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    poidf

    @poidf_48_tea

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    POIPOI 30

    poidf

    DOODLEラグの能力は、影からぶちかましてくるタイプ。ある意味ハインさんと同じ、間接的に攻撃する形。環境とかタイミングに左右される、自力と他力のハイブリッド。ハマれば強い。けどハメるのが難しい。使いこなせなくて能力が開花しないまま、カナヅチとして一生が終わる人もきっといる。
    常勝神話ネタメモ切っ先が翼の隅を弾き、パラリと羽根の欠片が落ちた。反射的に距離をとったハインはポンッとウロボロス姿に戻り、尾先の硬質化した稜鱗で剣を弾く。グッと広がった瞳孔は雲間の弱々しい星明りを拾い、雨雲に陰りつつある月夜の下でも雨粒の一つ一つを視認した。対するラグ指揮官は距離を取りつつランタンの灯火を最大に、腰を落として拳を構える。

    「ヨルハッドを保護したのは俺だ。俺には彼を守る責任がある。それにサボさんを守るためにも…呼びつけられたと言ってたか?まぁならこっち都合ばかりで悪いが、あんたを帰すわけにはいかない。あんた、サボさんの情報をどれだけ掴んでいる?」
    「サボさんの言葉選びは、ゴアで使用されている上流階級口語〈コンカニ〉のそれに近いですね。調査したところ、同姓同名の戸籍記録がゴアに残されていますが、水難事故に遭われたとして死亡届が提出されております。戸籍主にもお話を伺いましたが、革命軍のサボさんとは面識も心当たりもないとのことです。」
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    poidf

    DOODLEこのあたりが神話ハインさんのイメージに近い
    Helios/haruka nakamura Fate.LUCA(album未草
    Throes Of Ascension/Solas Composer
    Who We Want To Be/Tom Day

    たまごまごまご
    にたまごまたまゆでたまご
    たまごまごまごたまごまご
    はんじゅくたまごたべられない
    冬の初めの、薄ら寒い日。
    くもりガラスの自動ドアがすぅっと開き、ふわりと花の香りが零れでる。ガラス張りの大きなドームに緩和された日差しと、温められた空気の優しさが、植物園内の何もかもを包んでいた。湿度は低めで丁度よく、魔法道具による気流が空気の停滞を防いでいる。花の香りが風に流され、そこに少しの青臭さと土臭さが合わさり、なんとも豊かな自然を感じさせた。

    そんな緑豊かな温室の中央付近。
    ベンチやテーブルが置かれているスペースの裏手に、ひっそりとした秘密の花園が作られている。これは知る人ぞ知るというもので、大抵の場合、誰かさんの昼寝スポットにされているか、ハインが訪れるかの二択であった。

    ハインは草と草の合間にできた小道を進むと、六畳ほどの花園に入る。大きく枝を広げた広葉樹がぼやけた木漏れ日を落とし、咲く花々は花園を抱きかかえるように咲き誇っていた。木々に絡むツタは青々と艶めき、花園外からの視線を遮ってくれる。温室内で飼育されていく小鳥達が鳴き、近くを流れる人工小川のせせらぎが聞こえ、まるで教科書に出てくる〈原初の花園〉のごとく空間だ。
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