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    おとなし

    のびたん

    MAIKING二周目スパンダム的なお話

    おとなしく生きようと思うスパンダム
    スパンダムの年齢はまだ若い
    クザスパのつもりはないけれどそういう風に見える時もあるかもしれない
    ネロスパのつもりはないけれど、スパンダムがネロを特別扱いしている
    ルチスパには見えにくいけれど、ロブ・ルッチが嫉妬している風な時が稀にあるのでルチスパ風
    ※【RED・映画の内容】も入っています
    〔28〕スパンダム受け【2022年8月23日〜9月17日】2022年8月23日〜9月17日

    二周目スパンダム的なお話

    おとなしく生きようと思うスパンダム
    スパンダムの年齢はまだ若い
    クザスパのつもりはないけれどそういう風に見える時もあるかもしれない
    ネロスパのつもりはないけれど、スパンダムがネロを特別扱いしている
    ルチスパには見えにくいけれど、ロブ・ルッチが嫉妬している風な時が稀にあるのでルチスパ風
    ※【RED・映画の内容】も入っています
    人生二周目的な話なので『前回』とは一周目の本編の事だと思って下さい
    中途半端に終わりますが、完成しないのでもう載せます⸜( ◜࿁◝ )⸝︎︎






    2周目スパンダム


    媚は売る、よいしょする、人脈は作るけれど狡猾な事は控えたスパンダム
    親の七光りと言われないよう試験も出世も順当に進めて来た。
    9136

    takami180

    PROGRESSたぶん長編になる曦澄3
    兄上がおとなしくなりました
     翌朝、日の出からまもなく、江澄は蓮花湖のほとりにいた。
     桟橋には蓮の花托を山積みにした舟が付けている。
    「では、三つばかりいただいていくぞ」
    「それだけでよろしいのですか。てっきり十や二十はお持ちになるかと」
     舟の老爺が笑って花托を三つ差し出す。蓮の実がぎっしりとつまっている。
     江澄は礼を言って、そのまま湖畔を歩いた。
     湖には蓮花が咲き誇り、清新な光に朝露を輝かせる。
     しばらく行った先には涼亭があった。江家離堂の裏に位置する。
    「おはようございます」
     涼亭には藍曦臣がいた。見慣れた校服ではなく、江家で用意した薄青の深衣をまとっている。似合っていいわけではないが、違和感は拭えない。
     江澄は拱手して、椅子についた。
    「さすが早いな、藍家の者は」
    「ええ、いつもの時間には目が覚めました。それは蓮の花托でしょうか」
    「そうだ」
     江澄は無造作に花托を卓子の上に置き、そのひとつを手に取って、藍曦臣へと差し出した。
    「採ったばかりだ」
    「私に?」
    「これなら食べられるだろう」
     給仕した師弟の話では、昨晩、藍曦臣は粥を一杯しか食さず、いくつか用意した菜には一切手をつけなかったという 2183