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    07tee_

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    暁星塵が好きすぎて生存ifをメモにしたツイートをまとめました。忘羨で暁星塵と宋嵐と一緒に妖怪退治するお話です。陳情令ベースとなっております。若干のキャラ崩壊有り。

    #cql
    #忘羨
    WangXian
    #暁星塵
    venussDust
    #宋子深
    songZishen
    #宋嵐
    songLan

    cql忘羨暁星塵生存ifcql暁星塵生存ifネタ
    魏無羨が舎身呪で甦ったけど義城の悲しいできごとは起きてないし暁星塵も両目が健在という平和な時間軸。
    魏無羨は夷陵老祖で笛スタイル。道侶済み。藍忘機は仙督。


    りんごちゃんを連れて道侶の藍忘機と共にとある町に来たところ、悪漢に襲われていた女性を助けに行こうとしたら同じく女性を助けようとしていた暁星塵と宋子深と鉢合わせた。
    「師叔!宋兄!十六年ぶりだな!」
    「魏公子、藍二公子、噂はかねがね」
    「そんなよそよそしい呼び名するなよ!あんたは俺の師叔なんだから!」


    相変わらずの初対面とは思えない親近感に好感を感じる暁星塵。宋子深は昔と変わらず無口。仙督の仕事としてやって来たが、せっかく再会したのだし、酒楼で呑むことに。もちろん藍忘機が財布を出す。出発しようとするがいつも通りの反抗期りんごちゃんに手こずる魏無羨。
    暁星塵が可愛いものを見る目で問う。
    「この驢馬は?」
    「俺の大切なりんごちゃんだ」
    「りんごちゃん…りんごちゃんはどうして動かぬ?」
    「いつものことだ」
    魏無羨に抵抗していたりんごちゃんの鼻が暁星塵の袖の中を探ろうとくんくん引っ付く。
    「もしかして、これの匂いを嗅ぎ付けたか?賢い子だ」
    持っていたりんごを上げると一発で懐いた。複雑な魏無羨。


    一行は町中を散策。先を魏無羨と暁星塵が談笑しながら歩き(魏無羨のトーク力に笑いの沸点が低い暁星塵度々笑わされる)、後方では藍忘機と宋子深が互いに無口の為ぽつぽつと世間話程度に話す。


    酒楼にて、お互いにこの町に来た目的を話す。この先の町外れの村で怪異が起きていた。その報告が仙督である藍忘機の耳に入り、魏無羨も着いて夜狩に来ていたのだ。実は暁星塵と宋子深も夜狩の途中で霜華が邪気に反応したので導かれてここに来たとのことだった。ここで会ったのも縁、四人で同行することになった。魏無羨が一番喜んだ。暁星塵がりんごちゃんを可愛がり、りんごを与えながら件の村に到着する。


    小さな村であり、そこには男しかいなかった。突然来た見目麗しい四人の男達を目にして村人はぎょっと驚きながら経緯を話す。突然傀儡がやって来て村の女性を子供から老いた者全員連れていったというのだ。女を救う為に何人かが傀儡の住処に乗り込んだが戻らない。困っていたところに藍忘機達が現れたのである。
    傀儡の居所は昔この辺りを治めていた領主の城。一族が死んで別の者が領主に就いた為何十年も放置されていた。女達を救う為に城へと向かおうとする。その直前すっかり暁星塵に懐いたりんごちゃんが彼の裾を食うという暴挙に出て
    「りんごちゃん浮気か日頃の恩を忘れやがって」と憤慨しながら魏無羨が引き剥がす。暁星塵は可愛い驢馬だと全く怒ってもいなかった。


    女達が拐われたという城にたどり着く。風化されて今にでも崩れ落ちそうな建物から邪気を感じる。
    村人曰く。その昔、ここには悪い妖異が住んでいて悪さをしていたが修為の高い仙師によって封印された。それが一月前、墓荒しが忍び込んで封印を解いたのだそうだ。女達を拐ったのは封印されていた妖異だろう。と。


