cona
REHABILI思いつきで書いた話です エッチかもアダルシの話「やあそこの君、ちょっといいかな?」
いつものように、適当な男へと声を掛ける。
ふらりと立ち寄った盛り場で、半ば自暴自棄なこの行為は 週に一度ほどの頻度で既にお決まりのルーティーンと化していた。
自分が密かに心に熱を燻ぶらせている相手とまた仕様もない理由で口喧嘩となり、
これ以上話が拗れる前にと外へと飛び出す。それもまた毎度の事だった。
素直に自分の気持ちを伝えられたなら、どんなに楽だったことか。
それを拒んでいるのは今までの複雑に拗れ切った蟠りの所為で、
最早腐れ縁とも呼べないほどの幾千年もの冷え切った関係性の所為でもあった。
その上 自分を傲慢の王へと成り上げたプライドが、
憎まれ口と罵倒ばかりを吐き出した挙句、毎度毎度アダムへの好意を口から出す前に喉を塞ぎ閊えるように蓋をしてしまうのだ。
2405いつものように、適当な男へと声を掛ける。
ふらりと立ち寄った盛り場で、半ば自暴自棄なこの行為は 週に一度ほどの頻度で既にお決まりのルーティーンと化していた。
自分が密かに心に熱を燻ぶらせている相手とまた仕様もない理由で口喧嘩となり、
これ以上話が拗れる前にと外へと飛び出す。それもまた毎度の事だった。
素直に自分の気持ちを伝えられたなら、どんなに楽だったことか。
それを拒んでいるのは今までの複雑に拗れ切った蟠りの所為で、
最早腐れ縁とも呼べないほどの幾千年もの冷え切った関係性の所為でもあった。
その上 自分を傲慢の王へと成り上げたプライドが、
憎まれ口と罵倒ばかりを吐き出した挙句、毎度毎度アダムへの好意を口から出す前に喉を塞ぎ閊えるように蓋をしてしまうのだ。
で@Z977
REHABILIリハビリ用。グスに叱られた日のこと(ただのイチャイチャ)。全体的にふわっとしてる。別におつかいはしてない。はじめてのおつかい 初めてグースにハグをされた日を覚えているみたいに、初めてグースに叱られた日のことも覚えている。
勿論それまでにも何度か注意をされたことはあって――それは例えばフライト中の命令無視からおれの偏食傾向まで程度は様々だったのだけど――冗談めかすこともなく本気で叱られたのはその日が初めてだった。
叱られているのに抱きしめられていて、それはとても不思議な感覚だった。汗ばんだグースの腕が湿って吸い付いてきて、押し付けられた胸板で思い切り息を吸えばグースの匂いが鼻腔に広がった。そんな時までおれは頭のどこかでグースに抱きしめられている事実にドキドキしてしまって、けれど叱られたのだからグースはおれのことを――他の奴がおれに抱く感情のように――嫌いになったのかもしれないなんて悲喜こもごもだった。だけどやっぱりグースの腕の中はおれに安心を届けるものだから、謝罪の言葉を口にしなければならないということにも思い至った。おれは「ごめんなさい」のタイミングを計っていたけれど、グースの体温がいつもより熱くて、鼓動が早くなっていることに気づいてしまい、いつもと違うグースの様子を観察するみたいにしておとなしく腕の中に収まってみたりした。
2938勿論それまでにも何度か注意をされたことはあって――それは例えばフライト中の命令無視からおれの偏食傾向まで程度は様々だったのだけど――冗談めかすこともなく本気で叱られたのはその日が初めてだった。
叱られているのに抱きしめられていて、それはとても不思議な感覚だった。汗ばんだグースの腕が湿って吸い付いてきて、押し付けられた胸板で思い切り息を吸えばグースの匂いが鼻腔に広がった。そんな時までおれは頭のどこかでグースに抱きしめられている事実にドキドキしてしまって、けれど叱られたのだからグースはおれのことを――他の奴がおれに抱く感情のように――嫌いになったのかもしれないなんて悲喜こもごもだった。だけどやっぱりグースの腕の中はおれに安心を届けるものだから、謝罪の言葉を口にしなければならないということにも思い至った。おれは「ごめんなさい」のタイミングを計っていたけれど、グースの体温がいつもより熱くて、鼓動が早くなっていることに気づいてしまい、いつもと違うグースの様子を観察するみたいにしておとなしく腕の中に収まってみたりした。
