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    超途中のガスウィル文

    読みたいものを書こうとしたけどだめだこりゃ感がすごくて止まった

    ―――悪くない。

    エリオスタワーに知らせが入ったのは先日のことだった。

    ニューミリオンからそれなりに離れた郊外、いくらかの家や店が並ぶ小さな街の一角で、突如植物が枯れてしまったというのだ。気候か人災かそれ以外の原因か、すぐの調査では判然とせず、あるいはサブスタンスの影響も考えられると呼ばれたのがエリオスのヒーローだった。ニューミリオンから距離のある地とはいえ、前例がないわけではない。
    派遣されるヒーローとして筆頭に挙げられたのは植物に精通したウィル、次いで選ばれたガストは単に他のヒーローたちの仕事の都合と、同期であるウィルとは足並み揃えて動けるだろうとの選出であったようだが。

    この二人の取り合わせを良かったと思うか、悪かったと取るか―――

    ―――悪くない、と、思う。


    ガストはハンドルを握る腕はそのままに、ちらりと隣を伺い見た。視線の先に座る青年…ウィルはガストと反対側、窓の向こうを見ているようだ。

    「アドラー、ちらちらこっち見るな。ちゃんと前見て運転しろ」
    「おっと……はは、良く気付いたな?」
    「……ガラスに映ってるから。暗いんだから気をつけて」

    了解、と返事をしてガストは前に向き直る。

    結論から言うと二人は任務を終えてニューミリオン、ひいてはエリオスタワーへ車で帰る途中だった。先ほどまではウィルが運転していたが、今はガストに交代している。
    終えた、という表現は語弊があるかもしれない。数日滞在して現地の警察や同行したエリオスの研究者、タワーに残るヴィクターたちと意見を交わし、住民たちの証言をまとめた結果、今回はサブスタンスの影響によるものではないと結論が出た。
    とはいえ乗りかかった舟、エリオスとしても原因究明に協力したものの、どうやら人の手によるもので、ここからは警察の仕事だとガストたちには帰投命令がくだってしまったのだ。
    その時点で既に夕暮れ。もう一泊しても良いとは言われたが、二人は帰ることを選択した。行きで同行した研究者はサブスタンス絡みではないと判明した時点で帰っている。

    ふう、と隣から息がこぼれた。
    ガストは前を向いたまま話しかける。

    「やっぱり、もう一泊した方が良かったか?ウィルも疲れただろ」
    「明日の朝バタバタするより、今日のうちに戻った方がいいってなっただろ
     明日は報告書もまとめなきゃいけないし……いても邪魔になる」
    「そうだけど。ウィルがすげえ眠そうだからさ」


    ここまでだよ
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