    城に乗り込んだ四人は強い邪気の気配を感じる。この城の妖異は成程ただの妖異ではなさそうだ。城に入ると傀儡に出くわすが藍忘機と暁星塵と宋子深が難なく倒す。が、魏無羨と宋子深の足元が突然開いて地下に落下した。
    「魏嬰」
    藍忘機も落ちようとしたが穴は塞がれた。罠だったらしい。次々にやってくる傀儡を倒しつつ内部へと乗り込む藍忘機と暁星塵。
    「無羨が心配か?」
    「ああ」
    「子深がいる。それに夷陵老祖の噂は耳にしている。そんな簡単に倒れることは無いだろう」
    そう暁星塵は藍忘機を励ました。先行くと罠が次々に襲いかかる。壁や天井から毒矢が放たれる間、火が吹く間、食人怪物花の間、傀儡を相手にしながら剣と法具で突破していく。


    一方地下では魏無羨と宋子深が平行して進んでいた。滅多に無い組み合わせだと緊張感も無く親しげに話しかけながら歩く魏無羨であるが、隣を歩く宋子深は端的な返答しかない。魏無羨はわざとらしく辟易する振りをした。
    「さっきからああしか言わないとは藍湛にそっくりだな!俺だから良かったけど、他の奴なら愛想ついてたところだったぞ!」
    困って押し黙る宋子深の反応が楽しくて仕方の無い魏無羨。彼らにも罠が襲いかかる。屍を食う烏の軍勢。詭道をもって蹴散らす魏無羨は得意気に宋子深に笑いかける。それから動く骸骨の軍勢にも襲われるが、これも魏無羨の詭道で蹴散らす。宋子深は何か言いたげだが、実際助けられているので沈黙を通す。
    しかし、今度は化け犬の妖異が複数現れた。
    「魏公子…魏公子?」
    ぶるぶる真っ青に震える魏無羨の様子に宋子深はいち早く気づき佛雪を抜いて応戦する。
    吠え声にびびった魏無羨が「うわああああああ」と悲鳴を上げて逃げ回った。
    何体か斬った後、壁隅に逃げ込む魏無羨の前に飛んで着地して庇う宋子深。
    「助けてくれ藍湛ー」
    直後床をぶち抜いてまじで助けに来た藍忘機。一瞬で化け犬を蹴散らす。藍忘機が空けた穴から暁星塵が続いた。宋子深は唖然している。
    「魏嬰、犬はいない」
    怯える魏無羨を藍忘機が宥める。藍忘機が来た途端に魏無羨は背中にかじりついた。緊張感はどこに行った。上に戻ろうとするが、見えない巨腕が魏無羨と暁星塵を捕らえて拐った。
    「魏嬰」
    「星塵」
    取り残された二人の前にまた傀儡が現れる。応戦し、二人を探しに前へ進む。


    魏無羨と暁星塵は無造作に放り投げられた。そこそこ広いが大人数だと手狭な密室であった。そこに拐われた村の女達がいた。
    「何で犬がいるんだよ聞いてない」
    「無羨、落ち着きなさい。ほら、これを口に入れなさい。ただの飴だ。甘くて美味しい」
    村の女そっちのけで怯えて喚く魏無羨を師叔らしく宥める。助けに来てくれたと期待していた村の女達は白い目を向ける。
    あまりにも魏無羨が泣くので心配になった女の子達が魏無羨を宥め始める。
    「哥哥怖いの?」
    「あの犬怖いよね。阿鈴も怖かった」
    「ここには犬いないから大丈夫だよ」
    膝を抱えてしくしく泣く魏無羨を囲んで優しい言葉をかける女児達の図に、笑いの沸点が低い暁星塵は袖で顔を隠しながら笑いこらえていた。
    「男が何を怯えてるんだい」
    「私らを助けに来たんじゃないのかい」
    「犬相手に情けない犬なんて簡単だろおすわりお手さえ言えりゃあそれでいいんだから」
    喝を入れてこられてさらに泣いていて、暁星塵は限界だった。身体をくの字に曲げて笑いをこぼしてしまった。
    「笑うなよ~」
    「すまない」


