ムー(金魚の人) @kingyo_no_hitoSS生産屋 ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 61
ムー(金魚の人)☆quiet followDONE※ワンライ0808「あつい」からの続き大分「リハビリ」が進んでるモクチェズの麦茶ックス麦茶ックスってこれで要件満たしてます?(初めて書いた) Age verification Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow ムー(金魚の人)DONEモクチェズワンライ240204「化粧」で参加です。チェの左目傷跡を隠す完璧な化粧術を見破るモさんのワザ……ドレッサーの鏡越しにモクマと目が合う。今日だけで何度目になるだろうか。チェズレイは嘆息した。 ベッドの縁に腰掛けて足を投げ出している男は、チェズレイの身支度が終わるのを黙って待っている。 他にやることもあるだろうに、モクマはチェズレイの顔面の変化に興味津々のようだ。 数種類のパウダーやジェルを塗り重ねる度にチェズレイの左目に咲いていた醜い徒花は消えていく。元の皮膚と境目が混じり合って肉眼では見分けがつかないところまで完璧にメイクし、チェズレイは振り向いた。 琥珀色の熱い視線へ絡みつく。 チェズレイの顔を眺め、モクマの眦が柔らかく下がった。 「や〜、何度見ても素敵だ。キズがあるなんてここからじゃちっとも分からんよ」 926 ムー(金魚の人)REHABILI新年初書きモクチェズ。マジェ後〜新年までモさんの母がいる南の島へ行ったと信じて。あの🌴背景はそうだろ、そうだと言ってくれいや答え合わせはいいです嗅がせで十分です。今年もバデミ公式に情緒を乱される〜!「さて、チェズレイさんや。これから俺たち何処へ行くんだっけ?」 五つ星ホテルで行われた歌姫スイのクリスマスショーを終え、慕わしきヒーローズと別れを済ませたモクマとチェズレイは、エリントンの空港ロビーに立っていた。 モクマは2人分のスーツケースを転がしながら、横に並ぶ美丈夫へ話しかける。 チェズレイは艷やかな髪を後ろへ靡かせ、口を開いた。 「南へ行こうかと」 モクマの視界に長方形の紙片が飛び込んで来た。これから乗る飛行機のチケットだ。 「へえ、暖かくていいね…………ん?」 モクマは目を見開いた。 見慣れてきた『ファーストクラス』表記の上、行き先空港の名に見覚えがあった。 そこは穏やかな南の島にある空港。一年前、モクマはチェズレイとそこで三週間滞在したことがある。長年凝り固まって氷解せずにいたわだかまりを溶かすため、そして、相棒の傷を癒やすために。 3141 ムー(金魚の人)DONEモクチェズワンライ0917「暗躍」で参加です。ルクと通話するモクチェズ。『モクマさん、チェズレイ、こんばんは!あれ、でもそっちは陽が差してるみたいだから、こんにちは、かな?それとも、おはようございます?』 タブレット画面いっぱいに映されたルークの顔が、右に左に揺れ動く。些細なことで頭を悩ませているボスの愛おしい様子に、モクマとチェズレイは頬を緩めた。 「おはようございますこんにちはこんばんは、ボス」 「ははは、攪乱させとる。こんにちは、ルーク。こっちはお昼になったばかりだよ」 モクマがひらひらと手を振る。根城にしているホテルの窓から注ぐ陽射しが、モクマの手を白く照らしていた。 モクマたちがいる国はルークのいるエリントンとは半日の時差がある。ここは昼時だが、エリントンは深夜だ。 1156 ムー(金魚の人)DOODLEモクチェズと釣りとラジオの話。モクマは湾岸埠頭の釣り場に腰を下ろした。背中に背負った釣り竿とクーラーボックスもコンクリートの地面に寝かせる。 「そいつはクーラーボックスの上に頼むよ」 モクマは隣に立つ相方へ声をかけた。 