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    Ac_4265

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    ※シャムウィル
    『とある2人の』の設定。
    ネタバレは特にありません。

    #シャムウィル
    siamWill

    【とあるっぽいパロ】

    【世界観】
    ・サブスタンスが飛来してきたことにより、科学が大幅に発展するのは原作通り。しかしサブスタンスを使って特殊な力を人間に付与できることがわかってから、研究都市としてニューミリオンは栄えるようになる。


    【団体】
    ・HELIOS
     政府と対をなすほどの研究機関。そのため政府関係者からはよく思われていないことも多い。サブスタンスの研究を盛んに行っており、地上だけでなく地下にも大規模な研究施設を持つ。
     サブスタンスを持った中でも選ばれた人間を『ヒーロー』と呼称している。ヒーローにならなくとも多くのHELIOS出身の人間が社会に貢献しているため、一般市民からの信頼は厚い。しかし、人体実験の人の出処や詳細は謎に包まれており黒い噂が絶えない。

    ・イクリプス
     反HELIOSの筆頭となる団体。HELIOSに住処を奪われたロストガーデン出身の人間が多く所属している。本拠地を定めておらず各地を転々としており、正確な場所はHELIOSも把握していない。
     HELIOSよりもアウトロー寄りであり無茶な実験も行っているが、シリウスの理念の元きちんと合意は得られている。しかし設備などが十分ではないため、今のところ成功例はトリニティの3人だけ。


    【登場人物】
    ・シャムス(18)
     イクリプスの中でも力のあるトリニティの一員。研究施設とは別のマンションの一室で生活している。HELIOSのヒーローを倒すことを目的に実験を受けてきたが、426号(後のウィル)と出会ったことによって状況が大きく変わってくる。
     爆発を起こす能力を持つ。その他速く動くことなどもできるが、現在時点では体の負担が大きいため滅多に使用しない。
     ロストガーデンの住処を『殲滅』という形で奪ったHELIOSを酷く恨んでいる。また、被験前は黒髪に黄色の瞳だったが、実験の影響で今の姿になった。

    ・426号→ウィル(10)
     HELIOSの地下研究室から逃げ出してきた被検体。殺されそうになっていたことを同室だった2人が知り、協力を得て地上へと脱出。カラスに襲われていたところをシャムスに助けられる。後にシャムスからウィルという名前を与えられ、そう名乗るようになった。
     植物を自由に生やす力を持つ。また、既に生えている植物の成長を促進することもできるが、こちらは体の負担が大きい。
     ずっと研究施設で生きてきたためかなり世間知らず。また、実験の影響で体の抵抗力が普通の子どもに比べて低く、よく風邪を引いたり熱を出したりする。

    ・71号→アキラ(9)
     元ウィルの同室であり、脱出を手助けした張本人。統括者のブラッドから強引に許可を得て地上へとやって来る。シャムスにウィルを託すことを認める代わりにアキラという名前をもらった。
     炎を操る力を持つ。その力は強大で、時には自分の体さえ焦がしてしまうほど。それがウィルのトラウマにもなっている。
     好奇心旺盛で喧嘩っぱやいため、地上に出る時は目が離せない。最強のヒーローになり、地下の研究施設を潰すのが夢。

    ・124号→レン(9)
     アキラと共にウィルの脱出に協力した子ども。ブラッドの命でアキラと共に地上にやって来る。シャムスのことは正直認めていないが、名前は欲しいので貰っておいた。
     氷を操る力を持つ。アキラと対をなす力だと研究者たちに思われており、それが少し不満。俺の方が絶対強い。
     アキラよりも大人しいが、だからと言って行動力がない訳ではない。アキラと同じくヒーローになるのが夢だが、その理由は語ろうとしない。

    ※3人のナンバーはサブスタンス毎の被検者でナンバリングされているため、数が小さい=年齢が若いという訳ではない。HELIOSでは1人サブスタンスに適合する者が現れれば、それ以上そのサブスタンスの被験者を増やすことはない。

    ・ガスト(20)
     アキラ・レン・ウィルを担当する監督官。HELIOS出身の人間ではなく、軍部所属の父に反発する形でHELIOSに入った。
     風を操る力を持つ。身体能力も高く、サブスタンスの力と組み合わせて巧みに戦う。
     昔、初めてアキラがオーバーフロウを起こした際直ぐに助けることができなかった。そのことでウィルに強い恨みを持たれているが、いつかは消化してくれると信じて受け止めることにしている。それが余計気に食わないと思われていることはわかっていない。

    ・ブラッド(28)
     HELIOSの地下研究室の統括長。被検体や監督官の管理及び指令等の橋渡し役を行っている。地上生まれであり、地下の制度に疑問を抱いているが様々な権力が目を光らせているため上手く口を出せずにいる。
     磁力で金属を操る力を持つ。被験者には全員金属製のナノチップが埋め込まれているため、例え逃げようとしても基本的にブラッドの手から逃れることはできない。
     被験者たちの恨みの矛先になりがちだが、彼らのことを1番どうにかしたいと思っているのはブラッドである。彼が統括長に就任してから社会に出る被験者たちが大幅に増加した。

    ・シリウス(?)
     イクリプスのトップ。研究者でもあり、自らの実験の被験者でもある。HELIOSに何か思うことがあるようだが、本当の目的は彼にしかわからない。
     命を腐らせる能力を持つ。その他複数のサブスタンスを投与し、様々な能力を持ち合わせている。
     淡々としているが仲間に対する情はあるようで、シャムスがウィルに構っているのをあまり良く思っていない。

    ・シン(19)
     トリニティの一員。シリウスには敬意を払っているところが見られるが、シャムスの扱いは雑。それがある意味での愛情表現であることはシャムスに伝わっていない。
     毒を操る能力を持つ。昔、それでバイオテロのようなものを起こして多数の死者を出した。
     1度戦ったジェイのことを気に入っており、彼と戦うのが最近の楽しみ。服を買うのが趣味だが、イクリプスとして活動する時は基本同じ服を着ている。
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    「おかえり。手、洗ったか?」
    「まだ。洗面台に行くのめんどうだからそこ使わせろ」
    「えー。またか? 仕方ないなぁ。今日だけだぞ」
    玄関からまっすぐに歩けばリビングがある。広くはないから、ドアを開けばキッチンもみえる。そこには黄色っぽい電気がくっついていて、部屋をまるで作り物みたいに温かくみせる。そして、いつも同じヤツが立っている。幼いころの記憶にある顔つきよりも、すこし精悍さがあるかもしれない。振り返ったソイツは、今日だけだぞって言いはするけど、怒っているわけじゃねえから明日同じことを言ったとしてもたぶん同じような表情で「仕方ないなぁ」って言うんだと思う。
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