負けず嫌い 風呂上がり、服を着る気にもなれずパンイチで風呂場を出た。
「オマエなぁ、服着ろよ」
「あちぃんだもん」
ほてった体に、髪から首筋をつたい水滴が垂れていく。冷凍庫を開けてアイスを漁りながら、流れる水滴にぞわりと肌が粟立った。
「なんかオレさぁ、おっぱいデカくなった?」
「はぁ?」
別に筋トレなんてしてねぇし。でも自分の体を見下ろすと、水滴がくっきりとできた胸の谷間へと流れていく。
「最近ケンチンがいっぱい揉むから、育ったんじゃねぇの?」
「はぁ?んなことねぇだろ」
オレとしては困ることもねぇからどっちでもいいんだけど、いっぱい揉むと言われて恥ずかしそうなケンチンに、イタズラ心が芽生えてしまった。
「でもさぁ、敏感にはなったと思わねぇ?オレ、乳首弄られるだけで濡れちゃうもん」
いつも先走りでびしゃびしゃになったチンコをケンチンに揶揄われるから、ちょっとした意趣返しだ。ケンチンに抱き付いて、ケンチンの体に乳首擦り付けてやる。
「ん……」
こんくらいで乳首勃っちゃうって、本当にそろそろ絆創膏とか貼った方がいいのかもしんねぇ。
「おっぱいよりケツの方がデカくなったんじゃねぇの?好きだろ、オレのチンコ」
オレを抱き寄せる両手にケツを揉まれて、思わずケツ穴がひくついた。
「すぐその気になっちゃって、ケンチン可愛い♡」
「……泣かす」
ちょっと硬くなってるチンコを腹に押し付けられて、煽るように笑ってやった。お互い負けず嫌いなもんで、セックスだって主導権の握り合い。