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    AKtyan5560

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    AKtyan5560

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    ある日廃墟に迷い込んだ武道は真一郎と出会う。
    真一郎は武道以外には見えなくどんな存在か分からないが、そんな真一郎と一緒に暮らす武道は…

    ※死ネタ!!!!!
    ※真一郎が人外
    ※原作と死んだ時期が違う
    ※真一郎が死の描写あり

    その他諸々注意です!!
    燐灰石はイエローアパタイトと言い石言葉が、欺く、惑わす、戯れ、でこの真一郎にピッタリなので付けました

    #真武
    zhenwu
    #タケミチ愛され
    lovedByTakemichi
    #死ネタ
    newsOfADeath

    燐灰石がとけこんで「武道はいつも可愛いな」
    彼はいつもそう言って姿が変わらずそこに居た。武道が9歳の頃から彼はずっと、武道の隣で成長を見守って来た。不思議な人だと武道は今でも思っている。変化をせずにいる人、本当に彼は何なのか武道はこれからも解けない謎を想い続ける。

    それは武道が小学生の時での出会いだった。
    学校から帰り、住宅街から外れ気づいたら廃墟のような所にいた武道はその中を散策することにしたした。
    「ここどこ?」
    中を歩き回り疲れた武道は廃墟の地べたに座り、持ってきた水筒を開け飲んでいると隣から突然声がしたのだ。
    「美味いか?」
    「え!?誰!!」
    体が跳ね空中から尻が浮く武道を見た彼は、笑い声を上げ楽しそうに一頻り笑うと、悪げもなく自己紹介を始めた。
    「わるい悪い、俺は佐野真一郎。お前は?」
    「……花垣武道」
    真一郎と名乗った男は笑みを深めると武道の頭を撫でて、快活とした笑みで笑った。
    「じゃあミチだな!」
    その時武道は胸がバクバクと速まり、走り出したように体が熱く軽くなったような目の前が光り輝く気分になっている事に気づく。
    武道は初恋をしていいたのだ。

    それから真一郎は武道の傍にずっといて、家族の傍では話しかけちゃ駄目だからと言われて二人きりの時はいつも真一郎と話していた。その時間は楽しく過ぎていき、不良になり天竺に入りイザナに気に入られても、武道の唯一は真一郎だけだった。真一郎との時間は楽しく過ぎて、いつしか彼にしか言えない悩みも増え武道の精神安寧も兼ねていた。
    真一郎との暮らしも26歳になった今も続いている。真一郎は時々血を吸わせてくれと言い、武道の血を吸っていた。以前吸血鬼なのか聞いたが真一郎には違うと言われ、真一郎は血を吸っている。
    武道も真一郎と居る時は料理をして、真一郎にも食べさせていた。真一郎は毎回美味しそうに食べ、武道のあまり上手くない料理も美味しいと繰り返し食べる事に嬉しく笑う。
    ある日真一郎と暮らしている事を初めて千冬に話した。他からは見えないらしく、武道の語彙力でも分かるように真一郎との関係を話すと千冬は驚いたように声を上げた。
    「……相棒、本当に真一郎君なんだよな?」
    「そうだけど?どうした千冬?」
    千冬は唸り声を上げ頭を抱え暫くすると口を開く。
    「………相棒言い難い事を言うけど、真一郎君はもうとっくに死んでるんだよ」
    武道は静かに受け止めていた。ひとつ目を瞑ると開いた目は、意思が強く輝くような蒼穹があった。
    「うん、知ってる」
    武道はただ一言そう言って千冬を眺めた。
    「俺は真一郎君が死んでるのを知っているしそれでも傍にいるつもりだよ」
    そう言って武道は話題を変えたのに千冬は、彼の狂気の部分に触れたのが自分だけだと思うと嬉しくなったのに、自分も同じなんだと感じて武道に乗ったのだ。
    それを真一郎は真っ黒な瞳で口元に弧を描きながら見ていた。

    武道は家に帰ると後ろにいた真一郎も腕を伸ばし、我が家に帰る。小さなボロアパートも住めば都だ。
    今日も武道は飯を作り真一郎と共に食べる。
    「いただきます!」
    「ああ、いただくぜ」
    家族の様に笑う様子は傍から見れば幸せなのだろう。片方が人間では無ければ。

