Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    きって

    @kitto13

    @kitto13
    いかがわしかったり、暗かったりする
    タビヴェン🧦🐣

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 27

    きって

    ☆quiet follow

    タビさんが初心 解釈違いにご注意ください

    #タビヴェン
    taviven.

    食事中髪を食っていたタビコの頬に触れ髪を退けると意味ありげに見つめられたので口付ける。ミートスパゲティの味が広がったと同時にタビコの顔が真っ赤に染まり、あれと思う前に渾身の力で顔をはたかれた。
    「やだ!!!!」
    やだ?!??!普段あれだけ性癖だ興奮だ大声で言っている奴が、やだ?!!?!
    「すまない、タビコ、間違ってたか?」
    「やだ!!!!!」
    食べかけのスパゲティを放り出し自室に駆け込んでいくタビコを見て申し訳ない気持ちで一杯になる。当然想いあっているとはずという認識は思い込みであったようだ。後を追ってタビコの部屋に行くが、扉は固く閉ざされ物音1つ聞こえなかった。
    「タビコ、急に嫌なことをして済まなかった」
    ドア越しに話し掛けるが返事がない。
    「もう顔も見たくないだろう。家事はお前がいない時に済ませておくから安心しろ」
    すんすん鼻息が聞こえてくる。もしや泣いてる?
    「我輩はお前を好いているが、無理強いはできない。今日はもう帰る」
    バン!!!と大きな音を立てて扉が開き、中からタビコが飛びかかってきた。首にぶら下がれて骨が折れると思ったらべちゃべちゃなキスをされる。
    「私からするんだった!!!!」
    首根っこを掴まれ部屋に連れ込まれ酷い目にあわされた。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    👏👏💖🙏🙏🙏👍👍👍☺☺☺👏❤❤❤☺❤👏💕💕💕❤❤❤❤❤❤☺👍💕💕❤☺🙏👏👏👏👏👏💕💕💕💕💕😭🙏💖❤❤❤❤❤👏👏🇪
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    きって

    MOURNING初夜失敗

    前半はTwitterに載せてた内容と同じなので読み飛ばしてください。
    えろくもないしほぼ会話文。
    リビングへと続くドアは細く開いたままになっている。開けっ放しはやめろと何度諌めても「どうせまた開けるんだからいいだろ?」と素っ頓狂な顔でタビコが言うものだからヴェントルーはその悪癖を直すことをとっくの昔に諦めていた。それでも開いたままのドアが目に入る度にその隙間を無くしてはいたものの、今日は全くその気になれない。
    タビコは今シャワーを浴びているはずだ。湯浴みが終わればあのドアからこの寝室に入ってくる。その事が恐ろしいのと待ち遠しいのとでヴェントルーの緊張は最骨頂に達していた。なんの前触れもなく寝室に入ってこられるよりかはドアの隙間からタビコの気配が伺えた方がいい。そう思って敢えて視界の端でリビングの様子を見てはいるが、結局はざわつく胸が抑えられず最終的には壁の一点を見詰めるのに留まった。ヴェントルーは落ち着きを取り戻そうとベッド脇に置いたルームライトに目を向けた。家電量販店で急遽手に入れた小ぶりなライトはリラックス効果だとかムード演出だとかそんな謳い文句が箱に書かれていて、ヴェントルーはむずむずとした心地でそれを手にしてレジへと向かった。アロマフューザーにも手を伸ばしかけたが、それはやり過ぎだろうとやめにした。今はそれを仇かのように睨み、ヴェントルーはベッドに正座する。
    2691

    related works

    きって

    CAN’T MAKE死ネタ 卵を孵す話
    抱卵タビコに小さな卵を渡された。私が産んだんだと言うタビコに奇っ怪な冗談を言うものだと鼻で笑って見せると、至極真剣な顔で本当だと言うものだから面食らう。卵は一般的な鶏卵ぐらいの大きさで心做しか青みがかった殻を持つひどく冷たいものであった。
    「温めるのはお前に任す。孵るまで割れないようにするんだぞ」
    それじゃあといつも通りにタビコは仕事に向かって私と卵2人だけが家に残った。温めろと言われても吸血鬼の体温では具合が悪い。かと言っても湯で煮立たせる訳にもいかず、途方に暮れた私は野外の椋鳥に助けを求めると丁度産卵期だとかでついでに温めてくれるという。見返りとしてベランダの一角に巣作りと当面の餌やりを保証してやる。巣に置こうとするとそこには同じ様相の卵が4つ並んでいて自分の手元の卵と見比べるとこのまま置いてはどれがどれだかわからなくなるだろうと思いあたる。部屋にあったサインペンを片手に少し考え靴下のイラストを描いて、椋鳥の番には台所にあったイリコを分け与える。そうやって始まった抱卵は椋鳥の雛が孵化した後も終わることはなく、椋鳥の番と雛達はとっくに巣立って行ってしまった。仕方が無いので羽を入れた巾着袋にそっと卵を入れ、素肌に触れないよう首から下げる。最早手遅れなんじゃないかとタビコに聞いてみても彼女は慌てるんじゃないという。
    2206

    recommended works