タケル
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DONEかなり捏造多めなタケ漣です。自分の知らない一面をなかなか信じたくないタケルの話。猫が死んでます。タケ漣とするか迷いましたが、タケ漣でしょう。(2024/10/12)野良猫の憂鬱 予感がした。それだけの単純であやふやな理由で俺はわざわざ上着を羽織って夜に踏み出した。目的地なんてあるはずもないのに、足は路地裏に向かっていた。
歩けば歩くほど無意味に思える時間に「明日は朝から雨が降りそうだから、アイツを家に入れてやらないと」と理由をくっつければ、それはあっさりと馴染んでくれた。そうだ、俺はアイツを探しているんだ。訳のわからない予感なんかじゃなくて、でも愛とか同情でもなくて、この意味がわからない焦燥はアイツのためだ。
明日が雨予報だってのは嘘じゃないけど、今夜は晴れていて月が綺麗だった。だからアイツがいたら一目でわかるはずだし、パッと探していなかったら今日は捕まらない。だから、と自分の中で線を引いてから路地裏を見ると、いつもチャンプが日向ぼっこをしているドラム缶の上にアイツがいた。片足をだらんと垂らして、片方の足はかかとをドラム缶のふちに乗せている。そうやって、何かを抱き抱えるように瞳を閉じている。
4310歩けば歩くほど無意味に思える時間に「明日は朝から雨が降りそうだから、アイツを家に入れてやらないと」と理由をくっつければ、それはあっさりと馴染んでくれた。そうだ、俺はアイツを探しているんだ。訳のわからない予感なんかじゃなくて、でも愛とか同情でもなくて、この意味がわからない焦燥はアイツのためだ。
明日が雨予報だってのは嘘じゃないけど、今夜は晴れていて月が綺麗だった。だからアイツがいたら一目でわかるはずだし、パッと探していなかったら今日は捕まらない。だから、と自分の中で線を引いてから路地裏を見ると、いつもチャンプが日向ぼっこをしているドラム缶の上にアイツがいた。片足をだらんと垂らして、片方の足はかかとをドラム缶のふちに乗せている。そうやって、何かを抱き抱えるように瞳を閉じている。
conanayumi
DOODLE原作小説2巻(コミック7巻)辺りのたけるナギちゃんの体乗っ取ってた後の話
16歳だからなぁ
二人とも
たけるの憂鬱「はぁ」
流石に疲れた
何の実験をしようと思っていたのか
考えただけでも腹が立つ
自分にとってはただの可愛い妹
(見つかってほしくなかった)
そしたら神力貯槽器官がないナギは一般人として生きれた
ヘンナヤツラに目を付けられることもない
ヒミコが起こした事件に居合わせることはあるかもしれないが
(現にソレが原因でばれたしな…)
ヒミコよりは事情聴取が軽く済むはずだ
ただ不幸にも巻き込まれただけで済むかもしれなかったのに
スサノオとして生きている身としては気が気じゃなかった
「だからあえて手元に置こうと思ったのに」
はぁ
たけるはもう一息吐いた
(それにしても…まぁ当然といえば当然だよな…)
自分が16と言う事は双子の妹とて同じ歳
どこがとは言わないが程よく育っていた
430流石に疲れた
何の実験をしようと思っていたのか
考えただけでも腹が立つ
自分にとってはただの可愛い妹
(見つかってほしくなかった)
そしたら神力貯槽器官がないナギは一般人として生きれた
ヘンナヤツラに目を付けられることもない
ヒミコが起こした事件に居合わせることはあるかもしれないが
(現にソレが原因でばれたしな…)
ヒミコよりは事情聴取が軽く済むはずだ
ただ不幸にも巻き込まれただけで済むかもしれなかったのに
スサノオとして生きている身としては気が気じゃなかった
「だからあえて手元に置こうと思ったのに」
はぁ
たけるはもう一息吐いた
(それにしても…まぁ当然といえば当然だよな…)
自分が16と言う事は双子の妹とて同じ歳
どこがとは言わないが程よく育っていた
oribaaaaa
DONE照れ漣タケ。「オイチビ!手ェ繋ぎやがれ!」
とフフン!とドヤりながら自身の手をタケルくんの方に出して
タケルくんがなんのためらいもなく素直に手を繋いでくれたらめちゃくちゃ照れてほし…🙏
85_yako_p
DONEヘキだけで書いたタケ漣です。タケルくんが非常に失礼です。憐憫萌え。(2024/8/20)所有「オマエ、プール行ったことないだろ」
