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    Lope

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    全年齢の小説はこれからこっちに投げるかも
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    Lope

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    ぶぜまつとポリネシアンセックス最終夜の前編です。ムラムラしながら内番やるぶぜまつ絶対可愛いなと思って書きました。

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    #ぶぜまつ
    japaneseClethra

    ぶぜまつとポリネシアンセックス・第五夜前編 本丸の畑にて、松井江は今までにないほどの熱量で畑仕事に精を出していた。本日の畑当番は松井と蜻蛉切の組み合わせで、蜻蛉切の手伝いと日頃畑仕事にやる気を出さない松井の尻を叩くために桑名江が自主的に手伝いに来たのだが、

    「桑名、次は!?」
    「あっ、えっと……じゃあ、向こうの区画にこれで追肥を、」
    「了解!」

     松井は桑名から肥料の入った桶を引ったくるように受け取って、ずんずんと勢いよく指定された区画に向かっていった。その後ろ姿を、桑名が呆然と眺めている。

    「……松井、熱でもあるのかなぁ?」

     普段の気だるげに畑仕事をする様子しか見ていなかったので、桑名は今キビキビと動く松井に違和感しか持てなかった。桑名が心配そうに松井の方を見ていると、後ろから蜻蛉切が声をかけてきた。

    「松井が、どうかしたのか?」
    「あっ、蜻蛉切様……。いや、いつも畑当番やるときの松井はもう少しだるそうな感じで、だから蜻蛉切様の負担が増えないか心配で来てみたんですけど……」

     考え込んでしまう桑名。

    「でも今日はなんか、すごいやる気満々で……」
    「そうなのか? しかしまあ、やる気に満ち溢れているのは結構なことではないか」
    「それはまあ、そうなのですけど」

     桑名の憂慮をよそに、松井はひたすら作業に没頭していた。そうでもしていないと、むらむらと沸き立つ劣情が頭と胸の中に溢れてきてしまうのだ。
     ああ、早く、早く、夜にならないものか。五日間かけて松井の体と心に刻まれた熱が、松井を突き動かしていく。そのうちに体表面までもが火照ってきた気がして、松井は上着の裾で額の汗を拭った。

    「おやおや、大丈夫デスか? 暑そうに見えマスが」

     声のした方を見上げる松井。そこには、いつの間にか千子村正が立っていた。

    「……そうだな、確かに暑い」
    「であれば、脱いでしまいまショウ」
    「そうだな。では、これを持っていてくれないか」
    「お安い御用デス。huhuhuhu……」

     村正に促されるまま上着を脱ぐ松井。村正は松井の上着を受け取って、黒のインナー姿で畑仕事に勤しむ松井の姿を微笑ましく眺めていた。

    「うんうん、良い脱ぎっぷりデスねぇ。ワタシもつられて脱ぎたくなってきました、huhuhuhu……」

     そうして村正が自分の着衣に手をかけたところで、

    「村正ぁ!! 脱ぐなーーーっ!!!」

     それを見つけた蜻蛉切が、村正を止めるために慌てて駆け出していく。桑名は上着を脱いで作業に熱中している松井をしばらく眺めていたが、やがて考えるのを中断して、自分の仕事へと戻っていた。

    ***

     本丸の訓練場では、毎日手合わせが行われている。本日の組み合わせは大包平と豊前で、二振りは疾さこそ拮抗しているが、その他の練度は大包平の方が上回っている。そして、

    「隙あり!」
    「うお!?」

     豊前が気を散らした瞬間を見逃さず、大包平が正面から打ち込んできた。当然回避も間に合わず、手合わせ用の木刀が豊前の肩をバシンと払う。

    「どうした? 集中力を欠いていては手合わせにならんぞ!」

     張りのある大声が、訓練場に響く。叱責された豊前は、一旦深呼吸をしてから自分の頬を両手でパチンと叩く。それから改めて、豊前は大包平に向き直った。

    「悪い! 今ちょっと、頭ん中が雑念ばっかりでさ、」
    「雑念ばっかり!!?」

     大包平が目を丸くして豊前を見返す。
     いま豊前の中にある雑念とは、松井と迎える今夜のことであった。少し気を抜けば、五日間じっくりと醸成された情欲が頭の中にむらむらと立ち上ってくる。
     そんなことを微塵も知らない大包平は、構えを解いて心配そうに豊前の顔を覗き込んだ。

    「頭の中が雑念ばかりというのは、おおよそまともな状況ではないのではないか?」
    「ああいや、でーじょーぶだって」

     雑念の内容が内容であるだけに、豊前はおいそれとそれを他の刀剣男士に打ち明けられない。それでも大包平は、豊前を慮って声をかけてくる。

    「なにか悩みがあるのなら、この大包平がいつでも話くらいは聞いてやる」

     目の前の大包平は、大真面目に豊前の心配をしてくれている。その事実が少しくすぐったくて、豊前はつい頬を緩めてしまう。

    「あんがとな! でも今は、ひたすら体だけ動かしてー気分なんだ」
    「そうか。であるならば、刀剣の横綱たるこの大包平が存分に付き合ってやろう。光栄に思うがいい!」

     再び構えを取って向き合う大包平と豊前。豊前は大包平に向けて、ニッと歯列を見せて笑った。

    「いいやつだな、大包平って。きっといい『りいだあ』になるぜ」
    「ふん、当然だ」

     そうして再度手合わせを始める二人。豊前は雑念を払うように、果敢に大包平へと打ち込んでいく。
     ああ、早く、早く、夜にならないものか。時間の経つ遅さをもどかしく思う気持ちが、豊前のがむしゃらな剣筋に乗っていた。
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    Lope

