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    杉原美依久

    @miiiiiku610

    にゃんちょぎ・包こりゅ・鶴へしをメインに嗜んでます。好きなものは色々で地雷はあまり無いけど、書くのは基本固定。

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    杉原美依久

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    終着点が見失ったので尻切れのような感じになったけど。寝るまでが11日です!!!!! 
    包こりゅ 大こりゅ おおこりゅ

    #包こりゅ
    envelope

    包こりゅでポッキー今日は11月11日。世間で色々言われているポッキーの日といわれている日だ。なので手には一般的なポッキーを手に持ち小竜は恋刀の元へ向かっている。
    甘味が嫌いなわけではないが、基本的には短刀へ譲ったりしている大包平の事だから多分知らないはずだろう。どうやったら大包平が乗ってくれるか、それを考えるのだって楽しい。
    「はいるよー」
    大包平の部屋の襖の外から軽く声を掛け、返事を待たずに開ける。普段からの行いなので特に咎められるはずはない。が、入ってすぐに手元の箱を思わず隠してしまう。部屋の机の上には何故か色とりどりのポッキーやプリッツやらが置かれているのだ。
    「小竜か、どうした?」
    「いや、うん。と言うかその机のは……」
    「鶯丸を筆頭に色んな奴が寄越してきてな。断ったんだが押し付けられた。丁度いい、食べるか?」
    「う、うん……」
    そっと隣に座ってポッキーの山を見つめる。
    「色々な種類があるものだな。」
    色々な味のチョコレートがかかった物から甘くないものまで。どれだけ集めたんだろうか。恋刀であることを隠してはいないとは言え、さすがにこれは恥ずかしい気がする。絶対に大般若等小竜をからかいたい刀達もいるに違いない。
    自分の持ってきたポッキーを山にそっと追加して、どれを食べるか悩む。さすがにこれを前にポッキーゲームの事は言い出せない。余りにも露骨すぎる。あまりにも種類が多すぎて悩んでいると、大包平が先程小竜が置いたポッキーを手に取る。そのまま封を開けて1本を小竜に向ける。
    「え?」
    「とりあえず一般的な物から味わうのが良いのではないか?」
    それもそうか……と思うが、それは自分が持ってきた物。それを一番に手に取ってもらった事に少しばかり気を良くする。少し戸惑ったが、素直にそれを口にいれる。
    そのまま上目で大包平を見るが、食べている小竜を楽しそうに見つめているだけ。さすがに大包平から来るかも、と思ったのは勘違いのようだ。それでも何となく、少しずつ折らずに食べ進めてしまう。あと少しでチョコの部分が無くなる所まで来ると、さすがに諦めがつく。
    「小竜」
    「ん?」
    咥えたまま上を向くとそこには大包平の顔がだいぶ近い。いや、近いどころか……
    パキり、と小竜の口からチョコの掛かってない部分が折られてそれが大包平の口の中へ。チョコのギリギリを折られたけれども、その時にお互いの唇一瞬だけが触れている。
    一口だけなのですぐ食べ終えて、小竜を見て意地の悪そうな笑いを向ける。これは、絶対に分かっている。
    「大包平!」
    「他の奴らの思惑に乗るのは癪だがな。お前だけは別だ」
    最初から大包平は小竜が持ってきたポッキーにも気づいていたのだ。
    顔を真っ赤にして、抗議するように大包平の胸元へ頭突きをする。とは言え、そんなに力の入ってない抗議は大包平にとって可愛いだけなのだが。
    「もう一本、食べるか?」
    「もういいよ!」
    体ごと背けて、そのまま体を大包平へと勢いよく倒す。そのまま大包平の体へ自分の体を預けて、でも顔は見せないようにして機嫌を損ねた意思表示をする。
    「機嫌を直してくれないか?」
    「嫌でーす。当分このままいてくれないと直りませーん」
    「このままか、それは大変だな。菓子もあるし、今日はゆっくりするか」
    そしてその手には小竜の持ってきたポッキーが。
    「今日食べるのはこれだけにしよう」
    「……うん」
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    野イタチ

    DONEこのタイトルで書くのn回目なんですけど、好きだから使っちゃう。
    おおこりゅのピロートークです
    三千世界の鴉を殺し主と朝寝がしてみたい明け方、大包平は目を覚ます。遠くでカラスが鳴いている。まだ部屋の中は青く、陽は昇っていないようだ。大包平の腕の中で眠る小竜を見る。彼はまだ起きそうになかった。
     夏至を抜けたいえ、昼は長く、夜は短い。二人で居ればなおのこと。起こすのも何かと大包平は思っていたが、指先が勝手に小竜の金色の髪を梳いた。ざんばらな猫っ毛は、髪を結っていないと、頬に落ちて邪魔そうだった。大包平はその髪を耳にかけてやる。その感触なのか、小竜がもそりと動いた。起こしてしまったのかと思ったら、大包平の胸の方に身体を寄せる。
    (いつもは甘えてこないのに)
    小竜の微かな仕草を見逃してしまうと、彼は本当にそっけない。だから、毎日小竜を見ていることになる。大人しくなるのは閨の中くらいか。小竜の髪を弄びながら、大包平は小竜の枕と化している、自分の腕を見る。そこには小竜が齧った痕が付いていた。日に日に小竜の噛み痕が増えていく。情事の時、小竜は尖った犬歯で、思いっきり噛んでくる。それは大包平が小竜に付けた赤い痕よりも、長く残る。数が増えるたびに、あまりまっすぐに話さない彼の、愛情のようで、大包平は嬉しかった。
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