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    しふ

    ngmch_

    MOURNING「手のかかること」収録
    研究所時代ファーベリ
    ルシフェル様とは割と仲のいいベリアルです
    ひとの言う美味しさが何かわかならい獣、わかりたい獣の話
    !血は一滴も出てません!
    ペパーミントと百度の紅茶「ねえファーさん、それ本当に美味しいのかい?」
    たかが栄養補給に見た目なんて、とは言っても、あまりにも目の前に積まれたそれらは、無機物だった。噛み砕かれる音も文字通り味気がない。
    「不都合はない」
    だって、でも、と食い下がる獣に、人間は言い放つ。
    星晶獣お前にその機能は備え付けていないというのに、未知領域の理解への苦心など」
    最後は少し嘲笑ぎみだった。食事を邪魔された人間は特に指図せず、その不愉快そうな声に乗せて、さっさと獣を部屋から追い出したがっているようで、日頃からその者の対応に慣れた獣にそれが分からない筈はなく、自ら扉を開いて部屋から出ていくより他なかった。


     獣には、人の言う美味しさの正体が一体なにで出来ているか、見当すらつかないし、きっと当てずっぽうで正解を見つけることも出来ない。舌が全く不能の無感であるわけでなく、痛みや温度のような刺激は感じられる。が、そんなもの、足の裏でやったって同じじゃないか。
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    AKtyan5560

    DOODLE反社真一郎×一般人武道
    街を見回りしフードを被り歩いていた真一郎は、偶然ぶつかった武道の蒼穹の瞳に目を奪われその場で恋人にしてしまう。武道は困惑するがその勢いに押され承諾した。そして2人の関係は深まるが、ある日武道が真一郎の正体を知ってしまい……

    フォロワーさんの素敵イラストを小説にしました!

    ※真一郎のネジが飛んでる
    ※監禁表現あり
    ※後半シリアス
    ※メリーバッドエンド
    龍王の蒼穹の宝玉 夜の街は混沌で眠らない街に集まる者は、日の当たらない世界に生きる者も多く集まる。反社やヤクザと呼ばれる裏社会の人間の多くは夜に潜み、粛々と秘密裏に悪に手を染めていた。
     そんな中で悪意のある者が集まる路地裏でフードを被った男が歩いていた。
     男は退屈そうに路地裏を歩き、男に悪意を持ち近寄ろうとする者は、フードから見える顔が見えた瞬間顔色を買え逃げていく。男にとってはそれが何でもない日常のようで路地裏を歩くスピードは変えない。
     現代の人間の魑魅魍魎が渦巻く夜に男は大通りに出て、今日の散歩をしていた。散歩と言う自分の島の見回りをしていた。男の視線は冷たくこの退屈を埋めてくれないかと思うと、信じもしない運命の出会い等思うが馬鹿馬鹿しいと頭の隅に寄せた時、それは起こった。
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    DsavvyV

    CAN’T MAKEダイエットを始めたアズと健康監視のフロが夜に行ってきますおかえりなさいしてるうちに、アズははっちゃけてぶっ倒れるしフロの世話も雑(大意)になるよねってフロアズ。

    寮長就任前後、ラウンジ開店準備中、VIP部屋、四人部屋なのか二人部屋なのか、調理場の様子、どの段階で学園長を脅したかやらわからなくて話を進められない。ポイピク試そうと思ったらあれこれわからない。公開方法どれがなんだ。たすけてアズえもん。
    フロアズ 『live on a diet of A』 一拍置いてドアノブが回る。暇潰しに開いた雑誌をベッドに押し付け、腕を軸に身をよじって床に降り立つ。裸足を駆ればドアが迎え入れるように開いて駆け寄るフロイドと向き合った。
    「おかえりぃ」
    「ただいま戻りました。また勝手に部屋に上がり込んでたんですね、フロイド」
     首から下げたタオルの端で汗を拭いながら、アズールは諦めた表情で、後ろ手にドアを閉めて微笑みかけた。もはや叱られることのなくなった当たり前が心地よくも、施錠の案配で悟られてしまって驚かせられないもどかしさをも感じて、複雑にため息をこぼしてしまう。

     経営ノウハウを間近に見てきたアズールにとって、店を構えることは魔法を極めるよりも困難で未知が強く、それゆえに開拓ばかりの続くゲームのようで未熟を焦りつつも楽しそうだった。学園長への駆け引きを控えて、卸業者への最終確認、カフェサロンの改築工事の段取り、外注費用と資金繰り、諸々、オクタヴィネル寮は悪戯っぽく騒がしい。
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