かべうちのかべ @mahokabeuchiakaまほやくのかべうち。壁打ちの結果であがった物を細々と載せる。学パロと両片想いが好き。 ☆quiet follow Yell with Emoji POIPOI 22
ALL ぶねすて2023 ブラネロ 冬春パロ 月花パロ 学パロ 魔法舎 東CP無 現パロ かべうちのかべDONEそういうブラネロ4 展示物。フォ学設定。ボス+チームメンバー達の小話。※モブメンバーが沢山喋ります。※まだ、付き合ってないブラネロ。※ネ口は出ません。ペーパーラリーに続きますー。『誕生日のプレゼントは』「ボス!誕生日おめでとうございます!」 「これ、皆で金出して買ったっス!」 十二月。そろそろ雪でも降り出しそうな程に寒さが身にしみてきた頃。いつも溜まり場にしていた屋上は流石に寒いと、秋の終わりから新たに確保した音楽室。それなりに広いし、中で声は響くが、外にはあまり響かない。アイドル校の奴らは練習室というのがあるらしいので、授業以外で使われることはないらしい。存外居心地も良く、気に入っている。 そこにいつも通り集まったチームのメンバーは、ボスであるブラッドリーが来るのを待ち構えていたように、入り口前に集まっていて、ドアを開けた瞬間に期待に満ちた目で出迎えられた。後ろではバースデーソングをピアノで弾いている奴までいる。いったいいつから待機していたのやら。 2006 かべうちのかべDONEそういうブラネロ4 ペーパーラリーサンプル(全文)です。※フォ学設定。※ブラ→←ネロ印刷ありがとうございました!『誕生日のことばを』ネロはブラッドリーの家のリビングで、持参した物を並べる。 部屋を飾り付けるのはやり過ぎかと思って、ほんの少し、食卓を飾る程度にしていた。 落ち着いたアイボリーにモスグリーンのラインの入ったテーブルマットに金縁の広めの白い皿。いつもは使わないそこそこいいカトラリー。高級店、とまではいかないが、ディナーと呼べるようなセッティングだ。と言っても、カトラリーは使わないかも知れない。おしゃれにしすぎたかと悩んでいれば、短く携帯のバイブが鳴る。 「今から帰る」 と出た表示に、いつも使っているお気に入りのスタンプを返すと、深呼吸をした。 今日は、ブラッドリーの誕生日だ。 冷蔵庫には昨日一晩下味をつけて準備したフライドチキンが油で揚げられるのを待っている。今学校から出たとしたなら、揚げ終わる頃に丁度帰ってくるだろう。 1403 かべうちのかべDONE青春ハッピースプリング!開催おめでとうございます。秋は学園祭の時期なので、学祭の話にしました。CPは意識していません。(が、ブラネロとネ受けの民が書いたものです)フォ学が男子校と仮定してのお話です。参加賞につられて女装ミスコンに参加するネロの話です。書きたいところだけ書いてますが、妄想の足しになりましたら幸いです。あおはぴ終了しました!見てくださってありがとうございました!『学祭といえば!』 男子校の学祭といえばミスコンだ!とは、誰が言いだしたのだろうか。 煌々と照らされるステージの上、ネロは、舞台上から客席の様子がこんなに見えるとは思わなかったなと、関係のないことを考えながらこの時間をやり過ごしていた。目の端で所属するストリートチームのメンバーが手を振ってくるのが見え、溜息をつく。 「はやく終わってくれ……」 ことの発端は一ヶ月ほど前、売店でバイト中に張り出されていたポスターをみかけたことだった。 「え、一万円分!?」 「? 何だ?」 「ブラッド! これ! 今度の学祭の催しの参加賞!! すげぇ!!」 そう言われ、ブラッドリーは興奮気味に話すネロの横から件のポスターを覗きこむ。 