    PROGRESS松井くんが空き家に連れ込むぶぜまつの進捗晒しです。
    ほんのりとホラー風味で、この次の場面からエロに入っていきます。

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    万屋街の片隅で、僕たちは(続き) 薄暗い空き家の廊下を、豊前は手を引かれながら奥へと進んでいく。土足のまま屋内に上がるのに慣れていないせいか、豊前は少し居心地の悪さを覚えていた。
     屋内は特に荒らされた様子もなく、居住者の気配だけが忽然と消えたようであった。天井の端には蜘蛛の巣が張っていて、小さな蛾が主のいないその巣に絡められているのが見える。
     豊前が静かな屋内を見回していると、いつの間にか、手を引いていたはずの刀剣男士が姿を消していた。薄暗い空間は静寂で満たされていて、一振きりだと心細さを否応なしに自覚してしまう。声を出して名前を呼ぼうにも、彼の名前がわからない。かくして豊前は、途方に暮れてしまう。

    「こっちだよ」

     静かに囁くような声が聞こえて、豊前は思わず顔を上げる。それと同時に、廊下の先に見える襖が音もなく開いた。豊前の息を呑む音が、静寂の中で微かに響いた。
    1905

    Lope

    DONEぶぜまつの日ということで、現在書いているぶぜまつエロの導入部分を先行してこっちでupします。ほんのりとホラーテイストだけど、ここからエロになります。信じてください。

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    万屋街の片隅で、僕たちは 万屋街には、松井江の姿をした幽霊が現れる。そのような噂が方方の本丸でまことしやかに囁かれ、ついには政府も調査に乗り出す事態となってしまった。
     政府の調査機関には、多くの本丸から目撃情報が寄せられた。それらを精査していく過程で、その幽霊と遭遇しやすくなる条件や幽霊の詳細な挙動が明らかになっていった。
     その松井江の姿をした幽霊は、豊前江の姿があるときに高確率で目撃される。しかしその近くに同じ本丸の松井江や、霊や怪異にまつわる逸話を持っていたり寺社に祀られていたことのある刀剣男士がいると、いつの間にかその姿を消してしまうという。
     また、その幽霊は万屋街の外れにある空き家付近に頻繁に現れる。更に、その幽霊は一振でいる豊前江に近づいてきて、その空き家に誘い込もうとしていたという事例も複数報告されている。そのいずれの事例でも、同じ本丸の松井江が豊前江を呼び止めた瞬間に幽霊が姿をくらませていたため、刀剣男士や審神者等に対しての被害は無かった。
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    Lope

    DONE昨日ホットケーキまんを食べたときに降りてきたぶぜまつSSです。コンビニのイートインスペースも自CPにかかると爆エモデート空間になるんだなあ ろぺを

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    コンビニのイートインスペースとぶぜまつ 突き刺すような寒空の夜。コンビニエンスストアの入口横、背もたれの短い無機質な椅子の背もたれに、松井江が腰掛けている。店内は暖房が効いているとはいえ、ドアが開くと冷たい風が容赦なく入ってくる。そのため松井は防寒具のショートコートとマフラーを身に着けたままであった。
     松井はどこかそわそわした様子で、長い脚を何度も組み直している。窓ガラスには、外があまりに暗すぎるせいか、松井の整った顔が反射して映っていた。寒さのせいか、鼻のあたりがほんのりと紅くなっている。松井がその紅色をまじまじ見つめていると、後ろから声をかけられた。

    「悪い、待ったよな」

     振り向く松井の瞳には、ダウンジャケット姿の豊前江が映っていた。豊前は手に持ったものを机に置いて、それから松井の隣の椅子を引く。そこへ腰を下ろすと、豊前は松井に太陽のような笑みを見せた。
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    hydroxidestar

    DONE戦闘の余韻抜けなくてキスしちゃう

    松井の腰が抜ける

    ぶ「キスだけでいかせてやんよ」

    事に及ぶ

    「指舐めて」と松井の口へ近づける。

    これで書けばよくない?と思い、書きました!!
    身も恋も溶かすのはきみヒトリ「やあ、松井江。出陣お疲れ様」
    「蜂須賀虎徹、ただいま。今日は君が昼当番なんだね」
    「ああ。すぐに食べるかい?」
    「そうしたいのだけど豊前が帰還途中から眠そうでね……。寝かせてきたらすぐ食べるよ」
    「了解した。きみたちの分は取り分けておくね」
    「ありがとう」

    上手く誤魔化せただろうか。
    豊前が眠いというのは、嘘だ。僕も豊前も戦闘の興奮がまだ体に燻っていて、興奮している。周りに悟られないよう平静を装っているが、それにも限界がある。なんとか部屋に辿り着くなり、豊前は噛み付くようなキスをしてきた。熱い、溶けそうだ。
    唇が合わさっただけなのに、全身が沸騰したように熱くなっている。お互いのジャケットは畳の上に放り投げた。後で畳まないと皺になるなあ、なんてことを考える余裕はこの時まで。豊前はキスを続けながら、僕の胸を弄る。つねったり摘まんだり。裾から入り込んだ長い手が伸びてきて、胸や腹をまさぐる。うそれだけで思考は停まりそうなのに、豊前はキスを止めない。何度も何度も舌を絡め取られて、豊前の唾液が僕のと混ざる。
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