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    aya.t

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    aya.t

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    昨日のアレ 駄目出しと再提出を求められ‥迷走しました。もはや薪さんと青木 名前だけの気がしますが💦 「ラブラブな未来」の責任は‥如何でしょう😅 絡んで下さった優しい方々には強制的に友情出演いただきました🙇‍♀️

    #秘密
    secrets
    #青薪
    AoMaki
    #薪剛
    Maki Tsuyoshi
    #青木一行
    Aoki Ikkou

    青木先生と薪くん その後「‥くん  薪くん。」

    呼ばれていたのに気付かなかった。
    まだ 頭がぼーっとしている。

    青木が僕を呼んでいる。‥もう少し‥。
    「薪くん!」

    「‥もうちょっとだけ‥」

    そのまま夢の続きに戻ろうとした僕の口を濃厚な接吻が襲う。

    「‥んん‥。」

    「‥元気だね。 起きないと襲っちゃうよ?」

    朝の生理現象をいじられて目を開けたら 目尻の下がった締まりの無い青木のドアップ。

    「‥今 何時?」
    「6:30。 後30分で家出ないと遅刻。」

    30分⁈
    ギリギリじゃないか! 襲われている時間なんてない!
    シャワー浴びて髪乾かして着替えて‥! 朝食は抜きだな‥。

    「早く起こせよ!」

    怒鳴りながら、しっかり身支度を整えている青木をベッドルームに置き去りにして、バタバタと洗面所に駆け込む。

    もう! 
    朝 シャワー浴びなければならないのも元はと言えば!
    ‥?  ‥元はどっちだっけ?

    ああ。 そんな事に頭使ってる場合じゃない。 頭は洗って。 
    髭も濃くないし 髪も乾かせばいいだけだし、メイクも必要ないのを 有難く思う。

    「薪くん。 ネクタイ これでいい?」
    風呂場の外から青木の声

    「これってどれ? ああ!もう どれでもいい。 適当に出しておいて! スーツと靴下も!」
    「はいはい。」

    毎朝 おんなじやり取りしている気がするけど‥。 見かけは温厚な聖人君子 実は変態エロ教師‥‥いや そろそろその呼び方は変えてやろう‥。うーん。 なんだ? 精力絶倫教師‥。
    これもイマイチ‥。

    「薪くん 薪くん! あと15分! 考え事は後で。 車に乗ってから! 朝ご飯 車で食べられるようにサンドイッチ作ってあるから。 珈琲も水筒に入ってるから。 急いで!」

    なんやかんやと優しくて仕事ができる僕の青木。 
    仕方ない。 僕に風呂に入る余力を残さなかった昨夜の所業は許してやろう‥。

    青木がハンドルを握り 僕は後部座席でサンドイッチを口にする。 固形物はそんなに要らない。 珈琲の方が有難い。

    バックミラー越し。 青木が僕を咎めるように見ている。
    「全部 食べなさい。 サンドイッチ3つくらい 入るでしょ?」

    いつまでも僕に対する教師口調が抜けない。

    「後で食べる‥(猫が‥)」

    バックミラーの中、疑わしげな顔をした青木の顔。 

    「おまえ こっち見過ぎ。ほら、信号変わるぞ?」

    青木の視線がドライブモードになる。
    僕は安心してバックミラーに映る青木の顔を見る。 何かに集中している顔が好きだ。 見過ぎも困るけどたまにはこっちも見てくれても‥‥あ。
    ‥バックミラーの中で 視線が合った。

    「薪くん。 見過ぎ」
    にっこり笑われて、笑った顔が好き と思った。

    「見てない!」
    窓の外を流れる景色に視線を向ける。
    毎朝 通る道。 ちっとも覚えてない。景色よりバックミラー越しの顔が、ハンドルを握る手の映像が毎朝 蓄積されていく。

    駐車場に滑り込んだ車 ドアを開けて駆け出す。 
    始業前の職員室 今日は特別伝達事項も無かったようで教師達はそれぞれ授業の準備をしたりパソコンを触ったり談笑したり‥思い思いの事をしていた。
    生徒達も早い子達は登校してきており、質問攻めにあっている同僚もいる。