    本題に入る。村の女達は無事な様子。一人も減っていない。それが奇妙だった。妖異は人を喰う筈なのに一人も食べられていないし生かされている。しかし助けに来た男達は戻ってこないという証言。
    妖異の目的は女じゃない。男だ。男の精気を喰らうのだ。
    最長齢の媼が昔語りを語り出す。その昔、時の領主の一人娘は国一番の美姫であったが美醜に酷く拘っていた。男の精気が美の養分となると知ってから男を集め次々に骨抜きにしていった。やがて美姫は生きながら妖異と成り果て、領地を支配した。仙師が来るまで多くの男達を喰らい続けたという。


    その美姫が妖異の正体だ。わかったところで一つ疑問が。
    「何で俺達がここに放り込まれたかということだ」
    「確かに。男を狙うのなら私達をここ連れてきた理由がわからない」
    しーん。微妙な沈黙が流れた。きょろきょろと見回していると、村の女達が複雑な様子で答えた。
    「あんた達の顔……綺麗すぎて最初は男だとは思わなかったんだよ……」
    魏無羨は苦笑した。女に間違えられるとはこれいかに。
    「まあ確かに俺は美人だが、藍湛の方が綺麗だぞ。俺もまだまだ負けてないということか」
    そういうことにした。女達を逃がそうということで出口を探し始めようとするが犬の鳴き声が響く。「ひっ犬犬犬」
    咄嗟に隣の暁星塵の背中にかじりついた。
    「声が遠い。子深が戦っている」
    「と、とととということは、まだいるのか…?」
    「獣を操る術もあるのだろう。ここには来ないだろうから安心しなさい。先ずはこの人達を逃がす」
    「あ…ああ…」
    「だからこの手を放しなさい」
    探すも出口は無い。妖異を倒すしか無いだろう。ならば妖異の元に直接行くのが手っ取り早い。魏無羨が閃いた。
    「師叔。脱ごう」
    「……ん?」
    突然の発想に呆気にとられるが、先に脱ぎだした魏無羨に倣って衣服を脱ぎ出す。女達は目を覆ったが僅かな指の隙間から覗いている。無論魏無羨は気付いてる。お互いに内衣の格好になった。直後。見えない巨腕にまたもや捕まった。男だと気付かれた二人は妖異の前につれてこられた。妖異は最奥に王の如く座していた。確かに美しいが禍々しい。
    「この世で最も美しい顔をしているお前達を食らえば、妾は傾国の美女となるであろう」
    「お褒めの言葉ありがとよ!」
    「今のは誉め言葉だったのか?」
    「ああ特大の誉め言葉さ」
    「成程」


    魏無羨は笛を構え、暁星塵は剣を抜いた。妖異はにやりと笑う。二人の前に出現したのは巨大な化け犬だった。魏無羨が顔色を変えた。
    「うわあああああああああああっ」
    「無羨」
    逃げ回る魏無羨の代わりに暁星塵が立ち回る。化け犬は巨大で一人では苦戦する。そこで暁星塵が魏無羨に言い放った。
    「落ち着きなさい。これは犬じゃない」
    「犬じゃないなら何だよ」
    「狐だと思ったら怖くない」
    「こんなでかい狐がいてたまるか」
    「狐だ。無羨」
    「そう…いわれると、そんな気がしてきた」

    いくらか恐怖が薄れたが、いざ対峙すると膝がすくんだ。

    「師叔…………狐って犬の仲間じゃなかったか?」

    頭の良さが裏目に出た。魏無羨、戦意喪失。
    「藍湛ー藍湛ー羨羨を助けてー」
    琴の音と共に壁が破壊され、藍忘機、宋子深が参上す。その間数秒のこであった。
    巨大化け犬は三人の手により倒され、恐怖対象がいなくなったことで魏無羨本領発揮。
    「よくも俺の前に犬を出しやがって許さん」
    詭道で翻弄し、幻を見せ、動きを封じる。藍忘機が避塵で妖異を倒す。


    例の監獄を藍忘機の琴で破壊すると、女達は藍忘機と宋子深の美しさに魅了された。
    「おいおい助けたのは俺達だっていうのにこの扱いの差は何なんだよ?」
    文句を垂れながら暁星塵の方を見ると女児達に囲まれており、一人一人丁寧に撫でていた。女児達は暁星塵に夢中の様子だ。魏無羨はむくれた。


