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    sangatu_tt5

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    写占/月下虎

    #写占
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    獣人たちの中でもトップクラスの📷の所に💍の代わりに嫁ぐことになった🔮♂
    📷は何人も嫁を取らされてるけど結婚する気も子作りする気もなく、ただ一度も渡りがない状態では🔮が顰蹙を買うため顔だけ見て、添い寝して帰ろうと思っていた。
    🔮も💍が好きだし、子ができるわけでもないため、期待もせずに二人とも淡々と会話を続ける。
    📷からすれば閨を迫ってこず、つまらないであろう話を顔色変えず聞き続けてくれる🔮は居心地がよかった。
    半年ほど置いて、家に帰らせようと思っていたが手放しがたくなっていく。
    一度夜を共にした者の部屋には二度と行かなかった📷が🔮の部屋には通う。
    実際はただ話をするだけで、深夜に📷は部屋に帰るぐらいの話なのだけど、周囲からは🔮が正妻になるのではないかと噂が上がり出す。
    元々一夫一妻性の狼である📷がハーレム状態になっていたのは📷が番を作らなかったためだった。📷が番さえ作ってしまえばハーレムは無くなる。
    🔮を送り出した💍の一族からすれば、嬉しいようで嬉しくない。
    💍を渋らず出していればもしかしたら狼の群れの次期長の血に自分たちの血が混ざったかもしれなかった。後悔と同時に、🔮に対する期待が上がる。一族の血が📷と混ざらなくとも🔮が寵愛を受けていれば利点がある。
    💍を話題に出せば、何でも言うことを聞く🔮に「📷の子供を孕め」と念仏のように幾通も手紙を送った。
    🔮は何度も届く手紙を見ながら、発狂しそうになるのを抑える。
    男になど抱かれたくないし、子供など孕む袋はない。それでも📷に抱かれて子供が出来なければ💍が不幸になる。吐き気を抑えながら、自分が📷に抱かれる姿を想像し申し訳なくなった。
    📷は暴力も振るわなければ、🔮を尊重もしてくれる。悪い人でもない。どちらかと言えば幸せになって欲しい人だ。男など抱きたくないだろうし、政治的な事で無駄に悩ませたくもない。
    それでも、吹けば飛ぶような立場の🔮は💍の一族の御老公たちに逆らえない。
    今まで📷は擦り寄ってきた雌達を全てシャットアウトしてきた。🔮に対しても面倒だと多々語っていた。
    嫌われたくないと思いながらも🔮は唇を真っ青に染めながらいつも通り部屋に来た📷をベッドへと誘う。
    📷はいつの間にか🔮の事が好きになっていたし、番にしたいけど雄だし、💍のことも聞いてたから手放そうと思っていた。それでも誘ってきてくれたのが嬉しくて🔮を抱く。
    痛みなど一切感じないであろうってぐらい丁寧に抱いた。その一度限り。その後📷と🔮は元の茶飲み友達に近い状態に戻ったが、どんどん🔮の体調が崩れていく。
    ある日共に食事を取っていれば、🔮は眉間にシワを寄せながら、胃の中のものをすべて吐き出した。
    食欲が無くなっていき、どんどん🔮が不安定になっていく。
    そのまま経過していくうちに、🔮の腹が膨らんでいく。
    手足は細いまま、食事もまともにとっていないのに、腹だけが大きくなる。
    まるで妊娠したような🔮の様子に使用人たちは首を傾げながらも喜んだ。
    それを見ながら📷は顔を青くする。🔮には💍がいるし、雄だ。子宮がないのだから子供を孕むはずもなければ、例え雌でも一度の性交で子ができるはずがない。
    病気か何かを疑って、🔮の状態を医者に調べさせるが何も分からない。
    🔮は膨らんだ腹を撫でながら、困ったように笑って、📷に謝った。🔮は周囲の圧迫感から子供を孕まねばならないと考え、身体が子を孕んだと勘違いした。
    実際は腹に何もいない。
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    ❤😭👏😭🌋💖
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    ***
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    sangatu_tt5

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    「貴方は雄だから子供は出来ませんよ」

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