    不思議だ‥。生徒として通っていた場所に教師として、教える立場で通っている。
    あの頃 凄く大人に見えた教師達も なんの事はない。 普通に悩んだり落ち込んだり笑ったり泣いたり間違えたりする 普通の人間で。 特別出来た人間ってわけではなく。 
    ただ 子供達の前でその背中を見せる気概があるかどうか その覚悟があるかどうか。

    ドン っとぶつかられてよろけた。

    「あ。悪い 薪サン。 大丈夫? 薪サン 小ちゃいから見えなかったわ。ゴメン。」

    「大丈夫だよ。ドア塞いじゃってて こっちこそごめん‥小ちゃいは余計。」

    近頃の子は大きい。 女の子でも僕より大きい子はザラにいる。

    「青木は? 一緒じゃないの? 喧嘩した? 痴話喧嘩⁈」
    そのキラキラした目はなんだ? してないし。痴話喧嘩なんて。

    「‥青木"先生"だろ?」
    「えー? 青木は青木だよ。薪サンは薪サン。 ねぇねぇ。薪サンの学生時代 青木って何て呼ばれてたの?」

    生徒達による教師の呼び名は自然に引き継がれるのか だいたいいつの時代も同じだ。

    「‥青木‥。」

    「ほらー。やっぱり! ねぇねぇ。家でも"青木"って呼ぶの?  じゃなくて! 青木に聞きたい事があってきたんだけど、青木は?」

    「準備室に直行した。一限目の授業で使う物があるからって。多分 こっち来ないで準備室から教室に行くと思うから 用があるならあっち行った方がいいよ。」

    「さんきゅ! 行ってみる。 あ 薪サン。 あそこ 危ないよ? 密室の個室。 青木案外モテるから ‥って過去形か。 青木がどうのこうのってより 薪サンと張り合う女子も男子もいないかぁー。 じゃね!」

    一方的に捲し立て 言いたい事だけ言って 元気な女子高校生は準備室に走って行った。

    知ってる。 青木は案外 じゃなくてかなり モテるんだ。 
    僕が言い寄られた回数より青木が言い寄られた回数の方が断然多い。 あの 人の良さそうな 押せばなんとかなりそうなところが 隙だらけに見えるところが言い寄られる一因かもしれない。 
    実際 高身長高学歴高収入 おまけに性格‥は見た目通りじゃないか。 でもかなりの優良物件ではあるし。 眼鏡を外したら‥っていつの時代のラブコメかよって。 眼鏡してる顔もハンサムだし。 今年のバレンタインだって僕より貰ったチョコ多かったしマジなやつもあったし‥。 とにかく!

    準備室の危険性は僕が身を持って知ってる! 
    あいつ 僕の居ぬ間によからぬ所業に及んだら 及んだら! 
    そう言えば この前 僕に宣戦布告してきた不届き者がいたな。 ‥可愛い子だった‥。
    何を馬鹿な事を。 青木に限って教え子に手を出したり  ‥したな。

    準備室が密室の個室なのは、よーく知っている。 身を持って"知ってる"

    在校時、僕らは何度 あそこでイケナイ事をしただろう。
    制服のまま青木と 下校まで我慢出来ずに‥。 
    軋む椅子の音を 堅い机が頬や背中に当たる感触を 

    ‥‥朝の職員室に入るドアの前で生徒との会話から思い浮かべるには適さない淡い学生時代の思い出から 無理矢理現在に頭を戻す。

    今やベテランになった青木と同じく 僕は今 教師として母校の教壇に立っている。 
    教師同士の結婚は珍しくないが、同僚であった場合 どちらかが勤務校を変える事が多い。 私立の場合でも 中高と小学校で行き来したり系列校へ行ったり。 でも僕らは同じ校舎で教壇に立っている。
    同性婚の僕らは所謂モデルケースとして、"身近にいる同性カップル"として、これから大人になっていく子供達の前に立つ事を望まれ というか、そういう説得の仕方で一緒に働く状況を手に入れた。 
    未だにある偏見や好奇の目や不都合。
    でも、なんら変わりはないのだと。
    同性であれ、家族として 愛する人と社会生活を営めるのだ と、未来を生きる子供達に示して欲しいという大義名分の元 僕らは同じ職場で働いている。