チビがそう言ってオレ様を見た。真っ青な瞳の奥に憐れみに似たものを感じて嫌になった。蝉も鳴けないような陽射しの下で、言葉がカゲロウに揺らめいている。
チビがオレ様を憐れむことはないと言い切れるが、チビは自分の当たり前をオレ様が知らないと、どうしようもないほどに苦しそうな顔をする。チビは憐んではいないんだろうが、オレ様がその視線に名前をつけるとしたら『憐れみ』という言葉が一番しっくりくるんだからどうしようもない。
そういう、チビ自身が気がついていない妙な癖にオレ様は気がついている。
プールに行ったことがないなんて、これっぽっちも口にした覚えはない。ただ少し前に学校で撮影があったときに、コイツの前で学校には行ったことがないとは口にした。その時からなんだか小骨が刺さったような顔をしていたから、きっとプールってのは学校に行ったことがない人間には縁がないところなんだろう。
2581チビがそう言ってオレ様を見た。真っ青な瞳の奥に憐れみに似たものを感じて嫌になった。蝉も鳴けないような陽射しの下で、言葉がカゲロウに揺らめいている。
チビがオレ様を憐れむことはないと言い切れるが、チビは自分の当たり前をオレ様が知らないと、どうしようもないほどに苦しそうな顔をする。チビは憐んではいないんだろうが、オレ様がその視線に名前をつけるとしたら『憐れみ』という言葉が一番しっくりくるんだからどうしようもない。
そういう、チビ自身が気がついていない妙な癖にオレ様は気がついている。
プールに行ったことがないなんて、これっぽっちも口にした覚えはない。ただ少し前に学校で撮影があったときに、コイツの前で学校には行ったことがないとは口にした。その時からなんだか小骨が刺さったような顔をしていたから、きっとプールってのは学校に行ったことがない人間には縁がないところなんだろう。
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DONE10/27頒布予定の拙作「夜殃の夢」に出てくる弊特異点ヤマトタケルと宮本伊織の各再臨イラストや台詞、なんちゃってイベントなどを収録したイラスト本(少々の文字あり)となります本編に引き続き、収録イラストと表紙をシさん(@udy401)に担当して頂いております
こちらは副読本セットにて、数量限定で頒布予定です。ご興味を持って頂けましたら幸いです
※無断転載はご遠慮下さい 6
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DONE夏の夜とタケルと漣と死体です。タケ漣です。雰囲気です。(2024/8/12)サマー・ナイト・ダンス 深夜、だったと思う。時計を見る前に電話に出たから正確な時間はわからないが、頭がぼんやりとして仕方がなかった。
「ぁい……」
「チビ」
その声に飛び起きてスマホを落としてしまった。急いで拾い上げた画面にはアイツの名前があって、脳が一気に覚醒する。アイツが電話してくるだなんてよっぽどの……いや、初めてのことだった。しかもこんな夜中に、だ。
何があったのかと身構えてしまうのは当然で、心臓がバクバクいっている。これでたんなる気まぐれだったら文句のひとつやふたつ言う権利はあるだろう。
俺はコイツの言葉を待った。コイツがなかなか喋らないから、ずいぶん長いこと黙ってたと思う。
「……おい、用がないなら」
「死んでる」
4644「ぁい……」
「チビ」
その声に飛び起きてスマホを落としてしまった。急いで拾い上げた画面にはアイツの名前があって、脳が一気に覚醒する。アイツが電話してくるだなんてよっぽどの……いや、初めてのことだった。しかもこんな夜中に、だ。
何があったのかと身構えてしまうのは当然で、心臓がバクバクいっている。これでたんなる気まぐれだったら文句のひとつやふたつ言う権利はあるだろう。
俺はコイツの言葉を待った。コイツがなかなか喋らないから、ずいぶん長いこと黙ってたと思う。
「……おい、用がないなら」
「死んでる」
純(すみ)
INFO『Cat 1/2』ミスプリ分のページです。お手に取って頂いた方申し訳ありません。これ本当は箱に入るタケルにしたかったんですが、箱を持ち帰る漣も通販で注文する漣も違うなと思ったので紙袋になりました。箱に入る猫かわいくて大好きです。 2
すぴ(@spspck232)
DONEドルPWebオンリーの新規展示①漣p龍pタケpのイラスト!