日傘の下でツバの大きい帽子を被った美人さんが、卓上ラジオを手に立ち尽くしている。釣り場ではなかなかお目にかかれない光景だ。 遠くで釣り糸を垂らしている男が、こちらをチラチラ伺っている気配がする。男の頭の中では、灰色頭のくたびれおじさんと日傘の長髪美人さんの組み合わせがどんな関係に邪推されていることだろう。 軽薄な視線を感じ取ってるだろうに、当の本人は涼やかな顔をしていた。チェズレイは炎天下でも汗ひとつかかない。ここまで歩いてきてタオルに濃い染みを作っているモクマとは真反対だ。 2511 ムー(金魚の人)DONEモクチェズワンライ0716「歌」です。ドラマCD EOP後時空。※ドラマCD EOP後時空 セーフハウスのリビングで、覚えのない書類が置き去りにされているのを見つけてモクマは足を止めた。 相棒の手で今朝磨かれたばかりのガラステーブルは、不思議そうな顔をしているモクマの表情を映しだす。その顔の隣に白い紙が何枚か置かれていた。 楽譜だ。印字された五本の罫線が数段のブロックに分かれ、その上に鉛筆で音符が書かれている。チェズレイの手によるものだろう。 楽譜は3枚あった。 音楽知識に乏しいモクマには、その音符がどんな音を奏でるか想像出来ない。 眺めていると、だんだん、いろんな形のオタマジャクシが五線譜の川を泳いでいる様子に見えてきた。2つの音符の間を走る丸い線が、まるでオタマジャクシが川を跳ねる様子を表しているよう。モクマは自分の想像の朗らかさにくすりと微笑んだ。 2263 ムー(金魚の人)DONEモクチェズワンライ0709「太陽」で参加です。モさんの熱視線に灼かれるチェの話。照射される熱に肌を焼かれる。 白光の下に晒された肌が熱を帯び始める。 真っ白な雪原の上に淡いピンク色の華が咲き乱れる。首筋を走り撫でる珠雫の汗は華の露に似ている。 熱せられた空気が肺から押し上げられ、喉を駆け抜け、浅い呼吸となってチェズレイの口から飛び出る。 興奮と高揚が形になった吐息がチェズレイの前髪を揺らした。 目視では決して捉えられない不可視の光が白い肌に惜しげもなく注がれる。 それを防ぐ術はない。 身を覆う布はすべて取り去った。もちろん、己の意思で。 今日、「太陽」に肌を晒すのは2回目だと言ったら、モクマはどんな顔をするだろうか―― 茹だった頭で夢想する。 日中、チェズレイはモクマと共にプライベートビーチへ降り立った。 1745 recommended works ぱんつ二次元DONEED後時空で海と雪原のモクチェズのはなし。雪原はでてこないけど例の雪原のはなし。なんでもゆるせるひとむけ。降り積もる雪の白が苦手だった。 一歩踏み出せば汚れてしまう、柔らかな白。季節が廻れば溶け崩れて、汚らしく濁るのがとうに決まっているひとときの純白。足跡ひとつつかないうつくしさを保つことができないのなら、いっそ最初から濁っていればいいのにと、たしかにそう思っていた。 ほの青い暗闇にちらつきはじめた白を見上げながら、チェズレイはそっと息をつく。白く濁った吐息は、けれどすぐにつめたい海風に散らされる。見上げた空は分厚い雲に覆われていた。この季節、このあたりの海域はずっとそうなのだと乗船前のアナウンスで説明されたのを思い出す。暗くつめたく寒いばかりで、星のひとつも見つけられない。「――だから、夜はお部屋で暖かくお過ごしください、と、釘を刺されたはずですが?」「ありゃ、そうだっけ?」 揺れる足場にふらつくこともなく、モクマはくるりと振り返る。「絶対に外に出ちゃ駄目、とまでは言われてないと思うけど」「ご遠慮ください、とは言われましたねェ――まぁ、出航早々酔いつぶれていたあなたに聞こえていたかは分かりませんが。いずれ、ばれたら注意ぐらい受けるのでは?