ここのえ
DONE6月15日に頒布した「愛、息づく」の後日談になります。時系列は「愛、息づく(本編)」→「Re:プロローグ」→「きみと、朝ごはん」
ややこしいですが続きは以下に掲載しておりますので、良かったらぜひ🌷
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24895376
Re:プロローグ――今度は……くんと同い年がええな
――同級生やったら、ぼくら絶対仲良くなってへんけどな
春の温かい風が頬を撫でた時、そんな会話がふと頭の中に浮かんできた。なんやこれ? えーと……あ、そうそう。今日見たヘンな夢のやつ。
全く見覚えのない所。俺に縁の無いような、うららか~な庭みたいな所で誰かと喋っている夢だった。その相手の名前を何度も口にした気がするのだが、目が覚めたらすっかり忘れてしまった。
覚えているのは、薄桃色の花。丸い後頭部にちょこんと乗っかっていたのが可愛くて……。いやだから誰の後頭部やったんやっけ。どうもぼんやりする。ま、春やし仕方ないか。
呑気に構えているが、実際のところ俺は大問題に直面していた。
1139――同級生やったら、ぼくら絶対仲良くなってへんけどな
春の温かい風が頬を撫でた時、そんな会話がふと頭の中に浮かんできた。なんやこれ? えーと……あ、そうそう。今日見たヘンな夢のやつ。
全く見覚えのない所。俺に縁の無いような、うららか~な庭みたいな所で誰かと喋っている夢だった。その相手の名前を何度も口にした気がするのだが、目が覚めたらすっかり忘れてしまった。
覚えているのは、薄桃色の花。丸い後頭部にちょこんと乗っかっていたのが可愛くて……。いやだから誰の後頭部やったんやっけ。どうもぼんやりする。ま、春やし仕方ないか。
呑気に構えているが、実際のところ俺は大問題に直面していた。
熱々のらざにあ
DONE🐑🔮プラ●ツドールAU、出会いのお話。
にじそうさく10にて後日譚の小話を収録したものを頒布します。
6/29 モ-37 マカロニカル
全年齢/文庫/ページ数未定/予価¥800
後日boothにて通販予定です。
表紙は響生さんに描いていただきました!
⚠︎🔮がフリフリを着ていて喋りません 15378
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DONE凍えた心総司くんと俺「左之さんや新さんといるのは楽でいいんだ。でも別に総司くんが苦手ってわけでもないんだよ。」
「平助、僕のことが好きなんですかぁ」
「いや、ああいうところはだいぶ嫌だけどさ。」
縁側に座って外を見ながらお前の淹れた茶を飲んでいた時にふと訊かれて俺は言う。
その時通りかかった総司くんから言葉が飛んでくるなんて思わなかったし、俺の側に座るお前は驚いて縁側から落ちそうになっていた。
当の本人は俺達のそんな姿に満足がいったのかすぐにその場を去っていく。
「俺が、って言うより総司くんが多分距離を置いてるんだよ。」
「沖田さんが···」
「多分、な。総司くんくらい強いとなんつーか色々あるんだと思うよ。いや俺も詳しくは知らねぇけど。」
660「平助、僕のことが好きなんですかぁ」
「いや、ああいうところはだいぶ嫌だけどさ。」
縁側に座って外を見ながらお前の淹れた茶を飲んでいた時にふと訊かれて俺は言う。
その時通りかかった総司くんから言葉が飛んでくるなんて思わなかったし、俺の側に座るお前は驚いて縁側から落ちそうになっていた。
当の本人は俺達のそんな姿に満足がいったのかすぐにその場を去っていく。
「俺が、って言うより総司くんが多分距離を置いてるんだよ。」
「沖田さんが···」
「多分、な。総司くんくらい強いとなんつーか色々あるんだと思うよ。いや俺も詳しくは知らねぇけど。」