「参加賞、食堂・売店共通利用券一万円分?」 5616 かべうちのかべDONEあおはぴ、ブラネロプチ開催おめでとうございます。プチ企画のペーパーラリー原稿(全文)です。お題:両片想い をお借りしてます。両片想い!と思って読んでください。印刷してくださった方、ありがとうございました!『いったいどういうつもりなのか』「ほんっとわっかんねぇ……」 ネロはそう呟きながら、力任せにぐしゃりと髪をかき混ぜた。その拍子に髪をまとめていたゴムは滑り落ち、落ち込む気持ちにも拍車をかける。今日一日、何をやってもこのモヤモヤとした気分は晴れず、今も落ちた髪ゴムを拾いあげる気力もなくしゃがみ込んでいた。 「はぁ……」 ここはフォルモーント学園の一階の隅の方、食堂の横の狭い通路に面した購買だ。先ほど食堂の調理場を借りて作ってきたパンを並べ終わり、今からは購買の販売バイトとして仕事をする予定なのだが、どうにも気分が上がらず、溜息を連発している。 「あぁ、くそ。馬鹿野郎。てめぇのせいだぞ……」 何度目かの溜息と共に悪態を吐くと、ようやく拾った髪ゴムでサッと髪を結んだ。こんなにも落ち着かないのは、全て幼なじみで密かに想いを寄せているブラッドリーのせいだった。 2020 かべうちのかべDONEペーパーラリー用サンプル。フォ学パロ(全文です)印刷物にはささやかな挿絵がついていました。印刷してくださった方。ありがとうございました!!『ロマンチックとはほど遠い』 「祭り行くぞ」 「は?」 ドアを開けるなりそう言って、腕を引き、有無も言わせず連れだそうとするブラッドに、思考が追いつかないなりにどうにか理由を問いただそうと制止をかけた。 「いやいや、待てって、何で?」 「何でって、なんとなく?祭りがあってっから」 「今から行くのか?」 「おう。お前そのままでも出れるじゃん」 「いや、寝間着だし」 「甚兵衛だろ。寝間着かどうかなんてよその奴に分かりゃしねぇよ」 「それは……そうだけど」 「ほら、いくぞ」 いつも唐突だが、今日は一段と楽しそうにしている。気持ちは既に祭りに向かっているのだろう。全く、こちらの意見などいつも聞いていないのだから……。 「……はぁ。分かった。財布と携帯取ってくるから待ってろ」 2458 かべうちのかべDONEそういうブラネロ3 展示物。パスはお品書きに。フォ学設定パロ。プール掃除の後のプールで遊んでいる話。『プール掃除のその後は』 ジリジリと照りつける太陽にプールに溜まりだした水が反射する。プールサイドに座って足を下ろしているが、まだまだ深さが足りずに水には触れていない。それでも水の上というだけあって、充分涼しい。 「あちぃ……」 昼の気温は考えたくもない。年々上昇している今、恐らく真夏日と言われるところまで達しているだろう。風が吹いて掃除の際に濡れたジャージをはためかせていることだけが救いだった。 ネロは6限目の体育の授業でクラスメイトとプール掃除をしていた。残りは水が溜まるのを待つだけで、終礼に出なくてもいいと言われて自ら水門を閉じる担当を請け負ったのだった。正確には、元進学校の奴らは塾がどうとか言っていたし、元芸能校の奴らはレッスンだなんだと忙しそうだったし、元不良校の奴らなんてほとんどサボりでいなかったからというだけなのだが……。どうせ午後のバイトまでも時間があったし、暇つぶしになるかと思ったのだが、待っているだけの時間がこんなに暑いとは想定外だった。 2298 かべうちのかべMOURNING21.03.28そういうブラネロ2 当日お題をお借りして書き始めたもの。<やきもち>の可愛らしい話を書く予定だったんだけれど、どうしてか不穏な空気になりました。しかも終わってないですよね。