Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    バッドエンド

    百合菜

    DONE幸村バッドエンドを元にした話。

    「これ以上、龍神の力を使わないでほしい」、幸村にそう言われた七緒はその言葉を守ることに。
    ふたりは九度山での生活を送り、七緒は普通の人として生き、幸村とも家族になる。
    ふたりの間には子どもも生まれ、一見平穏な生活を過ごすことに。
    しかし、三成との約束を果たすため、幸村は大坂の陣へ行くことに。
    バッドエンドでは命を落とした彼だけど、今回はどうなる!?
    ここから開く新たな未来1.

    「そう…… 豊臣方が……」
    「ええ、姫もご存知のように私には豊臣に切っても切れない義理がございます。この戦の結末は見えているに等しいですが、私には赴かないといけいない理由があるのです」

    慶長十九年(1614年)秋、九度山では一組の夫婦が真剣な眼差しで向き合い、話し合いをしていた。襖ひとつ隔てた寝室では子どもたちが寝息を立てている。
    話し合いをしているのは真田幸村と七緒のふたり。
    天下は徳川のものになったとはいえ、豊臣側の抵抗はたびたびおこなわれており、先日、ついに決定的な亀裂が入る出来事があった。
    そこで、豊臣側はかつての臣下に声を掛けており、幸村も戦いに加勢するよう使いのものがやってきたらしい。
    まっすぐ自分を見つめる瞳を見ながら、七緒はついにこの日がやってきたのかと思う。
    11990

    うらおもて

    PROGRESSずっと前に書いてたラン暦前提アダ暦。の進捗!!
    🔞電話の所もうちょっと直したい。
    拉致られる暦君。いたぶられる予定の暦君。
    この後アダ暦でバッドエンドなのか、ランガが助けてくれてハッピーエンドなのかは私にも分からない……
    ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー


    「……ンん……わり、ッあ……ぃや、なんでも、、ねぇ……た、だ…声聞きたくなっ…ただ、け…っ……」
    『そっか。でも嬉しい…。暦が俺の声を聞きたくて、自分から電話してくれるなんて』
    「…あ、たりッ…まえ……だろ?付き合って…ン、だか……らさ」
    『うん、そうだね…。ありがとう……暦』


    (ラン、ガ……ごめん……俺……)


    暦は親友であり、恋人でもあるランガに心の中で何度も謝った。何度も何度も謝りながら、男の欲望を身体の奥底で受け止めた。



    ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー

    暦が初めてこの男、神道愛之介に会ったのはランガと気まずくなった頃。(愛抱夢の姿では何度も会っていたが、その事を知るのはもう少し先の話……)

    付き合ってすぐ、スケートの事でランガと意見が食い違い、すれ違った。

    好きだからこそ、自分よりスケートが上手くなってくランガに当たってしまう暦。ランガは自分より遅くにスケートを始めた。それなのに、どうして自分より上手くなって、どうして自分一人を置いていく 1899

    すぺ2

    MOURNINGバームクーヘンの日(3/4)に書いたバッドエンドじゃないバームクーヘンエンドを考えてみました。続きは「THANK YOUの日」(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14822429)のR指定になっています【バームクーヘンの日】

    「天童、引き出物はバームクーヘンで良いだろうか?」
    突然かかって来たマブダチからの電話に衝撃を受けてしまったのは、俺がまだそのマブダチへ別の感情を諦めきれていなかったからかもしれない。

    若利くんがポーランドのチームに移籍してきた年、俺は勝手にお祝いを兼ねてケーキを焼いた。ホワイトチョコで作ったプレートには『Best wishes』とわりと綺麗に書けていたし、スポンジ部分もムース部分も最高の出来だった。これからも今までも沢山の幸せが若利くんにもっともっと訪れますように。俺の方の店も忙しい中だったけど、今までよりもずっと近くなった物理的な距離に、俺自身が勝手に一人で舞い上がっていたのだ。
    ホールで焼いたチョコケーキを見た瞬間の若利くんのその驚いたような顔と、その後にほころんだ目元にまたもう一度、恋に落ち直してしまったのが、確か、数年前。
    「ありがとう。俺も嬉しい」
    スマホ越しじゃない生の若利くんのその時の声を一生忘れないでいられれば、そのままマブダチとして自制して一生過ごすことが出来ると思った。6号サイズしかケーキ型を持っていなかったのでかなり大きめに作ってしま 3750