書こうと思ったゲタ水話水木の通勤路の途中には鬱蒼とした森がある。ここは最近出来た道で本当はこの森は伐採されて真ん中に大きな道路が出来る予定だった。しかしこの森は古くから呪われた森と言われていて地元住民が大反対したのと、建設会社が試しに木を倒そうとしたところ携わった者全員が何かしらの怪我や病気をし直属の上司に至っては事故で下半身不随になり、会社側の人間も気味悪がり森は伐採されずに森を囲うような形で歩道が出来上がった。
だが、地元住民はこれでも気味悪がりなるべく使わないようにしていて綺麗な道路の割に歩く人はおらず、水木の場合は会社からこの道は近道になるのとあまり人が通らないことからこの道を好んで使っている。
今日も仕事する為にこの道を通っていると森と道の境目に細長いキラキラと輝く物が見えた。最初針金かと思ったがうねうねと動き、気味が悪くて歩みをゆっくりにして遠目から観察するとそれは小さなヘビだった。
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