CN Lucky 短編初めて見かけるケイに出会った。
ゴーグルを頭につけて、前線向きな動きやすそうな服装。本部内で出会ったから、おそろくケイに間違いないんだけども。
まだまだ、名前や顔しか知らないケイが多い。
その人とたまたま廊下ですれ違ったとき、軽く挨拶をした。
「お疲れ様です」
「おぉ~、lucky」
「え?」
すれ違い際にこちらをみるやいなや、目を丸くしたその人は、まるでいいことがあったかのように呟いた。ラッキー?他に誰かいるのかと、つい周りを見渡す。
「あぁ、ごめんなさい。お疲れ様、Runnerくん」
「えと…すみません、外でお会いしてましたっけ…」
「ううん、初めまして。でもあなたはちょっと有名人だから、私が知ってただけ」
「有名人…?」
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