    昔気質のPTAとか教職員とか どちらかと言えば頭固い連中ではあるが、青木の培ってきた信頼が威力を発した。
    信頼を裏切る「変態エロ教師 逮捕しちゃうぞ案件」を知っているのは僕だけだし‥。
    僕は大義名分も何も関係ない。‥一緒にいられれば それだけでいい。

    チャイムが鳴った。 授業が始まる。
    慌てて職員室に入り 仕事道具を引っ掴んで教室に向かう。 

    「起立 礼  ‥着席」

    教壇から見える景色は 生徒として見ていた景色とは随分違う。
    案外 良く見えるんだ。
    バレないと思ってやっている内職も 違う教科の勉強も。 授業を聞いているのか上の空なのかも。 予習してきてバッチリなのか してきてなくて当てられたらどうしようかドキドキなのも。
    好意的か反感持ってるのかも。

    ‥僕はどんな風におまえの目に映っていた?

    10代の眩しいキラキラした若さ。
    肌なんてツヤツヤで 若さの眩しさなんて無自覚で。 ‥子供だ。
    とても恋愛対象としては見れないな。
    まだ導かれるべき未発達な身体と心。

    自分だって万能 完全なんかじゃないけれど 子供達の前では精一杯正しくあろうと その姿を見せようとする僕ら。
    この子達に手は出せない。
    ‥‥あいつが 変態エロ教師だっただけで(僕限定の!)。

    昼休み 結局食べ切れなかったサンドイッチを持って 猫に会いに行く。
    学校で飼っている訳じゃないけど、敷地内をふらついている野良猫。
    彼女のお気に入りは日向ぼっこと狭い場所。この時間なら‥

    猫はいなかった。猫の代わりに女子生徒達が狭い空間にたむろしていた。

    生徒達はいつの時代も お気に入りの秘密の場所を見つける。
    誰も来なそうな書庫の隅。 屋上の一角。 そして‥‥。
    かつては不良の溜まり場だった場所。 ライターと煙草の吸い殻があった洞穴に今は楽しそうに顔を突き合わせている女子生徒達。

    猫を探して覗き込んだ僕と目が合った彼女達は 
    「うわっ。薪サン! 急に現れないでよ! 心臓に悪いから! 」
    と言いながら 何かを隠した。

    「人をお化けみたいに‥。悪い。 邪魔したな。」

    「あ。違う違う! 薪サンなら大歓迎。どうしたの?こんな所に。あ。青木と逢引き?」

    「‥違うよ。 猫に会いに来たんだ。」

    「うわっ。 薪サンと猫! それ 美味しい!」

    美味しくは無いと思うんだけど

    「猫いたら 薪サンとツーショット目に焼き付けられたのにー! で 描く!」

    何を描くんだろ。

    「そうだ! 前から聞きたかったんだけど。」

    近頃の生徒は教師にもタメ口。それとも僕にだけだろうか。

    「薪サンって 卒業生だよね? で 青木が担任で。」
    「担任だったのは高3の時だけだよ。」

    「ねぇねぇ。 家でも "青木先生" "薪先生"って呼び合ってる‥わけじゃないでしょ。 なんて呼び合ってるの?」

    「‥‥青木。」
    「青木は? 青木は薪サンの事なんて?」
    「‥薪くん‥」

    きゃあ💕と歓声が上がった。
    「一行と剛じゃなかった! "薪くん"呼びも萌える! あ。でも 薪サンが"先生"とか呼んだらもっと萌える!」

    「"先生"ってつい呼んじゃうんだけどね。もう先生じゃないからやめてくれって言われて。」
    きゃあ💕と又歓声が上がって
    「"先生"と"薪くん" 最高!」

