バロス
medekuru
DOODLEバルバロスお誕生日おめでとうございます。次の誕生日はシャスティルに祝われて幸せな日になりますように……!!時系列は14巻のザガン誕生日以降、シャス誕生日前までの間のつもりです。バルの誕生日聞いた直後は倒れたり戦ったりと余裕もなかったと思うので。
2023.07.15
悪くはねえ日「そういえばあなたにとって誕生日はどんな日だったのだ?」
シアカーン達との衝突も終わり、いつものように共に紅茶を飲み雑談をしていた時にそう聞かれた。
「あ? 言っとくけと魔術師の誕生日をザガンの祝いみてえなものだと想像してんなら違えぞ」
「それはそうかもだが……でもあなたは自分の誕生日を知っているではないか。ならどのような日だったのかなって思って」
ならポンコツにとって誕生日はどんな日だよ……と問い返そうとして思いとどまる。
――あんな男でも、誕生日くらいは祝福される権利がある――
思い出すと同時に起こる胸の動機を悟られないように表向きは表情で取り繕い、内心は魔術で必死に制御する。
つまりシャスティルにとって誕生日とはそういう日なのだ。生まれてきた事を祝福される日。
1289シアカーン達との衝突も終わり、いつものように共に紅茶を飲み雑談をしていた時にそう聞かれた。
「あ? 言っとくけと魔術師の誕生日をザガンの祝いみてえなものだと想像してんなら違えぞ」
「それはそうかもだが……でもあなたは自分の誕生日を知っているではないか。ならどのような日だったのかなって思って」
ならポンコツにとって誕生日はどんな日だよ……と問い返そうとして思いとどまる。
――あんな男でも、誕生日くらいは祝福される権利がある――
思い出すと同時に起こる胸の動機を悟られないように表向きは表情で取り繕い、内心は魔術で必死に制御する。
つまりシャスティルにとって誕生日とはそういう日なのだ。生まれてきた事を祝福される日。
medekuru
DONEまどめ二次小説でバルシャスです。16巻、エリゴル戦のあとでシャス誕生日前の話になります。
ピアス、魔術は込めてなくともバルバロスの手作りだといいなと思ってます。
今回は短めです。
望むものは 〈魔王〉エリゴルとの衝突から無事に生還していつものようにシャスティルと共に紅茶を飲む。
飲みながら交わすのは他愛のない雑談などだけど、この時間は嫌いじゃない。
……もしエリゴルについていった場合、こうやって飲むことも出来なくなっていたのかもしれないのか。
「しっかしウェパルの野郎、あんな手札隠し持ってたとはな……」
「私もびっくりしたよ……聖剣を媒体に神霊魔法を使うなんて……しかも聖剣は神霊魔法の増幅装置で、それを作り出そうなど……」
「まあな。でもあんなの見せられたら疑う余地はねえかもな。ま、そのおかげで何とかエリゴルと殺り合えたんだけどよ」
「そういえば元々あの〈魔王〉はあなたを引き抜きに来ていたのだろう? どうして争いになっていたのだ?」
1335飲みながら交わすのは他愛のない雑談などだけど、この時間は嫌いじゃない。
……もしエリゴルについていった場合、こうやって飲むことも出来なくなっていたのかもしれないのか。
「しっかしウェパルの野郎、あんな手札隠し持ってたとはな……」
「私もびっくりしたよ……聖剣を媒体に神霊魔法を使うなんて……しかも聖剣は神霊魔法の増幅装置で、それを作り出そうなど……」
「まあな。でもあんなの見せられたら疑う余地はねえかもな。ま、そのおかげで何とかエリゴルと殺り合えたんだけどよ」
「そういえば元々あの〈魔王〉はあなたを引き抜きに来ていたのだろう? どうして争いになっていたのだ?」
@ansyu09
DONEバルシャス睫毛が目に入ったシャスティルをフォローするバルバロス。これも睫毛よく目に入る人あるあるなんじゃないかと…えっ?私だけ?
また、シャスに私のあるあるやってもらいました。
話の流れ的に去年やったTwitter診断のタイトル回収出来ないかなーっと、無理くり入れてみた。
ほんとは、シリアス路線で入れてみようとしたんだけど、次の機会に。
この汚れた手では君の頬に触れられない(Twitter診断)毎日の恒例となってしまった執務後のバルバロスとのティータイム。
2人で紅茶を飲んでいると、目に異物感がした。
ーーーゴミでも目に入っただろうか?
