ちゅり
k0510_o0720
DONEレイチュリ🧂🦚ワンウィーク 7回目
いじっぱり
「いやだ」
「アベンチュリン」
「そういう約束だっただろ」
「そうかもしれないが状況が変わった。君も分かっているだろう」
「状況が変わったのは僕で、君じゃない。君が予定していたことを変える必要はないって僕が言ってるんだ」
「これは僕だけの希望でやるようなことじゃないはずだが」
「僕だってしたいって言ってるだろ!」
苛立たし気に吐き出された言葉に、レイシオは深くため息を吐き出した。苛立ちたいのはこちらの方だ。どう考えても正論を口にしているのはこちらのはずなのに、いやだいやだと駄々をこねるような彼に頭痛を覚える。学がなくとも馬鹿ではない。その評価を、もしかしたら改めなければないのかもしれない。
「その気が失せた。しない。以上だ、帰ってくれ」
2116「アベンチュリン」
「そういう約束だっただろ」
「そうかもしれないが状況が変わった。君も分かっているだろう」
「状況が変わったのは僕で、君じゃない。君が予定していたことを変える必要はないって僕が言ってるんだ」
「これは僕だけの希望でやるようなことじゃないはずだが」
「僕だってしたいって言ってるだろ!」
苛立たし気に吐き出された言葉に、レイシオは深くため息を吐き出した。苛立ちたいのはこちらの方だ。どう考えても正論を口にしているのはこちらのはずなのに、いやだいやだと駄々をこねるような彼に頭痛を覚える。学がなくとも馬鹿ではない。その評価を、もしかしたら改めなければないのかもしれない。
「その気が失せた。しない。以上だ、帰ってくれ」
てんていのねこ
MOURNINGうちのアベンチュリンがすり抜けでジェパードを連れてきて、ゼーバルとリンクスも完凸にしたので「もうこれはランドゥー家のカカワーシャですわ」と思い立って書いた小説です。レイチュリでサンジェパ。
開拓者はどちら前提でも読める。多分。
あとプーマンの名前は毛玉。かわいい。
ランドゥー家のカカワーシャ1.
古のシルバーメインの符号で記された暗号文。その答えを求めてセーバルの工房に足を運んだが、手応えはなかった。
「だったらジェパードに聞いたらわかるかな?」
「あははっ、ジェイちゃんに聞くくらいなら自分で解いた方が早いよ!あっ、でもワーちゃんならわかるかも。」
「ワーちゃん?」
「二人目の弟。博物館の館長でね。人懐っこくて優しい、いい子だよ。今の時間ならまだ向こうだと思うし、行っておいで。」
セーバルに言われ、開拓者達は歴史文化博物館へと向かう。受付の女性に目的の人物のことを尋ねると、奥から小柄で細身な男性が姿を現した。
歳の頃はジェパードと同じくらいだろうか。髪の色こそセーバル達のような金髪だが、顔立ちがあまり似ていない。それに細いフレームの眼鏡の奥から覗くネオンのような瞳が異彩を放っている。
3111古のシルバーメインの符号で記された暗号文。その答えを求めてセーバルの工房に足を運んだが、手応えはなかった。
「だったらジェパードに聞いたらわかるかな?」
「あははっ、ジェイちゃんに聞くくらいなら自分で解いた方が早いよ!あっ、でもワーちゃんならわかるかも。」
「ワーちゃん?」
「二人目の弟。博物館の館長でね。人懐っこくて優しい、いい子だよ。今の時間ならまだ向こうだと思うし、行っておいで。」
セーバルに言われ、開拓者達は歴史文化博物館へと向かう。受付の女性に目的の人物のことを尋ねると、奥から小柄で細身な男性が姿を現した。
歳の頃はジェパードと同じくらいだろうか。髪の色こそセーバル達のような金髪だが、顔立ちがあまり似ていない。それに細いフレームの眼鏡の奥から覗くネオンのような瞳が異彩を放っている。
てんていのねこ
MAIKING私だけが楽しかったペラの小説きっかけにレイチュリが始まる小説の残骸。どんどんペラがメインになっていくし、ゲストのKさんが楽しすぎて脱線したので諦めました。
こうしてメインカプの脇でわちゃわちゃしている人びとが大好きです。 3964
てんていのねこ
MAIKINGテイワットにレイチュリ放り込んだ。そして鍾タルに巻き込ませた。
ここから4Pにしようかどうか考えて力尽きた。
なお恋愛の先輩ヅラしているがアベの貞操はレイチュリするまでガチガチに存護されていたものとし、鍾タルはどっちも恋愛初心者の童貞処女とする。
更にレイチュリもそうだったとする。癖。 2654
karinoyoyoyo
