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    Hakuaisan(GWT)

    @Hakuaisan

    二次創作てんこ盛り野郎

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    POIPOI 291

    Hakuaisan(GWT)

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    「「「組長は日本優良健康男児!」」」
    「酔っぱらうと収集つかないんだよ!」

    次→https://poipiku.com/2688419/9461423.html

    「宴会?」
    《そう、一段落したから》
    伊月組が如月会へのカチコミから数日後、暁人から連絡があり宴を開くから来ないかと誘われた。ヤクザの組長が刑事を誘うというなんともおかしな図だが、暁人はこういう事に頓着しないようだ。
    「まぁ俺は構わんが・・・そもそも誰が参加するんだ?」
    《僕と麻里はもちろん、あと舎弟が数十人いる感じで、おまけにその他》
    「あの濃いメンツか?」
    《女郎みたいなやつらだけど根は優しいから》
    「あれはいろんな意味で腹がいっぱいになる。てかその他って何だよ」
    《その他はその他だよ》
    「その他じゃわからん」
    《まあ、今日の5時辺りから空けといて》
    「今日!?」
    《じゃ、もう仕事始まるから切るね》
    「ちょっ」
    暁人は俺の反論を聞かずに電話を切ってしまった。いきなり今日と言われても準備も何もしてないが
    〈場所〉
    メールで住所が送られてくる。これは行かないと無理矢理連れてこられそうな未来が見えそうだ。
    「ったく、こっちの予定も考えろってんだ」
    俺はため息を吐きながら仕事に戻った。
    ****
    俺は住所の場所に向かうとそこはデカい屋敷だった。門に付けられていたドアチャイムをならすと暁人本人がTシャツとジーンズというラフな格好で登場した。
    「来たんだ」
    「時間があったからな。スーツはどうした?」
    「いつもあんなの着てたら恥ずかしいよ」
    カチコミの時のオーラとは違い、どこにでもいそうな一般人のような風貌でそのギャップに若干引く。
    「今引いたでしょ」
    「いや、そんな事はない」
    どうやら表情に出てたみたいだ。俺は咄嗟にごまかすと暁人は特に追及はせず屋敷の中に案内してくれた。
    「父さんが亡くなってからそのまま引き継いだけど、二人じゃ広過ぎるから舎弟部屋に貸したりしてるけど」
    「まぁ確かにあの人数じゃそうなるだろうな」
    「宴会の準備は全員終わってるからそのまま入っていいよ」
    俺も玄関で靴を脱ぐとそのまま奥の襖を開けた。すると中には数十人の男女が酒盛りをしていた。
    「お酒~!お酒~!」
    「飲み過ぎだって~!」
    「前の職場の上司タンスの角っこに小指ぶつけて禿げてくれねぇかな」
    「不倫証拠出したときの旦那の顔が未だに忘れられねぇ」
    「あ!組長がポリ公連れてきた!」
    「マジか!?」
    完全に出来上がってるのか全員がこっちを見る。中には多少素面がいたのか俺が刑事だと分かると即座に姿勢を正した。
    「あー、そんなに畏まらなくてもいいぞ」
    俺がそう言うと宴会場はまた騒がしさを取り戻す。
    「今日は飲むぞ~!」
    「プロテインにウォッカを~」
    「組長~注ぎましょうか?」
    「今はいいや」
    舎弟から酒を進められるも、暁人はそれを断り空いている席に俺を連れて座る。
    「酒は?」
    「車だからな」
    「そっか」
    暁人はそれだけ言うと横に置いてあった日本酒をグビグビと飲む。かなり度数が高いが、普段から飲んでいるのだろうか?
    「そういや、何で俺を誘ったんだ?」
    「単純なことだよ、人数多けりゃ宴会って楽しいもんよ」
    1杯だけで出来上がった暁人が答える。
    「なるほどな」
    こいつもたまにはハメを外していたいのだろう。
    「あ、KK」
    「どうした、暁・・・と、大丈夫か?」
    急に暁人がもたれかかってきた。暁人をよく見ると、顔に赤みがさしていた。
    「酒弱かったのか」
    「うん、飲むとフワァってなるけどすぐに回って気持ち悪くなる」
    「無理して飲むな」
    「あー坂本さんが羨ましい」
    「あの金髪の一升瓶持ってた奴か?」
    「うん。父さんの時代からいた人なんだけど、父さんが亡くなってからアル中になった」
    「そりゃ慕っていた人が亡くなれば悲しいもんな」
    「いや、父さん亡くなった後凶暴化したからそれを抑え込むためにアル中になってる」
    「そんな理由で酒飲む奴は初めて見た」
    ****
    「麻里ちゃんあのね~」
    「はいはい」
    絵梨佳ちゃんが寄りかかってくるのを私はあしらう。
    「麻里ちゃん冷たい~」
    酒を1滴もいれていないはずなのに酔ったように絵梨佳ちゃんは私に抱きつこうとする。そもそも未成年なのに。オレンジジュースを飲みながら周りの様子を見る。兄は刑事さんに介抱されてるし、真知子さんは酔ってないし、坂本さんはいつも通りだし、山口さんは
    「ボディービル大会だ!」
    酔った勢いでボディービル大会を開いていた。雄華ママに至っては普段から露出が高いのに、上着とスカートまで脱いで自身の肉体美を見せつける。おまけに皆脱ぐから視界の暴力が増える増える。
    「組長持ち上げられたら優勝な!」
    「あっちょっと!?」
    「暁人!!」
    「あーあ持ち上げられちゃった」
    「わーっしょい!わーっしょい!」
    「ちょっ!恥ずかしいって!」
    兄が持ち上げられては雄華ママが喜ぶ。山口さんは酔ってるのか筋肉を見せびらかすし、小鳥遊さんは酔った坂本さんに腕相撲で負けてるし、絵梨佳ちゃんは私に絡んでくるし。うるさいけど少し楽しいかも。
    「麻里ちゃん」
    「何?」
    「また今度さ、遊ぼうね」
    「・・・そうね、今度は買い物に付き合ってよ」
    私はそう言うと絵梨佳ちゃんは無邪気に笑った。


































































    「「「組長は日本優良健康男児!」」」
    「やべぇ吐きそう」
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