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    ブラッド

    notyokkk

    TRAINING【創作企画AOG】
    冷慈vsニヒツさん(孤鴉ん家)
    お名前だけブラッドくんも
    悪敵手。 惑星アクライアのとある街角、ヤンキー漫画でよく出てきそうな倉庫の中で厚い靴底でアスファルトを踏みにじる音が一つ鳴った。
    とある別の惑星の女子生徒からとんでもないデートの誘いをもらい、英雄色を好むという言葉通り、それを受け取ったアクライアの銀狼に甘い空気などはありはしないのだが。
    むしろ彼から出るのは存在感だけで、そこに立っているだけでただのファッションヤンキーであれば逃げ出してしまうだろう。そんな恐ろしい空気を纏う男に怯みもせず、デートの申し込みをしてきたのはセロスファクトリー在住の同い年の女子生徒、AHEADに所属しているらしいニヒツ・グリュック・リーベルノだ。
     彼女からの誘いが来た時点で面倒な予感にかられたアクライアのヤンキーアニキ満田冷慈は事前に自身の後輩であり友人であり戦友であり好敵手であるブラッド・ベロニカへと情報を求めにいった。なんでも部の部長であるあの男であれば、頼めば動いてくれるだろうとわかりきっていた。どういうわけか、いや、ブラッド・ベロニカも目をつけられていたというべきか、彼はニヒツのことを知っているようでその部分を語ってくれた。
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    plenluno

    PROGRESSブラッドリー・ベイン船長が見たかっただけの海賊モチーフイベスト風ストーリー第1話です
    イベスト同様10話完結になる予定
    ブラネロの人間ですがキャラ同士の関係性はなるべく本編と同じくらいを目指します

    あらすじ
    西の国と北の国の国境付近の海域で漁船が次々と消息を絶っているという報告を受け、賢者の魔法使いたちは調査に赴く。西の国のある漁村で彼らが耳にしたのは魔の海域・通称〈聖域〉のうわさだった―――。
    海霧に霞む哀慕のカルタ・ナウティカ 
     金銀財宝、宝石、誰かの命。2人一緒に大海原を駆けずり回って、奪って奪って奪いつくした。相手が命を懸けてでも守りたいものを、こちらも命を懸けて奪う。魂と魂がぶつかり合い、心地よい高揚感に包まれる。なぁ、×××。俺はてめえと一緒ならどこまででも行ける。だから―――、

    1話
     「こんにちは、賢者様。なにやら悩ましげなお顔をなさっていますね」
    食堂で依頼書とにらめっこしている賢者に声をかけたのはシャイロックだ。
    「実は、西の国と北の国の国境付近の海域で漁船の連続行方不明事件が発生しているそうで…」
    「そりゃ大変そうだな」
    ネロがお疲れ、賢者さんと声をかけて紅茶の入ったティーカップとブリティッシュスコーンの乗った皿を賢者の前に置いた。
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