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    aya.t

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    aya.t

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    疲れていて‥あんまり考えずにくだらないお下品なお笑いネタを‥。ほぼ一発書き。萌え要素無いです。笑っていただけたら🙏

    #秘密
    secrets
    #青薪
    AoMaki
    #薪剛
    Maki Tsuyoshi
    #青木一行
    Aoki Ikkou

    案じ夜‥(あんじゃ)テーブルの上に広げられた大量の品を前にしかめ面の薪室長

    (‥幾らなんでも多過ぎる。)

    同期の変わり者から送られてきた荷物は想像以上に大量だった。1人では使い切れない。
    研究費を稼ぐ為に売れる物も作るという姿勢は理解できる。
    研究とは全く異なるが 副産物で商品化した売れ線だという自信作を付き合いで購入したのだ。
    彼の研究の先が楽しみなのも確か。
    ‥でも種類も量も多過ぎる。
    この大量の品物をどうしようかと思案して ある男の顔が思い浮かぶ。
    (そうだ。あいつに送りつけてやろう。)
    段ボールに梱包して宛名を書く。
    「東京都◯◯区‥‥青木一行‥電話番号は090-◯◯‥」
    よし!

    翌日 
    ピンポーン♪
    自宅で段ボールを受け取ったのは第九に入ったばかりの新人青木。
    宛名伝票を見て目を丸くする。
    そこに踊る「青木一行」と「Maki♡」の文字。
    (なにごと⁈)
    いつもは近寄り難く恐い室長の顔と「Maki♡」のギャップに頭の中は疑問符でいっぱいになる。
    とりあえず開けてみる。
    箱の中身は大量の‥。

    ♪ピロロロ〜
    タイミング良く鳴る携帯
    発信者名の表示は「薪さん」

    「薪さん! この荷物は一体‥?」
    困惑した声で第九に入ったばかりの新人は室長に尋ねる。

    「あー。届いたか。昨日送ったから届いてるかなと思って。」
    悪びれない声で返答する薪室長。

    「いや。薪さん。一体 どういう事ですか?」

    荷物を送るに至った経緯を説明し始める薪室長。
    「同期の奴への研究費の足しの意味合いもあって付き合いで購入したんだが、いかんせん多過ぎて 僕1人じゃ使い切れなそうだから おまえにも半分くらい手伝って貰おうと思って。」

    「え? 半分⁈ 半分は薪さんがお使いになるんですか⁈」
    「半分くらいだったら僕でもなんとか使える。」

    「‥なんで俺に?他の皆さんには?」
    「いや。とりあえずおまえだけ。おまえ若いし 身体の事考えたら使った方がいいだろ?」
    「それはそうですが‥」

    青木の前には大量の 様々な種類の避妊具。

    「一体(こんなに沢山)どうやって使えば(仕事忙しくてプライベートな時間なんて無いし‥薪さんはこの量 使うのか⁈)」
    「なんだ?使い方 分からないのか?僕が教えてやろうか?(説明書読めば分かりそうだけどな。)」

    「え⁈ それは‥!」
    思いがけない展開に顔に血が上り絶句する新人青木。

    「ウチに来てこっちにあるの使ってもいいし、僕がおまえの家に行って教えてやってもいい。‥なんなら一緒に使ってもいいし。‥おまえ案外手間のかかる奴だな。」

    「え‥。薪さんがお相手して下さると‥?」

    「お相手って。 まぁ おまえが使い方も分からないとは思わなかったから 僕でいいなら一緒に汗かいても構わないが。‥そうだな。風呂も使わせてもらう事になるな‥。となると 僕の家に来てもらった方がいいかもしれない。」
    思案げに呟く薪室長。

    新人青木の頭の中はMRIにかけられたらどうしようという画でいっぱいになる。

    ♪ピンポーン♪
    双方の家の呼び鈴が同時になる。

    青木宅
    「すみませーん。先程 ウチ宛ての荷物が間違えてお隣のこっちに届けられちゃったみたいで。」
    「‥? でも、青木一行って‥」
    「おー!。偶然ですねー。僕 青木一(あおき はじめ)と申します。彼女からの荷物なんですが、彼女 ちょっと日本語勉強中で。こういう時は「行(いき)」じゃなくて「様(さま)」を使うんだってこの前教えたのになぁ💕」
    と、言って ラブラブモードの「青木はじめ」君は 彼女(Makiちゃん♡)からの荷物を引き取って行った。

    薪室長宅
    「薪さーん。このお荷物 こちらの手違いで料金不足でしたので一旦 差し戻させていただきました。‥それにしても重いですねー。えっと 筋トレグッズ。不足代 追加でいただいて 明日には先方に到着予定です💕」

    暗転(ちゃんちゃん♪)

    *彼らのネタ 好きだったんですよねー。あ 怒らないで‥。石 投げないで💦


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    aya.t

    MOURNINGこっそりシリーズ 
    とっても大好きな沼の民様(いつも大変お世話になっております🙇‍♀️)。お話しさせていただいているうちに妄想が暴走して つい。つい‥。
    気付けばタジク3つめ😅
    一部 別のやはり大好きな沼住民様の呟きを借用させていただいております🙏
    タグは青薪。 ‥間違ってないと思う‥けど‥全方面からのブーイングが‥🙇‍♀️
    「やだ‥ もう許して‥」
    ─駄目だ。涙が‥。

    タジクがニヤリと笑って僕の目尻を拭う。

    「この綺麗な涙はね。あの 貴方のことが大好きで宝物のように扱う坊やには効くのかもしれませんが、俺にとっては燃料にしかなりません。もっと泣かせてみたくなる‥。あなたの 理性が失われた先のあなたの姿を‥見たい」

    ──落ちていく。
        あおき アオキ‥
          


    あの時は こんな事になるとは思わなかった。 

    目の前の誘惑。
    ‥好みだったんだ。そう はっきり言って 何もかもが僕の好きなタイプだったんだ。
    ちょっとした気の緩み。
    行き詰まっていた捜査で煮詰まっていたのもある。全区あげての捜査。僕だけでなく全ての捜査員が休む間もなく。 ‥青木とは逢瀬どころかプライベートの会話すら ずっと出来ていなかった。
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    kouyamaki

    DONEpixivに上げた「青木の選択」シリーズの続き。
    #10「悪行」

    悪戯の後、薪さんと青木がくっつくまでの話。他のシリーズとは別軸の2人です。

    季節感はフィクションです。ネモフィラと球根生産のチューリップがまだ同時に咲いているような、4月下旬~5月上旬のイメージです。

    このシリーズはあと1~2回で完結の予定です。最後まで書くのが目標です。お付き合い頂ければ幸いです。
    #10「悪行」光が残した絵のキリンのガントリークレーンは、5基になっていた。









     去年の暑い夏は光を苦しめた。暑くなる前に海で眠らせてやりたいと青木の母は言う。
     どんたくが終わってしまえば福岡は初夏だ。どんどん気温が上がる。梅雨に入れば湿気も重くうっとおしい。
     49日までまだあったが、青木も舞も散骨に賛成した。49日といっても、生前の光の希望で宗教的な葬儀は一切執り行っていない。青木家3人と薪で小さな骨を拾った。
     船を出してくれる葬儀社や、付き合いのある生花問屋の伝手で、青木の母は大量のチューリップの花びらを用意することにした。球根生産のための、花摘みの最後の季節だったのだ。
     かつて散華と名うって、100万枚のチューリップの花びらをヘリから地上に撒いてみせた前衛いけばな作家がいた。
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