    彼女達の感性はわからない‥。

    「そうか、夫婦別姓だから "青木"と"薪くん"で問題ないのか。 青木は一行って呼んで欲しかったりして?」
    「‥‥」

    「ねぇ どっちが告ったの? 馴れ初めは?」
    「な 馴れ初め?」

    「そう 教師と生徒でしょ? いつから好きだったの?」
    「いつからって いつから‥いつから?」

    「どっちが受け?」
    「う 受け?」

    「在学中から付き合ってたの?」
    「そ、それは犯罪だから‥」

    「えー。 教師と生徒の禁断の愛❤️ 校内で危ないアレコレとかなかったの?」
    「初めての時ってやっぱり痛かった?」

    「え、え? それは‥痛かった‥かな‥」

    きゃあきゃあ💕と元気な彼女達にタジタジになりながら そろそろと後退りする。

    ドンっと何かにぶつかって退路が塞がれた。

    「何 生徒相手にタジタジになってるんですか‥。」

    「青木!」
    援軍の登場にホッとした。

    「よくわかったな。ここにいるの。」
    「なんとなく分かります。薪くんのいるところは。」

    不思議な事に 何も言っていなくても こいつは僕を探し当てる。

    きゃあきゃあ💕と更に盛り上がる女生徒達

    「らぶらぶ🩷 駄目!しぬ❗️」
    「薪サン うっとりし過ぎ!」
    「ねぇねぇ それで初めての時っていつ?どこで?どんな風に⁈」
    「彩〜 直球過ぎ!」
    「えー。だって知りたい。どっちがどっちとか。」
    「さっき痛かったって薪サン言ったじゃない。つまりそういう事だよ。」
    「きなこちゃん。流石冷静!」
    「彩が阿呆なだけ‥」

    「どっちから告白なさったんですか?」

    「‥咲ちゃん。 アナタのそのいつでも自分を見失わない だけど腐ってるところ 尊敬するわ‥」

    「やっぱ 嫌がる薪くんを体格差で無理矢理とか?」

    「すずちゃん‥。あんたは趣味に走り過ぎ。青木がそんな事するわけないじゃん。この青木が! 薪サンにデロデロの青木が! 第一 そんな事されて薪サンが今ここで うっとりした顔で青木見つめる⁈」

    「ですよねー。 で、どんな風にお2人はくっついたんですか?」
    「‥咲ちゃん‥強い」

    女の子達の勢いに更にタジタジになって後ろによろめいた僕の背中を支えていた胸が 発声に伴い振動を伝えてくる。

    「彩ちゃん、きなこちゃん 咲ちゃん すずちゃん‥‥プライバシーとかセクハラって知ってる?」

    「えー。固い事言わないで🙏 生徒の疑問には気持ち良く。」
    「硬くするのと気持ちいいのは別のところで💕」
    「彩! あんたちょっと黙ってなさい。」×3

    「えーと。 俺は、薪先生が新入生代表で入学式で答辞をやった時にはもう目が離せなくなっていて。」

    ─初めて聞いた。それ ほんと?

    「で、授業中もしっかり授業を受けて あんまり手を挙げたりはしなかったけどね。予習も復習もしっかりしてくれているのはわかった。」
    「えー。分かるもんですか?」
    「分かるよ。 薪くんは疑問点があると質問しに来るんじゃなくて自分で調べて解決するタイプで 質問しに来てくれればいいのに って思ってた。」

    それも初耳‥‥質問 行けばよかったな。でも あの頃はその一歩が踏み出せなかった。

    「で?で⁈」

    「あぁ。だから 在学中はそんな風に先生と生徒で‥。でも なんとなく分かるじゃない、 自分に好意を持ってくれているのか嫌われているのかは。」
    「ひゅーひゅー🩷」

