斯くして彼等の戦いに終止符は打たれた初めは嫉妬だった。轟と仲良い出久に爆豪が嫉妬し、出久にいつも以上に素直になれずに、当たり散らしてた時、轟が此方を見て薄らと笑った気がした。勝ち誇ったように、爆豪はその表情に苛つき、だが遅れを取っている自分に焦りを感じたのだ。
轟はその時には、出久の信頼を得ており、良く出かけに行ったりしていたのに、爆豪はどう挽回するか悩み、一人で悩み寮で出久を見る度に、出久の為に悩むのが気に入らないが、深夜眠れなくリビングに行くと、出久がソファーに座りながらテレビを眺めていた。
深夜のヒーロー特集を見ている出久が此方に気づき、慌て恐ろしい物を見たように、話しかけて来た。
「あわわわ!!かっちゃん!どうしたのこんな時間に?!僕邪魔だよね!退くね!」
2536