tobari_bari
MOURNINGn番煎じネタのかおちあSSです。※かっこいい薫もかっこいい千秋も居ません
※なんでも許せる人向け
攫われる前に「いい香りがするな!」
満開に咲き誇る桜を前にした千秋は、空っぽになった肺を春の香りで満たした。そんな千秋を横目に、薫は傍にあった木製のベンチへ腰を下ろす。
薫は今朝、予定していた仕事がスケジュール変更となり、急遽オフとなった。一日どう時間を潰したものかと宛もなく寮内を彷徨っていたところにどこからともなく現れて駆け寄った千秋は「羽風!今から桜を見に行こう!」と声を掛けた。眩しいほどに瞳を煌めかせた千秋に、薫は「そんな顔されちゃったら断れないね」と二つ返事で了承したのだった。思いがけず出来たオフに、思いがけず想い人からのお誘い。薫は首を縦に振る他無かった。
そうして訪れた桜公園は平日の昼間だからか、折角の見頃だと言うのに閑散としていた。静かな公園に、鳥のさえずりだけが響き渡る。心地の良い春の日差しは、数日前まで手放せずにいたコートもクリーニングを考える程に暖かい。
2446満開に咲き誇る桜を前にした千秋は、空っぽになった肺を春の香りで満たした。そんな千秋を横目に、薫は傍にあった木製のベンチへ腰を下ろす。
薫は今朝、予定していた仕事がスケジュール変更となり、急遽オフとなった。一日どう時間を潰したものかと宛もなく寮内を彷徨っていたところにどこからともなく現れて駆け寄った千秋は「羽風!今から桜を見に行こう!」と声を掛けた。眩しいほどに瞳を煌めかせた千秋に、薫は「そんな顔されちゃったら断れないね」と二つ返事で了承したのだった。思いがけず出来たオフに、思いがけず想い人からのお誘い。薫は首を縦に振る他無かった。
そうして訪れた桜公園は平日の昼間だからか、折角の見頃だと言うのに閑散としていた。静かな公園に、鳥のさえずりだけが響き渡る。心地の良い春の日差しは、数日前まで手放せずにいたコートもクリーニングを考える程に暖かい。
妄想置き場
MOURNING「俺は1のことを知ってる」「1はわかりやすい」と思っている4くんと、一枚上手な1くんのまだ付き合っていない たまいおバレンタイン(今更)なんですがまだ付き合っていない たまいおバレンタインバレンタイン当日、和泉兄弟から配られる手作りお菓子に喜ぶメンバー達。環も喜びつつ、一織が別のお菓子を持っていることに気付いてしまった(鞄の中から見えた)ので、ニヤニヤしながらこっそりと声をかける環。
「さっき鞄の中に入ってたやつ、あれ本命?」
「なっ。み、見たんですか?!」
「いおりんわかりやすいかんなー。で、誰にやんの?B?(好きなキャラに置き換えてね) 言わねーから!」
「…やかましい人だな」
って軽くあしらいながらその場を離れる一織。環はちぇっとふてくされつつ、いつ渡すんだろ、と気になり日中一織のことをチラチラと観察する。しかし一織は結局誰にも渡さず…。
「あれ?いおりん渡さねーのかな」ってモヤモヤしつつ、まーいいやって観察を諦めた瞬間、背後から声をかけられる。
763「さっき鞄の中に入ってたやつ、あれ本命?」
「なっ。み、見たんですか?!」
「いおりんわかりやすいかんなー。で、誰にやんの?B?(好きなキャラに置き換えてね) 言わねーから!」
「…やかましい人だな」
って軽くあしらいながらその場を離れる一織。環はちぇっとふてくされつつ、いつ渡すんだろ、と気になり日中一織のことをチラチラと観察する。しかし一織は結局誰にも渡さず…。
「あれ?いおりん渡さねーのかな」ってモヤモヤしつつ、まーいいやって観察を諦めた瞬間、背後から声をかけられる。
saera_sk
MOURNING私が集合絵を描く時に気をつけているのは平等であることです。同サイズ、同解像度で1枚ずつ仕上げていました(編集したらちょっと残念な感じになってしまいましたが)りくちゃんが1番描きやすかったです。しゅんくんかおちゃんも描きやすい部類かなー 9
館宮 遥奈
MOURNINGウチ姥さにでバレンタインの話の供養。
続きを書こうと思ってたけど、色々迷いが生じてしまって……。
一年書いて、描いてないとこんなに書けなくなっちゃうんですね……って思ってしまった。
もうホワイトデーも終わっちゃったねぇ…… 2236
a0x0ir0x0_ac
MOURNINGご都合主義のアスカガ医師パロこれは如月様(https://x.com/kissa_rarara?s=21&t=AdnyIexe78QpMUevOgeFWw)の素晴らしい作品に触発されて一発書きしたものです
※全年齢 3408
fxxk_air
MOURNING没になったソラ初期服案…私は結構好きだったんだけどなー!!皆んなノーパンいじりするからさ!!