    「確信は無かったよ。 願望が入り混じっていただろうし。 その頃 薪くんは全校公認の付き合っている子がいたし。」

    「何ソレ! その美味し過ぎる新情報! え。待って待って その頃ってウチの学校 男子校。 共学になったのウチらの代から。 え?薪サン 付き合ってたの彼氏⁈」

    「付き合ってない! 面倒臭いから噂をそのままにしてただけで!」

    「でもいっつも一緒にいたじゃない。仲良さそうだったよ? タジクの隣にいる君は安心した柔らかい顔をしていた‥」

    「え?待って待って! タジクってあのタジク? 学食のイケメンシェフ。 おまえその経歴と腕でなんでここにいる?のタジク⁈ 待って 追いつかない!萌え死ぬ‥」

    「で、タジクさんと薪サンが付き合っていると悶々とした青木が耐えられなくなって薪サンを無理矢理‥」

    こくんと頷きそうになったのを肘打ちで止められた。

    「いや。それは大人ですから。 第一 生徒に手を出すわけにはいかないからね。在学中は我慢して教師として接して、卒業してから告白して、そしたら薪先生もずっと好きだったって言ってくれて。タジクとも付き合ってなかったってわかって。」

    「え? 場所は? どこどこ?」

    「俺の部屋」
    「青木の部屋」

    青木逮捕案件の僕らの"初めて"は封印済み。"公式設定の初めて"は 青木の部屋で合意の下‥。

    「うぎゃー。青木の部屋!彼氏の部屋!そこに来るってコトはもうOKってことじゃん? 告る前に勝負あった感じ。 薪サン 行ったってコトはもうそういう事で💕」

    ‥いや自分の意思で行ったわけじゃないから。だいたい こいつ卒業まで待ってないから。僕は君らの頃には既にこいつと‥。

    制服を着ていた頃が懐かしい。 ついこの間の事なのに。
    制服を着てこいつを見ていた頃が懐かしい。

    「青木〜。薪サン痛かったって言ってたよ。初めての時は優しくしてやんなきゃ。ちゃんと準備した?女と男は違うんだよ?」

    ‥‥何故 女子の君らがそんな事を と ヒクつく僕。

    「余裕がなくて 夢中で‥だって薪くん 凶悪に可愛くて 泣いてる顔とかもうモロに直撃‥」
    肘打ちを思いっきり青木の腹に打ち込む。

    「青木‥ 青木でもそんな顔するんだ。青木って割とヤバいやつ?」

    タイミング良くチャイムが鳴って僕らは事情聴取から解放された。

    「お昼 食べ損ねた‥」
    「あー。それで呼びに来たんですよ。5限目 空きでしょ? 一緒に食べに行きましょう。」
    「学食 もう終わってるぞ?」
    「2人分残して待っててくれるって。相変わらず薪くんには甘いですよね。」

    「嘘つき‥。生徒に手を出した変態エロ教師の癖に。」
    「もうそれは‥本当にごめんなさい。一生かけて責任取らせていただきますから。」

    「‥うん。」



    「あれはさ。卒業まで我慢できなかったパターンだよね。」
    「やっぱりそう思った?」
    「うんうん。 青木の部屋ってのも怪しい‥」
    「ヤバ。 逮捕案件じゃない。」
    「いやしかし! 色々妄想が。」
    「すずちゃん めちゃくちゃイヤらしい事考えてる目‥」
    「だって〜💕」
    「描いてもいいけど この前みたいに描いた紙ファミレスに忘れるとかやめてね!」
    「‥死ぬ程恥ずかしかった‥」
    「取りに行ったんだ!」
    「そりゃ。 せっかく描いたし。」
    「そうだ! きなこちゃん! きなこちゃんのが読みたい! 読みたい!」
    「うーん。忙しいのよ。今。 でもそうねー。久しぶりに書くか。リクエストある?」
    「そりゃ 青薪で💕 きなこちゃんのならなんでも! あ。そこ ミズタマリがあるから気をつけて! ドロドロで澱んで腐ってるから‥。踏むと汚れるよ 咲ちゃん」
    「大丈夫。ちゃんと避けるから♪」


    私立第九学園は今日も平和。
    まだ 恋も男も女も知らない彼女達は大人達に守られてる認識もなく夢の世界を楽しんでいる。 
    彼女達は知らない。
    大人になって 恋も男も女も世間の荒波も知って 守るべきものを抱えても それでも尚 変わらず萌え上がり続ける自分達を─。
    (おわり。 終わっても いい?)


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