血気盛んな船長なら海に放り出すかもし 6235 ゆめこDOODLE #モクチェズ版ワンドロワンライお題:のろけ つばきPROGRESSモクチェズ作業進捗 大人になると大事なことほど言葉で伝えなくなる。 それはお互いに言わなくてもわかるだろうという共通認識があるからでもあるし、言葉にするのが気恥ずかしいからでもある。 だから俺達の関係性についてわざわざ明言したことはなかった。「相棒」であることは間違いないし。チェズレイも直接的な物言いをするタイプではないから言葉遊びも多いし。掘り下げんでいいかい?とはぐらかす癖もまだ直っていないし。とひとしきり脳内で言い訳を重ねたところで、頭を抱える。(昨日のはもう、言い訳しようもないよねえ……)「チェズレイ、もう寝るかい?」「いいえ、まだ付き合いますよ」 下戸だと言ったチェズレイが晩酌に付き合ってくれる夜は日常になりつつあった。晩酌といっても全く飲まない時もあれば、舐める程度のお付き合いの時もある。でもその日は珍しく、二人でどぶろく一瓶を空けようとしていた。 顔色も声色も変わっておらず、ちょびちょびとお猪口を傾けながらしっとりとお酒を楽しんでいる。ように見える、が動作が少し緩慢で目線はお猪口の中の水面に注がれている。まだまだ酒には慣れておらず、やはり強くはないようだ。 ぼ 2758 ムー(金魚の人)DONE3RTで推しカプのどちらかが泣きながら目覚める#RTorいいねで推しカプを描くか書くRT、いいねありがとうございました。チェズが悪夢見て情緒不安定です。$ $ $ 『ごめんなさい………………さよなら』 幼い手指から滑り落ちる命。 たなびく細い金糸。 重力に引かれる白い身体。 あっという間に固い地面に叩き付けられて、飛び散る鮮烈な赤、赤、赤。 化粧粉をまとった綺麗な白磁の肌を無遠慮に真っ赤に染め上げる血の海の上。 母だった女性は、焦点を失った瞳をどろりと天に向けている。 見ている。 足から手を離した幼い自分を。 惨めな死に方を選ばせた罪深い人間の顔を呪っている。 『濁ったらおしまいよね』 「…………――ッ!」 チェズレイはカッと目を見開いた。 飛び上がった肩が震え、酸素を求めて肺が胸を押し上げる。 心臓の鼓動が爆発するほど大きく脈動している。 長椅子の背もたれにくっついた背中がじとりと汗ばんでいる。 2746 ゆめこDONE表紙用の絵色いじくる前のやつ供養 yukishio_bmbSPOILER越ハらくがき下がるのか好きすぎてトラック11〜12ばかり聴いてしまうよ…14は好きだけどまだ怖いよ…しおしお ゆめこDOODLEモチェモンブランおいしかったです ゆめこDOODLEしょたはろうぃん @mutsuki1718MAIKINGモチェ二人で、モクマさんが昔住んでたミカグラの実家に訪問したら、そこの土着信仰的なのに巻き込まれておチェズがエラいめに遭いかける話。続きます。※SCP-536- jpが大好きで、そちらをベースにした作品となっています。http://scp-jp.wikidot.com/scp-536-jp供物 ミカグラ沿岸部は、つい数十年前までは民家と船ばかりが並ぶ静かな漁村だった。暮らしていたのは6歳ほどまでだったが、海岸に浮かんでいる小型船、漁師の賑やかな声に、年季の入った民家が立ち並ぶ光景を幼心に覚えている。 だが今はどうだろう。モクマの小さかった頃とは、随分様変わりしていた。アッカルド社長による国際化で、活気のなかった漁村はすっかり観光地に生まれ変わっていた。海を臨める最高のロケーションのホテルに、そのそばには水族館など遊ぶに飽きない施設が点在している。 「ほ〜、こりゃまた随分変わったなぁ……や、俺も昔の景色なんて、ほとんど覚えちゃいないが」 ハンドルを握りながら、窓の外を流れる景色を横目で見やる。助手席に座るチェズレイも、いつになくリラックスした表情で言った。 11593