言い訳また子のために鬼兵隊は生まれた。
高杉は鬼兵隊の道標だった。
万斉は高杉という「人」を護っていた。
なら武市はなんだろう、と考えた時、きっと彼は「高杉の望みを理解する」役割だったんじゃないかと思います。
岡田は「鬼兵隊の下に集った多くの仲間(屍)」の象徴として、万斉を迎えに来ました。私の中で鬼兵隊主要キャラの役割はそれぞれ異なります。
万斉と武市は「友」であり、また子は「象徴」だった。これが意味するところ、高杉がまた子を武市に託したのは「鬼兵隊の次の道標はまた子だ」ということだったんじゃないかな、とも。「鬼」であった高杉の「人」の部分は、武市と万斉だけが見据えていたように感じます。
また子はよくも悪くも、高杉の「人」の部分を知らなくていい。本質的に感じていた部分も沢山あるけど、また子にとっての憧れ、キラキラした存在でいることで彼が彼でいられた部分もあるだろうし、その特殊な関係性を支えていたのが「友」である二人。
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