    真一郎はその日運命と出会う。
    真一郎はあの日死んだ、人間としては死んだのだ。
    あの日廃墟に偶然迷い込み帰り道気を探していた時、何者かに頭を殴られた。打ち所が悪く倒れ、人生が終わるのに公開しこんな所で終わりたくないと思っていた願いを聞き入れたのは真一郎も予想も出来ない悪魔だった。
    「おやこんな所に人間が一人死にそうになっていますね」
    そう言って真一郎の隣に現れた者は真一郎を見ながら、血を流し意識を気合いで保たせる真一郎を見て笑っていた。
    「み、せもん、じゃ……ねぇぞ」
    「人の死を見るのは良いですが後味が悪い。貴方生きる気力はありますか?」
    そう言った人物に生きたいと込め睨み付けると、頷いた者が真一郎の頭に手を乗せると傷が消えていた。
    「貴方の身体を変えました。半永久的に死なないように、そして貴方の運命が現れた時に同じく半永久的に生きさせるのに、一瞬の吸血衝動を盛り込みました。まあ、食事をしながら半年で貴方とおなじような体に変えられます。あ、普通の人間の食べ物では栄養が取れないのでご注意を。吸血衝動は運命が現れたら発動するようにしましたので」
    「………アンタ一体何なんだ」
    「さあ、神とでも言っときましょうか。後貴方と同じ体のをそっくりそのまま貴方の店に置いたので、明日家族が見つけ死亡届けが出されるま思うので好きな所にいて構いませんよ。ただ運命は此処に来ますけど」
    意地悪げに笑うその何かに真一郎は苦虫を噛み潰したような顔をすると、そいつは満足したように消えていた。
    どうやら神とやらは真一郎が嫌いらしい。

    そして何日もそこで過ごしもう数えるのも辞めた頃、武道が現れた。
    迷い込んだ武道を見た時即、運命は此奴だと真一郎は理解した。そして流行る気持ちを抑え武道に近づき一緒に帰った。
    それで気づいた事は武道の周りには真一郎が見えない事だ。真一郎が前に出たり色々試したが見えなく、また武道から離れられない事が判明した。だがそれが都合が良いと、武道と2人きりの時間を作り一緒に過ごす時間は至福で、何度此奴を隠してやりたいと思ったか分からない程だ。
    真一郎が武道と過ごし不良の道へ進み、何と武道が真一郎の弟であるイザナが作った暴走族天竺に所属したのだ。身を焦がすような嫉妬で憤慨して、その日は武道をお仕置で手酷く抱いたのを覚えている。
    弟が武道を気に入るのは早く、何と他のチームにも気に入られた武道は真一郎と居られる時間が減った。それはそれは盛大に拗ねて暫く武道を独占した程だ。
    それから武道は青春時代の付き合いを残した儘暴走族を抜け、普通の高校生を満喫し現在フリーターになっている。真一郎はずっと彼の傍でそれを見てきたのだ。
    武道の成長を見る度幸せな気分になり、吸血衝動をする度武道の成長が少しずつ緩やかになるのを見てきて、26歳で完全に成長が止まった時はガッツポーズをした程だ。
    武道は真一郎と半永久的に幸せに暮らせるのだ。これで皆周りが居なくなっても彼は死ねないのが確定した。真一郎だけと居られる幸せに恍惚とした顔で浸っていた。
    武道が千冬に告げた覚悟に、此奴は知ってたのかと思う落胆が起き同時に武道の傍にずっと居られるのは自分だけなんだと愉悦感が沸いた。
    真一郎は幸せである。一度死んでからこんなに幸せな未来が待ってるとは思わなかった。運命と言ったのは確かである。人生の終わりが人生の始まりであったのに、生きている時に出会いたい気持ちは少しはあるが。
    真一郎は隣に眠る武道に告げる。
    「永遠に幸せで居ような。武道」
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    AKtyan5560

