syako_kmt
TRAININGむざこく30本ノック⑤23日目
上司が犬になりまして
上司が犬になりまして 何かの呪いか奇病か、人が犬になるという現象が流行っており、まさか、この鬼舞辻事務所でそれを発症したのが、鬼舞辻無惨だったという悲劇が今回のお話。
悲劇と言えば悲劇だ。中身が鬼舞辻無惨とはいえ、今は犬。言葉も話せないし、自分で歩いて国会議事堂へも行けない。ただ、そこまで誰も深刻に思っていない原因が、その見た目のせいである。
「無惨様が犬になると、こうなるのか……」
ごくっと黒死牟は生唾を飲み込んだ。サングラスが割れそうな勢いで見入っているので、めちゃくちゃ恐ろしい。
「でも、何と無く想像できちゃうよねー! ウチの信者でも発症している人が結構多くてさ、みんなで祈祷しているけど全く効果がないんだよね。でも、めちゃくちゃ可愛いね!」
1593悲劇と言えば悲劇だ。中身が鬼舞辻無惨とはいえ、今は犬。言葉も話せないし、自分で歩いて国会議事堂へも行けない。ただ、そこまで誰も深刻に思っていない原因が、その見た目のせいである。
「無惨様が犬になると、こうなるのか……」
ごくっと黒死牟は生唾を飲み込んだ。サングラスが割れそうな勢いで見入っているので、めちゃくちゃ恐ろしい。
「でも、何と無く想像できちゃうよねー! ウチの信者でも発症している人が結構多くてさ、みんなで祈祷しているけど全く効果がないんだよね。でも、めちゃくちゃ可愛いね!」
しん・アナログ練習
TRAINING2025.4.234/22
https://www.posemaniacs.com/tools/viewer/poses/01H5J6407B0W9PSMAKN28VPB6Z
4/23
https://www.posemaniacs.com/tools/viewer/poses/01H1R6KSYTXXHPDCZXDP83F2MX 7
柊木あめ
TRAINING1枚目(過去絵)を1年に1回リメイクしていく(去年か一昨年にやった時に模写になっちゃったから)2枚目からは少し遠目でで雰囲気だけをお楽しみください(遠目で見た方が綺麗に見える) 2
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TRAININGむざこく30本ノック⑤22日目
黒死牟、腹を切る
黒死牟、腹を切る なんだろう。黒死牟は心窩部を押さえながら首を傾げた。何だ、この痛みと不快感は。昨日食べ過ぎたか? と思いながら腹をさすりながら胃薬を探していた。
「どうした?」
異変にいち早く気付いた無惨に声をかけられ、黒死牟は正直に「ちょっと胃の辺りがムカムカして……」と答えたが、「悪阻か?」と揶揄われたので言うんじゃなかったと後悔した。
無惨がポーチから薬を取り出して渡してくれたが、それを飲んでも治まるどころか痛みの範囲はどんどん広がっていく。
「おい、病院に行ってこい」
「いえ……痛みには強い方ですので……」
しかし、かなり苦しそうである。額に脂汗が滲んで、思わずネクタイも緩めていた。
「寝たら治ると思うので、今日はもう帰ります」
1193「どうした?」
異変にいち早く気付いた無惨に声をかけられ、黒死牟は正直に「ちょっと胃の辺りがムカムカして……」と答えたが、「悪阻か?」と揶揄われたので言うんじゃなかったと後悔した。
無惨がポーチから薬を取り出して渡してくれたが、それを飲んでも治まるどころか痛みの範囲はどんどん広がっていく。
「おい、病院に行ってこい」
「いえ……痛みには強い方ですので……」
しかし、かなり苦しそうである。額に脂汗が滲んで、思わずネクタイも緩めていた。
「寝たら治ると思うので、今日はもう帰ります」
はぎわら
TRAININGVPのオンラインイベントまであと2か月になってしまった。そろそろ展示作品を描き始めねば。VPキャラの衣装は作画コストがすごいけどなんだかんだいって「格好いい」「かわいい」「美しい」がぎっちり詰まっているから描くのが難しいけど楽しくもあって困る。あ。スカートみたいなヒラヒラを出す位置間違えた。腰のベルトみたいなやつから生やさなきゃだったのに。見ながら描いても間違える(VP衣装あるある)。しん・アナログ練習
TRAINING2025.4.22https://www.posemaniacs.com/tools/viewer/poses/01HDRJFK5N4Y4FH59TC9ZHE3ST 4
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TRAININGむざこく30本ノック⑤21日目
秘書に花(種類はお任せします❤️)を贈る議員
秘書に花(種類はお任せします❤️)を贈る議員 無惨は理由なく花を贈る。いや、正しくは何かの記念日や誕生日など、受け取る側が納得できる理由がなくても花を贈るのだ。
「愛する相手に花を贈るのに、何か理由がいるのか?」
なんと気障な男だ、と最初は少しばかり気色悪いと思ったが、慣れとは不思議なもので貰うと嬉しいと思うようになってきた。それでも受け入れるには、それなりの年月がかかっている。
「花を贈るなんて送別会か開店祝いくらいだと思って生きてきたので」
「色気のない人生だ」
黒死牟が受け入れられなかったように、無惨も黒死牟の発言を聞いて心底驚いていた。しかし、黒死牟にとっては花を贈ることも驚きだが、何もなくても花を買って帰り、玄関やダイニングテーブルに飾るという無惨の習慣が驚きだった。切り花だけでなく、街中に咲く四季の花々もよく見ているので、やはり花を愛でる文化で生きてきた人は違うなと思っていた。
1211「愛する相手に花を贈るのに、何か理由がいるのか?」
なんと気障な男だ、と最初は少しばかり気色悪いと思ったが、慣れとは不思議なもので貰うと嬉しいと思うようになってきた。それでも受け入れるには、それなりの年月がかかっている。
「花を贈るなんて送別会か開店祝いくらいだと思って生きてきたので」
「色気のない人生だ」
黒死牟が受け入れられなかったように、無惨も黒死牟の発言を聞いて心底驚いていた。しかし、黒死牟にとっては花を贈ることも驚きだが、何もなくても花を買って帰り、玄関やダイニングテーブルに飾るという無惨の習慣が驚きだった。切り花だけでなく、街中に咲く四季の花々もよく見ているので、やはり花を愛でる文化で生きてきた人は違うなと思っていた。