まあ、当の本人は気にしてないみたいだけど…
⚠️沙明とセツが出てきて絡みます、自己解釈強め
お友達が手突っ込みそうだよね!とか言ってたので面白すぎて描いた一枚
なんでも許せる方向けー。
パスワードはローマ字で私のオリ主の名前です。
れびぃ
MOURNING種月 短いの猫の日にあげようとして盛大に遅れたのでこっちで供養
息をするように同棲設定
※注意※
若干ですが逆っぽく見えるかも……な描写あり
雰囲気程度でも無理って方はお戻りください
淹れたばかりの紅茶に口をつけていた種ヶ島が、隣に座る越知の様子におや、と目を見張る。先ほどまで真横に引かれた口元が通知で震えたスマホを確認した途端、緩やかに上を向いたのだ。
傍目から見ればほんの些細な機微であっても、何事にも動じない姿を近くで見ている身としては大きな変化だ。反応を見逃さなかった種ヶ島は、顔をのぞき込むようにして尋ねる。
「なんや嬉しそうやん?」
「……家族から写真が送られてきた」
声をかけられた越知がハッと顔を引き締め、持っていたスマホを差し出す。
いつもの佇まいに戻ったのを少し残念に思いながら、向けられた画面に目を向けると、毛並みの美しい猫が縁側で優雅に寝そべる姿が写っている。過去に合宿所でも見せてもらった越知の実家で飼われている猫だ。
1938傍目から見ればほんの些細な機微であっても、何事にも動じない姿を近くで見ている身としては大きな変化だ。反応を見逃さなかった種ヶ島は、顔をのぞき込むようにして尋ねる。
「なんや嬉しそうやん?」
「……家族から写真が送られてきた」
声をかけられた越知がハッと顔を引き締め、持っていたスマホを差し出す。
いつもの佇まいに戻ったのを少し残念に思いながら、向けられた画面に目を向けると、毛並みの美しい猫が縁側で優雅に寝そべる姿が写っている。過去に合宿所でも見せてもらった越知の実家で飼われている猫だ。
いずは すずみ (出羽 澄泉)
MOURNING某きせかえゲーム(ID:1922086)でアートを作った際に脳裏に浮かんだSSでした。当時の投稿キャプションから少し修正しております。思春期真っ只中の少年少女が、たまに仲のいい同性の友人に対して生まれる、友情とも恋情ともつかない曖昧な想い。なんとなくそのイメージで作ってます。そんな少年少女が抱えた無邪気な独占欲って、いいよね…😳
【一次創作】傲 慢 いつだって学年一の美青年の隣にいる、茶髪のあの子。
穏やかな微笑みを浮かべる菖蒲色の青年に少しでも目を注げば、我に返った途端に、必ず彼の横にいた爛々と光る橙色の双眸と視線がかち合う。さきほどまで親友に向けた愛嬌あふれる明るい笑顔とはまるで別人かのように、こちらをじっと見詰めるその薄い笑みは、いっそ他者への拒絶すら滲んだように見えた。
(──────その感情の正体はきっと、大事なおもちゃを取られたくない子供じみた独占欲に似ている)
228穏やかな微笑みを浮かべる菖蒲色の青年に少しでも目を注げば、我に返った途端に、必ず彼の横にいた爛々と光る橙色の双眸と視線がかち合う。さきほどまで親友に向けた愛嬌あふれる明るい笑顔とはまるで別人かのように、こちらをじっと見詰めるその薄い笑みは、いっそ他者への拒絶すら滲んだように見えた。
(──────その感情の正体はきっと、大事なおもちゃを取られたくない子供じみた独占欲に似ている)
2020leapDAY
MOURNING同僚水。Xの相互様が呟いてた話を勝手に書いて勝手に放り投げるという愚行の上でできた話ですが、ご本人に書いちゃった報告した&メモから削除したいので供養白日「えぇ、俺ですか」