PROGRESSさよならジャックポット トレス (原曲:https://youtu.be/xym6yLUncNY?si=knFPqBTpNJ0NKrG2) アベンチュリン 14k0510_o0720
DONEレイチュリ🧂🦚ワンウィーク 6回目
手つなぎ・ギャップ
強かである君 スターピースカンパニーでは、寝る間も惜しんで仕事に打ち込む社員が少なくない。金のため、名誉のため、昇進や人との繋がりのためなど目指すところは人それぞれではあれど、それらが必要とする「成果をあげる」という部分においては共通していた。故にカンパニー本社には泊まり込みで働けるように、もしくは過労で倒れそうなものたちを押し込むために仮眠室が設けられているのである。
そんな風に身を粉にするどころかその粉を舞わせて火を放つような行為は、まさしく愚鈍のいたすところである、と言わざるを得ない。常々そう思ってはいるのだが、レイシオの恋人でさえも例に漏れず仮眠室の住人と化すことが多いのだから笑えない。そんな彼に会うために、用事が終わったはずのカンパニー内を歩いている自分も。そもそも手渡す必要もない資料を持参した上で彼を探しているあたり、もう手遅れのところに来ている自覚はある。
6937そんな風に身を粉にするどころかその粉を舞わせて火を放つような行為は、まさしく愚鈍のいたすところである、と言わざるを得ない。常々そう思ってはいるのだが、レイシオの恋人でさえも例に漏れず仮眠室の住人と化すことが多いのだから笑えない。そんな彼に会うために、用事が終わったはずのカンパニー内を歩いている自分も。そもそも手渡す必要もない資料を持参した上で彼を探しているあたり、もう手遅れのところに来ている自覚はある。
iorishijimi
MEMOこんな感じのプランツドールパロが書きたいなっていうだけです。主人レイシオとドールのアベンチュリンの出会いのおはなし。
レイチュリ 観.用.少.女.パロ その日は雨の日で、ほんの少し軒下で雨宿りをしただけだった。
それだけの、はずだった。
店は人形屋らしく、ショーケースには見目麗しい人形が飾られている。
精巧に作られているそれらは、まるで本物の子供が眠っているかのように見た。
「あら、お客様かしら?」
「……?」
「しばらく雨は続くそうだから、一度中へどうぞ」
促されるまま店に足を踏み入れる。
今思えば断れば良かったのものを、僕はなぜ受けてしまったのだろうか。
これが、僕が観用少年と呼ばれる人形と出会った瞬間だった。
「雨が上がるまでお茶でもどうぞ」
目の前に置かれた紅茶は暖かな湯気を立てていた。
この店に入店してからろくに時間も経っていないのにいつ淹れたのか。
2777それだけの、はずだった。
店は人形屋らしく、ショーケースには見目麗しい人形が飾られている。
精巧に作られているそれらは、まるで本物の子供が眠っているかのように見た。
「あら、お客様かしら?」
「……?」
「しばらく雨は続くそうだから、一度中へどうぞ」
促されるまま店に足を踏み入れる。
今思えば断れば良かったのものを、僕はなぜ受けてしまったのだろうか。
これが、僕が観用少年と呼ばれる人形と出会った瞬間だった。
「雨が上がるまでお茶でもどうぞ」
目の前に置かれた紅茶は暖かな湯気を立てていた。
この店に入店してからろくに時間も経っていないのにいつ淹れたのか。
k0510_o0720
DONEレイチュリ🧂🦚ワンウィーク
お揃い
雑音の飽和 最初はペンだった。デジタル書類ばかりを相手にしていたアベンチュリンにとって、紙への署名というのはあまりなじみがないもので。だからそれを求められたときに、百信用ポイントもあれば買えるようなものが手元にないことに気が付いたのだ。
失敗したな。素直にそう思った。今は主流ではないとはいえ、ここは過ぎる時間の速さも、それゆえに発展した文化も何もかもが違う。すべてが終わって招待されたパーティーではあるけれど、絢爛豪華なものの裏にどす黒いものが渦巻いているのは常である。それに普段であれば、あまり使わないペンといえど予備としてひとつはどこかに忍ばせているのだ。なくなったのは着替えのときか、それとも会場に入った後か。
5281失敗したな。素直にそう思った。今は主流ではないとはいえ、ここは過ぎる時間の速さも、それゆえに発展した文化も何もかもが違う。すべてが終わって招待されたパーティーではあるけれど、絢爛豪華なものの裏にどす黒いものが渦巻いているのは常である。それに普段であれば、あまり使わないペンといえど予備としてひとつはどこかに忍ばせているのだ。なくなったのは着替えのときか、それとも会場に入った後か。