何度か擦ってみると、段々痛くなってきた。
チクッと細い何かが刺さりとうとう悲鳴をあげてしまった。
「ーーー痛っ!」
「あん?目ん玉にゴミでも入ったか?」
「ああ、そうかもしれない。確認してみるよ。」
執務机の引き出しを開き、中から手鏡を取り出す。
下瞼を人差し指で引っ張り確認してみる。
瞳ほどの長さの睫毛が瞳のド真ん中に張り付いていて、見え辛い。
『洗ってくる』と一言告げると、流しへと向かう。
方手の平に水を掬うと、片目を洗う。瞬きを繰り返し念入りにすすいでいく。
ーーーこれだけ洗えば取れただろう。
22022人で紅茶を飲んでいると、目に異物感がした。
ーーーゴミでも目に入っただろうか?
何度か擦ってみると、段々痛くなってきた。
チクッと細い何かが刺さりとうとう悲鳴をあげてしまった。
「ーーー痛っ!」
「あん?目ん玉にゴミでも入ったか?」
「ああ、そうかもしれない。確認してみるよ。」
執務机の引き出しを開き、中から手鏡を取り出す。
下瞼を人差し指で引っ張り確認してみる。
瞳ほどの長さの睫毛が瞳のド真ん中に張り付いていて、見え辛い。
『洗ってくる』と一言告げると、流しへと向かう。
方手の平に水を掬うと、片目を洗う。瞬きを繰り返し念入りにすすいでいく。
ーーーこれだけ洗えば取れただろう。
@ansyu09
DONEバルシャス R15 バルバロス視点原作15巻くらい。
なんだか、いけないことのようで。のバル視点。
シャスがめっちゃ失礼な勘違いされてて、申し訳ないシャスティル。許してくれ。
そしてバルの妄想を止めてくれるやつがいないから暴走しちゃう。 4774
@ansyu09
DONEバルシャス 主にシャスティル視点 一応R15にしとくか原作15巻くらい。
不器用女子さんわりとあるあるかと思ってシャスにポンコツやってもらったけど、私だけだろうか?
話の流れ的に勘違いしちゃったバルバロス。
バル視点のもありますー。
下着の説明はワ○ーるさんとこの参考にさせていただきました。
説明難しいんだけど、わかってもらえるかなぁ? 3129
medekuru
DONEまどめの二次小説になります。バルシャスでバルバロスが悪夢を見る話になります。
悪夢 ――シャスティルは魔術師と戦っている
力量は明らか、手出しの必要は無いだろう
そう油断した瞬間、魔術師に捕まり――
「シャスティル!」
名前を呼びながらバルバロスは目を覚ます。
ここは煉獄にある自分の研究所だ。どうやらソファーで昼寝をしていたようだ。
「夢、か……ったく胸糞悪いもん見ちまったぜ」
油断した隙にシャスティルは捕まり、自分の伸ばした手は届かず目の前で攫われたのだ。
もちろん実際にそんなヘマはするつもりはないし、仮に何処へ攫われようともすぐに追いかけて取り返す。
たかだか夢、実際にどうしてああなったのか、状況も相手の顔も何もかもぼやけて曖昧なものだ。特に気にする必要すらない。
「そんなもんより、現実のポンコツをフォローしてやらねえとな」
15960力量は明らか、手出しの必要は無いだろう
そう油断した瞬間、魔術師に捕まり――
「シャスティル!」
名前を呼びながらバルバロスは目を覚ます。
ここは煉獄にある自分の研究所だ。どうやらソファーで昼寝をしていたようだ。
「夢、か……ったく胸糞悪いもん見ちまったぜ」
油断した隙にシャスティルは捕まり、自分の伸ばした手は届かず目の前で攫われたのだ。
もちろん実際にそんなヘマはするつもりはないし、仮に何処へ攫われようともすぐに追いかけて取り返す。
たかだか夢、実際にどうしてああなったのか、状況も相手の顔も何もかもぼやけて曖昧なものだ。特に気にする必要すらない。
「そんなもんより、現実のポンコツをフォローしてやらねえとな」
medekuru
DONEまどめの二次小説になります。バルシャス、もし子供できたら狙われたりするんだろうな……と思いながら書いていたら、バルバロスの逆鱗に触れたモブの話になりました。
内容は報復になるので軽めの『R18G』くらいだと思います。
