銀幕のメトセラ 4話目パーティは華やかに
パーティの日が来て、アズールとヴィルは車の中で準備を始めていた。
耳に付けたレシーバーから、リドルの声が聞こえてくる。レシーバーを付けていても違和感の無い、ヴィルやジェイド達と違い、どうしても誤魔化しにくいアズールの格好は魔法で誤魔化して、ヴィルのチェックを受けていた。
「良いかい。皆。くれぐれも危険な行動はとらないように。人間の数が多い以上、アズールやヴィルの超常現象は面倒な事になる。細かいごまかしがきかないような物は避けないとだから、基本は僕達人間側が対処に当たる。その代わり、探知方面で能力を上手く使ってくれ」
「ええ、分かりました」
アズールの返答に、一瞬リドルが黙り、咳払いをして
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