漣はより気にかけてくれそう(そしてつかれてたらいきなし連れ出されそう)だし、
龍はスキンシップ好きそうだからことあるごとにぎゅ~してほしい
タケルは手を繋いだり二人で遊びに行ったり日常的な幸せが多そうだけど、たまに抱き締めたりな大きいこともしそう
そんな感じの1枚になった絵です(まとめ)
すぴ(@spspck232)
MENU「Takeru's costume memoramdum」A5/44P/500円+匿名配送料
大河タケル×プロデューサー♀
衣装を中心に今までのお仕事を振り返る1p完結話詰め本です。
タケル→P風味で日記に近い気がする本です。
※サンプルは4枚目以降順不同です 7
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DONEタケルが変な動物園に迷い込む話です。Pが喋ります。タケルから漣への感情があるけどカプじゃないです。いつものSF(少し不思議)です。(2024/6/17)人間みたいね 動物園には馴染みがない。
だからこうして動物園の入口にいるだけでもなんだか不思議な気分になる。月面着陸ってほどじゃないけど、俺ってこんなところにいるんだな、みたいな。
存在を知っていて、イメージは掴んでいて、現実感はない。記憶にないだけかもしれないが、行ったことがないんだから仕方がない。正直、自分が動物園に行くって発想が全くなかったんだから、どうしようもない。
だから知り合いが動物園にいるのを見て、たったそれだけの当たり前の光景に驚いてしまった。夕方のバラエティに出演したHigh×Jokerはいろんな動物を見て、その動物にちなんだクイズに答えていく。ずっと楽しそうにしていた隼人さんは檻の中のライオンを見たときだけ、「檻がなかったらすごく怖いんだろうな」って言っていた。「かわいい」とも、「かわいそう」とも言わなかった。
8324だからこうして動物園の入口にいるだけでもなんだか不思議な気分になる。月面着陸ってほどじゃないけど、俺ってこんなところにいるんだな、みたいな。
存在を知っていて、イメージは掴んでいて、現実感はない。記憶にないだけかもしれないが、行ったことがないんだから仕方がない。正直、自分が動物園に行くって発想が全くなかったんだから、どうしようもない。
だから知り合いが動物園にいるのを見て、たったそれだけの当たり前の光景に驚いてしまった。夕方のバラエティに出演したHigh×Jokerはいろんな動物を見て、その動物にちなんだクイズに答えていく。ずっと楽しそうにしていた隼人さんは檻の中のライオンを見たときだけ、「檻がなかったらすごく怖いんだろうな」って言っていた。「かわいい」とも、「かわいそう」とも言わなかった。
chiocioya18
DONEタケ漣(いちおう)。 ノーパンの漣に心乱されるタケル。ずっとパンツパンツ言ってます。全然えっちではないんですがノーパンを野放しにしておくのもなんなので念の為にパスワードつけます。
pass :パンツを数字で 2578
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PAST四季とタケルと漣が旅行する話です。かなり前の既刊です。SF(少し不思議)です。
牙崎くんは冬眠する一
失敗した。重くなる体を引き摺りながら思う。想定外だった。まだ、猶予はあったはずなのに。
