ムー(金魚の人)☆quiet followDONE※ワンライ0808「あつい」からの続き大分「リハビリ」が進んでるモクチェズの麦茶ックス麦茶ックスってこれで要件満たしてます?(初めて書いた) Age verification Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow ムー(金魚の人)DONEモクチェズワンライ240204「化粧」で参加です。チェの左目傷跡を隠す完璧な化粧術を見破るモさんのワザ……ドレッサーの鏡越しにモクマと目が合う。今日だけで何度目になるだろうか。チェズレイは嘆息した。 ベッドの縁に腰掛けて足を投げ出している男は、チェズレイの身支度が終わるのを黙って待っている。 他にやることもあるだろうに、モクマはチェズレイの顔面の変化に興味津々のようだ。 数種類のパウダーやジェルを塗り重ねる度にチェズレイの左目に咲いていた醜い徒花は消えていく。元の皮膚と境目が混じり合って肉眼では見分けがつかないところまで完璧にメイクし、チェズレイは振り向いた。 琥珀色の熱い視線へ絡みつく。 チェズレイの顔を眺め、モクマの眦が柔らかく下がった。 「や〜、何度見ても素敵だ。キズがあるなんてここからじゃちっとも分からんよ」 926 ムー(金魚の人)REHABILI新年初書きモクチェズ。マジェ後〜新年までモさんの母がいる南の島へ行ったと信じて。あの🌴背景はそうだろ、そうだと言ってくれいや答え合わせはいいです嗅がせで十分です。今年もバデミ公式に情緒を乱される〜!「さて、チェズレイさんや。これから俺たち何処へ行くんだっけ?」 五つ星ホテルで行われた歌姫スイのクリスマスショーを終え、慕わしきヒーローズと別れを済ませたモクマとチェズレイは、エリントンの空港ロビーに立っていた。 モクマは2人分のスーツケースを転がしながら、横に並ぶ美丈夫へ話しかける。 チェズレイは艷やかな髪を後ろへ靡かせ、口を開いた。 「南へ行こうかと」 モクマの視界に長方形の紙片が飛び込んで来た。これから乗る飛行機のチケットだ。 「へえ、暖かくていいね…………ん?」 モクマは目を見開いた。 見慣れてきた『ファーストクラス』表記の上、行き先空港の名に見覚えがあった。 そこは穏やかな南の島にある空港。一年前、モクマはチェズレイとそこで三週間滞在したことがある。長年凝り固まって氷解せずにいたわだかまりを溶かすため、そして、相棒の傷を癒やすために。 3141 ムー(金魚の人)DONEモクチェズワンライ0917「暗躍」で参加です。ルクと通話するモクチェズ。『モクマさん、チェズレイ、こんばんは!あれ、でもそっちは陽が差してるみたいだから、こんにちは、かな?それとも、おはようございます?』 タブレット画面いっぱいに映されたルークの顔が、右に左に揺れ動く。些細なことで頭を悩ませているボスの愛おしい様子に、モクマとチェズレイは頬を緩めた。 「おはようございますこんにちはこんばんは、ボス」 「ははは、攪乱させとる。こんにちは、ルーク。こっちはお昼になったばかりだよ」 モクマがひらひらと手を振る。根城にしているホテルの窓から注ぐ陽射しが、モクマの手を白く照らしていた。 モクマたちがいる国はルークのいるエリントンとは半日の時差がある。ここは昼時だが、エリントンは深夜だ。 1156 ムー(金魚の人)DOODLEモクチェズと釣りとラジオの話。モクマは湾岸埠頭の釣り場に腰を下ろした。背中に背負った釣り竿とクーラーボックスもコンクリートの地面に寝かせる。 「そいつはクーラーボックスの上に頼むよ」 モクマは隣に立つ相方へ声をかけた。 日傘の下でツバの大きい帽子を被った美人さんが、卓上ラジオを手に立ち尽くしている。釣り場ではなかなかお目にかかれない光景だ。 遠くで釣り糸を垂らしている男が、こちらをチラチラ伺っている気配がする。男の頭の中では、灰色頭のくたびれおじさんと日傘の長髪美人さんの組み合わせがどんな関係に邪推されていることだろう。 軽薄な視線を感じ取ってるだろうに、当の本人は涼やかな顔をしていた。チェズレイは炎天下でも汗ひとつかかない。ここまで歩いてきてタオルに濃い染みを作っているモクマとは真反対だ。 2511 ムー(金魚の人)DONEモクチェズワンライ0716「歌」です。ドラマCD EOP後時空。※ドラマCD EOP後時空 セーフハウスのリビングで、覚えのない書類が置き去りにされているのを見つけてモクマは足を止めた。 