危ない下弦様設定ふと妓夫太郎は疑問に思い、天元に質問した。
「なぁ…お前しょっちゅう稀血持って来てくれるけどよぉ…稀血の人間を簡単に見つける方法でも知ってんのかぁ?」
「んー…内緒」
愛しい妓夫太郎からの質問に天元は唇に指を押し当て意地の悪い笑みを浮かべて返答をやんわりと拒否した。その後「教えろよなぁ」と自分に突っ掛かってきた妓夫太郎を「はいはい」と宥めながら押し倒し、ちゃっかり事を致した天元。そのまま自分の屋敷に連れて帰ろうかと思ったが、堕姫によって阻まれ、一人寂しい帰路となった。
元忍び屋敷の地下屋敷…自身で更に改造したその屋敷の奥深くの部屋で、天元は怪しい笑みを浮かべていた。
「…ま、別に教えてやっても良かったんだけどな」
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