たちを救った優しい人として認識。ただ臆病のようにみえるが、見えるだけで想像以上に根性がある。今回のマスターは虐待を受けていた双子で、当然その両親から二人を連れ出したような形。聖杯には彼ら無垢な子供たちの救済のつもりだった。

    ーーー
    この物語は「死の舞踏(黒死病による可視化した死)」と「誰よりも死と常に在りながら生ききった存在」という明確な概念同士の対決と、過去から未来への意志の継承
    リチャードの最期のスキル行使は、“ただ生き延びた王”ではなく「人類が巨大な死を目前にしてなお、失われない生存の意思」という祈りのような願い。
    コロナという近い将来訪れる再来から着想してた



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