相棒の手で今朝磨かれたばかりのガラステーブルは、不思議そうな顔をしているモクマの表情を映しだす。その顔の隣に白い紙が何枚か置かれていた。 楽譜だ。印字された五本の罫線が数段のブロックに分かれ、その上に鉛筆で音符が書かれている。チェズレイの手によるものだろう。 楽譜は3枚あった。 音楽知識に乏しいモクマには、その音符がどんな音を奏でるか想像出来ない。 眺めていると、だんだん、いろんな形のオタマジャクシが五線譜の川を泳いでいる様子に見えてきた。2つの音符の間を走る丸い線が、まるでオタマジャクシが川を跳ねる様子を表しているよう。モクマは自分の想像の朗らかさにくすりと微笑んだ。 2263 ムー(金魚の人)DONEモクチェズワンライ0709「太陽」で参加です。モさんの熱視線に灼かれるチェの話。照射される熱に肌を焼かれる。 白光の下に晒された肌が熱を帯び始める。 真っ白な雪原の上に淡いピンク色の華が咲き乱れる。首筋を走り撫でる珠雫の汗は華の露に似ている。 熱せられた空気が肺から押し上げられ、喉を駆け抜け、浅い呼吸となってチェズレイの口から飛び出る。 興奮と高揚が形になった吐息がチェズレイの前髪を揺らした。 目視では決して捉えられない不可視の光が白い肌に惜しげもなく注がれる。 それを防ぐ術はない。 身を覆う布はすべて取り去った。もちろん、己の意思で。 今日、「太陽」に肌を晒すのは2回目だと言ったら、モクマはどんな顔をするだろうか―― 茹だった頭で夢想する。 日中、チェズレイはモクマと共にプライベートビーチへ降り立った。 1745 recommended works nishioka1226DONEファイナルライブのB●B●のえりちの衣装があまりにも潜入服アイドルver.だったので…※女装2枚目は小ネタ。 2 ぱんつ二次元DONEED後時空でランドリールームで惚気るチェズレイのモクチェズ。モブ視点です。ランドリールームの幽霊さん 噂がある。 このホテルのバックヤードでまことしやかに流れる噂。 曰く、このホテルには百年前から幽霊がおり、不興を買うと頭から食われてしまうらしい。 曰く、その幽霊はとんでもない美人らしい。 曰く、その幽霊と会うと幸せになれるらしい。 噂、と言うより幼い子供の創作に近い。信憑性の欠片もない作り話。先日行われた創立50周年記念パーティー――そう、50周年だ!100年ではなく!――で、笑い話として語られる程度の、くだらない噂。お偉方の長話の間に挟まれた小粋なジョーク――と、本人は思っているのだろう。外野からすれば欠伸が出るほどつまらなかったが――に、けれど数人のスタッフが笑いもせずに顔を青ざめさせていたのは、それが『噂話』と呼ぶにはあまりに信憑性を帯びすぎていたからだ。ただの噂で人は消えない。 18408 nocccoDOODLEツイッター載せたやつのオマケというか副産物 3 さきょんのバミDONE俺の答えはこれや!!!!(モさん透け素材すげえ好きなんじゃない?っていう急遽降って来た謎の決めつけ)何というかまあ諸説あるんですが弊社のモっさんはSMっけ強い衣装とかプレイとかあんまそそらないんだけどタイツ破くのはばちくそ好きそうだなと思うなどしたらしいです。急に。 💤💤💤INFO『シュガーコート・パラディーゾ』(文庫/152P/1,000円前後)9/19発行予定のモクチェズ小説新刊のサンプルです。同道後すぐに恋愛という意味で好きと意思表示してきたチェズレイに対して、返事を躊躇うモクマの話。サンプルはちょっと不穏なところで終わってますが、最後はハッピーエンドです。【本文サンプル】『シュガーコート・パラディーゾ』 昼夜を問わず渋滞になりやすい空港のロータリーを慣れたように颯爽と走り去っていく一台の車——小さくなっていくそれを見送る。 (…………らしいなぁ) ごくシンプルだった別れの言葉を思い出してると、後ろから声がかかった。 「良いのですか?」 「うん? 何が」 「いえ、随分とあっさりとした別れでしたので」 チェズレイは言う。俺は肩を竦めて笑った。 「酒も飲めたし言うことないよ。それに別にこれが最後ってわけじゃなし」 御膳立てありがとね、と付け足すと、チェズレイは少し微笑んだ。自動扉をくぐって正面にある時計を見上げると、もうチェックインを済まさなきゃならん頃合いになっている。 ナデシコちゃんとの別れも済ませた今、ここからは本格的にこいつと二人きりの行き道だ。