まるで逃げだすみたいだ。屈辱にも近い感情が冷え切った胃の底を焦がしていく。だが、これが逃走だとしても足を止めるわけにはいかない。逃げ込める場所の心当たりは苛立つほどに少なくて、そのなかの一つである寮へと体を引き摺っていく。
アイドルになるまでは、どこか誰にも見つからない冷たいところに身を隠せばよかったのに。大勢に見られるのは困る。だけど、今は誰にも見つからないところには行けない。
ようやく寮に辿り着けば灯りはとうに落ちていて、誰もいないラウンジはひんやりとしていた。時間が時間だ。当然だ。体温が奪われていく感覚は少しだけマシになったが、このままではきっと眠ってしまう。
35426失敗した。重くなる体を引き摺りながら思う。想定外だった。まだ、猶予はあったはずなのに。
まるで逃げだすみたいだ。屈辱にも近い感情が冷え切った胃の底を焦がしていく。だが、これが逃走だとしても足を止めるわけにはいかない。逃げ込める場所の心当たりは苛立つほどに少なくて、そのなかの一つである寮へと体を引き摺っていく。
アイドルになるまでは、どこか誰にも見つからない冷たいところに身を隠せばよかったのに。大勢に見られるのは困る。だけど、今は誰にも見つからないところには行けない。
ようやく寮に辿り着けば灯りはとうに落ちていて、誰もいないラウンジはひんやりとしていた。時間が時間だ。当然だ。体温が奪われていく感覚は少しだけマシになったが、このままではきっと眠ってしまう。
masasi9991
DONEタケルがいない日の道タケ漣ご要望ふたつ「らーめん屋」
かすれた柔らかい声で漣が呟いた。自分の胸に頬を乗せて、むにむにとこすりつけている。眠たいのかと思って反対側の頬を指でくすぐると、こちらを見上げてニッと笑った。
上機嫌だ。やっと機嫌が治った……というよりは、元気が出たらしい。色々とご機嫌取りをした甲斐があった。
今日はタケルが地方のお仕事でお泊りだから寂しかったのだろう。何をやっていても張り合いのなさそうな顔をしていた。本人は寂しいなんて絶対に言わないけれども。
かく言う自分もタケルがいないのは寂しい。忙しいらしくLINKのメッセージもなかなか返ってこないし。
そんなわけで二人で寂しさを分け合っていた。……というところでもある。
「満足したか? 今日はもう寝るか?」
1674かすれた柔らかい声で漣が呟いた。自分の胸に頬を乗せて、むにむにとこすりつけている。眠たいのかと思って反対側の頬を指でくすぐると、こちらを見上げてニッと笑った。
上機嫌だ。やっと機嫌が治った……というよりは、元気が出たらしい。色々とご機嫌取りをした甲斐があった。
今日はタケルが地方のお仕事でお泊りだから寂しかったのだろう。何をやっていても張り合いのなさそうな顔をしていた。本人は寂しいなんて絶対に言わないけれども。
かく言う自分もタケルがいないのは寂しい。忙しいらしくLINKのメッセージもなかなか返ってこないし。
そんなわけで二人で寂しさを分け合っていた。……というところでもある。
「満足したか? 今日はもう寝るか?」
Lene_o
DOODLEピザパ🍕315プロゲーム組に秀くん加入してたり志狼くんが恭二やタケルやとっちと距離近かったり大吾くんとタケルの武闘派だったりPのスカウト魔ぶり面白かった〜!
やっぱ4月バカのあるSideMってさいこ〜!
