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    ゆきこ

    軌跡のロイド沼在中、支援課箱推し。ロイド君を中心に色々雑多に放り投げてます。正直地雷原のようなものだと思うので自衛をお願いいたします。
    Rとかこれはちょっと、という話はこそフォロ限定にしておりますがどうかご了承くださいませm(_ _)m

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    ゆきこ

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    支援課とリィンでうちの子(生徒)かわいいな親(保護者)バカ談義というお題をいただいて書いた物。しかし喋ってるのはほぼロイドとリィン。一応他の面子も周りにいるんですけどね。しかも語彙力が足りなくて親バカ談義はいまいちな上、オチに登場させたセシル姉が色々かっさらっていってしまった。すみません(汗)

    #軌跡
    locus
    #ロイド・バニングス
    lloydBannings.
    #リィン・シュバルツァー
    linSchwarzer.

    事の起こりは用事があるとかでクロスベルを訪れ、支援課に顔を出したリィンの、自分の生徒たちを自慢するような一言だった。
    それを聞いたロイドたちが、キーアだって、と負けじとあれこれ言い始めた結果、両者ともヒートアップしていき、収拾がつかなくなってしまったのだ。

    「ユウナはいつでも元気いっぱいで可愛いし、アルティナは時々はにかむ様があの小柄な体躯と相まってとても可愛い。それにミュゼは頭が良くて小悪魔的だけど実は意外に純情な所もあって可愛い!」
    「キーアだって、健気で料理も出来て端末の扱いだってお手のものでナビゲートも出来て凄いし可愛いぞ!」
    「くっ。なら、クルトは真面目でストイックに剣術に打ち込んでいて、強いし頭も良いのに決して驕らなくて格好いい!」
    「んならロイドだって、実力は充分あるし頭の回転も早いし、それぞれの個性を引き出しながら上手いこと纏めてるが、それでも自分はまだまだだって研鑽を積んでてすげえぞ?」
    「え。ちょっと、ランディっ!?」
    「ロイドを引き合いに出すのはズルいですよっ!?ランディさんっ!」
    「うっせー。そっちは5人いるのにこっちは1人なんだから、良いじゃねえか!んで?後1人残ってるだろうが。言えよ、リィンっ」
    「ぐ。アッシュは、悪ぶってるけど案外優しくて面倒見がよくて、生徒会長だって立派に務めている。実力はいわずもがな、これでどうだっ!」
    「なら、ランディだって」
    「おいこら、ロイドっ!」
    「俺を引き合いに出したんだからいいだろう?…ランディだって、一見チャラそうだけど面倒見がよくて案外真面目で、とても強くて格好いい!」

    ロイド(+ランディ)とリィンはお互い一歩も譲らず、ゼーハーと肩で息をしながら言い合い、その様子を時に援護射撃を出しながらはらはらと、あるいは面白がりつつ他のメンバーが見守って(なお、渦中の人物の一人であるキーアはシズクと遊ぶからと留守だった)いれば、そこへ一人の来客が現れた。

    「あら?今日はずいぶん賑やかね。一体どうしたの?」

    この日は休みで実家に帰って来ていたセシルが、可愛い弟の顔を見たいとやって来たのだ。
    そこで周りのメンバーが説明をすると、セシルは仕方のない子たちね、とため息をつき、ロイドとリィンの間に割って入ると、こう言いはなった。

    「ふたりとも、喧嘩はだめよ?……めっ!」

    その、まるでおいたをした幼い子供に言い聞かせるような口調に、一気に脱力して我に返ったロイドとリィンは、罰の悪い思いで互いに顔を見合わせると、すまなかったと謝罪しあい、その様子をにこにこと見守るセシルに周りの面々は、彼女はやはりただ者ではない、と思うのだった。


    「めっ、てセシル姉、子供じゃないんだから……」
    「あら。幾つになっても貴方は可愛い弟だもの、いいじゃない」
    「セシル姉……(ガックリ)」
    「…諦めろ、ロイド。多分何を言っても無駄だろうから」
    「ふう、そうだな。……ん?けど、君もさっき俺と同じ扱いをされてたような」
    「いやまあ俺は一時的というか、今回限りだろ」
    「そうか?案外この先も……」
    「や、やめてくれ、ロイド。洒落にならないから」
    「なあに?どうしたの?えっと、リィン君?」
    「いえ、何でもないですっ」
    「そう?……貴方確か、ロイドより一つ下だったわよね?ふふ、何だか弟が増えたみたいで、嬉しいわ」
    「え」
    「……諦めろ、リィン」
    「うう。何でこんな事になったんだ……?」
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    ゆきこ

    TRAINING支援課とセシル姉で、支援課に来たセシル姉に1日振り回されるロイド君というお題をいただいて書いたもの。セシル姉は結構難しくて、あの天然ほわほわ具合とか上手く表現出来ませんでした(泣)。振り回され具合とか色々物足りないなあと思うけど、これ以上思いつかなかったので今回はここまでという事にさせてください!
    今回ロイド君の口調はあえて零に寄せてます。セシル姉の前だと弟君が強く出るんじゃないかなと思ったので。
    「ねえ、ロイド。次のお休みの日に、支援課にお邪魔しても構わないかしら?」

    ロイドにとって姉のような存在であるセシルがそんな事を言い出したのは、支援要請を受けてロイド達がウルスラ病院に顔を出した時の事だった。近頃はアルモリカ村の療養所にいる事の方が多いのだが、この日はたまたま病院にいたらしい。
    彼女の突飛な言動にある程度慣れているメンバーだが、予想もしていなかった言葉にさすがに驚き、どうしてか、と尋ねれば、意外と(というと失礼だが)まともな答えが返ってきた。

    「だって貴方たち、ずいぶん忙しいんでしょう?だから、みんなのお仕事の様子をちょっと確認したいと思って」
    「いや、大丈夫だから、セシル姉…」
    「過労で倒れてしまったら元も子もないわ、ロイド」
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    ゆきこ

    DOODLEランディとロイドでお題ガチャを引いて書いたプチシリアスな話。時期は零中盤くらいでしょうか。しかしガチャの内容からは少しそれたし甘々が書きたかったはずだったのになぜこうなったorz
    相棒にしては距離が近いけど出来てはいないのでランロイとは言えない。タグ付けに悩む2人ですね。
    そして今回はちょっと弱いロイド君なので苦手な方は注意です!
    嫌なことがあっても絶対に口には出さないロイド。態度にも出していないつもりだけどなぜかそういう時に限ってランディが自分の膝に乗っけてはガッチリホールドしてくる。「離して」と暴れても力では勝てず大人しくなるが、最終的にはランディの優しさと温もりに毎回ぽろぽろと涙を零してしまう。ランディは何も言わずにロイドの頭を撫でている。



    ロイドは嫌な事があっても口には出さない。
    リーダーだからという気負いや目標としている人物に近づきたい、そして仲間に心配をかけまいという強い思いがあるのだろう。
    だが少し水くさいのではないかとランディは思う。
    支援課が発足してから何か月も寝食を共にし、互いに背中を預け合って来たのだ。もう少し甘えてくれたっていいのに、と思い、しかし未だ自らの過去を全て打ち明けられてはいない事を思い出して、どの口がそれを言うのか、と苦い笑みを浮かべる。
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