あの事件を通してお互いにお互いの人生を縛りつける選択をしたものの、こっちとしてはこいつを離さないでいるために賭けに出ざるを得なかった部分もあったわけで、言ってみれば完全な見切り発車だ。これからの生活を想像し切れてるわけじゃなく、寧ろ何もかもが未知数——まぁそれでも、今までの生活に比べりゃ格段に前向きな話ではある。 30575 nochimmaDOODLEきずとよくぼう 初夜後のチェの傷痕とモの欲望のはなし 初夜後だけどぜんぜんやらしいかんじではないです「……あのさ」 「はい……?」 喉から出た声は掠れてみにくかった。 けほ、と咳払いをすると、となりのおとこはぎょっと目を開いて、あわてて起き上がると水差しに手を伸ばした。……甲斐甲斐しいことだ。 寝転がったまま、緩慢な動きで首を傾ける。あわい間接照明が、おとこの背をぼんやり照らしている。発達した筋肉で覆われて、山みたいに凹凸のあるそこに、細く伸びる引っ掻き傷。 「……ごめん、無理させたね」 「いいえ……、私も、背中を」 起き上がるのにも手を借りなくてはならぬ体たらく。水の中にいるかのよう、芯の芯まで、身体が重たい。 差し出されたグラスの中の水はぬるかったが、痛む喉にはちょうどよかった。 飲み干してやや体裁をととのえた声で指差し言うと、自覚がなかったらしい、首を回してみとめて、「ああ」と笑った。 6466 nochimmaDOODLEワンドロ「たまご」「あっ」 と、思った時にはもう遅かった。 楕円の形ですべすべで真っ白で、プラスチック製の頼りないベッドに行儀よく並んだ、十個の卵。が、冷蔵庫の定位置におさまろうとしたその時、つるりとモクマの手を滑り落ちて、 「ッ! ッだ~~~っ!!」 ご自慢の瞬発力でキャッチしようとするも、ごっちん。前方不注意のせいで冷蔵室の出っ張りに額をぶつけて、叫びと共に目の前に星が散った。 そうして常ならなんでも掴める守り手の指先はむなしく宙を掻き、結果……、 「うっ、そ、でしょ……」 額を押さえながら呆然としゃがみ込む。 未開封の透明なパックの中で、真っ白だった卵には、どれもこれもヒビが入ってしまっていた。しかも見たところ、ご丁寧に十個全部に。これではすぐにでも使わないとだめになってしまう。 4358 ムー(金魚の人)DONEモクチェズワンライ0213「甘味」で参加です。モクチェズ初めてのバレンタイン、と言っていいのかなコレ。※大祭KAGURA後、ミカグラ島を発つ前モクマの退院は「大祭KAGURAから数週間後」なので大祭KAGURAを1月末開催とし、バレンタインの時はまだ入院中と仮定してます『恋の味 確かめてみて』 「お?」 テレビから聴こえてきた馴染みある声にモクマは食いついた。 DISCARDと決着が付いた後、モクマはほか3名の仲間と共に病院送りとなっていた。戦いで傷ついた身体を癒やし、4人部屋で他愛のない話をしては大笑いして看護師さんに注意を受けていたのもはじめの1週間だけ。その後、アーロン、ルークに続いて先日チェズレイも退院してしまった。今は大部屋を独占状態だ。 モクマの退院は順調にいってあと1週間後らしい。これが若さか……と自身の重傷具合を棚にあげて心で泣いた。 一人きりになったモクマの退屈を癒やしてくれたのは、個室に備え付けられている19インチの液晶テレビだった。 そのモニターには赤いバラをあしらったドレスを着た歌姫スイが自身の楽曲をBGMにミカグラチョコレートの宣伝をしているところが映っていた。四角いチョコレート菓子を頬張る笑顔が眩い。 2674 nochimmaTRAININGヴ愛後の「凍えそうな夜に三日月見上げ約束したね」の幻覚です 付き合ってないモクチェズ これまでの約束が彼らにとってどうなったかわかんなくなって止まっちゃった 遮るものなく広がる一面の夜空は、壁を覆うために吊り下げられた大きな幕みたいだと、モクマは主役のいない舞台を見つめながら思った。 しかもただの布ではない。深い紫紺色をして、びろうどのようになめらかで重厚で、いかにも相棒の故郷にふさわしい、高級感のある夜の色だった。 星は見えなかった。雪を降らすための薄雲が、布地の上を覆っているから。 半透明の紗幕は上手から吹き付ける風に乗って舞い散る雪の小粒とあいまって、はかなげでうつくしい世界を作り上げていた。 ひゅおおおおう。ひゅおおおう。 か細い風音が、彼女の不在を嘆くように響き渡る。 ほんの数分前まで、ここにはとびきりきれいな空の上のお姫様がしゃんと背を伸ばして立っていた。 6887