で@Z977
REHABILIリハビリ用。振られたマを慰めるグスの独白。弊グスの愛は重すぎる気がするけどマにとってはそれくらいがぴったりだから仕方がないね。あなたがいればそれだけで「おれ、グースがいれば、それだけでいいんだ」
背中に回された小さな手のひらが、ぎゅうといじらしく力を強めた。指先がきゅっきゅと何度か蠢いて、俺の存在を確かめるみたいにシャツをくしゃくしゃにしているんだろう。
マーヴェリックが今度こそと意気込んで付き合い始めた女とは結局上手くいかなかったみたいで、無論そんなことは幾度となくあって、毎度決まって「グースがいればいい」と泣き言を言い始める。付き合っては別れてを繰り返すマーヴェリックは、しかし決して軽薄なわけではなかった。マーヴェリックの行動原理はおおよそが「グースの幸せ」にあって、故に一見非道な行動も、俺に対して誠実であることの証左に過ぎなかった。
マーヴェリックが女に好意を寄せられるのはあまりにも自然なことだった。将来有望なアビエイターだし、幾分か身長は低いかもしれないが、整った顔は老若男女に好かれる愛らしさがある。性格だって多少自由奔放すぎるきらいはあるが、行動力とバイタリティに溢れているのは好印象だろう。こんなにも優良物件なマーヴェリックは、だのに決まって別れるときは振られる立場になるばかりだった。見る目がない女だな、なんて腕の中の小柄な体を慰めながら胸を撫で下ろしている俺は、マーヴェリックの誠実さに対してどこまでも不誠実な男だ。
2763背中に回された小さな手のひらが、ぎゅうといじらしく力を強めた。指先がきゅっきゅと何度か蠢いて、俺の存在を確かめるみたいにシャツをくしゃくしゃにしているんだろう。
マーヴェリックが今度こそと意気込んで付き合い始めた女とは結局上手くいかなかったみたいで、無論そんなことは幾度となくあって、毎度決まって「グースがいればいい」と泣き言を言い始める。付き合っては別れてを繰り返すマーヴェリックは、しかし決して軽薄なわけではなかった。マーヴェリックの行動原理はおおよそが「グースの幸せ」にあって、故に一見非道な行動も、俺に対して誠実であることの証左に過ぎなかった。
マーヴェリックが女に好意を寄せられるのはあまりにも自然なことだった。将来有望なアビエイターだし、幾分か身長は低いかもしれないが、整った顔は老若男女に好かれる愛らしさがある。性格だって多少自由奔放すぎるきらいはあるが、行動力とバイタリティに溢れているのは好印象だろう。こんなにも優良物件なマーヴェリックは、だのに決まって別れるときは振られる立場になるばかりだった。見る目がない女だな、なんて腕の中の小柄な体を慰めながら胸を撫で下ろしている俺は、マーヴェリックの誠実さに対してどこまでも不誠実な男だ。
wonka
REHABILI無垢なくちびる「キスしてもいいかい」
不意にアベルの手が頬に触れた。どうしたのかと目を合わせれば眼前の綺麗なその人はアビスにそう問い掛ける。キス──問いかけられた言葉の中の単語を拾う。キスとは親密な関係の者がするものではないか。他人との交流を避けざるを得なかったアビスにとって一生縁のない行為だと漠然と思っていた。そもそも崇拝するアベルとしていいもの、なのか。目の前のアベルがなぜ自分などにそう問いかけるのか、よくわからない心持ちだった。なんで、アベル様が。思考はあっちこっちにとんでいるのに答えるべき肝心な言葉は出てこない。彷徨わせた瞳を前に向ければ澄んだアメジストがこちらを見ていた。その視線に抗えず言葉の用意ができていないのに思わず口を開く。キスなんてしたこともない、想像をしたことも、望んだことも。だからしてもいいかなんて自分に問われてもよくわからなかった。好きにしてくれて構わない。アベルがしたいと望むなら尚更。アベルの望みなら全てこの身で叶えて差し上げたい、なんだって。そう思ったら自分の唇は小さくはい、と二文字を返していた。