    DOODLE桜くんがストーカー被害に合う話です。それを皆で解決し、次いでに男を酷い目に合わせます。

    ※ストーカーモブが出ます
    ※モブが罵倒します
    ※モブが癖強めです
    ※蘇の愛が重いです
    ※愛されメインに見えますがすおさくです
    その後ストーカーは海の藻屑と化した風鈴高校にも慣れて、まこち町の桜の見た目を忌み嫌わ無い普通とは違う、桜を受け入れられた生活にも桜自身も少々慣れて来た。何時もの日常が流れ、国崩大火の争いも終わり、慌ただしい日常も落ち着いて来たこの頃、桜は平和な日常を過ごしていた。
    学校も終わり、見回りも入って居なかった為何時もの四人と遊び桐生や柘浦と別れ、楡井と蘇芳に自宅に送られた桜は玄関を開け閉めようとする時に、カタンと音が鳴り手紙がポストに入って居るのに気づく。
    桜のポストに基本手紙が来る事は無い。家賃の催促は家族の方に行き、電気やガス代等も同様だ。通販等も使わない為桜のポストに何かが入る事は皆無である。だからこそまこち町に来てから抱く事が無かった警戒心が働く。ポストを開けると、何かの手紙が入り内容は桜が好きだ、何時も見てる愛しているや風呂に入った時間や、寝た時間、食事をした時間等が書かれており唯一学校の事だけは無かった事に、強く安心し気が抜ける。桜にとって学校は気を許せる仲間がいて安全地帯である為に、彼等に何かをされた場合殴りに乗り込む自信がある。学校迄内容が及んで無い事に安堵した桜は、他にも何かが入っている事に気づき中身を取り出すと、桜の写真が数枚入っていた。友人と遊ぶ所、さぼてんのカレーパンを頬張る写真、仲間に揶揄われ顔を赤くする姿全てが隠し撮りであった。
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    フォロワーさんの素敵イラストを小説にしました!

    ※真一郎のネジが飛んでる
    ※監禁表現あり
    ※後半シリアス
    ※メリーバッドエンド
    龍王の蒼穹の宝玉 夜の街は混沌で眠らない街に集まる者は、日の当たらない世界に生きる者も多く集まる。反社やヤクザと呼ばれる裏社会の人間の多くは夜に潜み、粛々と秘密裏に悪に手を染めていた。
     そんな中で悪意のある者が集まる路地裏でフードを被った男が歩いていた。
     男は退屈そうに路地裏を歩き、男に悪意を持ち近寄ろうとする者は、フードから見える顔が見えた瞬間顔色を買え逃げていく。男にとってはそれが何でもない日常のようで路地裏を歩くスピードは変えない。
     現代の人間の魑魅魍魎が渦巻く夜に男は大通りに出て、今日の散歩をしていた。散歩と言う自分の島の見回りをしていた。男の視線は冷たくこの退屈を埋めてくれないかと思うと、信じもしない運命の出会い等思うが馬鹿馬鹿しいと頭の隅に寄せた時、それは起こった。
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    *何でも許せる方向け。

    DREAMS COME TRUE様の【やさしいキスをして(2004年2月18日リリース)】の歌詞に寄せてます。
    やさしいキスをして。(五悠?)「ゴメン。釘崎、伏黒。俺、用事思い出したわ。先に帰えんね!!」
    今日は3人揃って夕飯を食べようと街へ繰りだしていた時だった。スマホの新着通知を確認した悠仁が、それだけ言い残すと慌てたように駆け出す。


    「え、虎杖?!急にどうしたのよ、アイツ…。でも、用事ってなんなのかしら?」
    詳しい事を聞こうと野薔薇が声をかけたが、悠仁は遥か彼方へ走り去っている。
    「…さぁ?あ、コンビニ寄りたい」
    「解った」
    無言で悠仁を見送った恵は、野薔薇とコンビニへ立ち寄るのだった。


    ーー
    通知と共に表示されたメッセージには、ただ一言

    『会いたい』

    だけで。いつもの軽いノリは影を潜んでいる。
    普段とは違う様子に、悠仁の不安が募る。
    (先生…)
    流石に呼吸も苦しくなってきて、スマホを仕舞うのももどかしく握りしめた掌は、手袋をスマホを操作する際に外してしまった為に、指先が凍るように冷えてきたが、構わずに悠仁は走り続けた。
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