麦茶丸
PROGRESS好きなものの探り合い翌朝、立香は6時起きた。そして髪の手入れをして、礼装の並んだクローゼットを仁王立ちしながら考える。
(今日から毎日試してみよう)
手にとったのはしばらく着ていない初期礼装。早速袖を通してみれば、思った以上に自分は成長しているようだった。
「き、きつい……」
アンダーのベルトはなんとかなったが、トップのベルトがかなりきつくて閉まらない。苦肉の策でボロ雑巾のような下着に変えて着替えなおすと、なんとかベルト内に胸が収まった。
(雑巾も役に立つ、と……)
捨てようかと思ったが、こういった用途に使えるならまだ残しておいてもいいのかもしれない。
「よし、次! 」
礼装というのはおしゃれ目的で着ているわけではない。今日の素材集めでオーダーチェンジが使えないのだ。そこまで難しい周回に行くわけではないが、いつもと同じメンバーでは回れない。
8007(今日から毎日試してみよう)
手にとったのはしばらく着ていない初期礼装。早速袖を通してみれば、思った以上に自分は成長しているようだった。
「き、きつい……」
アンダーのベルトはなんとかなったが、トップのベルトがかなりきつくて閉まらない。苦肉の策でボロ雑巾のような下着に変えて着替えなおすと、なんとかベルト内に胸が収まった。
(雑巾も役に立つ、と……)
捨てようかと思ったが、こういった用途に使えるならまだ残しておいてもいいのかもしれない。
「よし、次! 」
礼装というのはおしゃれ目的で着ているわけではない。今日の素材集めでオーダーチェンジが使えないのだ。そこまで難しい周回に行くわけではないが、いつもと同じメンバーでは回れない。
あおい
PROGRESS🎈🌟大昔に書いたものが出てきたので没になるくらいなら…と投げることにしました。
毎度のことながらぶつ切りです。
続きは気が向いたら書きます。
※🌟の体調不良、過呼吸、嘔吐表現あり。
※キャラ捏造注意
出会い 繰り返す自問自答の中で、もうとっくに答えは出ていた。いつまでも進めない、狂ったように生きていく毎日で何度も思う。死ぬ勇気も、汚れた自分を抱えて生きる覚悟もない。そんな自分が、あの時、死ぬべきだったんだって。ただ、もう過去には戻れない。だから繰り返す。終わりの見えない、答えのない、無意味な毎日を。
大切なものが壊れる時はいつも一瞬だ。どれだけの想いを持っていても、意味なんてないんだ。だから、もう、◯◯◯なんて──。
日光が眩しい。いつの間に日が昇ったのだろうか。時計の短針は十一を指していた。隣に置かれた開けっ放しのピアノと寂しく散らばった楽譜を見て、少年はため息をつく。ああ、またやってしまった、と。
6539大切なものが壊れる時はいつも一瞬だ。どれだけの想いを持っていても、意味なんてないんだ。だから、もう、◯◯◯なんて──。
日光が眩しい。いつの間に日が昇ったのだろうか。時計の短針は十一を指していた。隣に置かれた開けっ放しのピアノと寂しく散らばった楽譜を見て、少年はため息をつく。ああ、またやってしまった、と。
麦茶丸
PROGRESSぐだの気持ちは恋心で無理くり表現できるけど、カド視点は生々しくなるのでカット。全年齢向けという縛りは難しいですね。ブリーフィング2カチカチと秒針が時間を刻む。並ぶ針は午後の八時を指していた。そんな静かな空間で立香はじっとベッドに並べた衣類を見る。
『あんまり派手なのは目立つし、勿体ないからシンプルなのがいいかも。後、急な呼びだしでもすぐ着替えられるよう、脱ぎ着のしやすい服がいいな』
そんな立香の要望通り、部屋着は作られた。デザインはシンプルかつ可愛くて文句のつけようもない。
そして脱ぎ着のしやすさはチャック一つで完結しており、肌にチャックが当たらないよう当て布まで施されていた。
しかしそのついでと渡された下着に、立香は困惑した。部屋着とはうって変わって、あまりにも可愛らしいデザインである。フリルやレース、洗練された刺繍が施されており、もはや勝負下着としかいいようがないものだった。
7438『あんまり派手なのは目立つし、勿体ないからシンプルなのがいいかも。後、急な呼びだしでもすぐ着替えられるよう、脱ぎ着のしやすい服がいいな』
そんな立香の要望通り、部屋着は作られた。デザインはシンプルかつ可愛くて文句のつけようもない。
そして脱ぎ着のしやすさはチャック一つで完結しており、肌にチャックが当たらないよう当て布まで施されていた。
しかしそのついでと渡された下着に、立香は困惑した。部屋着とはうって変わって、あまりにも可愛らしいデザインである。フリルやレース、洗練された刺繍が施されており、もはや勝負下着としかいいようがないものだった。
CIEL
PROGRESS2025年3月15〜16日のヒル受けwebオンリーにて先行公開していたものです---
怪異パロ本の下書きとネームです!
よければ尻叩きに感想いただけると嬉しです……✋
🔑サークルページにパスワードがあります(イベント後一般公開します) 7
sugiru_futsu
PROGRESSプロトコル空中分解ifwip 最後の音が消え静寂が降りる。壇の中央でその一瞬間の永い沈黙を聴いていた鷹見項希は、やがて息を吐き出して弦の上から手を退けた。俯いた拍子に眉下で切り揃えられた長めの前髪が鷹見の顔に落ちかかる。明るくやわらかい質感の髪は照明の下でしかし冷えびえとしたをちらつきを残し、右隣の定位置でベースを構える田口流哉の元から鷹見の視線を覆い隠した。歌っている時、鷹見はどこか遠くを見ている。今はその見るものを推し量ることはできない。扉の外から時折聞こえてきていた、他の軽音部員の練習の音やお喋りの声は、既に止んでいた。窓の外はおそらくすっかり暗い。広い視聴覚室には三人分の呼吸だけがあった。不意に、ぱん、と手を打ち鳴らす空々しい音がした。田口が振り返るとドラムセットの向こうでスティックを抱えた鶴亜沙加がにこにこと笑みを浮かべていた。
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