5340不意にアベルの手が頬に触れた。どうしたのかと目を合わせれば眼前の綺麗なその人はアビスにそう問い掛ける。キス──問いかけられた言葉の中の単語を拾う。キスとは親密な関係の者がするものではないか。他人との交流を避けざるを得なかったアビスにとって一生縁のない行為だと漠然と思っていた。そもそも崇拝するアベルとしていいもの、なのか。目の前のアベルがなぜ自分などにそう問いかけるのか、よくわからない心持ちだった。なんで、アベル様が。思考はあっちこっちにとんでいるのに答えるべき肝心な言葉は出てこない。彷徨わせた瞳を前に向ければ澄んだアメジストがこちらを見ていた。その視線に抗えず言葉の用意ができていないのに思わず口を開く。キスなんてしたこともない、想像をしたことも、望んだことも。だからしてもいいかなんて自分に問われてもよくわからなかった。好きにしてくれて構わない。アベルがしたいと望むなら尚更。アベルの望みなら全てこの身で叶えて差し上げたい、なんだって。そう思ったら自分の唇は小さくはい、と二文字を返していた。
RylpSiz
REHABILIノーウェアの片隅で同棲してる初老🚀🌟の話🚀はガーディアンズ引退済み、🌟は泳ぎを覚えてノーウェアに帰ってきてる前提の3終了後10年以上経過してる想定&いつも通り🚀さんが🌟をでろでろに甘やかしてる系の話なので色々と注意 2033
nigailemonn
REHABILIハンギョンに淫紋あるだろって幻覚2、3枚目はサングラス無し差分とヘソ下差分
謎ポーズになってしまった
サンリオにヘソ周りにハート型のタトゥーあるコスチュームある子がいるので(ガチ)ありうるんじゃねという妄言から 3
moetoma10_10
REHABILIリハビリという名の落書き王子最強だから絶対にこんな目に合わないだろうなぁ…
後、力に支配されそうになるor身に危険を感じた時に模様が侵食してったらいいよね…の雑色塗り
byakugun26
REHABILIリハビリを兼ねて久しぶりにお話を書きました。これでも留文です。
ちゃんとこの後、文次郎が頑張って襲い受けします
罠「――おい、文次郎!」
い組の部屋の扉を勢いよく開け放ち、否応なしに部屋へと入ってきた男を見やれば、その男がどれほど怒り狂っているかなど、仙蔵は嫌でも把握した。
そこには用具委員会委員長の男が眉間に皺を寄せ、吊り上がった三白眼をより一層鋭くさせながら同室を睨んでいる。
「正門付近の塀が破損していた! お前が壊したんだろう!」
その言葉を聞いてしまえば、突然現れた男が何を怒っているのか、仙蔵は容易に想像がついてしまう。
文次郎は、うまくいかないことがあれば所構わず頭突きをする男だ。その光景を仙蔵は何度見てきたか知らない。先程行われた授業で実力を発揮できなかった文次郎が、己の不甲斐なさに苛立って悪癖なそれを披露してもおかしくはない。よくあることだと話を片付けてしまいたいところだが、用具委員会からしたらそうはいかないのだろう。当の本人の胸倉を掴んでは、目を爛々とさせている。
1922い組の部屋の扉を勢いよく開け放ち、否応なしに部屋へと入ってきた男を見やれば、その男がどれほど怒り狂っているかなど、仙蔵は嫌でも把握した。
そこには用具委員会委員長の男が眉間に皺を寄せ、吊り上がった三白眼をより一層鋭くさせながら同室を睨んでいる。
「正門付近の塀が破損していた! お前が壊したんだろう!」
その言葉を聞いてしまえば、突然現れた男が何を怒っているのか、仙蔵は容易に想像がついてしまう。
文次郎は、うまくいかないことがあれば所構わず頭突きをする男だ。その光景を仙蔵は何度見てきたか知らない。先程行われた授業で実力を発揮できなかった文次郎が、己の不甲斐なさに苛立って悪癖なそれを披露してもおかしくはない。よくあることだと話を片付けてしまいたいところだが、用具委員会からしたらそうはいかないのだろう。当の本人の胸倉を掴んでは、目を爛々とさせている。