    村に戻ると男達は大層喜んだが夫そっちのけで藍忘機と宋子深に女達は夢中であった。男達は複雑な心境だと顔に表れていた。
    女達からもてなすという言葉が出て、流石の魏無羨も黙っていられず、女達を押し退けて叫ぶ。
    「夫の元にやっと帰れたんだからあとは自分の夫を喜ばせろ藍湛は俺の夫だぞあんた達が週に何回夫を癒してるかは知らんが、こっちは毎日癒してるし天天し放題だ」
    大暴露に静寂が流れた。無事に事件解決。



    暁星塵と宋子深との別れの時。
    「師叔。もし宋兄に愛想がついたらいつでも雲深不知処に来てくれ!」
    「その時が来たら世話になる。子深、そんな顔をするな。冗談だ」
    というが宋子深の顔色の変化は無い。宋子深と暁星塵は世直しの旅を続けに行った。



    二人の後ろ姿に、魏無羨は羨望を抱く。今まだ魏無羨には金丹が無い。いつか結丹をしたら、二人のように旅に出たいと願う。



    最後に別れた暁星塵は宋子深に尋ねた。
    「天天とは何だ?」
    宋子深は答えに窮した。


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    07tee_

    MEMO100パーセント妄想!!!!!
    一学年繰り上がりました。bllの無い世界線で同じ高校に通いながらサッカーをするrnis♀。
    息するように受けが女体化してるので注意。
    またもやse兄貴がめっちゃでしゃばる。se兄貴はきっとisg気が合うだろうなと想像しながら書いた。若干のキャラ崩壊あり。itsサンドのプリクラが切実に見たい。
    あとちょっとで終わります。
    凛と一緒(15) 五月のゴールデンウィークも部活はあるが、フルではない。偶には息抜きも必要ということで休暇が与えられている。休みの日はどちらかの家に入り浸るか、公園でサッカーするか、東京の街に繰り出すかだ。その日、凛と一緒に映画を見る計画を立てていた為、地元の映画館へ行くことになっている。筈だった。
    「で、お前ら何観に行くんだ?」
    「ピエロが出てきてめっちゃ襲ってくる映画だって」
    「趣味悪い。どうせそれ凛の趣向だろ?あいつに合わせてると甘える一方だぞ。嫌な時は嫌だってはっきり言え」
    「これでもホラーには慣れて来たところなんだよ、凛のお陰でさ。それに凛も楽しみにしてたんだし……な、凛!」
     潔は左隣に顔を向けて声をかけた。並列して歩く凛の顔はかなりの渋顔で、負の感情をまき散らしていた。
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    07tee_

    MEMO100パーセント妄想!!!!!
    一学年繰り上がりました。rnis♀でrn(高二)がisg♀(高三)と一緒にサッカーするために一難学校に転校した、bllの無い世界線。
    息するように受けが女体化してるので注意。
    rnis♀仲直り回。se兄貴が仲介する。今後も喧嘩したする場合はse兄貴が武力介入することになる。se兄貴isg推しでこっそり狙ってる。
    凛と一緒(14) これまで凛と喧嘩したことは何度かあった。喧嘩といっても猫のじゃれ合い程度のもので…凛の暴言とか我が儘が原因によるものがほとんどで、苛立ちはするもの激怒する程でもないので受け流して終了させるのが定例だ。凛が謝ったのは、付き合うことになったあの一度だけである。今回ばかりはそうもいかなくなってしまった。
     ああああ。吹き溜める感情を吐き出そうとして声が漏れる。凛、完全に怒ってた。夕飯食べずに帰ってしまったし。どんな顔をして会えばいいんだか。ていうか、凛の怒りが消えてなかったらどうしよ。今回は潔に非があると認めざるを得ない。
     このまま気まずいまま、お互いに距離を空けて、自然消滅してしまったらどうしようか。いや、凛から捨てられるかもしれない。そんなことになったらどうしよう。サッカーはやってくれるかな。ここまでやっておいて、チームメイトに戻れるだろうか。無理な気がする。別の子と付き合い出したらどうしよ。何も考えたくない。考えたくないのに、嫌な想像ばかりが膨らんでしまう。
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