「何だ、不満かね。彼の事は知っているだろう」
「そりゃモト隣ですからね、知ってますけど……」
けど、の先には大量の意味が含まれている。苦手だ、とか、面倒だ、とか。厄介事に巻き込まれたくない、だとか。
隣に座っていた水木という男が、時貞翁の言葉に反応して即座に立ち上がり、社長室に消えてからの事を彼は詳しく知らない。どれぐらい喋っていたのかすら定かでない。気が付けば居なくなっていて、出張に出かけたとだけ後から聞いた。
いつも上司にしか土産買ってこないんだよなアイツ。
そういう媚びを隠さないところとか、同期である自分をあからさまに敵視しているところとか、値の張るPeaceを惜しげも無く吸うところとか、嫌いでは無かったが、向こうは別に自分の事は好きじゃないだろうと思っていた。
3875「何だ、不満かね。彼の事は知っているだろう」
「そりゃモト隣ですからね、知ってますけど……」
けど、の先には大量の意味が含まれている。苦手だ、とか、面倒だ、とか。厄介事に巻き込まれたくない、だとか。
隣に座っていた水木という男が、時貞翁の言葉に反応して即座に立ち上がり、社長室に消えてからの事を彼は詳しく知らない。どれぐらい喋っていたのかすら定かでない。気が付けば居なくなっていて、出張に出かけたとだけ後から聞いた。
いつも上司にしか土産買ってこないんだよなアイツ。
そういう媚びを隠さないところとか、同期である自分をあからさまに敵視しているところとか、値の張るPeaceを惜しげも無く吸うところとか、嫌いでは無かったが、向こうは別に自分の事は好きじゃないだろうと思っていた。
ぴん3🍓
MOURNING「あらかじめ結ばれた恋人たちへ」KP/KPC:宝条 叶恋/榎本さん
PC/PL:河宮 采希/僕
END_Aで終わりました~
3.5hで3C6Fの化け物になりました
中身はな~~~~るほどね…の気持ち
回してくれてありがとうございました~
ぱん(旧ブレッド)
MOURNING『世界がこんなに美しいなんて』没②どっちからの視点でも読めるようにしたかったやつ(出来なかった)
知らなかった。世界はこんなにも彩りに満ちていたのか。アイツと出会ってから自分の中の常識が変わった。自分しかいないと思っていた情熱の持ち主を見つけた。自分の隣に立ってくれるヤツを見つけた。それだけでここまで変わるとは思ってもいなかった。
「シンラ、」
「なんだよ。」
「シンラ、」
「何。」
「シンラ、」
「だからなんだよッ!」
「別に。呼んだだけだ。」
打ったら返ってくる言葉がある。打ったら響く言葉がある。小さな頃から求めていたものだった。
「アーサー、」
「なんだ。」
「アーサー、」
「どうした。」
「アーサー、」
「なんなんだお前。」
「別に。呼んだだけだっての。」
打ったら返ってくる言葉がある。打ったら響く言葉がある。それは救いにもなった。自分は誰かにとって、少なくとも相手にとっては必要な存在だと実感出来た。たまに行われる小さな小さな儀式。
398「シンラ、」
「なんだよ。」
「シンラ、」
「何。」
「シンラ、」
「だからなんだよッ!」
「別に。呼んだだけだ。」
打ったら返ってくる言葉がある。打ったら響く言葉がある。小さな頃から求めていたものだった。
「アーサー、」
「なんだ。」
「アーサー、」
「どうした。」
「アーサー、」
「なんなんだお前。」
「別に。呼んだだけだっての。」
打ったら返ってくる言葉がある。打ったら響く言葉がある。それは救いにもなった。自分は誰かにとって、少なくとも相手にとっては必要な存在だと実感出来た。たまに行われる小さな小さな儀式。