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    ネタバレ:アドラーが選んだのはラッシュガード
    ガスウィル、ウィル女体化(おまけでフェイスも女体化)

    #ガスウィル
    gaswill

    俺は今、人生最大の難問を出されているのかもしれない。
    「ねえ、アドラーはどっちが好み?」
    長い髪を緩い三つ編みで一つにまとめ、ふわふわとした可愛らしい洋服で身を包んでいる恋人は、これまた可愛らしい声でこちらに一つ問いかける。それを直視できず、指の隙間から覗き見るという情けない姿でどうにか応対する。
    彼女の手に握られているのは、二着の水着だ。片方は今着ている服に雰囲気がよく似ている。きっとウィルのこのみなのだろう、ふわりとした透け感のある素材をあしらったワンピースタイプ。もう片方はデザインは可愛いいのだが、出るとこは出るビキニタイプ。大変悩ましい。
    本音としてはビキニ。しかしこれは水着
    。ということはだ、これを着た姿を人前に晒すということである。それは由々しき事態だ。ウィルの豊満な肢体が不特定多数の野郎共に見られるなどあってはならない。となるとワンピースか。
    だが、正直なところウィルの選んだワンピースは少しデザインが幼い。歳の割に幼い顔をした彼女なら十分に似合うだろうとも思うのだが、その幼さとは裏腹な発育のいい体とのギャップに、これまた野郎共が釘付けになるのは目に見えている。どうしたものか。
    「……聞いてるのか、アドラー」
    「聞いてる、聞いてる。待ってくれ、今めちゃくちゃ悩んでるんだ」
    一切嘘などない言葉に、ウィルも少し気圧されたようで、「ア、ハイ」と気の抜けた返事をよこした。それを気にすることなく俺はひたすら思案する。
    ビキニか、ワンピースか。究極の選択だ。どちらにせよ衆目に晒されるのならいっそ欲望に従うか? いや、でもやっぱり見られたらムカつくしな……。
    ぐるぐると同じところを巡る思考に、つい頭もつられてぐるりと動く。その先にあったものが気になって俺はウィルに尋ねた。
    「ウィル、あれは?」
    「ああ、あれは……」

    その言葉に、俺はようやく答えを出した。



    「…………何その水着」
    「……アドラーが選んでくれた」
    「はあ!? 信じらんない!! 華の十代をなんだと思ってんの!?」
    「まあ、私も思うところが無いわけじゃないけど……」
    「何その顔」
    「……男の人に見られるのが嫌だからって言われちゃって」
    「は〜〜〜〜。ごちそうさま。よそでやって」
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    DOODLEガスウィルポメガバース「キャンキャンッ!キャウンッ!!」
    「わ〜待て待て!!踏む!踏むから!!」
    穏やかな昼下がり。丸々としたフォルムの毛玉が床を転がる。それは一直線にとある人物を目指していた。とある人物、ガストは足にまとわりつく毛玉を踏まないよう、慎重に足をずらしている。それ見守るのは赤と青の弟分だ。
    「またか?」
    「まただ」
    「いい加減学習しないものか」
    「まあ、性格的に厳しいんじゃね?」
    普段の噛み合わなさはどこへやら。穏やかに言葉を交わすのには、それなりの事情があった。それは動く毛玉、ポメラニアン化した彼らの幼なじみに起因する。
    50年ほど前、この地にサブスタンスというものが現れた。高エネルギー体のそれは今では生活に欠かせないものとなっているが、厄介なことに利益だけをもたらすものでは無かった。それは、彼らヒーローが日夜活動していることからも明らかだ。
    サブスタンスは意志を持ち、超常現象や自然現象を起こす。それを利用したのがヒーロー能力だ。サブスタンスを投与することで人はその力を使うことが出来る。目には目を、歯には歯を、サブスタンスにはサブスタンスを、と言ったところか。だが、サブスタンスの影響 2814

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    DOODLEガスウィル
    ウィル女体化
    ガストを女性下着売場に放り込みたかったなどと供じゅ(ry
    ピンクや水色のふわふわとしたものから、赤や黒のきわどいデザイン、どこを見てもテイストの違う下着が並んでいるだけで逃げ場がない。自身の存在が明らかに場違いであることを肌で感じながら、ガストは足元を見つめることしか出来なかった。

    「なあ、アドラー。その、ちょっと行きたいところがあって……」
    もじもじと指をいじり、恥ずかしげに問いかける恋人に、一も二もなく頷いた。ウィルの頼み事だから、てっきりカップル限定スイーツのあるカフェだとか、購入制限のあるケーキ屋だとかそういうものだと思ったのだ。
    「……えっと、ここ?」
    「うん……」
    ウィルに連れられてやって来たのは、いかにも女の子のための店、といった外観の店だった。それもそのはず、ディスプレイに飾られているのは表に出していいのかと心配になるほど小さな布を身にまとったマネキンたち。そう、女性下着店だ。
    ガストは目を疑ったし、耳も疑った。今、「うん」って聞こえたけど実は「違う」の間違いだったんじゃないか? うん、きっとそうだ。
    「行こ」
    「お、おう」
    そうだよな、そんな訳ないよな。
    動かない俺の袖口を軽く掴んで、ウィルは店内へと足を進め 1106

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