明らかに。とりあえず供養です。※モブ注意。そういうブラネロ2 当日お題 <やきもち?????> 土曜の昼間。ふと、ネロの飯が食いたくなって、アイツがバイトしているカフェに足を向けた。 こぢんまりとした昔ながらの落ち着いた雰囲気のカフェは昼時のせいかいつもより人が多い。木の扉をゆっくりと押し開けると、カランカランとドアベルが鳴り、マスターが白髪交じりだが綺麗に整えられた頭を上げる。俺を見ると少し驚いた顔をするがすぐに目尻の皺が深くなった。 「おぉ、いらっしゃい。昼に来るなんて珍しいね」 「あぁ、なんとなくな」 「ふふ、そうかい。でも残念ながらいつもの席は埋まっているから別のところに座ってくれ」 そう言われて、カウンターの奥に座る人影にチラリと目を向けると、ビジネスマン風の男が新聞を広げて読んでいた。 3185 かべうちのかべDONEそういうブラネロ2 展示物2俺はモブ。ボス出てきてないですね……<ネロさんには……> 「さっき見かけたんだけど、今日のネロさん、めっちゃ怒ってね?」 「おぉ……。ネロパンは野菜スペシャルだったぞ。ボス、何したんだ?」 「なんでもまた力試しとかで1人で大ケガして帰ってきたって話だぞ」 「肋骨折ったけど、勝ったって話だ」 「おぉ!」 「まじか!」 他の仲間達の感嘆や戸惑いの声が混ざるなか、俺自身も一気に複雑な感情が渦巻く。 流石ボス!という尊敬、ネロさんに何遍怒られても変わらない強さへの執着への呆れ、俺達も連れて行ってほしかったという悔しさ。 ざわざわしだした溜まり場に静かに声が響いた。 「なぁ、お前らブラッド見なかったか?」 話題の人物の登場に周囲に緊張が走る。一気に静かになった室内に答えようとするものはいない。仕方がないので一番近かった俺が答えた。 736 かべうちのかべDONEそういうブラネロ2の展示物1学パロ。俺はモブ。昨日遭遇したブラネロの話をしているだけ。<はやく付き合ってしまえばいいのに……> 中庭のベンチに座って晴れた空を眺めながら、隣の仲間と取り留めのない話をしていた。ともすれば眠りに落ちそうな穏やかな日だ。話すことは喧嘩の話。流行のゲーム。ボスの話。と、どんどん変わっていく。 今度はネロさんの話らしい。 「昨日さ、ネロさんからボスの香水の匂いがして、一緒だったんだなぁって思ってそう言ったら、慌てたみたいに説明されちまった。今更膝枕してたとか言われてもなんとも思わないのに、誤解すんなよって」 小さく溜息を漏らす仲間は何の誤解が有るのかと笑った。 「ネロさんほんと、自分たちの距離感分かってないんだから……」 仲間の呆れたような声を聞きながら、昨日の出来事を思い出す。 1133 かべうちのかべMEMOそういうブラネロ2 開催おめでとうございます。展示物の個人的なフォ学パロ設定。という名前の妄想をした結果の産物です。個人的学パロ設定(公式と違うところあります) 主人格 : 俺 プラッドリーのチームのメンバー。同い年。 ブラッドリーの強さにあこがれて仲間になった。喧嘩は中の下。 ブラネロの両片想いを他の仲間と一緒に見守っている。 ブラッドリー チームを率いるボス。フォルモーント学園高等部2年。 不良校時代に1年ながらにその喧嘩の強さで新勢力となった。 「欲しいものは自分の手で奪いとる」が信条。 基本父子家庭。母親がよく変わる。兄弟は多いが、成人済みで家にはいない。末っ子だが地頭の良さから跡継ぎになる予定。 食べるのが好きで、特にネロが作ったフライドチキンが好き。野菜は嫌い。 昼食はもっぱら購買のネロパンだが、ネロの弁当からもおかずを奪っていく。夕食は大抵ネロのバイトしているカフェで摂る。 1284 1