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DONEタケルと秀が話す話。三題噺(郵便、歌、カレンダー)100本チャレンジその49(2024/3/31)
落とし物、拾ってあげましょ「そういえば秀さんは前に配達員の仕事をしてたよな」
「そうですね。だから届けるってコンセプトの仕事なら経験あります」
タケルと秀はプロデューサーから渡された書類を見ながら他愛のない話をしていた。THE虎牙道とC.FIRSTは次の仕事で郵便局をPRをするので、他のメンバーよりも早めについた二人は書類を先に受け取って目を通していたところだった。
「えっと、ここに土日があるから……この日に郵便ポストに入れれば、この日には届くな」
秀の指がカレンダーをなぞる。タケルが一言「遠いな」と呟いた。
「手紙って思ったよりゆっくり届くんだな」
「そうですね。今はわざわざ手紙を書かなくてもLINKがありますから、LINKと比べちゃうとなおさら」
1133「そうですね。だから届けるってコンセプトの仕事なら経験あります」
タケルと秀はプロデューサーから渡された書類を見ながら他愛のない話をしていた。THE虎牙道とC.FIRSTは次の仕事で郵便局をPRをするので、他のメンバーよりも早めについた二人は書類を先に受け取って目を通していたところだった。
「えっと、ここに土日があるから……この日に郵便ポストに入れれば、この日には届くな」
秀の指がカレンダーをなぞる。タケルが一言「遠いな」と呟いた。
「手紙って思ったよりゆっくり届くんだな」
「そうですね。今はわざわざ手紙を書かなくてもLINKがありますから、LINKと比べちゃうとなおさら」
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DONEできてるタケ漣。COD連動ストーリー前の話です。タケルが漣の気持ちをひとつも知らないのが好きです。(2024/3/25)食物連想ゲーム 人は誰かを忘れる時、まずはその声を忘れる。
こんな嘘か本当かもわからない話を聞いたのはドラマの撮影現場だった。円城寺さんが出演したドラマを見学しに行った時に、なんとなく見覚えのある男優がそう言っていた。
もちろんこんなのはセリフでしかないし本当かどうかもわからない。それでもその言葉は脳にこびりついて鈍色に揺れている。なんだか試されているみたいで気分が悪かった。
妹と弟の声はまだ覚えている。大丈夫、と何度目になるかもわからない納得を自分自身に与えながらぼんやりとテレビを見ている。ひとりだったらきっと「大丈夫、」って口に出していたかもしれないけど、いまは隣にコイツが転がっているから意識して口を閉じていた。
1859こんな嘘か本当かもわからない話を聞いたのはドラマの撮影現場だった。円城寺さんが出演したドラマを見学しに行った時に、なんとなく見覚えのある男優がそう言っていた。
もちろんこんなのはセリフでしかないし本当かどうかもわからない。それでもその言葉は脳にこびりついて鈍色に揺れている。なんだか試されているみたいで気分が悪かった。
妹と弟の声はまだ覚えている。大丈夫、と何度目になるかもわからない納得を自分自身に与えながらぼんやりとテレビを見ている。ひとりだったらきっと「大丈夫、」って口に出していたかもしれないけど、いまは隣にコイツが転がっているから意識して口を閉じていた。
あおい
DONE自陣コラボカフェを勢いのまま考えたけど楽しかった🥳シナリオより探索者メインで考えたのでネタバレはない
恥ずかしいのでワンクッション
タイマンと2PL自陣コラボカフェです
ういかな、タケルリリア、雨乃ルカ、🍬🍮、暁と碧月、優志と翡翠 2
lunaarc
MOURNINGバレンタインで失恋して部屋を出たら晴信さんに会って、察せられて泣いちゃったところを追いかけてきた(タケルに言われて)伊織が目撃する伊ぐだ♀…のつもりで書いてたんだけどたぶん最後まで書ききれないと思うのでここまで。