平気で指や腕を切り飛ばす表現がありますので苦手な方は御遠慮ください。 15186
medekuru
DONEまどめの2次小説になります。300年後くらい
ザガネフィ出産前後の話になります。
ザガン視点のみ。大半はバルバロスとの会話です。
若干特典ネタも混じってますが知らなくても多分大丈夫なはず。
16巻の試し読み前に書き始めたので一般人は通常寿命扱いです。もし本編で延命濃厚になったら削除します。
命と向きあう者達「浮かない顔してるな、ボス」
「ん……ああ、シャックスか」
どうやら顔に出ていたらしい。もうすぐネフィの出産なのだ。万に一つもないくらい準備はしているけれど、それでも心配になってしまうのだ。
「まぁ、心配なのはわかるけどよ……でもボスなら何があっても対処しきれるぜ?」
「まあ、貴様のお墨付きなら間違いなのだろう」
「そりゃ、身籠ってから出産に関する医学を魔導書も一般知識も問わず凄い勢いで覚えていったからな……もう出産に関しての知識は医療系専門の俺と同等ですぜ」
「ネフィと我が子に関わる重大な内容だ。魔術でなくとも必要なら学ぶ」
「むしろ人体の欠損部分すら補填できるボスの魔術なら俺以上の対応が出来ると思うんだが……それだけ知識と技術あれば心配する事ないと思うけどな」
5911「ん……ああ、シャックスか」
どうやら顔に出ていたらしい。もうすぐネフィの出産なのだ。万に一つもないくらい準備はしているけれど、それでも心配になってしまうのだ。
「まぁ、心配なのはわかるけどよ……でもボスなら何があっても対処しきれるぜ?」
「まあ、貴様のお墨付きなら間違いなのだろう」
「そりゃ、身籠ってから出産に関する医学を魔導書も一般知識も問わず凄い勢いで覚えていったからな……もう出産に関しての知識は医療系専門の俺と同等ですぜ」
「ネフィと我が子に関わる重大な内容だ。魔術でなくとも必要なら学ぶ」
「むしろ人体の欠損部分すら補填できるボスの魔術なら俺以上の対応が出来ると思うんだが……それだけ知識と技術あれば心配する事ないと思うけどな」
medekuru
DONEまどめの二次創作です。以前バルバロス人質書いた時に逆バージョン描きたくなったんです。
因縁と因果と約束と「アノガキ……コノ怨ミヲ……」
「アイツノ身体サエ……手二入レバ……」
とある廃墟を一人の魔術師が歩いていた。
彼の専門分野はネクロマンシー。とはいえまだようやく駆け出しを卒業したかと言うくらいのレベルではある。知識を蓄える為、昔それなりに力があったと言われている《怨嗟》アンドラスの遺産を求めてきたのだ。彼の隠れ家だと言われてた場所を転々と巡って今回はここにたどり着いた。
「ちっ、めぼしい物は見当たらないか……漁られた形跡もないし今回の場所はデマだったか……?」
一通り調べて部屋を出ようとしたところ、部屋の入り口にゴースト……いやリッチだろうか?いつの間にか佇んでいた。
「入ってくる時にはいなかったと思うが……まあいい。こいつに聞いて何も無ければ引き上げるか」
28034「アイツノ身体サエ……手二入レバ……」
とある廃墟を一人の魔術師が歩いていた。
彼の専門分野はネクロマンシー。とはいえまだようやく駆け出しを卒業したかと言うくらいのレベルではある。知識を蓄える為、昔それなりに力があったと言われている《怨嗟》アンドラスの遺産を求めてきたのだ。彼の隠れ家だと言われてた場所を転々と巡って今回はここにたどり着いた。
「ちっ、めぼしい物は見当たらないか……漁られた形跡もないし今回の場所はデマだったか……?」
一通り調べて部屋を出ようとしたところ、部屋の入り口にゴースト……いやリッチだろうか?いつの間にか佇んでいた。
「入ってくる時にはいなかったと思うが……まあいい。こいつに聞いて何も無ければ引き上げるか」
medekuru
DONEまどめ二次創作になります。バルバロス人質ネタ
「俺を人質に取ったところで要求を飲む馬鹿はいねえ」
このバルバロスを思い知らせてやりたかったんです……!