伊織いないけど伊ぐだ。晴信とぐだ子は×じゃなくて+(兄妹みたいな感じ)
サムレムはコラボしか知らない+第一部と1.5部ちょっとしかやってない知識量のマスターです
どうやって部屋に戻ったんだろう。腕いっぱいに抱えた仏像を棚に並べて、立香はしばし立ち尽くす。
わかってはいた。一緒に駆け抜けた偽の盈月の儀の最中、ことあるごとに、傍で見てきた。
片方が記憶を失っていても、あの二人の絆は強固なものであると。その間にぽっと出のマスターが割り込むなんてもっての外だと。わかっていても。
「……はぁ…」
それでもやっぱり、寂しい。
そのやりとりを微笑ましいと思っていたのは確かだ。戦闘時には抜身の刃の化身のような鋭さを持つ青年の雰囲気が、彼の相棒が一緒だと柔らかく変化していく。それを見ているだけで十分だと、最初はそう思っていた。
ただのマスターとサーヴァント。その垣根を超えるような接触をしてきた者は他にもいた。けれど立香はそれでもマスターでいられた。一人の人間としてではなく、サーヴァント全員のマスターとして。そうあることが自分の存在価値なのだと割り切っていたからだ。
1563わかってはいた。一緒に駆け抜けた偽の盈月の儀の最中、ことあるごとに、傍で見てきた。
片方が記憶を失っていても、あの二人の絆は強固なものであると。その間にぽっと出のマスターが割り込むなんてもっての外だと。わかっていても。
「……はぁ…」
それでもやっぱり、寂しい。
そのやりとりを微笑ましいと思っていたのは確かだ。戦闘時には抜身の刃の化身のような鋭さを持つ青年の雰囲気が、彼の相棒が一緒だと柔らかく変化していく。それを見ているだけで十分だと、最初はそう思っていた。
ただのマスターとサーヴァント。その垣根を超えるような接触をしてきた者は他にもいた。けれど立香はそれでもマスターでいられた。一人の人間としてではなく、サーヴァント全員のマスターとして。そうあることが自分の存在価値なのだと割り切っていたからだ。
kuromituxxxx
TRAININGカルデア時空剣伊。弊カルデアに早くヤマトタケルが来ますように【剣伊】さよならいつか がっかりしたでしょう、と己のマスターとなった少女はどこか申し訳なさそうに云った。
「何が?」
「ここにはまだヤマトタケルはいないから」
「そうなのか」
ここはカルデア。自分のマスターとなった少女の所属する組織、とでもいうのだろうか。彼女のサーヴァントとなった俺はこれからここで過ごすことになるという。
案内するね、と連れ出された館内は見たことのないものばかりで、あいつがいたら目を輝かせてすぐにあちこち駆けて行って見失ってしまいそうだ、なんて思って頬が緩んだのも束の間、どうやら彼はここにはいないらしい。
ヤマトタケル。
心の中でそっとその名をなぞる。
かつて自分は彼のマスターとして彼と共に在ったのだという。そんな自分が今度はサーヴァントとして現界し、かつての江戸とよく似た場所で彼と再び巡り合ったのだから、なんだかおかしな話だ。
1418「何が?」
「ここにはまだヤマトタケルはいないから」
「そうなのか」
ここはカルデア。自分のマスターとなった少女の所属する組織、とでもいうのだろうか。彼女のサーヴァントとなった俺はこれからここで過ごすことになるという。
案内するね、と連れ出された館内は見たことのないものばかりで、あいつがいたら目を輝かせてすぐにあちこち駆けて行って見失ってしまいそうだ、なんて思って頬が緩んだのも束の間、どうやら彼はここにはいないらしい。
ヤマトタケル。
心の中でそっとその名をなぞる。
かつて自分は彼のマスターとして彼と共に在ったのだという。そんな自分が今度はサーヴァントとして現界し、かつての江戸とよく似た場所で彼と再び巡り合ったのだから、なんだかおかしな話だ。