自己犠牲の守護者達『シャスティル殿少しお耳に入れておきたい情報が……』
いつも通りバルバロスは煉獄で魔術の研究をしてると、シャスティルに繋げてる影から気になる内容が聞こえてきた。
『どうした? アルフレッド』
『まだ確認はとれていないのですが、どうにもシャスティル殿を陥れようと計画してる輩がいるそうなのです。動機や手段などは不明ですが市井でそのような噂が流れてるらしく……』
あのポンコツはまた狙われてんのか。最近は少しずつ共生派に賛同するやつも出てきたが立場上内外から狙われやすいのは変わんねえ上に少し前から自分との駆け落ち疑惑までかけられてる。まぁ駆け落ちではないのだが。
それでも自分との関わりが公になったのは変わりはない。聖騎士と魔術師がつるむのをよく思わねえ奴なんざいくらでもいるだろう。教会側なんて特にだ。
20124いつも通りバルバロスは煉獄で魔術の研究をしてると、シャスティルに繋げてる影から気になる内容が聞こえてきた。
『どうした? アルフレッド』
『まだ確認はとれていないのですが、どうにもシャスティル殿を陥れようと計画してる輩がいるそうなのです。動機や手段などは不明ですが市井でそのような噂が流れてるらしく……』
あのポンコツはまた狙われてんのか。最近は少しずつ共生派に賛同するやつも出てきたが立場上内外から狙われやすいのは変わんねえ上に少し前から自分との駆け落ち疑惑までかけられてる。まぁ駆け落ちではないのだが。
それでも自分との関わりが公になったのは変わりはない。聖騎士と魔術師がつるむのをよく思わねえ奴なんざいくらでもいるだろう。教会側なんて特にだ。
medekuru
DONEまどめの二次創作バルバロスの研究テーマに関する妄想と自己解釈を詰めた内容です。
初めて書いたものなので、内容がお粗末なのはお許しください。
探し物を求めて「そういえば、あなたと同じくらい転移魔術が得意な魔術師を知らないか?」
協会の仕事後、恒例となったお茶会の雑談中にシャスティルはバルバロスにそう尋ねてきた。
「あ? なんだよ。教会に治癒系以外のお抱え魔術師でも欲しいってか?」
面白くない、とバルバロスは思う。それならば自分を頼ればいいのに。他のやつらに便利屋扱いされるのは癪だけどシャスティルなら話は別だ。転移魔術の力を借りたいなら雑用くらいやってもいいと思う。
まぁ、その際に自分は悪態をつくだろうけど……こいつの頼みなら命に関わらない限り聞いてやってもいいのに。
「いや、そうではなくてだな。最近ある魔術師の事件が何度も発生しているのだ。その魔術師は転移転送に長けていて中々捕まえられないらしいんだ。あなたはそういった魔術が得意だろう? だから同じように得意な人を知ってるんじゃないかと思って」
8007協会の仕事後、恒例となったお茶会の雑談中にシャスティルはバルバロスにそう尋ねてきた。
「あ? なんだよ。教会に治癒系以外のお抱え魔術師でも欲しいってか?」
面白くない、とバルバロスは思う。それならば自分を頼ればいいのに。他のやつらに便利屋扱いされるのは癪だけどシャスティルなら話は別だ。転移魔術の力を借りたいなら雑用くらいやってもいいと思う。
まぁ、その際に自分は悪態をつくだろうけど……こいつの頼みなら命に関わらない限り聞いてやってもいいのに。
「いや、そうではなくてだな。最近ある魔術師の事件が何度も発生しているのだ。その魔術師は転移転送に長けていて中々捕まえられないらしいんだ。あなたはそういった魔術が得意だろう? だから同じように得意な人を知ってるんじゃないかと思って」
Yatsushiro_tks
DOODLE前ちらっと呟いていたただただバルバロスが可哀想な感じのバルシャスザガネフィ前提の悪友組です口は大災害の元。「そういやザガン、最近はあのエルフとどうよ?」
「無表情で家事をしていても声をかけると嬉しそうに返事をしてくれたり、城に帰ればどんなときでも出迎えてくれる所に毎回感謝している」
ーー想像の10倍は濃厚な惚気帰ってきやがった…
全く持って大した意味も興味も無かったというのに。酒場の一席にて、久しぶりに悪友と酒を煽っていたバルバロスは、自分の失言を深く後悔した。
「この前など、俺が本で見ただけの遠方の地の菓子を、わざわざ再現してくれてな。何気なく洩らしただけだというのに本当に察しが良いというか良すぎて泣きそうというか」
「いやうん。いいよもう分かったからお幸せに」
「あと最近はよく素直に膝に乗ってくれるんだが、頭を撫でると耳が微かに揺れるのが小動物のようで愛らしい」
1349「無表情で家事をしていても声をかけると嬉しそうに返事をしてくれたり、城に帰ればどんなときでも出迎えてくれる所に毎回感謝している」
ーー想像の10倍は濃厚な惚気帰ってきやがった…
全く持って大した意味も興味も無かったというのに。酒場の一席にて、久しぶりに悪友と酒を煽っていたバルバロスは、自分の失言を深く後悔した。
「この前など、俺が本で見ただけの遠方の地の菓子を、わざわざ再現してくれてな。何気なく洩らしただけだというのに本当に察しが良いというか良すぎて泣きそうというか」
「いやうん。いいよもう分かったからお幸せに」
「あと最近はよく素直に膝に乗ってくれるんだが、頭を撫でると耳が微かに揺れるのが小動物のようで愛らしい」